今日の産経ニュース(5/1分)(追記・訂正あり)

■【テニス】45歳のクルム伊達*1が左膝再手術 復帰目指してリハビリへ
http://www.sankei.com/sports/news/160501/spo1605010029-n1.html
 伊達も、もう、そんな年齢なのかと思うと感慨深いですね。正直、そこまでして続けなくちゃ行けないのかという気持ちになりますね。


■日本のアニメに怯える習近平*2政権 歴史観が日本に“洗脳”されてしまう!「進撃の巨人」の“排除”を指示
http://www.sankei.com/west/news/160501/wst1605010028-n1.html

 昨年6月に上海で開かれ国際映画祭に合わせて日本の作品が紹介されたが、日本国内でも人気が高い「進撃の巨人」は上映できなかった。

そうですが「この措置の是非」はともかくこの措置が

日本のアニメ(ボーガス注:「進撃の巨人」)に怯える習近平政権 歴史観が日本(ボーガス注:のアニメ「進撃の巨人」)に“洗脳”されてしまう!「進撃の巨人」の“排除”(ボーガス注:習政権が)を指示

かどうかは記事を読む限り不明です。産経記事タイトルは詐欺まがいだと言っていいでしょう。

 今から1800年ほど前の中国大陸で魏、呉、蜀が覇権を争った三国時代。日本でも劉備*3曹操*4孫権*5らが登場するこの時代は「三国志」として親しまれている。しかし、中国では三国時代などを題材にした日本のアニメやゲームが伝統的価値観を崩壊させてしまうとの指摘が出ている。中国メディアの騰訊網は4月11日、「文化侵略?日本のアニメ・ゲームが『三国』に対する認知を破壊した」と題した記事を掲載した。

 アニメはともかく日本の三国志ゲームはシミュレーションゲームなので「孫権曹操劉備を倒す」などという「歴史的事実に反する事態」もおそらく起こるわけです(これは三国志に限らず日本戦国時代のシミュレーションゲームなんかもそうでしょうが)。それが「事実に反する認識を産みかねない」云々つうことじゃないんですかね。まあ、この小生の憶測が事実だとしても「ゲームに目くじら立てなくても」と思いますが。ただしこれは一記事に過ぎず、政府方針でも何でもないことに注意しましょう。
 なお、内容にも寄りますが歴史をネタに小説やドラマ、漫画、アニメを作ると「歴史的事実と違う」という突っ込みが入るのは日本でも珍しくないでしょう。

 昨年6月に上海で開かれ国際映画祭に合わせて日本の作品が紹介されたが、日本国内でも人気が高い「進撃の巨人」は上映できなかった。この時は、その理由が明らかにされなかったが、中国文化省は映画祭に先立って、「進撃の巨人」や「寄生獣」など38作品のリストを公表。インターネットでの配信を禁止する措置を取っており、この影響を受けたとみられている。
 38作品をリスト化した表向きの理由は「未成年者の犯罪や暴力、ポルノ、テロ活動をあおる内容が含まれる」というものだが、中国政府や共産党の見解を額面通りに受け取るような人はよほどのお人好しだろう。

 お人好しも何も「疑う理由(つまりは予備知識)でもなければ」その措置を支持する、支持しないはともかく「ああそうですか、中国政府はそう言う考えなんですか」としか言いようがないんですが。実際、「進撃の巨人」や「寄生獣」には残虐シーンがありますし。

 人間を捕食する「巨人」が支配する世界で、築いた壁の内側で戦いながら暮らす人類がやがて「巨人」との戦いを決意する「進撃の巨人」は、中国共産党の支配力が着実に浸透している香港に重ね合わせることもできる。

 まあ「作者は勿論そう言う考えじゃないけど俺達はこのアニメを中国政府批判アニメとして楽しもうぜ」という宣伝をする民主派が香港辺りにいて、それに反発した中国政府がリスト入りさせたという可能性は「もしかしたらある」のかもしれません。しかし、産経もそう断言するだけの根拠はなさそうです。つうか日本国内においては「巨人」は「独裁体制の比喩」などとは理解されておらず、当然産経も批判してないことを考えれば「本当にそんな宣伝する民主派やそれに反発する中国政府筋なんておるんかいなあ、いつもの産経のこじつけとちゃうんか?」と思いますが。
 まあ、そう言う政府筋がいたとしても「アニメに怯える」というよりは「民主派のやることなすこと全部潰す」「ライオンはネズミ相手にも全力で闘う」位の話でしょうけど。それが事実なら「民主主義的にどうこう」以前に「大人げない」とはもちろん思いますけどね。
 だって「巨人をそういう風に楽しみたいなら勝手にやってれば?」で終わる話ですからねえ。

 昨年春には北京テレビが「名探偵コナン」を取り上げ、「アニメ作品の旗を掲げた、あからさまな犯罪の教科書だ*6」と批判。また、2014年9月には成都*7共産党委員会機関紙の成都日報が「ドラえもん」にかみついた。

 とはいえコナンやドラえもんは「リスト入り」はおそらくしてないわけで、リスト入りしたらしい「進撃の巨人」や「寄生獣」とは全然話が違うでしょう。


■【月刊正論】共産主義の影響力工作は甘くない*8 「反戦平和」の本質と「戦争法反対」「民共合作」の怖さ 評論家・江崎道朗
http://www.sankei.com/premium/news/160502/prm1605020007-n1.html
 江崎が『コミンテルンルーズヴェルト*9の時限爆弾:迫り来る反日包囲網の正体を暴く』(2012年、展転社)なんてトンデモ本の著者で

日本青年協議会の機関紙である月刊『祖国と青年』の編集長を経て平成9年から日本会議専任研究員(江崎本のアマゾンでのプロフィール紹介)

などという極右活動家であることを知ってれば、それだけで「ほとんど読む必要すらないこと」がわかります(でも一応読みますけど)。まあ、江崎が「共産党の存在をやたら怖がってることだけ」はよくわかりました。
 まあ、産経紙面での共産党批判など昔で言えば「全貌」「自由」「月曜評論」だのといったマイナーウヨミニコミ誌執筆者レベルのトンデモウヨ(今回は江崎)でOKというのが産経の考えなのでしょう。産経読者も随分とバカにされたもんですが、今の産経読者はそう言うトンデモウヨばかりなのでしょうね。
 なにせ

「保育園落ちた日本死ね」は日本を呪詛する左翼思想の現れ(注:これはオレの江崎文章の要約であって引用ではありません)

とか平気で書いてるんだから呆れます。江崎のトンデモは俺一人で突っ込むのは勿体ないので「小生がその産経批判を愛読している*10id:pr3氏にも突っ込んで欲しいところです。まあ、あまりにも酷すぎるのでid:pr3氏は突っ込む気が失せるかも知れませんが。

 民主党の支持母体である連合の神津里季生*11会長は昨年12月14日の時事通信とのインタビューで、共産党との選挙協力について「(共産党と連合は)歴史的に全く相いれない関係だし、向こうは敵対的関係をずっと持ってきた。やってはいけないことだ」と強く反対した。
1月5日に開催された「連合2016新年交歓会」においても神津会長は「共産党はめざす国家体制*12が異なることやこれまでの歴史的経過*13からしても同じ受け皿ということには成り得ない」と、共産党との共闘を批判した。

 今回の江崎の文章で読む価値が「多少なりともある」のは江崎の感想が入らないこういうただの事実記述ですね。
 連合執行部って本当にずれてるなと呆れますね。「民進支持です、自公に勝ちたいですて、建前では言ってるけど、もしかして連合執行部って本心では安倍政権に続いてほしいの?」「神津さんたちってウヨ系の旧民社党・同盟出身ですもんねえ」と疑いたくなります。まあ、そんなこと(共産を含む野党共闘への反対)をやっても自民に勝てる展望があるなら「他の方はともかく」小生個人は連合の態度に反対はしません。しかし、おそらく連合にそんなもんはないでしょう。彼らはただ共闘に反対するだけです。
 展望もないのに「共産は嫌いだ」と野党共闘に反対する。共闘賛成派はおそらく「共産党は柔軟な態度なのに連合は何だ!、自公に選挙で勝つ気がないのか、いやむしろ自公に選挙で勝ってほしいのか!、故意に野党の足を引っ張ってるのか!」と共産党への評価を高めるとともに、連合への恨みを募らせるでしょう。いやそもそも連合内部には「共闘の何が悪い!」と執行部に反発してる人もいるでしょうから組織ががたつきかねない。
 一方安倍が「野党共闘の妨害ありがとう」と連合に感謝して連合の希望する政策をするわけもない。
 むしろ連合が反対しても財界が希望する「ホワエグ導入」などをやるでしょう。繰り返しますが連合執行部って何考えてるんですかね。
 実際、既に小生同様に『連合は次期参院選自民党が圧勝しても構わないらしい』(http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20160116/1453046059)という批判がありますし、まあ連合の態度に不快感と怒りを感じてるのは小生とid:scopedog氏だけではないでしょう。結局こんな馬鹿な事をやれば連合の首が絞まることになるでしょう。連合組合員でない俺にとっては知った事じゃないと言いたいところですが、「非連合組合員(全労連全労協など連合以外の組合労働者)、組合不加入労働者*14、自営業者などの『組合に関係ない労働者』、学生、専業主婦、定年退職者などの非労働者」にも悪政の被害は及びますのでそれですまないのが困ったところです。

 旧民社系労組出身の神津会長と連動して民主党内の旧民社系「民社協会」の川端達夫*15衆議院副議長*16もこう批判している。
(中略)
 政策合意なき野党連合はダメだと批判したのだ。

 やれやれですね。連合や旧民社協会は「僕らは野党共闘には反対しませんよ」と口先で言うだけです。「政策合意ある野党共闘をこう目指していきます」というものは何もない。もちろん「野党共闘なんかなくても民進党だけで勝てるんだ」という度胸もない。無責任にも程があります。

 連合や民社協会の反対で民共合作は潰えるかと見えたが、民主、維新*17、共産、生活、社民の野党5党の党首は3月19日、岡田*18代表の提案で共産党との選挙協力を進めることで合意した。

 「野党共闘しないと勝てないだろうし、俺はどうしても勝ちたい」と岡田代表の危機意識はそれだけ強いと言う事です。そうした危機意識は岡田代表だけじゃない。共産党など他の野党も危機意識の強さは同じでしょう。「共産党の政治工作力」とかそう言う話では全くない。
 むしろ「建前では自公批判をしながら」危機意識があるように思えない、安倍を支持してるとしか思えない連合や旧民社協会の態度の方が異常です。

支持母体の連合や旧民社系の反対を振り切って民主党の岡田執行部は、日本共産党とも組むことを決断したのだ。

 理由は簡単で「共産党込みの野党共闘*19どころか」野党共闘それ自体に反対、しかし代案があるとは思えない連合や旧民社協会とつきあっても「選挙に勝てない」と思ったからでしょう。
 そもそも「組合加入率*20が落ち」、かつ「少なくない無党派が共産も込みの野党共闘に期待し」、その結果「選挙では連合の言いなりになっても大して成果が出ない」と思えばこうなるでしょう。共産のパワーと言うよりは全ては「連合に代案がないこと」が問題です(そもそも連合出身議員も旧社会党時代はともかく今は多くはありません。岡田代表も枝野*21幹事長も山尾政調会長も組合出身ではありません)。
 「大体俺達に責任がないとは言わないが前回選挙で負けたことで分かるように連合なんて大して力ねえ」「政権交代選挙だって連合の力がゼロとは言わないがむしろ無党派支持が大きい」「共産が躍進してることを連合は見えないのか」とでも岡田代表は思ってるのでしょう。

 連合の組合員の大半はかつてほど共産党に対するアレルギーはないため、意外と選挙協力は進む可能性がある。

 まあ共産もソフト化してますし、今の安倍は露骨に労組を敵視しています。「共産が嫌いだ」といってられる状況でもない。

 しかも共産党との選挙協力を進めるとなれば、民主党の会合にも共産党の活動家たちは堂々と顔を出させるようになり、民主党の地方組織は共産党系によって取り込まれていくことになるだろう。何しろ理論武装という点から言えば、寄せ集め集団に過ぎない民主党や維新の党*22では、とても共産党には太刀打ちできない。

 江崎は江崎なりに民進党の危機意識を煽って野党共闘をぶちこわしたいのでしょうが客観的には「共産礼賛と民進党非難」にしかなってないのが滑稽です。
 なお,野党共闘したぐらいで「民主党の会合にも共産党の活動家たちは堂々と顔を出させる」なんてことはあるわけがないでしょう。勿論会合の種類にもよりますが「外部関係者が入ることが当然の会議ばかり」のわけがない(これは民進党に限らず自公でアレ、共産党でアレ、社民党でアレ同じ事ですが)。またそうそう「取り込まれる」ということもないでしょう(江崎もそんな事は百も承知で嘘ついてるだけでしょうが)。当然こんな物言いはまともな民進党関係者は鼻で笑うでしょう。
 そもそも「共産党には失礼ながら」、「民進に比べたら共産の活動家の方がレベルが高いかどうか」も「本当かよ?、お前も本心ではそんな事思ってないだろ?」ですがそれ以前に人間とは「理屈が正しければ支持する」という単純な生きものでは「幸か不幸か」ありません。
 であるからこそ、産経や江崎らウヨは「米国の押しつけ憲法が許せない、米国の占領統治のせいで日本はダメになった」といいながら「日米安保を支持する」とか、「あの戦争はハルノートにはめられたんだといいながら一方では、大東亜戦争アジア解放戦争論を唱える」とか理屈の通らないことをするわけです。
 そこには「理屈の通らないことでも自分の感情論が満たされたり、自分の利権になるならば人は理屈の通らないことでも平気ですることがある」という事実があるわけです。
 まあ例のid:Mukke先生の「ノルウェーに霞を食えとは言えないから批判しないが、お前ら(小生とBill_McCrearyさん)は批判する」というのも「そうした筋の通らないこと」の一例です。だからこそMukke先生は「お休みします」といってトンズラしちゃったんでしょうけど。

 『ヴェノナ』(PHP研究所)の翻訳にも関わった佐々木太郎氏が近年、次々と情報公開されている機密文書、具体的にはヴェノナ文書やヴァシリエフ文書、イギリスのMI5史料、アメリカのFBI史料などを使って、これまでのソ連コミンテルンによる浸透工作の実態を明らかにしている。

 だから何だと言う話です。スパイ工作をしてたのは米国CIA、英国MI6などもそうですしお互い様でしょう。だからといってCIAやMI6を理由に誰も「米国共和党(あるいは英国保守党)は危ない政党だ」とは普通言わないわけです。
 大体ソ連の工作と日本共産党と関係ないですし。なお、これだけでは佐々木氏がどんな人間か分かりませんが江崎の同類*23なら困った人です。

 佐々木氏によれば、アメリカのエドガー・フーヴァー*24FBI長官は、共産主義運動に関与する人物を次の五つに分類している。
(中略)
 「同伴者」とは、共産党が示した特定の問題*25についての対応や解決策への強い共感から、共産党のための活動*26をする非共産員だ。「しんぶん赤旗」に名前が載る*27女優の吉永小百合さんや映画監督の山田洋次さんがこれに当たるかもしれない。

 要するに同伴者とは「シンパ」ですね。でそれがどうかしたのかという話です。共産に限らず政党を支持することそれ自体はその政党がよほど反社会的でない限り悪ではない。
 産経や江崎が吉永氏や山田氏を敵視してることは「以前から知っていた物の」改めてよく分かりましたが。

 ほとんど知られていないが、知識人・芸能人やマスコミを「デュープス*28」にする手法を編み出したのが、コミンテルン幹部*29でドイツ生まれ*30のヴィリー・ミュンツェンベルクだ。

 やれやれですね。そんな便利な方法があるのであれば今や日本の知識人、芸能人、マスコミは左翼だらけでしょう。無論そんな事実はどこにもないわけですが。知識人の中には産経文化人もいる*31し、マスコミには読売、産経と言った右派マスコミもあるし芸能界も同様にウヨ芸能人はいくらでもいる。
 吉永小百合氏、山田洋次氏のような方がいるだけで「日本の芸能人は左翼だらけだ」といわれてはたまったもんじゃありません。「やしきたかじんがウヨ番組をやっていたのにお前は何を言ってるんだ」「吉本芸人が橋下礼賛しまくってるのに(以下略)」「安倍とAKB仕掛け人の秋元康がつるんでるのに(以下略)」「三原じゅん子山東昭子*32が自民政治家なのに(以下略)」「スピードの今井某が自民からの出馬を表明して(以下略)」ですよね。むしろ日本の芸能人なんて三原や山東、今井のように保守政治家とつるんでるのがほとんどでしょうに。
 つうか共産党関係者に、あるいは逆に反共主義者に「ヴィリー・ミュンツェンベルクて知ってますか?」と聞いても「サーセン、知りません、でも俺に聞くって事はもしかしてソ連の政治家ですか?。名前もソ連ぽい気がしますし」でしょう。もちろん「そんな便利な方法の開発者」にして「コミンテルン幹部」「コミンテルンゲッベルス宣伝相(?)」を共産党関係者も反共主義者も知らないなんてありえないわけです。
 まあ、ミュンツェンベルク先生はせいぜい「広報宣伝に力を入れ一定の成功をした人物」程度の人でしょう。そんなんだったら今やどこの国の政党だって力を入れてるわけです。ドンだけ成果があったか知りませんが、いくつかの国政政党が「ニコニコ超会議に出展した」のもそうした広報活動の一環です。
 共産党赤旗を出してるのもそうした宣伝活動の一環です。
 ちなみに「ミュンツェンベルクでググってもマイナーすぎて日本版ウィキペにヒットしないんだろうな」と思ったらヒットしてびっくりです。俺が知らないだけらしい。

ヴィリ・ミュンツェンベルク(ウィキペ参照:1889年8月14日〜1940年10月17日)
■経歴
・ロシア内戦後の大飢餓を受け、コミンテルン第3回大会は世界中の社会主義者や左派労働者たちに向けて救援活動を呼びかけた。その呼びかけに対しミュンツェンベルクを代表とする国際労働者救援会が設立された。国際労働者救援会は最初の2年は、様々な救援物資を船便でロシアに送った。救援物資自体は大した事は無かったが、大きな宣伝価値があったといわれる。ミュンツェンベルクは救援活動と共に、月刊誌「ソビエト・ロシア画報」を創刊し、1926年に労働者画報へ発展させた。1924年には国際労働者援助運動の為に新ドイツ出版社を買収した。新ドイツ出版社社長には、ミュンツェンベルクの妻バベッテ・グロスが就任した。
・数年間の活動で国際労働者救援会は大きく成長し、飢餓のロシアの炊き出しみならず、翌年には社会情勢不安の国の労働者居住区で同様の活動を行い、ドイツのインフレ時や1925年の日本でのストライキや1926年の英国のゼネスト時にも炊き出しを行っている。
・ミュンツェンベルクは西側共産党員としては宣伝の第一人者であり、ドイツ保守系報道機関「フーゲンベルグコンツェルン」に続き、ワイマール共和国で2番目に大きいマスコミ企業を設立した。多くの発行部数を誇った「夕刊・世界」、「朝刊・ベルリン」や労働者画報を発行し、「赤いフーゲンベルク」と呼ばれた。
ヒトラー*33ヒンデンブルグ大統領から首相に任命された後、ミュンツェンベルクは1933年2月19日に社会民主党と一緒にベルリンで、「言論の自由大会」を開催した。この大会には多くの知識人が参加した。大会挨拶ではアルベルト・アインシュタイントーマス・マンの意見表明もあった。
・ミュンツェンベルクは、ドイツ国会議事堂放火事件後、最重要共産党員として指名手配された為、即刻パリに移住しなければならなかった。1933年8月にはドイツ国籍を剥奪され、ミュンツェンベルグが発行する出版物も発禁処分を受け、ミュンツェンベルグは国外で活動を続けた。
ドイツ国会議事堂放火事件裁判では、弁護側に協力し、勝訴に導いた。この事件に関し、国際的注目を集めた記者会見で『褐色の書』を発表した。
独ソ不可侵条約締結を受け、今日まで有名な「ロシアの背後の一突き」と言う記事を1939年9月22日に雑誌「未来」で掲載した。その中で彼は「裏切者は、スターリン、お前だ」とスターリンを非難した。
・1940年10月17日、森の中で彼の首つり死体が発見された。ソ連ないしナチドイツによる暗殺説もあるが前途を悲観し自殺したと見られている。
■ミュンツェンベルクの役割
・ミュンツェンベルクはワイマール共和国でのドイツ共産党の躍進に大きな役割を果たした。彼が個人的に経営した報道機関は、政治的にはドイツ共産党系メディアと同様な姿勢であったが、労働者の考えや興味により近い記事を掲載していた。同時に共産党系のマスコミに比べ公式主義的でも独善的でもなかった。「知識人が書き、労働者がほとんど読まない」新聞を作る事をミュンツェンベルクは批判していた。
 ミュンツェンベルクの活動は開かれたもので、左翼に共感する知識人との討論によってドイツ共産党がワイマール共和国の論壇に上るのに役に立った。
 第二次大戦を防ぐことも、ヒトラーの権力を奪うこともできなかったミュンツェンベルクの活動が無駄だったのかと言う質問に対しては、その活動は絶好のタイミングで多くの人の意識に反ヒトラー連合の道徳的基盤をもたらしたと言える。

http://barbare.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-d55b.html
・従来の新聞が教養層を対象としていたのに対し、彼が1921年11月に創刊した『イラスト労働者新聞』は、ページ数を少なくし、価格も安く抑えた。イラストや写真をふんだんに入れて視覚に訴える構成で、(中略)共産主義の宣伝だけでなく、スポーツ記事や「月の世界はどうなっている」といった教養的な内容で、労働者の知的好奇心を満たす内容*34とした。
・彼の企業経営スタイルは共産主義者というよりもアメリカのビジネスマンのような感じだったらしく、「赤い億万長者」と陰口もたたかれたようだ。そうした彼の「右派」的傾向はソ連中央の方針に合うものではなかったが、他方でヴィリーの財政力はソ連にとっても無視できず、またソ連における穏健な経済政策*35の時代とも重なっていた。
ナチスの政権掌握に伴い、彼はパリに亡命。
(中略)
 反ファシズム運動に尽力。ドイツ人民戦線を作り上げようという運動をパリで行うが、他方、プラハでは彼のライバルのウルブリヒト*36が同じ運動を展開していた。
(中略)
 ドイツ共産党議長テールマン*37なき後の党内抗争において両者の対立は激化。
ソ連における大粛清を目の当たりにして、コミンテルンの召還に(ボーガス注:明らかにウルブリヒトを支援してると見られるスターリン*38が自分をでっち上げで粛清するのではないかという)ためらい。ウルブリヒトの策動→ヴィリーは孤立→共産党から除名。
・1940年、ドイツ軍のフランス侵攻→逃亡中のヴィリーの死体が見つかる。自殺か、他殺(ソ連諜報機関説、ゲシュタポ説)か、死因はよく分からないが、本書では自殺説を採用。

 やはりミュンツェンベルグは「広報活動に従事し一定の成功をした左派政治家」程度の人でしかないわけです。
 もちろん才能はあったのでしょうが彼も手品師ではない。江崎の言うほどの「ペテン師的洗脳術であれよあれよと共産支持者が増えました」なんて魔法のようなことは出来ない訳です。まあ、こんなんは誰だって当たり前で「何でもかんでも自由自在」なんて人は普通いない。
 なお、そもそもドイツでは共産党社民党が強かった事に注意が必要でしょう。ミュンツェンベルグに才能はあったでしょうが外部環境にも恵まれていたわけです。
・なお、「ミュンツェンベルグは手品師ではない」ので当然ですが、「ヒトラーによる共産党弾圧」「スターリンのドイツとの野合」を自らが阻止できなかったことに対し彼は歯がゆい思いで一杯だったことでしょう。そして暗殺か自殺かはともかく彼は不幸な死を遂げている。そう言う意味では彼は「江崎が言うほど単純な成功者ではない」。挫折も経験してるわけです。つうか「ミュンツェンベルグの挫折」を江崎が知らないなら無知だし、知ってて「手品師扱いしてる」のなら詐欺師です。
・なお、ミュンツェンベルグは「ウィキペを読むだけでも偉大な人物であると思われる」ので日本においてもっと知られ、評価されてもいいでしょう。しかし江崎も一体どこからミュンツェンベルグの知識なんか入手したんでしょうか。江崎が言ってることは全くデタラメですけど。
 まあ、それはともかく「別にミュンツェンベルグに学んだわけでもない」でしょうが今も赤旗がそこそこ売れてることを考えれば「過大評価はしませんが」、日本共産党の広報もそれなりに評価されていいでしょうね。

 ミュンツェンベルクは1930年代、物理学者のアインシュタイン*39、作家のアンドレ・ジッド*40孫文*41夫人の宋慶齢*42、劇作家のバーナード・ショー*43などの世界的な著名人を「反戦平和運動」に巻き込んで反戦世論を盛り上げ、アメリカやイギリス、そして蒋介石政権をソ連主導*44の「反日反独の人民統一戦線」に取り込むことに成功、結果的に日本を敗戦に追い込んだ。

 別にミュンツェンベルグが活動しなくても日本は敗北したし、彼以外にも「人民戦線結成」に動いた人間はたくさんいます*45がそれはさておき。ミュンツェンベルグのしたことの何が問題なんですかね?。
 まさか「奴がいなければ日本が勝てた」とか妄想してるのか。

 ところが、ミュンツェンベルクについてはこれまで京都大学名誉教授の中西輝政氏が月刊誌*46などで言及しているだけで本格的な研究書は日本に存在しなかった。佐々木太郎氏の『革命のインテリジェンス』が本邦初となる。

 ウヨ出版社が出してるのかなと思ってググったら意外にも勁草書房です。
 まあそれはともかく、ウィキペ「ヴィリ・ミュンツェンベルグ」の参考文献には

星乃治彦*47『赤いゲッベルス:ミュンツェンベルクとその時代』(2009年、岩波書店

があがっていますので「本格的な研究書は日本に存在しなかった」という江崎の主張は嘘です。
 ウィキペを見るだけでばれる嘘がつけるとは「日本会議関係者・江崎」は面の皮が鉄板並みに厚いですね。それとも「佐々木本は本格的な研究書だが、星乃本は本格的な研究書じゃない」と強弁する気でしょうか。
 ならば江崎が「星乃本は本格的じゃない」と評価する根拠を是非教えて欲しいもんです。どうせガン無視するか、詭弁で逃げるしかできないでしょうが。

 なぜ日本は戦前、米ソに追い込まれたのかを理解するためだけでなく、現在進行中の、日本共産党による「国民連合政府」構想の危険性を理解するためにも広く読まれることを期待したい。

 何か「ソ連共産党のせいで戦前日本は負けた」とでも言いたげですが「正気か?」と心底呆れます。
 別にソ連が連合国側につかなくたって日本は「経済力、軍事力の差」で大国・米国に負けてましたが(例:ミッドウェー海戦の大敗)。
 また「戦前ソ連の情報工作」を理解すると「今の日本共産党の危険性が分かる」というのにも頭痛がしてきます。手垢のついたただの反共デマじゃないですか。

 「保育園落ちた日本死ね」という匿名ブログが、マスコミで取り上げられ、国会でも問題となった。
 なぜ保育園に入れなかったことが「日本死ね」という発想につながるのか、怪訝に思った人も多かったに違いない。それは、サヨクたちの思考を理解していないからなのだ。

 江崎の暴論には絶句ですね。アレは単に「日本社会に絶望した」などでは注目を集められないからあえて過激な表現にしたいわゆる「釣り行為」て奴です(そう言う行為の是非はひとまずおきます。ただ実際普通の表現では注目は集まらなかったでしょうね)。
 左翼思想なんかどこにもない*48し、書いた人間だって「1945年に日本が敗戦したような形」での「日本の死亡」を本気で望んでるわけでもない。つうか「日本の死」が「深刻な不況」や「深刻な少子化」を意味するなら既に日本は安倍失政で「死の間際」にあると思いますが。

 確かに何でも*49政権批判に結びつけるサヨクの手法はうんざりだが、だからといって子供の貧困問題や若者の雇用環境の悪化を放置していていいはずがない。貧困問題の背景には、二十年近くデフレを続けてきた政府・日銀の政策の失敗があるわけで、「自己責任」で片づけるのは不公平だ。

 貧困問題や雇用環境の悪化は「不況も原因ですがそれオンリーではない」「たとえば貧困問題について言えば生活保護など福祉費用の削減が原因の一つ」なのでこういう物言いは全くもって有害です。

 2月19日の、野党5党合意に基づく選挙協力を推進するための理論的な準備も既に始まっている。
 例えば、『世界』4月号は、「分断社会・日本」という誌上シンポジウムを掲載している。

 やれやれです。『世界』にはそう言う思惑があるのかも知れない。
 ただ「『世界』は政党機関誌でも何でもない」のだからそれが、野党の政策にストレートに影響することはないわけです。単に「野党支持者の一提言」にすぎません。そしてそう言う提言は他にもあるわけです。


菅直人*50元首相に「脱原発勇敢賞」 独、「脱原発の闘士」「再生エネ普及に尽力」
http://www.sankei.com/world/news/160501/wor1605010010-n1.html
 安倍が権力の座を去ったとき、この記事の菅氏のように「海外から評価されるか」といったらまあ、あり得ないことでしょう。権力の座を去ってからだいぶ経った後でこの記事の菅氏のように評価されることこそ「ある意味本物の政治家」といえると思います。
 なお「アンチ菅元総理の産経が何故こんな記事を?」と思ったら「共同通信の配信記事」でした。


■「日中の懸け橋に」9頭身のお天気お姉さん、熊江琉唯 中国出身で初の日テレジェニックにも
http://www.sankei.com/entertainments/news/160501/ent1605010014-n1.html
 まあ、これだけでは熊江さんがどういう方かよく分かりませんが、今や「中国出身*51」ということは「むしろ中国進出に有利」ということで別にデメリットでもないのですかね。もしそうならば大変いいことだと思います。もちろん外国人タレント(熊江さんのように帰化した方も含む)が増えれば外国人差別がなくなるという単純な話でもありませんが。


■【北朝鮮拉致】加藤拉致担当相が訪米 北朝鮮問題シンポ出席
http://www.sankei.com/world/news/160501/wor1605010012-n1.html

 兼務する1億総活躍担当相としてボストンも訪れ、元米財務長官のサマーズ*52ハーバード大教授など経済学者らと意見交換も行う予定だ。

 俺の邪推ですが「実際はサマーズらとの面会の方が主目的なんだろうな、拉致なんてどうでもいいんだろうな」と思います。


■【歴史戦 南京が顕彰した男(上)】南京記念館が賛美する元朝日記者 “大虐殺”の宣伝に貢献「小日本にもスゴい記者が…尊敬するよ」
http://www.sankei.com/premium/news/160501/prm1605010031-n1.html
 もちろんこの元朝日記者とは『中国の旅』(1981年、朝日文庫)、『南京への道』(1990年、朝日文庫)といった著書のある本多勝一氏の事ですが
1)南京事件は発生直後からダーディンやティンパリーら外国人記者*53によって報道されていた
2)戦後の戦犯裁判(東京裁判及び南京軍事裁判)で当時の軍司令官・松井石根(事件当時、中支那方面軍司令官)と谷寿夫(事件当時、第6師団(熊本)師団長)が南京事件の責任を問われ死刑判決を受けている
時点で本多氏の報道など関係なく、南京事件の実在は証明されている*54わけです。
 しかも産経新聞も1976年に出版した『蒋介石秘録』において「蒋介石とのおつきあいがあったので渋々だった*55」のでしょうが「南京事件の実在を認めている」のだからなおさら産経の本多氏非難は筋が通りません。
 また当然ながら本多氏以外にも日本人に限定しても笠原十九司氏、秦郁彦*56は「南京事件実在論(まあ当たり前ですが)」の立場*57に立っており、本多氏を非難しても何がどうなるわけでもない。
 なお、産経は記事後半で東史郎氏が著書『わが南京プラトーン』(1987年、青木書店)の記述について名誉毀損裁判で負けた云々といっていますが、裁判判決を正当な物だとしても、東氏が敗訴したのは「彼が目撃したという南京での元上官の虐殺行為」でしかなく、そんなことで南京事件全体が否定できるわけもないでしょう。もちろん東氏の著述と本多氏の著述、あるいは東氏の記述と「事件発生直後の外国人記者の報道」や「実在論に立つ笠原氏や秦の研究成果」に直接の関係は何もない。産経が言うように「裁判で敗訴した東氏の著作を注記無しで南京記念館が展示している」のなら不適切でしょうが、それは「他の展示も不適切」とか、ましてや南京事件否定論が正しい事を意味しません。
 元北朝鮮工作員安明進がシャブの使用で捕まり「カネのために嘘八百ほざいていた」と自白したからといって、北朝鮮拉致の存在が否定されないのと同じ事です。
 また裁判判決を理由にどうこう言うなら「東中野南京事件被害者に名誉毀損で訴えられて裁判に負けたこと」を「東中野の著書での主張がデマであることの証明」として産経は受け入れるべきでしょうがもちろん産経はそんな事しません。
 「裁判に負けたから東の主張はデマだが、裁判に負けようと東中野の主張は正しい(あるいは都合が悪いので東中野の敗訴の件についてはとぼける)」という不誠実きわまりない態度が産経です。

参考
■産経愛読者倶楽部『産経新聞・住田良能社長は南京「40万人虐殺」を取り消せ』
http://d.hatena.ne.jp/sankeiaidokusya/20110220/p1
■誰かの妄想・はてな版『「蒋介石秘録」に見る南京大虐殺
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20120226/1330258512

谷寿夫(ウィキペ参照)
・谷に死刑判決を下した南京軍事法廷は判決文で、南京事件の結果は、松井石根支那方面軍司令官(役職は以下全て南京事件当時)、中島今朝吾第16師団(京都)師団長、牛島貞雄第18師団(久留米)師団長、末松茂治第114師団(宇都宮)師団長、柳川平助第10軍司令官及び第6師団(熊本)師団長の谷が共同で責任を負うべきだとした。
 このうち松井には南京事件の責任者として東京裁判で死刑判決が下った。中島と柳川は既に病死していた。
 なお、当時、生存していた牛島、末松は裁判判決文で責任者として名前が挙げられたが、何故か南京軍事法廷へ訴追されなかった。
 中島第16師団長の上官である朝香宮鳩彦王上海派遣軍司令官は、南京軍事法廷でも全く名前が上がらず、不問とされた。その理由は、GHQが皇族の訴追をおこなわない方針だったからであったといわれる。

 記念館であえて日本人の名前を出し、写真や物品まで展示して中国人にシンパシーを感じさせようとする狙いについて、南京のある歴史研究家は、「『少数の日本軍国主義者と大多数の日本人民を厳格に区分せよ』という毛沢東の対日政策『二分法』が南京でも生きている」と語る。

 それが何か問題なんでしょうか。まさか日本人全部を敵視するわけにもいかないが、だからといって「南京事件否定論を唱えるようなデマゴーグ極右、反中国分子」を容認するわけにもいかないのだから二分法は当然の態度でしょう。
 我々日本人が「米国人全てを敵視するわけにいかないからといって」ドナルド・トランプのような輩まで容認できないのと同じ事です。「トランプは批判するがトランプ以外は別に批判しない」という態度を産経が認めるなら理屈の上では「中国の二分法」を批判することは産経にはできないはずです。
 大体、産経にとって「二分法に問題がある」とするならばそれは産経が「日本会議など少数の日本軍国主義者」に近い極右的な立場というだけの話です。それはむしろ産経がそう言う立場である方がおかしい。

一方、12年12月の南京攻略戦時、取材団80人あまりを現地に送り込んだ朝日新聞は、本多の記事とは全く異なる情景を報じている。

 当時、軍の検閲があった事を産経は知らないんでしょうか。知らないならバカだし知らない振りをしているなら嘘つきです。どっちにしろ愚かですが。
 大体そんな事を言うならチベット解放について「当時の人民日報の報道と、今のダライ一味の主張が食い違うこと」は産経的にはどうなるんでしょうか。「人民日報の報道は信用できないが朝日の報道は信用できる」なんてそんな馬鹿な話はない。

「歴史戦」取材班は4月、本多が編集委員を務める週刊金曜日編集部を通じ、「中国の旅」第3部で取り上げた中国人の証言や証言に基づいて報じた内容がすべて「歴史的事実であると考えるか」と質問した。

 いつもながら「産経は愚かしい」としか言いようがないですね。先ず第一に産経は「事実でない」とする根拠が何か出せるのか。第二に仮に「証言に誇張があったとしても」それは当然ながら南京事件がなかっただの日本が残虐行為をしなかっただのという話には全くなりません。
 第三にこの件では「証言が信用できない」という癖にダライ集団(ダライ一味)の勝手な言い分は裏もとらずに垂れ流すのだから呆れて物も言えません。
■産経『【中国に屈せず】チベット焼身抗議の実態をブログで伝える建築家・中原一博氏が情報統制の恐怖を語った』
http://www.sankei.com/premium/news/151121/prm1511210030-n1.html
などという「裏もとらないダライ一味の言い分垂れ流し報道」ができる産経には心から呆れます。中原の主張を信じる根拠が産経にあるのか。恐らく何一つないでしょう。
 まあダライ一味の怪しい言い分が全く話題にならないことは「日中友好その他の観点から」大変幸いですが。

*1:1995年、全仏オープンベスト4を達成し、シュテフィ・グラフコンチタ・マルティネス、アランチャ・サンチェス・ビカリオに次ぐ世界ランキング4位(自己最高記録)を実現。1996年に引退するが2008年に現役復帰。

*2:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*3:蜀の皇帝

*4:魏の皇帝

*5:呉の皇帝

*6:ただそれ言ったらコナンに限らずミステリは全部そうですが。つうかコナンにせよその他のミステリにせよマジで「犯罪教科書に使えるもん」なんてまずないでしょう。本格ミステリを参考にアリバイ工作する人は普通いない。

*7:四川省省都

*8:むしろ江崎のような日本会議関係者の政界(自民党)浸透力の方が怖いですが。

*9:米国大統領

*10:コメントはほとんどしませんが

*11:新日鐵住金労組会長、基幹労連日本基幹産業労働組合連合会)事務局長、連合事務局長などを経て連合会長

*12:連合の目指す国家体制って一体何なんですかね?。なお政党が違うんだから「100パー同じわけがない」のであり具体的に何がどう問題なのか説明できなければ何の意味もありません。

*13:連合に参加しなかった左派労組が結成した全労連全労協が『連合に比べ』共産党と親密であることを意味してるのなら馬鹿げた党派主義としか言いようがありません。

*14:法律上は加入できるのに加入しない場合と、自衛隊のようにそもそも加入できない場合があります。

*15:民主党国会対策委員長、幹事長(岡田代表時代)、鳩山、菅内閣文科相、野田内閣総務相など歴任

*16:発言内容自体に「共産支持者」として賛同できませんがそれ以前にこれは「党籍を離脱し、公正中立であるべき衆院副議長」が言うべき発言なんでしょうか。議長や副議長の党籍離脱慣行を何だと思ってるのか。「副議長を辞めてから言え」と言いたい。

*17:今は民主党と合併しありませんが

*18:民主党幹事長(鳩山代表時代)、鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行政刷新担当相、民主党代表代行(海江田代表時代)などを経て民進党代表

*19:まあ「共産党込みの野党共闘限定で反対」、つまり「共産党抜きの野党共闘なら賛成(連合)」であっても、岡田代表は恐らく連合を無視して「共産込みの野党共闘」に踏み切ったでしょうが

*20:これは残念ながら連合に限りませんが

*21:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相を歴任

*22:江崎の文章執筆時点ではこうですが今は維新と民主が合併し「民進党」です。

*23:多分同類なんでしょうが

*24:1924〜1972年の長きにわたりFBI長官を務めた。

*25:日本だと、具体的には護憲とか消費税増税反対とかがあげられます

*26:まあ活動と言ったって「選挙活動支援や集会参加、多額の献金」といったかなり「強い支援」から「選挙での投票、少額の献金」のような「弱い支援」まであるわけですが。

*27:名前が載る程度では同伴者とは言えませんね。まあ、吉永氏や山田氏に限れば名前が載るだけではなく、共産への期待を語ってますので同伴者と言っていいでしょうが。

*28:江崎に寄れば「共産シンパに対するフーバー元FBI長官の悪口雑言」。鳩山元首相に対し産経が投げつけた「ルーピー」とほぼ同義語。「共産に洗脳されて踊らされてるバカ野郎」とでも言う意味らしい。全くもって失礼である。自分たちが「ウヨであることを隠しながら活動してる(神社本庁が典型だが)」から「共産も同じだと思って」こういう事を言い出すのだろう。

*29:ウィキペを見る限りコミンテルン幹部と言うよりはドイツ共産党幹部でしょう。

*30:ドイツ生まれも何もドイツ人ですが?

*31:「産経文化人など知識人の名に値しないバカだ」というなら異論はありませんが。

*32:海部内閣科学技術庁長官、参院副議長など歴任

*33:ドイツ首相、ナチス党首、ドイツ国防軍最高司令官

*34:まあやってること(政治性を失わない上で大衆向けに面白くする)は今で言えば赤旗日曜版と変わらないですよねえ。当時はともかく今では当たり前のことでしょう。

*35:ネップのこと

*36:東ドイツ共産主義者で政治家。1950年から1971年までドイツ社会主義統一党第一書記を、1960年から1973年まで国家元首である国家評議会議長を務め、東ドイツの建国で中心的な役割を果たした(ウィキペ参照)。

*37:ナチス政権の誕生後にゲシュタポによって逮捕され、後にブーヘンヴァルト強制収容所へ送られて同地で殺害された。なお、1972年、キューバの指導者フィデル・カストロは、キューバ無人島の一つをエルンスト・テールマン島に改称した。(ウィキペ参照)。

*38:ソ連共産党書記長

*39:1921年ノーベル物理学賞受賞者

*40:1947年ノーベル文学賞受賞者

*41:中華民国臨時大総統、中国国民党総理

*42:新中国建国後、全人代第一常務副委員長、中華全国民主婦女聯合会名誉主席、国家副主席など要職を歴任

*43:1925年ノーベル文学賞受賞者

*44:別にソ連主導ではありません。そして当時の蒋介石中華民国国民政府主席、中国国民党総裁)にはそれ以外選択肢はなかったでしょう。

*45:ミュンツェンベルクに才能があったであろう事は否定しませんが、アインシュタインやジッドらが彼の呼びかけに応じた最大の理由は「ヒトラーの脅威が既に反ヒトラー側の共通認識と化していたこと」でしょう。だからこそミュンツェンベルク以外にも人民戦線的な動きがあるわけです。

*46:正論、諸君(今はない)、ボイス、ウィルといったウヨ雑誌でしょう。

*47:著書『東ドイツの興亡』(1991年、青木書店)、『社会主義国における民衆の歴史:1953年6月17日東ドイツの情景』(1994年、法律文化社)、『社会主義と民衆』(1998年、大月書店)、『欧州左翼の現在:欧州統合と「グローバル化」の中のポスト・コミュニズム』(2002年、日本図書刊行会)、『男たちの帝国:ヴィルヘルム2世からナチスへ』(2006年、岩波書店)、『ナチス前夜における「抵抗」の歴史』(2007年、ミネルヴァ書房)、『台頭するドイツ左翼』(2014年、かもがわ出版)など

*48:つうか「戦前は良かった、今は堕落した」というウヨの物言いだってある種の「日本死ね」じゃないのか。

*49:「何でも」ではなく「政権の失政」と思われることしか批判していませんが?

*50:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣財務相などを経て首相

*51:芸能ニュースと言う事もあってあの反中国・産経が熊江さんの「日中の懸け橋に」などという発言を普通に記事にしています。

*52:クリントン政権で財務長官

*53:もちろんこれらの記者も産経は「中国・蒋介石の手先のデマ報道」として全否定します。

*54:これについてはたとえば笠原『南京事件論争史』(2007年、平凡社新書)を参照。

*55:なにせ今頃になって南京事件否定論をカマして蒋介石を嘘つき呼ばわりですから。国民党が共産党と近年、宥和の方向に動いたことで「お前ら国民党が日本ウヨを裏切るなら蒋介石秘録で南京事件を認めたことなんかチャラにしてやるよ」という無茶苦茶な逆ギレを産経はしているのでしょう。

*56:慰安婦問題でデマ飛ばすこの男には敬称はつけません。しかしよくもまあ南京事件否定論の産経と肯定論(10万人以上と見る笠原氏に比べれば4万人前後と秦の犠牲者数推定は少ないですが)の秦が『慰安婦限定』とはいえ、野合できるもんです。

*57:笠原『南京事件』(1997年、岩波新書)、『南京事件論争史』(2007年、平凡社新書)、秦『南京事件(増補版)』(2007年、中公新書)など