「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(3/6分:荒木和博の巻)(追記・訂正あり)

NHKスペシャル日航ジャンボ機事故・空白の16時間』(追記あり
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586697/index.html
 「日航ジャンボ機墜落*1から墜落現場へ警察や自衛隊が行くまで」16時間という異常な時間がかかった事*2についてのドキュメントです。「民放はやらないことをやる、NHKらしい社会派」つうか「最近の籾井に支配されたNHKらしくない社会派」つうか「自衛隊や警察の問題点を指摘する好番組」だったかと思います
(結論があやふやで、もやもやする点はありますし、事故当時、いや事故当時が無理でも30年後(2015年)ではなく10年後(1995年)とか、20年後(2005年)とかもっと早い時点でこの追及報道をやってればもっとすばらしいのですが。これを機に自衛隊と警察の責任追及が始まれば幸いです)。
 偶然このNHK番組に気付いて良かったと思います。なお、このNHK番組は『8月7日(金)午前1時30分〜午前2時20分』に再放送予定なので「今回、見なかったが是非見たいという方」は録画したらよろしいかと思います(以下の感想はメモを取りながらではなく記憶で書いているのでおそらく「細部では」正確性に欠ける点があることをお断りしておきます)。
 「あんだけ、でかいジャンボ機が墜落して、ガソリンが燃え上がって山火事になって空から自衛隊ヘリも目視で確認してるのに何で墜落事故発生から警察や自衛隊が現場到着するまで16時間かかるんだよ。ふざけんな!」と警察と自衛隊には憤りを覚えざるを得ない。
 で「自衛隊関係者や警察関係者への取材」によるNHKの結論ですが「当時としては科学的限界から、自衛隊も警察も正確な位置確認が難しかった。さまざまな情報が交錯して混乱を究めた(当時の自衛隊や警察関係者の発言)」。
 その結果、実際の墜落場所は「御巣鷹山群馬県上野村)」であり群馬県警自衛隊上野村を捜索すべきであったにもかかわらず、当初、「御座山(おぐらさん:長野県北相木村)」と誤認識し、長野県警自衛隊北相木村を捜索するという重大なミスを犯し時間を浪費します(当初メディア記者や「日航の事故対応係」も、警察と自衛隊の誤認識に引きずられて「御座山説」を採用していた)。
 NHKキャスター(当時)の木村太郎が「NHKニュースセンター9時」で警察・自衛隊の発表として「御座山説」を語る当時の映像は見ていていたたまれないものがあります。
 ご存じでしょうがわずかながら生存者もいるわけです。また生存者は「泣き声やうめき声も聞こえた」と証言してますから、当然ながら遺族が「もっと早く御巣鷹山に行っていればウチの子も助かったのではないか」「何で御座山なんか捜索するんだ!」などという憤り、無念を感じるのは仕方ないでしょう。
 実は「ジャンボ機らしいものが墜落するのを見た」という上野村住民の目撃証言などはあった*3のですが、何故か「北相木村で山火事」という「出所不明な謎情報」が重要視されることになります。
 その「謎情報(御座山情報、北相木村情報)」が何故誕生したのか、何故「重要視されたのか」、何故「御巣鷹山情報、上野村情報を無視したのか」は番組を見ても、さっぱりわからず*4自衛隊と警察の奴ら、ガセネタに踊らされやがって許せない」「上空からヘリで確認したのに自衛隊は何で間違えるんだ!*5」「俺が遺族なら当時の自衛隊&警察関係者(防衛庁長官*6政務次官*7国家公安委員長*8含む)ぶっ殺してるかもしれないと思う!(少なくとも防衛庁長官国家公安委員長の更迭要求はしている)」という憤りが自衛隊と警察に対してふつふつと湧いてきます。これほどの「自衛隊や警察」への憤りは「なだしお事故やあたご事故以来」「桶川ストーカー事件以来」かもしれません(番組を見る限り取材に応じた当時の警察、自衛隊幹部から遺族へのわびの言葉一つないことも憤りをヒートアップさせてくれる)。
 ああそれと「在日米軍がヘリを出動させて捜索する用意があると言ったのに日本政府が断った」つう番組の指摘も大変引っかかる指摘でした。断らなければ見つかったと「無責任な事」は言いません。
 米軍も「神様、仏様、米軍様」ではありませんので。
 がやはり「何故断った」感はあります。日本側が見つけるのに16時間もかかってるわけですからね。
 断った理由は番組を見る限りでは不明です。「自衛隊や愛国保守の歪んだプライド、面子(外国の手など借りられるか)」か、はたまた「共産党など反米左派の批判を恐れたか*9」、それとも他に理由があるのか。
 まあ、「拉致被害者家族会が外務省や自衛隊を『何で拉致被害者を救出できない、外務省!、交渉まともにしてるのか』『自衛隊は何で北朝鮮拉致被害者救出の為に突入しないんだ、そんなに命が惜しいか、腰抜け』などと糞味噌に非難する」のよりは「日航ジャンボ機墜落事故遺族が『何で自衛隊と警察は発見に16時間もかかったんだよ、手前!』『御座山なんか見当違いの場所、捜索しやがってこの野郎!』『何で米軍の捜索協力の申し出を断ったのか言ってみろ!、手前16時間も捜索に時間がかかる無能の癖によくも米軍の申し出を断れるもんだな!』『アレか、自衛隊がミサイルで撃墜したのがこの事故の真相だから、陰謀発動して16時間の間に証拠隠しやってたのか?。だから米軍にも協力要請しなかったのか?(もちろん皮肉、嫌み*10ですが)』などと自衛隊や警察を糞味噌に罵倒する方」がまだ正当性があると思います。
 まあそれはともかく。
 「30年前の事件」ですので「今とは違う」でしょう(今ならGPSでもっと楽に位置確認できるという説明も番組でありました)。しかし「日本国内の事故ですら」位置確認がこれほどまで困難を極めたことを指摘したいと思います(もちろん混乱状態とは言え「言い訳の許されない重大なミスを当時の自衛隊と警察が犯した疑い濃厚」ですがそれはひとまずおきます)。当然ながら「北朝鮮拉致被害者について居場所を自衛隊が把握する」なんて無理です。
 「御座山情報というガセネタに踊らされた警察と自衛隊」には「馬鹿野郎、糞野郎、このチンカス野郎、税金で食ってる癖にふざけんな、警察と自衛隊は死ね、死んで遺族にわびろ」「そんなんで手前ら有事に役立つのか!」と憤りを覚える俺も北朝鮮関係では自衛隊や警察を非難する気にはあまりならないですね。なぜなら日航機事故では「上野村情報、御巣鷹山情報」がかなり早い時点で出ていたのに、何故か「北相木村情報、御座山情報*11をセレクトする」というミスを犯していますが北朝鮮関係ではその種の話は分かってる限りではないからです(無理矢理「自衛隊による被害者の場所」探索つながり(?)で北朝鮮ネタで落とす)。
 ああ、それと「北原遥子」が「遺影」で登場しましたがやはり美人ですね。惜しい美人を亡くしたと思います(北原については■ライプツィヒの夏『世の中ここまでひどい迷惑をうける人がいる(北原遥子のこと)』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/8b5172c168f5018f0aed6a7a647e0102)参照)。
 番組では「新人女優として活躍していた吉田由美子さん(本名)」としての紹介でしたが(芸名を言わないのはやはり「NHKだから」でしょうか)。『由美子へ』の著者であるお母様・公子さんも遺族として登場してましたですね。「北原の死を受け止めることができず」、北原の部屋をそのまま残してきたそうですが「お母様も高齢化してきたため」部屋を片付けるというか、整理するというか、何らかの対処をしたいとのことでしたね。つうことですので「横田夫妻も公子さんを見習って」、『めぐみさんの死*12を受け止めた上での平壌移住&孫との生活』でも目指したらいかがでしょうか(再度、『娘の死を受け止めなさい』つながり(?)で無理矢理北朝鮮ネタで落とす)。

【8/10追記】

8月10日の報ステ
【特集】日航機墜落事故からまもなく30年。もっと早く墜落現場を特定することはできなかったのか。2人の元自衛官の口から新たな事実が語られた。

つうことで先日のNスペと全く同じネタが取り上げられていました。上野村情報が無視されたことについて「森繁弘・航空幕僚長(当時)」は今回のテレ朝の取材で「それが事実*13なら、自衛隊の重大な判断ミスと言われても仕方ないかも知れない」と言ってましたが小生もそう思いますね。今からでも責任追及すべきじゃないのか。


拓殖大学海外事情研究所『「ファシズム」とは何だろうか?』(遠藤哲也)
http://www.kaiken.takushoku-u.ac.jp/column.html
 一般に「ファシズム」の特徴としては「反共右翼主義」があげられるわけですがそうなると「反共主義の右翼独裁ならファシズムなのか?」「台湾の蒋介石や韓国の朴チョンヒ、チリのピノチェトなどもファシズムなのか?」と言う問いが生じるわけです。まあ、これまじめに考えると結構難しいかも知れないですね。そう言う意味では遠藤のこの文章内容をどう評価するかに関係なく「ファシズムとは何か」は結構難しい問いでしょう。
 なお、この遠藤某の文章は全く評価に値しません。なぜなら「日本はファシズムじゃない」という結論ありきだからです。ぶっちゃけそれしか言ってない。
 日本の戦前について言えばファシズムと呼ぶべきかどうか*14はともかく「ファシズム国家・イタリア、ドイツ*15」と同盟を結んでいた日本が「ファシズムに親和的な国家*16」であったことは間違いないでしょう。
 なお、遠藤がファシズムと呼ばれることを嫌ってるように「今の社会においてはウヨですらファシズムを評価する人間はほとんどいません」が「イタリア、ドイツと同盟を組んでいた時代の日本」においてはファシズムという言葉は別に「非難の言葉」ではありませんでした。「親イタリア、親ドイツ」の日本人にとってはそれは別に「非難の言葉」ではなかったわけです。

 中国の蒋介石ほどファシズムに対する共感を隠そうとしなかった国家指導者は無いでしょう。蒋介石お抱えのナチス・ドイツ軍事顧問団は対日攻勢を訴え、それはドイツ軍の兵器や鉄帽で装備した国民党中央軍によって上海で具現化しました。

 拓殖教員らしい無茶苦茶ブリです。ドイツの蒋介石支援は「ナチドイツになってから始まったわけではなく」、それ以前からのものです(ウィキペ「中独合作」参照。ただしウィキペに寄ればナチス政権になってから軍事支援の額は中国を重視した政権によって大幅に増加される)。
 ウィキペ「中独合作」によれば

 中国が外交相手にドイツを望んだのは、ドイツが技術力を持っていたという以外にもいくつかの理由があった。
 イギリスなど他のヨーロッパの国々は未だ帝国主義的であり、中国国内の反帝国主義運動の主対象となっていたが、これに対してドイツは第一次世界大戦で世界各地の植民地を失い最早帝国主義的政策の推進を諦めていたため、中国人に対する受けがよかった。また、国民党の蒋介石は、ドイツが近年になってビスマルク首相の元で国内統一を果たしたことが、中国再統一の上で大いに参考になると考えていた。このようなことから、中国はドイツが中国の国際的地位の向上を遂げる上で重要な役割を果たすと見なしていた。

だそうですからこの記述を信じれば中国のドイツとの交流は「ナチへの共感」とかそう言う話じゃないわけです。
・ナチドイツは「蒋介石支援は国益になる」と思ったから「ナチ政権成立以前からの中国支援」を継続しました。
 最終的には日独軍事同盟への配慮から支援をやめますが。なお、こうした「日独同盟とドイツの蒋介石支援の矛盾」を「日中戦争終結」で解決しようとしたのがドイツの「トラウトマン和平工作」でしたが中国を舐める日本が乗り気でなかったため失敗しました。トラウトマン工作が成功していたら、あるいは「工作失敗後にドイツが日本との同盟を切ってむしろ中国を選んでいたら」歴史はどうなっていたのかというところですね。日本はドイツまで中国側に回ってしまっては、日中戦争をあきらめ、「日中戦争の泥沼化とその後の太平洋戦争で日本人が大量に死亡する」「真珠湾攻撃後、日本への反発から米国で起こった日系人強制収容」という「実際に起こった悲劇」はなかったかもしれません(ただその場合、天皇主権国家が長く続いたのだろうかと思うと少し複雑な気持ちです。中国共産党政権の誕生や米国の国際社会での地位向上もなかったかもしれませんが日本人の小生にとってはそれはまあどうでもいいことです)。
・一方、蒋介石だって「ナチドイツの軍事支援」を「ナチ以前のドイツの支援は受けたが、ナチなんか嫌いだ」といって断れる程の余裕はないでしょう。「ダライラマが日本ウヨと野合したり、オウム真理教念仏宗無量寿寺から金銭受領したりする」のよりはまだ蒋介石の「ナチとの提携」の方がまともでしょう、ねえ、id:Mukkeさん(皮肉のつもり)

言うまでも無く、かの国は第二次大戦戦勝国に名を連ねています……。

「お前ら中国だってナチとつきあってたくせに何が反ファシズム抗日戦争だ」とでも言いたいんでしょうか。
 ナチドイツからの軍事支援受け入れって、蒋介石がやってたことで中国共産党関係ねえし。つうか「蒋介石の国民党相手」にだってそんな事言ったら「日本は喧嘩を売ってるのか」と完全に喧嘩になるし。
 ちなみに話が脱線しますがウィキペ「中独合作」はなかなか面白いです。

ウィキペ「中独合作」
・1935年1月、ドイツ軍事顧問団のファルケンハウゼンは、中国国防基本方針と題する対日戦略案を蒋介石に提出する。そのなかで、日本が攻撃してきたとしても、日本はソ連対策をとらざるをえず、また中国に利害をもつ英米とも対立すること、そして日本はそのような全面的な国際戦争には耐えられないこと、従って、中国は長期戦に持ち込み、できるだけ多くの外国を介入させることをファルケンハウゼンは提案した。
ファルケンハウゼンは蒋介石に対し、消耗戦に持ち込んで日本軍を疲弊させることを提案した。そうすれば、日本が徐々に消耗していくだろうと説明した。

だそうです。まあ、毛沢東共産党も似たような事言ってたかとと思います。誰しも考えることは似てくるようです。実際、中国は長期戦に持ち込み、それに日本は耐えられなかったわけですが。
また

ウィキペ「中独合作」
 中国とナチス・ドイツとの協力関係は、中国側の歴史研究では殆ど扱われていない。理由を北村稔氏は、「『日本のファシズム』を抗日戦争により打倒した*17と主張する国民党*18には、『日本のファシズム』の盟友で『歴史の罪人』となったナチス・ドイツとの親密な関係は、第二次大戦後には『触れてはいけない過去』になった」からだと、解説する。

だそうです。まあそう言う事実(ナチとの関係について触れたがらない)はあるのかも知れませんが、中国共産党や「台湾の国民党」も南京事件否定論者の北村だけにはそんな事言われたくないでしょう。北村のこうした物言いは中国共産党や「台湾の国民党」へのただの悪口でしかないわけですし。


■大森勝久氏のホームページに突っ込む

http://homepage3.nifty.com/omorisaiban/
 私は(中略)、北海道庁爆破裁判(死刑確定)の再審を求めて裁判を続けています。
(中略)
 なお、保守主義に転向した私は、かつての逮捕・起訴と確定裁判をまったく恨んでいません。

「え、恨めよ、死刑判決でたんだし」と思いますね。で大森氏が恨まない理由。

http://homepage3.nifty.com/omorisaiban/page043.htm
 先日、足利事件の菅家氏が、再審で無罪確定しました。しかし私の場合は、実際に、反日武装闘争をめざしていたのです。私は爆弾闘争をめざし(中略)ていました。
(中略)
 もし1976年7月2日、岐阜県可児町(当時)において、友人のD氏が警察の職務質問を受けて、持っていた除草剤などの爆弾材料を捨てて逃走する事件が起こらず、それによって北海道警が私の存在を岐阜県警から知らされることがなかったならば、私は遅かれ早かれ、準備を終えて爆弾闘争を実行していきました。
 北海道警は、私が投棄した物や、D氏が可児町事件で投棄した物を分析して、「大森は北海道庁爆破事件の犯人に違いない!」と思ったことでしょう。また、「もし仮に犯人ではないにしても、反日爆弾テロをやろうとしている人物であることは、証拠上明らかだ」と考えたはずです。
 しかし、逮捕するための証拠がありませんでした。北海道警察は「このような危険人物をみすみす逃してしまうことは許されることではない」と考えて、数々の証拠を捏造していくことになったのだと思います。
 これをどう考えるかです。確かに、刑事訴訟法に違反する逮捕と起訴と確定裁判(一審、二審、三審)でした。しかしそれがあったからこそ、私の近い将来の爆弾テロの被害から日本社会を守ることができました。私自身も、人を殺傷する罪を犯すこと、それを積み重ねていくことを阻止してもらったことになります。左翼時代の私は、これらを激しく糾弾していましたが、保守主義に転向してからの私は、この逮捕・起訴と確定裁判を恨む気持ちはまったく無くなっています。日本社会にとっても、私にとっても、良いことでした。

 いやそれ理屈としておかしいと思うけど。その逮捕起訴の結果「北海道庁爆破事件の真犯人がトンズラしてる」わけですからね(大森氏の冤罪主張を認めるならば、ですが)。


■ないはずがない
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/08/news195027810-d.html
 山口県北朝鮮は近いから「政府認定拉致が山口県になくても」絶対に山口県で拉致があるはずだと根拠レスで寝言かます荒木です。
 そんなんで拉致があると言えるなら「福岡や長崎でも拉致があると言える」って、よく考えたらそう言ってるのが荒木でしたね(呆)。そして北朝鮮から遠く離れた北海道や「海なし県の埼玉や群馬」でも拉致があると放言するバカが荒木です。

総理も談話を出すならこの70年間外国(北朝鮮に限らず)からやられっぱなしで国民を守れなかった政府の不作為に対して「痛切なお詫びと反省」を述べられたらどうかと思います。

 「北朝鮮の拉致に限らず」てのは具体的に何なんですかね。よくわかりません。旧ソ連の日本漁船拿捕でしょうか。どっちにしろ拉致と関係ない事言うなって話ですし、仮に「旧ソ連の拿捕」だとしてどうしろというのか。旧ソ連相手に軍事的対応なんて北朝鮮以上にできる代物ではありません。


■億に一つ
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/08/news19492789-ad.html

 6日クアラルンプールでの岸田外相と李スヨン北朝鮮外相の会談は何だったのでしょう。

 まあ、「それなりに意味があった」と思いたいところです。今のところ表に出てることは残念ながら「拉致問題について報告の督促を北朝鮮にしたと言う事だけ」なんですが。
 とにかく、少なくとも荒木のように根拠レスで「交渉なんか無意味だからやめちまえ」と暴論を吐くのは論外でしょう。交渉をやめてどうするのか。制裁が意味がないことは「小泉訪朝後、10年間の制裁」に「拉致解決という意味では効果がなかったこと」で明白です。もちろん拉致被害者の居場所も分からないのに自衛隊で救出するなんてことができるわけもない。
 まあ、荒木には拉致を解決する気がないから「交渉否定論」になるんですが、それに家族会がついていくことは本当に理解できません。

総理がクアラルンプールで北朝鮮に催促せよと岸田外相に命じたのは、少なくとも結果的には交渉が続いているというパフォーマンス、アリバイ作りでしかありませんでした。

 何が「アリバイづくり」なんですかね。今現在成果が出てないことは当然ながら「将来も成果が出ないこと」を必ずしも意味しません。つうか「現在の交渉を拙劣だとして否定する」のはまあいいとしても「私ならこう交渉する」というのならまだしも交渉否定論なんて論外です。交渉以外に解決の道はないのですから。

北朝鮮のみならず外務省の交渉への過大な期待はもはや捨てるべきです。

 交渉への期待を捨ててどうするのか。交渉意外に道はない以上「現在の外務省の交渉」について「期待を捨て全否定すること」が仮に正しいとしても「それにかわる外交交渉の道」を提示しなければ無責任なだけです。


辛光洙
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/08/news19482787-d6.html
 今さら「シンガンスの日本での足取り」なんか「素人探偵・荒木の探偵ごっこ」でわかるわけがないでしょう。そんな事を荒木も百も承知でしょうに「シンの住んでいたという場所を現地調査して真実に近づきたい」などと「嘘八百吐いて恥じない」のだから荒木には心底呆れます。
 いやそもそもシンの足取りを探って何か意味があるのか。拉致解決という意味ではそんなことにはもちろん何の意味もありません。

昨日首相の戦後70年談話に関する有識者懇の報告書が提出されました。私はそもそも談話自体を出すことに賛成できない*19ですし、歴史の評価を政府がするということ自体おかしい*20と思う

 やれやれです。勿論俺は「戦後70年談話」について荒木とは逆の意見です。「まともな談話なら大いに出すべきだ」と思います(あくまでもまともな談話ならば、ですが)。
 しかしここで問題にしたいのは、そういうことよりも、「これが巣くう会メルマガで流すべき事なのか」ということです。
 「巣くう会周辺の人間にはウヨしかいない」という認識がない限りこんな事は普通書かないでしょう。拉致に関係ない上、「拉致に関係ないのだからこの荒木の主張に反対する人間が巣くう会関係者にいて本来おかしくないから」です。巣くう会は「戦後70年談話について考えること」が目的の組織ではない。
 この荒木の所業に疑問を感じない人間しか巣くう会にはいないのでしょう。拉致が風化するのも当然の話です。


■「しおかぜコンサート2015夏」放送概要について 
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/08/2015news1947278.html
 出演者が見事なまでに無名人ばかりです。カネがないので「ただで出てくれそうな三流ウヨ芸能人をかき集めました」てところでしょうか。「赤旗まつりですら、八代亜紀を呼んでるのにお前ら何考えてるんだ?。そんなにカネに詰まってるのか?。それともやる気がねえのか?」と心底呆れます。


■「拉致より憲法
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/08/post-d3fe.html
 まあくだらない言いがかりですね。「社民党系組織」と書いて社民党に因縁つける気満々の産経と荒木ですが「幹部ならまだしも」、無名の一個人の発言をここまでギャーギャー騒ぐ馬鹿さには心底呆れます。しかも「巣くう会や産経が一方的に言ってるだけ」なので実際どう発言したのかは藪の中です(とはいえこれほどウヨがギャーギャー騒いでるのを見ればよほど勇気のある人でない限り、怖くて「私がした発言はこれこれこういう発言で産経の記事とは全然違う」などとはとても名乗れないでしょうが)。
 どう見ても産経や巣くう会は
1)護憲運動をネガキャンしたい
2)社民党に因縁つけたい
3)風化が進む拉致問題を何とかしたい(もちろん拉致解決という意味ではなく巣くう会の私腹が肥やせるという意味で)
という馬鹿げたことを考えてるとしか思えません。

もっとも「拉致より憲法」という意味では自民党も大差ありませんが。

 荒木ら巣くう会にとっては「自衛隊北朝鮮に突入する、憲法違反*21だろうが知ったことか」と叫ぶ人間が「立派な人間」ですからね。安倍ですらそんな馬鹿な事は言えないわけで、巣くう会にも「巣くう会にいつまでもついて行く家族会」にも心底呆れます。つうか荒木ら巣くう会の言ってる事ってどう見ても「拉致解決より北朝鮮打倒(軍事的打倒も含む)」なんですが。


■山本美保さんDNAデータ偽装事件の真相を究明する会
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/08/dna-news1946278.html
 すでに『山本美保さんの家族を支援する会』(http://www7b.biglobe.ne.jp/~yamamotomiho/)なるウヨ団体がありますが話題づくりのために今頃になって『山本美保さんDNAデータ偽装事件の真相を究明する会』なんて会を作ったそうです。
 つうかぶっちゃけ「そんなくだらないコトしなくていいから、とっとと山梨県警行政訴訟で訴えろよ」「弁護士の川人博*22もコミットしてるのに何で訴訟しないんだよ」「川人よ、過労死を認めない企業相手に訴訟起こしてきたのがお前だろ?。何で今回山梨県警に訴訟起こさないんだよ?」て話ですよねえ。
 「山梨県警は山本美保死亡という発表を取り消せ」でも「美保死亡という誤った発表で精神的苦痛を受けたので慰謝料を県警に請求する」でもまあ、訴訟の形式は何でもいい。裁判所が「違法訴訟」として門前払いすることはないでしょう。
 そうすれば「裁判所という公的な場」に警察が引きずり出され「裁判官という公正中立な第三者の判断を受ける」わけでこれは警察としてもうかつな対応はできない。仮に「原告勝訴、被告(県警)敗訴」という判決が出れば荒木らにとって万々歳です。そうなれば、「美保さんの件を報道してください」とマスコミに頼む必要も、安倍政権に「山梨県警に死亡認定取り消しを命令しろ」と陳情する必要もない。
 「裁判所のお墨付きで美保死亡が間違いだとされれば」、頼まなくてもマスコミは報道するし、山梨県警も死亡発表を撤回せざるを得ないわけです。美保さん死亡発表(2004年)から10年以上経っても、なぜそれをしないのか。「荒木らは自分らの主張に本当は自信がないのだ」と疑うほかないですね。

昨年9月3日に日弁連警察庁長官に対し鑑定書開示を求める勧告を行い

 日弁連は「遺族の疑念を解消するには鑑定書開示した方がいいんと違う?。開示しても問題はないと思うけど」としただけで「荒木の言う鑑定捏造疑惑」なんてもんを認めたわけでは全くありません。
 まあ、それはともかく。日弁連勧告には「法的強制力はない」ので警察は事実上無視しています。「繰り返しますが」この期に及んで県警相手の行政訴訟をおこさないなんて荒木一味は何考えてるんでしょうか?

さらに本年5月、森本美砂さんが政府行事でニューヨークに赴き各国代表の前でスピーチをしたことはこの事件があらたな段階に入ったことを意味する。

 やれやれですね。安倍は彼女に「スピーチさせた」とはいえ彼女の暴論「DNA鑑定捏造」を支持してるわけではありません。そして彼女のスピーチを聞いた各国代表も「この女、バカじゃね?」としか思わなかったでしょう。

顧問:大森勝久

 荒木が大森氏と親しいことは知っていますし、荒木が「大森氏冤罪説*23に立ってること*24」も知っています。が、「北海道庁爆破事件*25」で「最高裁で死刑判決が確定」しいつ死刑執行されてもおかしくない人間・大森氏を顧問にするとか何考えてるんでしょうか?。大体獄中にいる人間に実質的活動なんてできないででしょう。
 と同時に大森氏も常識がなさ過ぎる。こんな与太話にコミットすれば「大森の冤罪主張ってやっぱ命惜しさのデマだろ」「自分の支持者(荒木)ならどんなデマでも大森は支持するのかよ」「大森が犯人に決まってる、とっとと処刑しろよ」などという反発は避けられないでしょう。

会友(故人)
 山本光男(山本美保さんの父・元甲府警察署保安課係長)

 お父さんも「美保さん死亡発表前にお亡くなりになってる」のに勝手にこんなふざけた会の会友にされてはたまったもんじゃないでしょう。まあ、実際の所分かりませんがお父さんが存命なら「美砂(美保さんの妹)、お前の気持ちは私もよく分かるが現実は認めなさい。根拠もなく美保が生きてるとか、県警が鑑定捏造したとか言ってはあかん」とたしなめてくれたかもしれません。


■徴兵制
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/08/news19452784-c0.html

徴兵制をするためにどれだけの制度が必要で、導入すればどうなるか、社会的負担も自衛隊の負担も含め、現役であれ予備であれ階級章を付けたことのある人間*26ならそれが荒唐無稽なことは一目瞭然です。

と「徴兵制は現実的でないと言う男・荒木」が一方で

(注:安倍首相の答弁は)徴兵は憲法18条の禁じる「意に反する苦役」にあたり*27、改正も解釈変更もあり得ないというものでした。これはこれで異常です。

だの

(注:徴兵が)いやなら外国に行ってその国の国籍を取れば良いでしょう*28。もっとも、行った国で大抵はその国の国防の義務には服すことになるはず*29ですが。

だの言うのは訳がわかりません。徴兵が現実的でないなら「政府が徴兵・憲法18条違憲*30に立とう」が「徴兵反対の市民運動が起ころう」が別にいいじゃないですか。
 たとえば「政府見解や憲法学界通説、判例」では「死刑それ自体は違憲でない」「日本が採用している死刑執行方法・絞首刑*31違憲ではない」ですが「火あぶりやはりつけ、のこぎり引き、釜ゆで、石打ち処刑など一般に残虐な処刑と見なされているもの」は憲法36条に違反する「残虐な刑罰」と理解されています。で「火あぶりやはりつけ、のこぎり引き、釜ゆで、石打ち処刑が憲法36条違反なのはおかしい」「電気椅子や絞首刑、ギロチンや毒物注射と言った他の『合憲とされている』処刑方法と比べて別に残虐でも何でもない」なんて言う人間がいたら「いや火あぶりやはりつけ、のこぎり引き、釜ゆで、石打ち処刑を現代日本に導入する気はもちろんありませんが。今の絞首刑を変更する気は全くありません」「あくまで法解釈の話をしているのです」と言い訳したところで「こいつは今の日本社会に火あぶりやはりつけ、のこぎり引き、釜ゆで、石打ち処刑を導入したいのか?」と正気を疑われるでしょう。火あぶりなどを導入する気がないなら、『絞首刑を変更する気がない』なら「36条違反なんておかしい」と言う動機がないからです。
 荒木の場合も同じです。荒木は本当は「徴兵制を今の世に復活させたいのではないか」と疑いたくなりますね。つうか拉致と徴兵制と全然関係ないし。これを「巣くう会ニュース」としてメルマガ配信する神経には呆れますね。


■記者会見のお知らせ 
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/08/news19442782-38.html

内容
・DNAデータ偽装事件について
・しおかぜコンサート2015について
・その他

 まあ、まるきり内容のない記者会見ですよね。
「DNAデータ偽造事件ね?。進展あるんですか?。警察にも安倍政権にもあなた方の言い分は完全無視されてるんですよね?」「そういうことをおっしゃるのなら警察相手に行政訴訟でも起こしたらどうなんですか?。何で起こさないんですか?」で終わる話です。
 「しおかぜコンサート」も「でそのコンサートって拉致解決において意味あるんですか?。どれだけの客がいるんですか?」「有名歌手が来るんですか?」で終わる話です。まあ、「巣くう会ともめたくないが故」に記者は「来るのかも知れない」ですが記事になることはまずなく、記事になってもベタ記事で、読み手は「ふーん、そんなことがあったの?(それ以上興味も持たない)」で終わってしまうわけです。


アメリカ頼み
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/07/news194227731-d.html
 「自民の塚田一郎」「次世代の中山恭子」と言う極右参院議員二人が「荒木ら巣くう会」の依頼で、『安保法制が成立したら自衛隊北朝鮮に突っ込んで拉致被害者を助けるんですか?』と安倍に質問したそうです。
 まあ、ばかばかしいにも程がある。国会議員のする質問じゃないですよね。しかも中山は元外交官(元ウズベキスタン大使(キルギス大使兼務))ですからね。元外交官のする質問じゃないでしょうよ。荒木に寄れば安倍は

拉致被害者を救出することはわが国はできない。特に相手国の同意が必要*32であり北朝鮮がそれをするとは考えられない。
・だからアメリカに頼んでおり拉致被害者の情報も渡している。
拉致被害者を救出したアメリカの船が攻撃されたとき守れなくてはいけないからこのたびの法整備を行っている。

と答えたそうです。まあ、「もちろん突っ込みます。荒木さんに『家族会、拉致議連、巣くう会の要望通り自衛隊を突っ込むから安心してくれ、安倍はいつでも荒木さんたちの味方です』とそう伝えてください」と安倍が言わなかったことは一応評価できます。
 さすがの安倍だって「自衛隊北朝鮮に突っ込む」なんてことが現実的じゃないことくらい分かるわけです。防衛省も外務省も周辺諸国(6カ国協議参加国の米国、ロシア、中国、韓国)も皆反対するでしょう。
 ただ安倍の問題は
1)「自衛隊が突っ込めない理由をもっぱら法的制約のせいにしてること」と
2)「自衛隊の代わりに在日米軍に突っ込んでもらうかのようなこと、そして米国に突っ込んでもらったときの自衛隊の米軍後方支援のために集団的自衛権が必要であるかのように放言してること」
ですね。
 で荒木は1)については「法的制約なんか無視しろ、拉致被害者救出の為には何でも許される」と法治主義無視発言をかまし、2)については「米国が日本人拉致被害者という赤の他人のために動いてくれるか分からない、どっちにしろ日本政府には在日米軍の指揮権はない」といって安倍を非難するわけです。1)はともかく2)は「そこだけ取り出せば荒木の主張は正論」ですがそこから出てくる荒木の結論は「米軍ではなく自衛隊を突っ込め」だから話になりません。
 まあ、安倍がはっきりと「拉致被害者の居場所も分からないのにどこに突っ込むんですか?」「一番のネックは居場所が分からないことなんですよ」と言えばいいんですけどね。そうすりゃ荒木も「法的制約を無視しろ」なんてバカ言えませんから。
 でも荒木だと居場所が分からないというと「外務省も自衛隊も無能怠慢だ」とか非難するんですかね?。でも外務省も自衛隊も神様じゃないですからね。居場所が分からないのは当然でしょうよ。全然非難される事じゃない。荒木だって偉そうな事抜かしてますけど居場所なんかわからないわけですから。

 北朝鮮にしても、例えば内戦状態になって、一方の勢力が「拉致被害者の救出に協力する。自衛隊に元山*33まで来てもらって構わない。その代わり自分たちを支援して欲しい」などと言ったらどうするのでしょう。

 意味がわからないですね。
 先ず第一に内戦状態が仮に起こったとしてそんな都合のいい設定になる保証はないわけです。戦乱の中で早い段階で拉致被害者が皆死亡て可能性もある。
 第二にその「一方の勢力」とやらは普通に考えて「北朝鮮政府の一部」のわけです。内戦が起こってから「北朝鮮政府の一部」に「バーター取引」で拉致被害者を渡してもらうことを荒木が是とするなら、「今現在の北朝鮮政府」に「バーター取引」で拉致被害者を渡してもらえばいいじゃないですか。
 何で今現在バーター取引を嫌がるのか。
 つうか断言してもいいと思いますが、「荒木の言うような設定に仮になったとしても」荒木はやれ「あんなのは北朝鮮政府の残党だから信用できない、やらずぼったくりになる」「そもそも無条件で協力するのが当然だ」とか今とほとんど同じ事言って支援(つうかバーター取引)に反対しますよ。荒木ってのはそう言う男ですから。

本当に、こんな質疑答弁が国会で行われていることを拉致被害者が聞いたらどう思うだろうかと、頭を抱えてしまいます。

 「安倍答弁は酷い」という荒木が言うのとは逆の意味で、つまり「荒木なんてバカがでかい面してるなんて酷い」「荒木の同類がトンデモ質問を国会でするなんて酷い」と言う意味で拉致被害者は呆れるんじゃないですかね。拉致被害者は「自衛隊突入論なんか支持しないだけ安倍の方が荒木よりマシだ」と思うでしょうね。


参院審議続き
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/07/news194027729-2.html

 拉致問題に限りませんが重要な法案なのですから現実を遊離した議論ではなく、今現実になっている脅威をどうするかについてもっとかみ合った審議をしてもらいたい。

 やれやれです。「安保法案ができたら北朝鮮自衛隊を突っ込みましょうね」なんてののどこが「現実的」なのか?


参議院の安保法案審議で拉致問題に言及
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/07/news193927728-d.html

 先程拉致議連事務局長の塚田一郎参議院議員からご連絡をいただき、明後日30日午前中の参院安保法案審議の中で拉致問題に関して質問するとのことでした。私も拉致議連の総会で再三お願いし、22日の都内で開催された家族会・救う会拉致議連主催の集会では松本孟さん(松本京子さんのお兄さん)などから「なぜ安保法案の審議で拉致のことが扱われないのか」と厳しい指摘がありましたがやっと一歩進むか、という感じです。

 荒木がバカでクズだと言う事はわかりきってるので、荒木には今さら呆れません(怒りは覚えますが)。しかし塚田と言い、松本孟といい唖然ですね(特に政府認定拉致被害者松本京子の兄という当事者である孟には。正気でそれで「妹が救える」と思ってるんでしょうか)。拉致被害者の居場所も分からないのにどこに投入するのか。
 居場所が分かったってそんなリスキーなことには俺は反対ですが、それ以前の話です。居場所もわからないのに投入したって救えるわけがないでしょう。自衛官の命が危険にさらされるだけです。
 塚田質問後の問題は
1)安倍政権側がどう答えるか
2)与野党がどう対応するか
3)世論の動向でしょうね。
 まあ、さすがに1)「安倍政権が自衛隊投入を公言」、2「与野党がそれを支持」、3「世論も安倍を支持」なんて事はないと思います(荒木はそれを期待してるんでしょうし、俺も「その危険性を全く危惧しないわけではない」ですが。何せ安倍は何考えてるか分からない極右ですから1)で塚田に媚びる可能性は「ゼロではない」。拉致問題では世論もかなり北朝鮮に敵対的ではあります。ただ1)で荒木、塚田らに安倍政権が媚びた場合もその場合もむしろ「安倍総理らの考えは危険きわまりない」と「極右以外からは」さすがに批判が出るんじゃないですかね)。
 1)からして「荒木や塚田の希望するような自衛隊投入論を公言」したりはしないでしょう(安倍政権にそれなりの常識があれば、ですが。「巣くう会ともめたくないので塚田の質問は自民党として一応認めたがそれ以上のことは安倍政権はしない」で終わって欲しいところです。)。
 何度も言いますが「自衛隊投入なんて馬鹿な事が言えない理由」は先ず第一に「拉致被害者の居場所も分からないのに投入しようがない」からです。
 第二に「そんなことを公言すれば日朝交渉が完全にぽしゃりかねません」。
 第三に「そんなことを公言すれば今ですら関係が良くない中韓との関係がさらに悪くなります」。
 まあ、第1から第3の問題は「極右の荒木にとってはどうでもいい」のでしょうが。

問題になっている邦人救出の際の「相手国の同意」の問題

 もちろん「相手国の同意」というのは「法的な問題」はあるでしょう。しかしむしろもっと大きな問題は「現実的要請」でしょう。
「相手国の同意無しで自衛隊が邦人を救出できるのか?」
相手国の同意がないというのは
1)相手国が自衛隊を受け入れる気がない*34自衛隊が相手国の支援、協力を期待できない。場合によっては敵視して相手国が自衛隊の活動を妨害するかも知れない
2)戦乱状態、無政府状態自衛隊に同意を与える相手国が存在しない(この場合も内戦状態での諸勢力が自衛隊に協力しないであろう事、場合によっては敵視して妨害するであろう事は一緒です)
のどちらかでしょう(話を北朝鮮に限定していません、イスラム国人質事件のようなケースも想定しています)。
 どっちであれ救出作戦は困難をきわめます(相手国の同意があったって救出は楽ではないでしょうが)。自衛官だけが死亡する失敗の可能性が高い。いや失敗するだけならいいですが「自衛隊が戦乱の当事者になってしまったあげくその戦乱から思うように抜けられない」という危険性すらあるわけです。こうなるとまさに今野党が批判しているように「専守防衛の枠を踏み越え世界中で戦争が起こせる自衛隊」になってしまいます。まあ荒木は極右ですからそれでいっこうに構わないのでしょうが。


■休戦
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/07/news193727727-5.html

 始末が悪いのは、南北共に本気で統一したいと思っているわけでもなく、またできる状況でもないということです。双方の軍事力では相手側を制圧することは不可能ですし、北朝鮮がやろうとすれば中国が、韓国がやろうとすれば(北朝鮮以上にあり得ません*35が)米国が許しません。

・荒木の主張とは違いどちらの国も「統一したい」とは思ってるでしょうね。
 ただし「とにかく統一すればいい」とは思ってないでしょう(これは東西ドイツ統一なんかもそうでしょうが)。北朝鮮からすれば「ヨンビョン島砲撃事件の刑事責任を金正恩政権高官に取らせたい」とか言われても困るわけです。自分がムショに入れられたり、最悪死刑になったりしてまで統一したいとは北朝鮮政府高官連中も思ってないでしょう。
 一方韓国側も「北朝鮮のズタボロの経済に引きずられて韓国経済が沈没しても構わない」とはさすがに思ってないでしょう。要するに「最低限、政府高官連中の身の安全を保証すること(北朝鮮にとっての統一条件)」「経済大国は無理でも統一しても何とかやってける程度の経済力に北朝鮮経済を立て直すこと(韓国にとっての統一条件)」が統一条件として必要だと言う事です。
 おそらく太陽政策とは「経済大国は無理でも統一しても何とかやってける程度の経済力に北朝鮮経済を立て直すこと(韓国にとっての統一条件)」を目指していたんでしょう。そう言う意味では荒木のような極右の非難と違い「太陽政策」及び「その実施者たち(金大中盧武鉉)」は北朝鮮シンパでも何でもない。そしてそう言う意味では「統一実現には長時間かかること」「自分の政権時代にはおそらく実現しないであろう事」は覚悟していたでしょうが金大中盧武鉉氏は「統一にかなり本気だった」ということです。
 まあ、それはともかく「俺の考える統一条件」を満たさない限り「平和的統一」つうのは難しいでしょうね。もちろん軍事的統一なんてリスキーすぎて論外ですから「分断状態が続くこと」にならざるを得ないでしょう。中露は「統一韓国が中朝、露朝国境に米軍なんか貼り付けても困る*36から、今のママが一番ええわ。北朝鮮軍なんて米軍程の脅威と違うし」と思って北朝鮮支援するでしょうし。
・なお

双方の軍事力では相手側を制圧することは不可能

てことはないでしょう。「ミサイルはともかく通常兵器はしょぼい」北朝鮮はともかく韓国側について言えば「やろうとすれば一応やれる」でしょう。ただそんな事をすれば北朝鮮の反撃*37で何人*38死ぬか、韓国経済がどれほどのダメージを受けるか恐ろしいことになるわけです。「北朝鮮に勝ちさえすれば何人死のうと経済がダメージ受けようと構わないんです」つうわけにはいかない。また場合によっては中国が参戦してくる恐れがある。そう言う意味でまあ、荒木が言うように「韓国がやろうとしたら米国が反対する」でしょうがそれ以前に韓国政府がそんなことやらないでしょう。
 朴チョンヒ時代に「青瓦台襲撃事件」に怒った朴は映画にもなった「シルミド計画(報復としての金日成暗殺計画)」というのをスタートしますが結局は実行しませんでした。もちろん米国もそんな計画には反対*39しましたが、まあ、米国の反対がなくてもあきらめたんじゃないですかね。あまりにもリスキー過ぎる話だからです。

できないなら諦めて休戦を終戦にする、つまり南北双方が相手の政府を承認し、現在の休戦ラインを国境線にするしかない

 まあそういうことですがそうすると「相手は国じゃない、ただの反国家団体だ」という建前を捨てることになるわけです。まあ、俺なんか「捨てていいジャン、北朝鮮も韓国も国連加盟してて世間的には国扱いなんだし」と思うのですが南北双方に「あいつらを国だなんて認められるか!」「お前ら、あいつらの手先だな、売国奴!」などという「捨てられないタカ派連中」がいるんでしょうね。まあ正式に『終戦と相互国家承認』が実現すれば状況はいい意味で大きく動くと思います。
 日本ですら産経なんか以前「南樺太(南サハリン)はサンフランシスコ講和条約で放棄したが、ロシアにやったんじゃない。あそこは法的にはどこの土地でもないんだ」なんて無茶苦茶言ってますからこの種のタカ派は本当に困り者です。
 もともとはロシアの土地を「日露戦争で日本が奪っただけ」なんですからそんな事言うのは本当に馬鹿げています。つうか今さら南樺太なんか「日本にあげます*40」とかロシアに言われても「南樺太に住んでるロシア人どうするんだよ?。日本でロシア系日本人として受け入れて自治区でも作らせるのか?。それとも日本が金銭負担してでも全員ロシア本土に移住してもらうのか?」つう話*41ですが。産経もその辺りは全く考えてないで、だぼら吹いてるだけでしょう。

 わが国も含めて周辺国は朝鮮半島で面倒なことは起きてもらいたくないというのが共通の利害

 そりゃ当たり前でしょう。平和統一ならともかく戦争なんか起こされてはたまったもんじゃありません。

拉致被害者全てを帰国させ真相を究明*42するには北朝鮮の体制変更は必要不可欠

 バカも大概にして欲しい。別に体制変更なんかしなくても北朝鮮が「返す」と言えば解決するわけです(生存拉致被害者などもはや一人もいない可能性もありますがそれを言い出すと話がぐちゃぐちゃになるので生存拉致被害者はいるという前提で話を進めます)。
 問題は「どうやって北朝鮮に返すと言わせるか」という「交渉テクニック」のわけです。
 大体どうやって体制変更するのか。イラクやアフガンのような内戦でも起こしてしまえば「帰国させる」どころか拉致被害者全員死亡は避けられないでしょう。平和統一できるという保障はどこにもないわけです(そもそも荒木ら巣くう会は平和統一でなくてもいいと公言してるから論外ですが)。
 つうかそもそも荒木は

・(注:軍事統一を)北朝鮮がやろうとすれば中国が、韓国がやろうとすれば(北朝鮮以上にあり得ませんが)米国が許しません。
・わが国も含めて周辺国は朝鮮半島で面倒なことは起きてもらいたくないというのが共通の利害

と言っていたわけでそこから出てくる結論は「体制変更なんか無理」でしょうに。
 で「どうやって返してもらうか」という交渉テクニックですが、これはやはり「お土産を用意すること」が不可欠でしょうね。小泉訪朝が成功したのはそういうことですから。
 「お土産を用意する」というと巣くう会や拉致議連といったウヨどころか、家族会まで激怒するので頭痛がしてきます。じゃあお土産無しでどうやって解決するのか。
 超法規的措置で人質解放を実現した「ダッカ事件」と話は同じでしょう。
 なお、「話が脱線します」が、ダッカ事件当時の総理・福田赳夫*43の息子・康夫氏*44拉致問題で日朝交渉派だったというのは単なる偶然かもしれませんがもしかしたら「超法規的措置で『赤軍派に屈服した』とタカ派から叩かれてもオヤジが人質解放を最優先したことは正しかった。俺もオヤジ同様『北朝鮮に屈服するのか』とタカ派に言われても拉致解決を最優先する(康夫)」という「何らかのつながりがある」のかもしれません。
 それはともかく、もちろん「人質が死んでも構わない、赤軍派の要求には応じない」とか「拉致被害者が帰国しなくても構わない、北朝鮮にはお土産を出さない」というのも「是非はともかく」考えとしてはあり得ます。
 ただ「お土産は出さない、でも拉致被害者を救出する」なんてのは無理です。いい加減家族会も「お土産を出してでも被害者を救出するのか」「お土産を出すくらいなら救出をあきらめるのか」覚悟を決めたらどうなんですかね。


■嘘
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/07/news193627726-e.html

 大学の授業で学生の提出したレポートの中に「戦後の飢えを経験した私達のような世代には」と書いてあったのがありました。

 コピペだそうです。まあ随分とレベルの低いコピペです。読んだ上で「コピペてばれないかな」という確認や修正すらしてないわけですから(しかし何がテーマのレポートなんですかね?)。
 「戦後の飢え」というのが
1)「戦前・戦中の飢え」の誤記か
2)「終戦直後の食糧不足による飢え」
 終戦直後と言えば「朕はタラフク食ってるぞ、ナンジ人民、飢えて死ね、ギョメイ*45ギョジ」と言う有名なプラカードがありますね(ウィキペ「プラカード事件」参照)
のどちらを指してるのかは荒木の文章では不明ですが、まあ、「2)だとしても」そんな人間が荒木の学生の訳がない。
 また「貧困家庭なら今現在だって、飢えを経験しますが」その場合「戦後の飢えを経験した私達のような世代」とは書きませんしねえ。
 「拓殖らしいレベルの低さ」「荒木の学生らしいレベルの低さ」とか言うと「拓殖をバカにしてる」ことになるんでしょうか。早稲田慶應とかでもこういう学生が今はいるんでしょうか?

 この学生の評価がどうなったかはご想像にお任せしますが

 まあ最低限「書き直し」でしょう。これだけで「落第とかレポートゼロ評価とか」言うのも厳しすぎるでしょうがそう言う学生は「書き直しレポートがよほどできが良くない限り」低評価せざるを得ないでしょう。

 見ていて何か北朝鮮の嘘のつきかたにも似ているような気がしました。
(中略)
 北朝鮮の嘘の間抜けさで、自分の国の中ならどんな嘘をついても誰も何も言わないので嘘の質(?)も非常に低くなるのでしょう。

 「幼稚園児・松岡伸矢君の失踪は北朝鮮拉致だ」「山本美保さんのDNA鑑定は捏造。山形で発見された遺体は別人。美保さんは北朝鮮で生きてる」「米国人スネドン氏の失踪は小泉訪朝後で場所は中国雲南省だが北朝鮮拉致だ」だのモロバレの嘘常習の荒木が良くもふざけたことが言えたもんです。荒木の嘘も恐ろしいことに

 自分の国の中ならどんな嘘をついても誰も何も言わないので嘘の質(?)も非常に低くなる

のでしょう。まあ、ただ「批判は何も言わない」とは言え日本政府はあまりにも酷い荒木の嘘(例:山本美保さんDNA鑑定偽造問題)については「採用しないでガン無視している」わけですが。

 北朝鮮が「死亡」と伝えた市川修一さん・増元るみ子さんを見たという人物が出てきて、調査団に「市川さんは電話機の修理をしていた」と「証言」しました。
 「元電電公社職員市川修一さん」と繰り返し報道されていたので、電電公社職員なら電話機の修理をしていたことにすれば信憑性が高まると思ったのでしょう。しかし、残念ながら市川さんは事務系の職員で電話機の修理はできませんでした。
(中略)
 ちなみにこの人物は確か市川さん、増元さんの身長を何センチと、一桁まで言ったと記憶しています。凄まじい視力の人だったようですが

・「は?」「荒木は何言ってるんだ?」ですよねえ。前半の「電話修理云々」はともかく後半の身長については、これだけでは「日本の新聞記事やテレビワイドショーなどから情報を得て嘘を吐いてる」とは決めつけられないでしょう。何らかの理由で「一桁単位での身長を知ってる」だけかもしれません。まあ、仮に嘘だとしてもこんなことはある意味どーでもいいことです。
・なお、この「北朝鮮の嘘は日本のメディアがソース云々」という荒木の主張の是非はともかく「北朝鮮は当然、日本のメディアの情報収集はしている」でしょう。当然ながら荒木ら巣くう会が産経などウヨメディアを舞台に「北朝鮮自衛隊を投入しろ」などと暴論はきまくってることも向こうは知ってるわけです。俺が拉致被害者家族会だったら「荒木の暴論を見た北朝鮮拉致被害者やウンギョンさんに危害を加えないか」と背筋が寒くなるところですがそうではないらしい「実際の家族会」には心底呆れますね。

 今回現地調査の報道の中で産経新聞が電話に関わる失踪者が多いことを伝えてくれました。加藤八重子さんは電電公社の職員であり、加藤さんの前に同じ職場の女性が一人失踪しています。加藤さんの失踪は(注:電電公社職員だった)市川修一さんの1か月後です。
(中略)
 一つ考えられるのは上から指示がくるときに「電話関係の仕事をしている人間ならしっかりしていて仕事をきちんとこなすというイメージがあったのではないかということです。この点は洋裁学校とか、衣料関係の失踪者にも通じる部分があり、あるいは看護師も技術よりはそちらの方だったのかも知れません。

 ばかばかしいですね。市川さん(政府認定拉致被害者北朝鮮も拉致を認めている)の拉致は彼が「電電職員だったこと」とは全く関係ないでしょうし、特定失踪者にいたっては北朝鮮拉致じゃないわけです。
 もちろん荒木の言っている「洋裁学校とか、衣料関係、看護師の失踪者にも通じる部分」なんてのも何の根拠もない与太話でしかないわけです。

 こういう連中にやり放題やられてきたことに恥ずかしさを感じざるを得ないのですが。

 荒木の言う「こういう連中」とはもちろん北朝鮮ですが、俺に言わせれば

荒木ら巣くう会という連中に拉致問題でやり放題やられて解決が遠のいたことに一日本人として恥ずかしさを感じざるを得ない

ですね。まあ、「拉致が解決しようとしなかろうと他人事だから知ったことじゃねえ」と言えばそうなんですが「インチキ医療(例:悪名高い近藤誠)やインチキ宗教にはまって苦しむ末期がん患者」「インチキ利殖話で虎の子をだましとられる高齢者」を見てるようで拉致被害者家族会の惨状は正視に耐えませんね。


■現地調査2日目
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/07/2-news193427724.html

(注:群馬県安中市に住んでいた特定失踪者)横田さんについては最後の目撃者である電気店の奥さんから貴重な証言をお聞きすることができました。これで横田さんは高崎方面に行くバスに乗ろうとしていたことが分かりました。
(中略)
 正直現地調査に行く前は「ちょっと新しいことは出てこないだろうなあ」と思うとこが度々あるのですが、行ってみると何か必ず収穫があるもので、やはり「事件は現場で起きている」というのを感じます。

 やれやれですね。「失踪当日、バスで高崎に行こうとしていたらしい」程度の事が分かったからと言って何がどうだと言うんでしょうか?


■本日から第27回の1万キロ現地調査です 
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/07/271news19332772.html

今事務所ですが、これから第27回の1万キロ現地調査(埼玉・群馬)がスタートします。

 何度も書いてることですが「海なし県の埼玉や群馬」での失踪がどうして北朝鮮拉致なのか。
 もちろん「そう疑うまともな根拠があれば話は別」ですがそんなまともな根拠は何もありません。

 ところで昨日、都内で家族会・救う会拉致議連主催の「『特別調査委員会』1年・ 全拉致被害者を取り戻す緊急国民集会」が開催されました。
(中略)
 しかしその一人として維新の党の代表で小野次郎*46参議院議員が出席したのには驚きました*47。ご本人は「元鹿児島県警本部長」「元総理秘書官」として自己紹介していましたが、(中略)総理秘書官当時に起きたのが「山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件*48」でした。ご本人自身がこの事件に関与したのではないかとすら疑われている*49のですが、維新の党には他に人がいなかったのか*50、党の拉致問題対策本部長になり、昨日の拉致議連総会では半ば自動的に党の代表として拉致議連の副会長*51に就任しています。正直なところ、「これくらいの心臓がなければ北朝鮮との交渉はできないのではないか」と感心しています。
 しかし、それならそれでこちらもやる気が出てきます。

 小野氏への悪質な名誉毀損ですね。本来小野氏に「刑事と民事両方で訴えられても文句が言えない話」ですが「自民党のウヨ議員と言う権力者」や「アンタッチャブルな存在、メディアタブーと化してしまった家族会」とつるんでるが故に、「元警察キャリア官僚で現役国会議員」という権力者の小野氏が「チンピラ右翼の荒木」にびびって訴えられないのだから困ったもんです。
 荒木が「白昼堂々悪質なデマを垂れ流すデマ屋」でありながら「デマの被害者・小野氏が荒木を恐れて公然とは反撃できない」という異常事態の形成に荷担した家族会は「小野氏に対する名誉毀損の共犯者」と言っても過言ではないでしょう。俺は家族会のような頭のおかしいゲスの集まりには何一つ同情していません。死ねばいいとすら思う。

この事件のもう一人の主役(?)も表に出る仕事に変わったようですから、この際決着を付けなければと思っている次第です。

「もう一人の主役」とか「表に出る仕事」とか何の意味かさっぱり分かりませんが、「荒木にとって都合のいい形」で決着なんかつくわけがないでしょう。
 何せ荒木が「DNA鑑定捏造の黒幕」とまで誹謗する小野氏を拉致議連は副会長にしたわけですから。


工作員に会えるローカル線?
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/07/news193227722-9.html

昨日富山で労働組合の研修会があり、拉致問題で話してきた

 「旧民社党職員」荒木とつながりがあると言えば旧民社・同盟系(荒木ブログにたびたび登場するUAゼンセンとか)でしょうが拉致なんて労組の勉強会でやることなのかと。労組の主任務は「労働条件の向上」でしょう。「安倍政権の労働政策についてどう考えるか」「財界の労働政策についてどう考えるか」などと言う勉強会をやるならまだしも。
 つうかそもそも拉致なんてもんは「日朝外交交渉」で解決すべきもんであって、労組に限らず部外者がどうこうできるもんじゃないわけです。拉致が国民的話題じゃなかった頃はともかく北朝鮮が拉致の事実を認め、外務省も拉致交渉に全力をあげてる今「拉致の啓発なんかやること」に何の意味もない。
 警職法闘争や安保闘争で労組もデモに参加して岸政権批判をおこない、岸をついに退陣に追い込んだような話は拉致ではあり得ない。
 「百歩譲って労組での拉致勉強会の意義を認めるとしても」話を聞く相手が「田中均・元外務省アジア大洋州局長のようなまともな御仁」ならまだしも相手がデマ屋の荒木じゃ話になりません。金と時間の無駄です(まさか荒木もただでやってるわけじゃないでしょう。講演料をもらってるかどうかはともかく、最低でも交通費実費ぐらいはもらってるでしょうから本当にカネの無駄です)。
 聞いてる人間てのは「荒木と同レベルのよほどのバカ」か「労組のしがらみで渋々」でしょうね(研修会主催者が荒木と同レベルのバカであることは間違いないでしょう)。
 「渋々組」は場合に寄ったら「オラ、こんな労組嫌ダー、こんな労組嫌ダー、この労組を辞めるダー(吉幾三風に)」になりかねないですよね。何で労組員が労組活動と関係ない拉致話、それも「田中均氏のようなまともな方の勉強になる話」ならまだしも「デマ屋の荒木の与太話」なんか拝聴しなければ行けないのか。しかも荒木へのカネが「組合費から出てるのだろう(それとも参加者から会費を取ってるんでしょうか?*52)」と思えば怒り爆発ですよね。

高岡から氷見まで行くJR氷見線ですが、路線のあちこちが拉致未遂だ失踪*53工作員がつかまっただと、そんな話ばかりの線なのです。

 だから何だつう話です。
 単なる偶然か、はたまた「場合によっては」工作員氷見線を使ったのかはともかく「それがどーかしたのか」ですよねえ。
 大体

越中国分:昭和56年3月駅のホームで工作員姜正彦が職質を受ける

つうのはまあいいとして、たとえば

雨晴:雨晴海岸が元朝鮮総聯財政局副局長韓光煕の設定した工作員侵入ポイント*54

てのは氷見線全く関係ないじゃないですか。海岸と駅じゃ大分離れてるだろうに「同じ雨晴にある」てどんだけバカなんですかね。
 こんなんだったら「本当に拉致があった」福井や新潟だって「地村夫妻が拉致された場所にはかなり離れているが××線の駅があって」とか同じようなことが言えるんじゃないですかね。まあ言ったってばかばかしいだけですけど。××線の駅があると言う事は「工作員がその駅を使ったと言う事を意味しない」。いや仮に使ったとしても「だから何?」です。工作員が車で移動しようが電車で移動しようが何で移動しようがそれに「拉致の解決」と言う意味で何か意味があるのか。いやそれ以前にそんなことはもはやわからないでしょうよ。

 いっそこれを観光資源にして「工作員に会える線」とかいって売り出したらどうでしょうか。

 不謹慎この上ないですね。もちろん冗談ですが倫理的に許される冗談じゃない。こういうバカ発言に家族会なんぞは怒らないんでしょうか?
 「しがらみのある」荒木だから黙認してるだけであって、「しがらみのない」俺当たりが同じ事を言えば「ふざけるな!」と怒ってるでしょうねえ。本当に家族会とはどうしようもないバカの集まりです。この種のバカ発言を荒木がしても「それを黙認するだけの価値が荒木にあれば」黙認してもいいかもしれない。でも荒木にそんな価値はないでしょうよ。ないからこそ蓮池透さんは巣くう会批判を始めた。それに対して裏切り者扱いして「蓮池さん除名」で応じたバカが家族会です。
 俺はあの種の馬鹿が大嫌いなので「拉致被害者家族にこういう事を言って悪い」とは思いながらも正直「家族会のバカ共には一人残らず死んで欲しい」とすら時々思います。

まあ、日本中そんなところは山ほどあるのですが

 政府認定拉致を前提にすれば山程はないですね。荒木ら巣くう会の「特定失踪者」を前提にすれば「四七都道府県全部で拉致がある」と荒木はいってますので「山程あります」が荒木らの言い分がデマカセであることは明白ですから。
 それが特にわかりやすいのが「松岡伸矢君の失踪(幼稚園児)」「佐賀直香さんの失踪(小学一年生)」「小泉訪朝後の失踪」「特定失踪者認定後国内で所在が判明したケース(生存ケースもあれば、小山修司さん、山本美保さんのような遺体発見ケースもあります。さすがの荒木も生存ケースでは北朝鮮拉致だと強弁しません)」でしょう。


■マンガ
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/07/news193127720-e.html
 「北朝鮮独裁体制はマンガじみてる滑稽なところがある」てまあ、「お前が言うな」ですよね。「幼稚園児・松岡伸矢君の失踪を北朝鮮拉致だという荒木一味」の方がよほど漫画じみています。
 そして「マンガみたい」とコケにしたところで何がどうなるもんでもないのですが、「安倍の裏切り」で精神的に追い詰められてる荒木には「北朝鮮をコケにして鬱憤晴らしするしか」やることがないようです。哀れなもんです。

 金ファミリー内部の後継者という意味では中国の保護監視状態にいる(注:金正恩朝鮮労働党第一書記の兄)金正男の方が次に一番近い状況ですが、この人も(注:金正恩同様)結構マンガチックです。例えば日本政府が(注:金正日朝鮮労働党総書記(故人)の異母弟)金平一*55を担ぐというのはどうなんでしょうか。少しはリアリティのある政治をやってくれそうな気がします。

 ばかばかしいですね。そんなことができるわけもない。冗談だとしても少しも面白くありません。


■新国立競技場
http://araki.way-nifty.com/araki/2015/07/news193027718-4.html

 安倍総理が新国立競技場の建設計画を白紙にしたと発表しました。あまり安倍さんのことを誉めない私*56ですが、これは大したものだと思いました。
 この種のことは一旦動き始めると、後で何か不具合が見つかってもそのまま進めてしまい、関係者は合理化と責任逃れに終始することがほとんどです。

 「不具合が見つかっても修正せず合理化と責任逃れに終始」て、
1)「日本国内で所在が判明する」など、特定失踪者の認定間違いを認めざるを得なくなっても「たいした問題じゃない」とか「他の認定はほとんど確実だ」とか「俺達が騒いだから国内で所在が分かったんだ、良かったじゃないか」などと強弁
2)制裁すればすぐ解決すると言って「小泉訪朝から12年経っても」解決しないのに「中露が北朝鮮を支援するからだ」「韓国が開城工業団地なんかやるから」「米国がテロ国家指定を外すからだ」などと言い逃れする
3)金日成死後、あるいは金正日死後「北朝鮮体制はすぐ崩壊する」と放言し、にもかかわらず崩壊しなかったのに「中露が北朝鮮を支援するからだ」「韓国が開城工業団地なんかやるから」「米国がテロ国家指定を外すからだ」などと言い逃れして謝罪一つしない
荒木ら巣くう会一味に一番該当することですよね。荒木らの恥知らずブリにはいつもながら心底呆れます。アレについて行ける家族会は全く理解できません。
 まあ、安倍の「白紙で検討」がどうなるかはわかりませんが「好意的(?)」に理解すれば「あの金額の膨張はミスであり故意に膨らませたわけではなく、是正可能」「撤回したときの面子や責任問題にこだわって強行実施しようとしたが、支持率低迷に面子や責任問題にこだわるのをひとまずやめた(一億総ざんげか、JSC、文科省など特定の個人、団体に責任押しつけるか、とにかく安倍政権に責任が来ないように今から画策)」てことなんですかね。もちろん「ゼロベースで検討したけど減りませんでした」なんてとんでもない結果になる可能性もゼロではないでしょうから今後も監視が必要ですが。

 ただ、それができるなら、拉致問題でなぜこの決断ができないのだろうとも思います。まずストックホルム合意の破棄ができないのはどうしてだろうということです。

 ばかばかしい。むしろ「制裁を一部解除、一部白紙にしたこと」こそがたとえて言うなら「国立競技場の計画白紙」にあたる「英断」でしょう。
 ストックホルム合意を破棄してどうするんですかね。「拉致を解決する別の手立て」があれば別ですがそれもないのに破棄なんかしたら解決の糸口がなくなるだけです。
 荒木の言ってる事は「新国立競技場の例」でいえば、「新国立競技場が2020年の五輪までに建たないなら、いっそ五輪を返上すればいいじゃないか」「しばらくあそこは更地でいいんじゃね?」と言うくらいの暴論です(まあ、最悪の場合、返上の可能性もゼロではないでしょうが。また五輪が日本でできなくなることなど拉致が解決しないことに比べたら「些細な問題」ですし、「どうしてもダメなら早い時期に返上した方が2020年五輪にとって傷口は小さい」わけですが。)。「人の迷惑を考えろ」て話です。
 「東京開催に問題はありません」と大口叩いて誘致しておきながら、今頃になって「悪い、悪い、2020年の東京五輪までに競技場が建ちそうにないからやっぱ返上するわ、東京と誘致を争ったイスタンブールマドリッドでやればいいんじゃね?。あるいは今五輪誘致に名乗りを上げてる候補地から選ぶとか」「とにかくIOCが東京じゃないどっか、別のところでやってよ」と言ったら「今さらどこでやるんだ、東京都や日本政府、JOCは無責任すぎるだろ!」と抗議の声が出るでしょう。
 そのくらい荒木の「ストックホルム合意破棄論」は無茶苦茶です。

*57元総理より斎木*58次官を押し切る方が遥かに簡単でしょう

 いや全然簡単じゃないでしょうし、そもそも「斎木次官」云々と言う辺り荒木は異常です。岸田外相とか政府関係者が話し合って今の路線でしょう。何も斎木氏が拉致問題の最高責任者じゃない。

 誰が見ても失敗だと分かっているのですから。

 むしろ荒木らの制裁路線の方こそ「誰が見ても失敗」でしょう。

さらに言えば、新国立競技場を白紙にできるなら山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件のDNA鑑定書も白紙にできそうな気がするのですが。

 バカも大概にして欲しい。荒木の方こそ「山本美保さんに関わるDNAデータ偽造」なんて「警察への悪質な誹謗中傷」を白紙にしたらどうなのか。そんな無茶苦茶なデマ話は安倍ですら乗れるわけがない。
 まあ、美保さんのご家族が正気を失ってるのは仕方ないとしてもこんな与太話を横田夫妻ら家族会メンバーが黙認してるのには心底呆れます。

*1:今から30年前の1985年の事件。

*2:無知なのでそう言う事実を今回初めて知りました。

*3:上空から確認した自衛隊ヘリ乗員の認識も「上野村」だったようですが、何故か「北相木村が重要視される」というトンデモ事態になります。

*4:責任問題を恐れて自衛隊や警察の関係者がNHKに対し情報を隠してるのではないかと疑いたくなる程でした。いや実際に隠してるのかも知れませんが。「日航機事故はまだ終わってない、何故自衛隊と警察がガセネタに踊ったのかがもっと明確な形でわかるまでは」「つうか自衛隊と警察は16時間もかかったことについて明確に遺族にわびたらどうなんだ(どうもわびてないらしい)」と思う番組でした。俺個人は「久しぶりにいい番組を見た、民放とは違うNHKが誇る報道力を見せてもらった」という感動の思いと「何だ、この警察と自衛隊の大失態は」と言う憤りの双方を感じて複雑な気持ちでした。

*5:正直「何かの陰謀があったのでは?(その世界では有名らしい『自衛隊によるミサイル撃墜』隠蔽・陰謀論(雫石事故にヒントを得た陰謀論)とか)」と疑いたくなるレベルでした(荒木の山梨県警DNA捏造陰謀論よりは説得力がある陰謀論だと思う)。実際は単に自衛隊が無能なだけなんでしょうけど。

*6:ちなみに加藤紘一氏(宮沢内閣官房長官自民党政務調査会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)を歴任)

*7:ちなみに村上正邦氏(後に宮沢内閣労働相、自民党参院幹事長、参院議員会長など歴任。KSD事件で自民党離党、政界引退(また事件では逮捕起訴され、有罪判決)。)

*8:ちなみに古屋亨氏

*9:こんなことでいくら反米だからとは言え左派(例:共産党)が政府批判したりはしないと思いますが。少なくとも俺は「沖縄基地問題」で米国に憤ってますし「日米安保廃棄論者」ですがこんなことで『米軍に協力要請したのが許せない』と言って日本政府を批判したりしません。

*10:さすがにここまで言われれば自衛隊も「マジではなく、嫌みだと分かってはいても」、『そこまでいわれるのは心外』などとマジギレするんですかね?。それとも「相手はご遺族だし俺達が早期発見できなかったことも事実だ、何言われても我慢しよう。陰謀論をネタに挑発されても仕方ない」になるのか。

*11:ちなみに情報の錯綜により「埼玉に落ちた」という誤情報もあったようです。何故「上野村情報、御巣鷹山情報」が採用されなかったのか、何故数ある誤情報の中から「北相木村情報、御座山情報」がわざわざセレクトされたのか徹底的な検証の必要があるでしょう。

*12:ぶっちゃけ「孫の存在を明かしたのに娘を隠す」とも思えないので「娘はもう死んでだせないので、誠意の証として孫を出した」と見るべきじゃないですかね。

*13:森氏の発言を信じるならご本人、上野村情報が早い段階で出ていたことを当時知らなかったそうですが

*14:日本の場合「既成政党が否定されてヒトラーやムソリーニが登場した独伊」と違い既成保守政党が政治力を持ち続けましたので、ファシズムと理解するにせよ「独伊型」とは性格が少し違うわけで、そこは「戦前日本=ファシズム」と言う論者も認めています。

*15:イタリアとドイツがファシズム国家であることにあまり争いはないでしょう。遠藤も独伊がファシズム国家であることは認めるようです。

*16:戦前日本を擁護する「一部ウヨ」を除き、日本をファシズムと見なさない論者も「戦前日本がファシズムに親和的な国家だったこと」は認め、戦前日本を批判します。

*17:まあ事実ですよね

*18:ウィキペの記述のママ。本当は「国民党と共産党」が正しい記述かも知れません

*19:単に荒木の希望するような談話になりそうもないから反対しているだけでしょう。

*20:この荒木の理屈だとたとえば「ホロコーストについてドイツが反省の意を示すこと」も「おかしいこと」になります。そんな馬鹿な話はない。

*21:もちろん違憲という問題はありますが、拉致被害者の居場所が分からないんだからそれ以前の話ですし、憲法九条がない米国や韓国だって、自国民が北朝鮮に拘束されたときは「交渉で解決」しており「軍隊突入なんてリスキーな行為」はしません。

*22:川人も完全に晩節を汚してます。過労死訴訟にコミットと言う事で「まともな穏健保守か中道か左派」と思われてた川人も美保さんの一件で「荒木とつるんで恥じないバカウヨ」と言うことが暴露されたわけです。これでは川人の「過労死問題認識」もどこまでまともかわかったもんじゃありません。

*23:ウィキペディア「大森勝久」によれば『アムネスティ・インターナショナル日本から「冤罪の可能性が最も高い7名の日本の死刑囚」の1人に指定されている。』そうです。また『「道庁爆破事件」に関する再審請求棄却決定についての札幌弁護士会会長声明』(http://www.satsuben.or.jp/info/statement/2006/08.html)なんて批判声明もあります。なお、大森氏による冤罪主張ホームページ(http://homepage3.nifty.com/omorisaiban/)を参考に紹介しておきます。

*24:荒木に限ればまともな理由があるわけでなく「大森氏が荒木の支持者だから」と言うくだらない理由での冤罪主張でしょうが

*25:北海道庁が爆破され職員2名が死亡。当時の時代情勢から三菱重工ビル爆破のような新左翼テロと見られ、当時、新左翼活動家だった大森氏が犯人として逮捕起訴された。

*26:予備自衛官の荒木のこと

*27:さすがの安倍も現時点では徴兵制合憲説だの徴兵制導入論だのかます蛮勇はないようです。

*28:日本が現在徴兵制度を採用してるのならともかく、採用してないにも拘わらず「徴兵が嫌なら外国籍を取れ」と言う荒木の主張は全く意味不明です。

*29:そんなことはないでしょう。近年は徴兵制度を廃止し、志願兵制に移行してる国も多いですから(特に欧米はそうでしょう)。

*30:そもそも徴兵違憲説は学界の通説でもあるし以前からの政府見解でもありますが。何も安倍政権になって始めて出された見解ではありません。

*31:電気椅子やギロチン、毒物注射など他国の死刑執行方法が違憲かどうかはもちろん判例がありません。政府見解や学会通説では「イスラム社会の石打ち処刑」など特殊なものを除けば全て合憲だったかと思います。

*32:法的にどうこうというより相手国の同意無しでこの種の作戦が成功するわけもないでしょう。

*33:北朝鮮江原道の道庁所在地

*34:そもそも自国内で外国軍が活動してもOKと思う国ばかりじゃないでしょうから受け入れる保障はどこにもありません。アルジェリア人質事件では、アルジェリア政府は外国軍の自国内での活動を断り、外国(欧米)もそれを無視して自国軍を投入するような無茶なまねはしませんでした。

*35:「貧乏な北朝鮮は失うものが少ないが豊かな韓国は失うものが多すぎてやれない」と言う意味なら確かに「北朝鮮以上にあり得ない」でしょう。もし荒木が「北朝鮮の方が、中国軍もプラスすると韓国より軍事力が強いからあり得ない」と思ってるのなら大間違いですが。

*36:敵対関係とまではいえないでしょうが「ウクライナ問題」や「南シナ海問題」などで米国とは微妙な関係ですから「国境付近に米軍はノーサンキュー」でしょう。

*37:「死なばもろとも」で容赦なくミサイル発射でも何でもやってくるでしょうね

*38:確か「最悪の場合、万単位の死亡者」という予測だったと思います。

*39:当時米国はベトナム戦争をやっていたので当然、北朝鮮相手に全面戦争なんかしたくなかったわけです。

*40:まあ、ないでしょうけど

*41:まあこれは「既に多数のロシア人が居住してる」北方領土もそうですが。

*42:まあ、そんなことはもう無理でしょう。日本や韓国、旧ソ連だって「特高の犯罪」「KCIAの犯罪」「KGBの犯罪」の真相が全て分かってるかと言えば、おそらくそんな事ないわけです。

*43:岸内閣農林相、自民党政務調査会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*44:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*45:この場合、「裕仁」という昭和天皇の名前がサインされるわけですが「こういう場合に天皇の名を書くのは不敬」という考えから『御名』と表記されるわけです。

*46:元警察官僚。鹿児島県警本部長、小泉内閣首相秘書官など歴任。自民党衆院議員を経て参院議員(みんなの党→結いの党→維新の党)

*47:さすがの荒木も「小野は帰れ」「美保さんのご家族に捏造鑑定をわびろ」などといった暴言は吐かなかったようです。

*48:「疑惑」ならまだしも「事件」と言ってしまうところが荒木の馬鹿さです。

*49:そのような疑いを口にしてるのは「荒木ら巣くう会」とその同類だけです。

*50:「増元が選挙で落選したこと」「自民や民主は増元を候補にしなかったこと(増元を候補にしたのは次世代)」でわかるように拉致なんて票にも金にもなりません。そして拉致被害者家族会のバカ共は態度が横柄ですから『あんなのとつきあたくない、つきあってもメリットない』と維新の国会議員連中が敬遠してるんでしょう。結果「小野さんは元警察官僚、小泉総理秘書官で拉致には多少知識や経験があるでしょう、どうですか。他に拉致問題をやりたいって人もいないんですよ」ということで小野氏に話が回ってきたと言う事じゃないですかね。

*51:さすがの拉致議連も荒木のいう「疑惑」を理由に小野氏を議連から排除するほど無茶苦茶ではないようです。

*52:会費制の場合「渋々組」はもっと怒り爆発でしょう。

*53:特定失踪者という拉致でも何でもない荒木の与太話なので話になりません。

*54:なお、荒木が「侵入ポイント」云々と言ってるこの話ですが韓元副局長は『わが朝鮮総連罪と罰』(2000年、文春文庫)なる本を書いてるようですのでその本の記述でしょう。ただし総連側はおそらく「韓のデマと否定している」でしょうし真偽は不明でしょう。争いのない事実であるかのように書ける荒木には心底呆れます。

*55:ハンガリー大使、駐ブルガリア大使、駐フィンランド大使、駐ポーランド大使を経て現在、駐チェコ大使

*56:安倍が交渉路線に転じ制裁一部解除してからは安倍万歳ではなくなった荒木です。

*57:中曽根内閣文相、自民党政務調査会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相。現在、2020年東京五輪組織委員会会長、日本ラグビー協会名誉会長。

*58:父は元駐アルゼンチン大使の齋木千九郎、妻は外務省経済局長の斎木尚子という外交一家。アメリカ公使、アジア大洋州局長、インド大使、外務審議官などを経て現在外務事務次官