假面特攻隊の一寸先は闇!読みにくいブログ(笑) このページをアンテナに追加 RSSフィード

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悪名高き……いや、世間的には全く無名な(笑)、特撮批評(評論)・感想(レビュー)サークル『仮面特攻隊(假特隊/仮特隊)』。そのBlog版をひっそり始めたいと思います。当面は主宰者が昨05年、同人各誌に書いた文を、それ以前の文も過去日付にじょじょにUP。Blog名の由来ですが、主宰者の文が「読みにくい」と指摘されることが多いので(涙)、嘗胆・自戒の意も込めました。精進したいと思いますので、よろしくお願いいたします。またなにぶん、アナログ・アナクロ人間の残業リーマンでして、基本的には毎日PCを立ち上げません。ただ同人活動15年でイタズラ電話や脅迫状が絶えなかったことを思うと(ゲラゲラゲラ)。コメントもつかないとは思いますが、少しならともかくあまりにも荒れた場合、ウェイン町山Blogにならってシャットしちゃえばイイでしょう(笑)。あと特撮同人関係の知友はコメントを禁止します。「○○さん、ひさしぶり」「ようこそ、××さん」とかを衆目の場でやるのって、個人的にはスキじゃないので。〜お奨め:今こそ昭和ウルトラの遺産を活かせウルトラマンネクサス仮面ライダーTHE FIRSTゴジラFINAL WARS。(文・T.SATO)

2016-07-09 劇場版ラブライブ!The School Idol Movie

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ラブライブ! School Idol Project(第1期) 〜2013年冬アニメ評!

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 TVアニメラブライブ!』1期(13年)、2期(14年)につづく、同一世界の別のスクールアイドルグループを主人公に据えたTVアニメラブライブ!サンシャイン!!』(16年)放映開始記念! とカコつけて……

 劇場版『ラブライブ!The School Idol Movie』(15年)合評をUP!


 新作『ラブライブ! サンシャイン!!』自体は、神傑作のオリジナルとどうしても比べられて、人気的には苦戦すると思うし、初作#1の神懸った出来と比すると、新作#1は正直ツカミには弱かったとは思います(汗)。


 初作における母校廃校の危機アキバの巨大液晶ビジョンでのスクールアイドルとの邂逅の衝撃といった、主人公女子の二重のダメ押しでの動機付け

 廃校が夢の中での出来事だったと勘違いして、♪タラッタラッタラッタ〜と廊下を笑顔でスキップするも、現実に直面して二度目(笑)の衝撃を受ける主人公女子のオッチョコチョイな性格描写

 それに振り回されていく、同学年の幼馴染女子2名のリアクションの違いによる描き分けと関係性。

 「ドラマ性」というよりかは「キャラクター性」。


 そんな観点から比較すると、新作の主人公女子も、生家の旅館で、ムズカしいことは考えないコだけども(多分)、明るく元気に物怖じせずに、小走りがちでまめまめしく家のお仕事・客仕事も一生懸命、手伝ってます! 「このコはこんなコだよ!」みたいな「絵や動作で見てわかる」健気さなどをまずは延々と綿密に描写して、視聴者の認知度や好感度をアップさせる! というような方法論。

 技巧的なストーリーよりもキャラクター性重視の展開で、そのキャラの存在感を増させて、あとはそのキャラが劇中内にて自律的に動き出してくれれば、彼女らのいかにもな言動で楽しませる! というような持っていき方のほうが良かったんじゃネ? などという「反語」的な感想も抱いてはしまいましたが(笑)。

 あとは、本作は「リアリズム」よりも「象徴・寓意」の方を優先する世界観ですよ〜と言明する意味もある、歌って踊る「ミュージカル演出」も#1ラストのみならず、#1序盤や中盤からあった方がよかった気もします。

 が、ナンにせよ、まだ放映も始まったばかりですので、勇み足の感慨ですから、気長に生温かく見守っていきたいとも思います。



合評1 『ラブライブ! The School Idol Movie』

(文・T.SATO)

(15年7月26日脱稿)


 TVアニメ放映開始から2年半。本作がこんなにも巨大化して、映画興行3週連続第1位までをも達成するとは!――アメコミ洋画『アベンジャーズ』が来なけりゃ、もっと行けた!?―― 嬉しくって涙がチョチョ切れらぁ。


 志が高かったハズの「アニメ新世紀宣言」から35年目がこんなに惰弱(だじゃく)でイイのか!? とも一方では思うけど(汗)。

 ブームとは恐ろしい。周辺層やライト層にも微妙に越境して浸透。地元のシネコンで日曜昼に観たら、小中高女子や部活帰りジャージ女子、若干の子連れファミリー層までも!

 昨年初夏の金曜夜、超満員の終電に漫画『私モテ』――『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(13年)――の主人公少女の現実版みたいな、仕事帰りのグレーのスーツの化粧っ気のナイ痩身女子が乗車してきて、『ラブライブ!』の音ゲー(ム)を始めたときには、「女子ライバーってこーいう娘か」(汗)と思ったモノだけど。以降、シネコンや電車で非オタ女子やヤンキーDQN(ドキュン)男が音ゲーしてるのを見かけるようになり。


 ケッ、ニワカどもめ! オレなんか2年半前から本作を観てたんだゾ! と浅ましいことを心の中で叫んでしまう――我ながら心が狭いけど(笑)――。


 全国で部活の延長チックな女子高生アイドルが勃興し始めたとゆー世界観で、母校の廃校を阻止せんがために立ち上がった9人の女子高生! とゆーのが本作劇場版の前日談たるTVアニメシリーズでの物語。

 アニメ1期で廃校を阻止し、2期ではスクールアイドル対抗ラブライブで優勝も果たす。


 濃密な時間を共に過ごした彼女らは、アイドルユニット・μ’s(ミューズ)としての活動はこの9人以外ではアリエナイ、それを大切にしたいと3年生組の卒業をもって解散を決める。

 終盤目前、近寄る別離の予感の中、真冬の夕陽の海辺でコラえようとしてもコラえきれずに抱き合って号泣する9人……――書いていてもウルッと来る(笑)――。


 春〜夏を描いた1期、秋〜来春の卒業をも描いた2期。人気が出たのだからもっと引き延ばしてほしかったのだが――作り手もココまでヒットするとは思わなかった?――、2期最終回ラストで取って付けたような急展開があって、劇場版の来年公開を告知!


 イベント的山場も人間ドラマ的山場もすでに描き切った本作はもう描くモノがないハズ。あとはファンムービーとしてキャラ見せ&歌唱中心でスカスカな内容を予想した。そして実際にその通りであった(笑)。


 前半はラブライブ主宰者に招聘されて保護者もなしにニューヨーク観光&かのタイムズスクエア(!)でライブ!

 後半は日本に凱旋帰国するや時の人となっていて、ついにはアキバ歩行者天国を占拠して、ライバルのアイドルグループ・アライズや、全国のスクールアイドル数百名で今度は順位争い関係なしに一斉に歌唱!


 超展開だが、個人的には面白い! 盛り上がる!


 盤石な確立されたキャラ。

・元気少女

・天然少女

・心配性キマジメ女子

ツンデレ女子

・白米大スキ少女

・「にゃ」語尾少女

・にこにー

・元生徒会長

スピリチュアルデブ(悪口じゃないです。グラマーで母性あふれる副会長・ノンたんも大スキです・笑)。


「ダレカタスケテ〜!」

(チョットマッテテ〜!)

(真姫ちゃん可愛い、かきくけこ!)

(かしこい可愛い、エリーチカ!)。

 ……カッコの中は筆者の心の中の声で、本編にはありません(汗)。


 いやもう主人公女子の誤字脱字メモのせいで3人だけ間違ったボロい安ホテルに着いちゃうとか、無事に合流しても心配性キマジメ女子は当たり散らして大声でオイオイ枕に突っ伏して泣いてるとか、主人公女子だけ一瞬ハグれたら逆行きの地下鉄に乗ってしまい対向車両の窓から皆が驚愕とかの漫才コントの数々。


 合間合間で突如ミュージカル時空にも変化!

 まぁ第1期#1冒頭からミュージカル仕立てだし、2期#1ラストでも主人公が「雨止めぇぇー!!」と叫んだら陽が差してきて前途洋々な高揚感あふれるピアノBGMが流れてくる、リアリズムよりも精神主義・根性の方が勝利する世界観だと言明してたので無問題


 もう解散を決めたのにブレイクして人々に求められてしまったことで、彼女らが改めて今後の選択肢を検討し直すとゆー、作品それ自体ともカブるメタ的な一応のドラマもある。しかし大局では選択は覆らない。


 最後のライブは幻想なのか、翌年度ラブライブ・ドーム開催にゲストで呼ばれた姿なのか、主人公と元生徒会長の妹たちによるアイドル研究部の部室での新入部員への説明会も、明けて4月なのか9人全員が卒業した2年後なのかもボカされる。

 脱ぎ捨てられたステージ衣装は写しても、飛び立った9人のその後の姿は写さないエンドロール。湿ってはいないけど寂寥感がタマらない。

 ホントに終わりみたいじゃネーか!?――終わりです(汗)――


 徹底的に終わりっぽく描いて卒業・解散・神格化を醸すのも演出としてはアリだろうが、同一世界の同じ時代の別グループを描いた新たな物語などで、彼女らとニアミス再会できるよネ!?


(了)


(初出・オールジャンル同人誌『SHOUT!』VOL.65(15年8月14日発行))



合評2 『ラブライブ! The School Idol Movie』

(2015プロジェクトラブライブ! ムービー)

(文・久保達也)

(昨15年7月6日脱稿)


 筆者は都合3回鑑賞したが、映画を観に行くというよりは、スクールアイドル・μ's(ミューズ)のライブに、毎週月曜のメンズデーを利用して通いつめている、そんな感覚だった。

 そうした観点から、筆者が感じた本作の魅力についてあげてみる。



【音楽性】


 ニューヨークでステージの場所を探すμ'sを、突然の雨が襲う。あきらめてホテルに帰ろうとするメンバーたちだが……


凛「大丈夫にゃぁ!」


 1年生のショートカットの元気娘・星空凛(ほしぞら・りん)が雨の中に飛び出していく!

 普段から語尾に「にゃぁ」を付けて話すわりには、設定でも特に猫好きというワケでもない凛――それどころか、設定では嫌いな食べ物は魚である(爆)――が、今回は両手を猫招きのポージングにして、降りしきる雨の中を元気に踊り出す!

 そこにタクシーから降りてきた、筆者イチオシ(笑)の1年生で赤い髪の西木野真姫(にしきの・まき)と、オープンカフェでお茶を飲んでいた、同じく1年生で白米フェチ(爆)の小泉花陽(こいずみ・はなよ)が、傘を手に凛に加わり、舞台となったアパートの住人たちがバックダンサーと化す!

 夜のレインボーブリッジを背景に、河川敷で歌い踊る3人の姿で、1年生部員の楽曲

・『Hello,星を数えて』

は締めくくられる。


 こうしたミュージカル的な、リアリズムとはかけ離れた演出は、テレビシリーズ第1期(13年)や第2期(14年)でも時折見られたが、それを学園群像劇と華麗に調和させた作風こそが、その高い「ドラマ性」以上に、『ラブライブ!』最大の魅力のひとつだと、筆者には思えるのである。


 ニューヨークでのライブ映像が無料動画配信サイトで流れたのを機に、帰国するや大勢のファンに取り囲まれ、身動きがとれなくなるμ's。

 そこからどう脱出するかを思案する3年生部員たち、元生徒会長の金髪クウォーター・絢瀬絵里(まきせ・えり)、黒髪の元副会長・東條希(とうじょう・のぞみ)、見た目はロリで黒髪ツインテール矢澤にこが赤いサングラスをかけるや、

・『?←HEARTBEAT』

のPV(ピーブイ。プロモーションビデオ)へと転じる演出は、ほとんどウルトラアイを着眼してウルトラセブンへと変身するモロボシ・ダンのようだ(笑)。


 にこがセンターを務めることで、舞台がにこの幼い妹や弟のいる自宅へと転じるのも、第2期第4話『宇宙No.1アイドル』の流れを継承しており、秀逸な演出であるといえよう。


 ニューヨークで他のメンバーとは違う行き先の地下鉄に乗ってしまうという、いつもながらのドジっコぶりを発揮する、μ'sのリーダーでセンターを務めるサイドテールの元気少女で2年生部員・高坂穂乃果(こうさか・ほのか)が、街頭で偶然出くわすことになる、日本人女性の謎のストリートシンガー。

 その謎のシンガーが歌いあげる、あまりに見事なジャズボーカルの圧倒的なライブ感には、穂乃果でなくともおもわずひきつけられずにはいられない!

 こうしたキャッチーな演出にあふれていたこともまた、『ラブライブ!』の大きな魅力のひとつであり、それは今回の劇場版でも散見されたのである。



【キャラクター性】


 ニューヨークで滞在先のホテルの名を穂乃果が誤って伝えてしまったことにより、2年生部員の園田海未(そのだ・うみ)・南ことりと凛が乗ったタクシーが、本来泊まるハズの高級ホテルとは違う、ボロボロのホテルに到着してしまう。


 屋上の装飾がガラガラと崩れていくのを眼前にしながらも、


ことり「なんか……違うような……?」


と、トロトロと可愛らしい声でどこまでも天然ボケを発揮することり(爆)。


 一方、穂乃果のせいで危うく命を失うところだった! などと、大袈裟にガミガミと穂乃果を怒鳴り散らしたあげく、今さらながらにショックがよみがえったせいか、


海未「お〜いおいおいおい」(笑)


とベッドに泣き伏す海未。


 こうしたリアクションを絶妙に対比させることにより、各キャラクターの違いを浮き彫りにし、まさに生命を吹きこむかのごとく演出されているのは、見事と言うよりほかにない。


 また、滞在先で毎日パンばかり食べさせられることに嫌気がさしたご飯フェチの花陽が、白米を恋しがる場面はあまりにベタではあるものの、ここにおける


花陽「白米はサブじゃなくて主食!」


をはじめとする花陽の一連のセリフは、よく聞いてみると2015年現在放映中の『手裏剣戦隊ニンニンジャー』(15年)に登場する6人目の戦士、キンジ・タキガワ=スターニンジャーのごとく、60年代から70年代の映画やドラマにおける、外国人俳優たちのヘンテコな日本語セリフみたいなイントネーションなのである(爆)。


 これは花陽の声を演じる久保ユリカのアドリブである可能性も高いが、これもまた、あれだけ駄々をこねたのに結局は出されたパンを一口齧るや「これおいしい!」と食べてしまうというギャグを、単なるベタには終わらせず、秀逸なパロディへと昇華させているのである!



 さらに、空港に車で送ってくれた父親に、真姫が目を閉じてキスをねだったり(!)、第2期終盤で3年生が欠けたμ'sの存続に最も強硬に反対していたハズの作曲担当の真姫が、ひそかにμ's最後の楽曲を用意していたことが明らかになったり!

――それを希に知られるのが、真姫の入浴中(!)のことであり、真姫がタオルで髪を拭きながら照れ隠しもあってか少々気だるげに、譜面を見たのかと希を問いつめる場面は、筆者的にはあまりにたまらん(爆)――


 クールビューティーなツンデレ娘として描かれてきた真姫が、幼い子供ならばともかく高校生になってもまだ出がけにパパにキスしてくれる、実はファザコンの甘えん坊であることがこの映画で発覚するのは、第2期第2話『優勝をめざして』で描かれた、一見冷めている真姫が高校生にもなっていまだにサンタクロースの存在を信じているという衝撃の事実(!)

――これには、にこでなくとも「あの真姫がよ!」などと、おもわずおちょくりたくなるが(爆)、そのギャップがまた真姫に対する我々の「萌え」感情を惹起する!(笑)――

に、より真実味を与える効果をあげているかと思える。


 素直でなく、自己表現が苦手なことから、周囲に冷たい印象を与えがちな真姫は、μ'sの中である意味我々のようなオタク種族に最も近いように思えるのであり、それこそが筆者が真姫に魅力を感じる理由だったりする(爆)。


 また、μ's存続問題の件にせよ、


穂乃果「限られた時間の中で、精一杯輝こうとするスクールアイドルが好き!」


という考えによって、穂乃果たちは「μ's解散」という結論を貫き通したものの、それでも揺れ動いてしまうのが、いわゆる乙女心というものではあるまいか?

 決して一枚岩ではなく、こうした多面性を与えられることにより、μ'sのメンバーたちは、より輝いたスクールアイドルとなり得ていたように思えるのである。



【背景映像】


 実際のダンサーの踊りをモーション・キャプチャーすることによって製作された、μ'sの華麗なダンシング! こそ、『ラブライブ!』最大の魅力のひとつであるが、決してそればかりではない。


・μ'sがジョギングする朝の公園の爽やかな光景、

・超大型のトレーラーが行き交うハイウェイ

・海を走る自由の女神の観光船……


・μ'sが見下ろす摩天楼の夜景、

・巨大な駅構内やネオンが輝く盛り場を行き交う大勢の群衆

ヘッドライトを点けて交差点をカーブする自動車のあまりに自然な動き……


 ニューヨークという巨大な街の、スケール感、異国情緒、そして、昼間と夜間では微妙に異なる顔を見せるさまが、実際に行ったことは筆者もないが(笑)、絶妙なまでにリアルに描きだされている!

 これはもう、完全に「アニメ」を超越してしまっている!

 デジタル技術のあまりの進歩には、古い世代としては、やはり驚嘆の声をあげずにはいられなかったのである!



【夢の競演】


 穂乃果がスクールアイドルを結成するキッカケとなり、第1期・第2期を通してμ's最大のライバルとして描かれる、UTX学院のスクールアイドル・A―RISE(ア・ライズ)のみならず、クライマックスでは日本全国のスクールアイドルたち数百人が秋葉原に大集結!

 全スクールアイドルが新曲

・『SUNNY DAY SONG』

を熱唱するさまは、まさに圧巻の一言に尽きる!


 これは個人的には映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』(12年・東映)のクライマックスで、全仮面ライダーと全スーパー戦隊が数百人集結したさまを彷彿とさせられたものである!

 あのとき、隣の席にいた3歳くらいの女の子が「いっぱい! いっぱい! いっぱい! いっぱい!」と、文字通りに小躍りして喜んでいたものだが、筆者は今回、そんなふうに喜びを体で表現したいという衝動に駆られたものである(爆)。



アニメ映画史上最大の駄作かも!?】


 そんなワケで、当初から本作をライブ感覚で楽しもうと考えていた筆者からすれば、これほど素晴らしい見世物はない! と、おおいに満足させられたものである。

 しかしながら、本作を映画として、ドラマとして、そして、テレビシリーズで描かれてきた物語の総決算としての完成度を期待していた、決して少なくはない観客にとっては、「アニメ映画史上最大の駄作」「おおいなる蛇足」「クソ映画」として映ったようである。


・「計画も準備も親の承諾もないままに、女子高生たちだけでいきなり海外に行ってしまう」(笑)

・「いまどきの女子高生は、泊まるホテルの名前をわざわざ紙に書いて伝えない。迷子になってスマホで連絡とらないのも不自然」(笑)

・「ライブ場所がタイムズスクエアというのも、そんなに気軽に借りられる場所なのか?」(笑)


などという正論、もとい重箱の隅つつきに過ぎないような批判は論外である(笑)。


 また、冒頭であげた凛の「大丈夫にゃぁ!」にはじまるミュージカル仕立ての演出に対し、


・「あまりに雑でつながりのない、唐突な映像の切り替え」

・「アパートの住人の迷惑も考えずに、凛が非常識にも夜中に大声ではしゃぎ回る」(爆)


などと批判している者たちは、映画『サウンド・オブ・ミュージック』(65年・20世紀フォックス)を観たこともないほど、ミュージカルというものをまったく理解していないのであろう。



【「ドラマありき」か!? 「キャラ萌えありき」か!?】


 だが、そんな中で、どうにも気になった意見がある。


・「しっかりとした物語があるからこそ、キャラや歌が生きて、素晴らしいライブになると思う」


 これは、草創期のマニア向け書籍『ファンタスティックコレクション No.11 ウルトラセブン SFヒーローのすばらしき世界』(朝日ソノラマ・79年1月20日発行)の「総論」の中で、アニメ特撮評論家・池田憲章(いけだ・けんしょう)先生が書いていた、


特撮映画は、特撮以上に本編の部分が重要となる。

 映画にとっては、まずストーリーとドラマだ。

 すばらしい特撮シーンも、特撮に至るまでのドラマの盛り上がりがあってこそ、はじめて生きるのである」


なる主張と、論旨はほぼ、いや、完全に同じである。


 「変身ヒーロー作品」「怪獣番組」「子供番組」の市民権向上のため、36年も前に特撮マニアが唱えた古クサい「リアリズム」や「人間ドラマ至上主義」を、本来は「萌え」欲求を満たすために製作されたハズの「アイドルアニメ」「美少女アニメ」「深夜アニメ」に対し、平成のこの世にラブライバー(笑)が声高に叫ぶとは。

 では、しっかりとした「物語」の盛り上がりがなければ、μ'sの「キャラクター」や「楽曲」は、生きては来ない存在にすぎないのであろうか?

 それは断じて「否」である。「ドラマ性」が多少弱かったり「リアリズム」に乏しかったとしても、「キャラクター」や「楽曲」の魅力で間が持ってしまって、楽しく鑑賞できることは十分にありうる。


 そもそも『ラブライブ!』のプロジェクトは、2010年6月に雑誌『電撃G'sマガジン』(KADOKAWA アスキー・メディアワークス)でストーリー連載が開始されたことに端を発し、今回の劇場版でちょうど5年を迎えるという、意外に長い歴史を誇っている。

 そのストーリー連載の開始直後の2010年8月に、それこそ「AKB総選挙」のごとく、PVのセンターをファン投票で選ぶ「総選挙」が企画され、1stシングル『僕らのLIVE 君とのLIFE』が発売されている。

 つまり、連載ストーリーもロクに展開されないうちから早くもそうした動きがあったということは、『ラブライブ!』は「まず人間ドラマありき」ではなく、「まずキャラ萌えありき」から始まった作品なのである。


 以後、2012年末までの2年半の間に、PVを収録したDVD付きCDが続々発売、μ'sを演じる声優たちによるライブステージやWebラジオなどの展開があり、テレビシリーズ第1期がスタートしたのは、そのあとの2013年1月のことである。

 今回の劇場版から遡ればちょうど折り返し地点にあたる時期であり、『ラブライブ!』がドラマ性の高い作品としてファンから認知されることとなったのは、その長い歴史のわずか後半の期間にすぎないのである。

 つまり、これは元々のキャラクターや楽曲・PVの完成度の高さや、声優たちの人気とパフォーマンスに、むしろ物語・ドラマの方があとからついてきたということではあるまいか?



【「ドラマ性」重視にも弊害はある!?】


 穂乃果の音ノ木坂学院廃校阻止という目的と、スクールアイドルをやりたいという意思が、さまざまなキャラを巻きこみながら展開していく第1期の物語は、確かに筆者にとっても魅力的である。

 そこから『ラブライブ!』の世界に入り、第1期に想い入れが強いファンたちの中には、今回の劇場版の、あまりのドラマ性の低さ(爆)に衝撃を受け、世界観を台無しにされたと、憤ったり失望したりしている者が多いようだ。


 実は彼らの意見には半分くらいは共感している。それどころか、「あなたのおっしゃるとおりです!」などと、おもわず同調したくなるような意見も散見される(笑)。


 だが、『ラブライブ!』最大の魅力とは、果たして「ドラマ性」の高さのみに尽きるものなのであろうか?

 それも魅力の中のひとつ、とするのならまだ良いのだが、それを絶対視するあまりに、今回の劇場版や、テレビシリーズ第2期を酷評するというのはいかがなものか?

 これでは特撮ジャンルで言うならば、「昭和」の1960年代・第1期ウルトラマンシリーズのファンが、1970年代・第2期ウルトラマンシリーズを「ドラマがない」――実態はむしろまったく逆であり、どころか第2期ウルトラは「子供番組としては重苦しい人間ドラマをやりすぎた」ことに功と罪があったりして、事態は錯綜しているのだが(爆)――などと批判していたのと同じ現象を、ただひたすら繰り返すだけではないのだろうか?


 この際正直に書いてしまおう。

 あくまで筆者の個人的な、第1期終盤の展開に対する感想である。

 無理がたたってステージで倒れてしまった穂乃果を気遣い、μ'sはラブライブ! の出場を辞退してしまう。

 目標を見失い、傷心した穂乃果は、ことりが海外留学の件を相談しようとしていたことにも気づかない始末。

 あげくに穂乃果は「スクールアイドルを辞める」と主張し、海未に「あなたは最低です!」と平手打ちをくらう。

 ハッキリ言って、こうしたあまりにシリアスにすぎる展開には、個人的にはおもいっきりひいてしまったのである。


 当初の構想では、第1期でμ'sをラブライブ! に出場させる案もあったようだが、京極尚彦監督の「少女たちの成長物語をきちんと描きたい」との意向によって、前述したとおりに変更されたらしい。

 だが、『ラブライブ!』に「刺激」や「興奮」よりも、美少女たちの「キャッキャウフフ」を眺めたり「アイドルソング」を聞いて脳内を蕩(とろ)けさせ「安息」や「癒し」を得る「萌え」要素のみを期待していた筆者にとっては、当初からのドラマ性の高さに関しては「おもわぬ拾いもの」だと喜んだものの、第1期終盤の展開には「アイドルアニメ」としてはいささかやりすぎ、という感が否めなかったのである。



【「リアリズム」よりも「快感原則」に奉仕した「物語」】


 μ'sの物語として、描くべきことはテレビシリーズですべて描き尽くされた、というのは、ラブライバーの共通認識だったハズである。

 だから今回の劇場版に、まともな物語がないのは、最初からあたりまえのことなのである(爆)。


「この9人だからこそ、μ'sとしての意味がある。だから、ひとりでも欠けたら、それはμ'sじゃない!」


という、3年生の卒業に伴っての劇中でのμ'sの強い意志は、やはりファンとしても尊重したい。

 だが、それでもオレたちは、μ'sのステージをまだまだ観たい! と身勝手にも願う全国のラブライバーの声に応えるために、今回の劇場版は企画されたと思えるのだ。

 だから最初から無理がある、破綻しまくりの展開であるのもあたりまえなのである(笑)。


 前半部分の「μ'sニューヨークに行く!」に関しては、それこそアイドルCDの初回限定盤に付属するDVDの映像特典として収録されているような、「アイドル珍道中」ものとして、μ'sのファンなら素直に楽しむべき性質のものであるだろう。

 クライマックスにせよ、絵里・希・にこが、卒業式後のギリギリ3年生でいられる1ヶ月たらずの短い期間に、穂乃果たちが全国を駆け回ってスクールアイドルを数百人も集め、全員分のお揃いの衣装を用意して、全員でレッスンを重ね、秋葉原公道を占拠するなんぞ、リアルに考えたら絶対にできるワケがないのである(爆)。


 それでもμ's本当の(笑)ラストライブを観せてくれたスタッフたちには、感謝こそすれ、文句をつけるなどというのは、筋違いもはなはだしいのではあるまいか?

 これでは「さらば」だの「永遠に」だのと(爆)、毎回「最後」を謳(うた)いながらも新作が製作され続け、そのたびにファンから酷評されまくる、往年の某宇宙戦艦アニメと同様の運命をたどることになりそうで、今から頭が痛い(笑)。



【小さな不満。今までの巧妙なビジネス展開を次作へと繋げ!】


 本作は公開から3週連続で興行ランキング第1位を獲得し、劇場では関連グッズの棚が常にスカスカ状態であった――これはホントに幸か不幸か。売り切れでなかったら、カネもないのにバンバン買いまくるに決まっているから(笑)――。さらに劇中で流れた挿入歌のシングルCD3種全てが、オリコンチャートの上位にランクインするのみならず、有線放送で流れまくったことには、昼メシを食いながらニタニタせずにはいられなかった(笑)。

 これは当然映画自体の出来というよりは、これまでの『ラブライブ!』プロジェクトの巧妙な戦略の成果であり、筆者の趣味人としてのホームベースである特撮ジャンルの作り手たちに向けて言うなら東映円谷プロも見習うべきものであるだろう。

 仮にもファミリー向けの変身ヒーロー映画が、オタ向け深夜アニメ劇場版の足元にもおよばない成績しか稼げないという厳然たる事実は、いい加減に恥じるべき段階にきていると思えてならないものがあるのだ。


 その意味では、今回上映終了後に何ひとつ「特報!」が流れることがなかったのは、強いて言うなら筆者が本作に感じた唯一の不満である

――あとニューヨーク披露した

・『Angelic Angel(エンジェリック・エンジェル)』

が、他のμ'sのPVに比べ、真姫の出番が極端に少なかったのも気にいらなかったが(爆)――。


 『ラブライブ!』の派生作品として、『ラブライブ! サンシャイン!!』なる新企画が既に始動している。公式サイトでもその詳細が発表されているのだから、このブームと熱気を少しでも長く継続させるためにも、露骨だろうと声の大きな少々の信者的ファンの反発を買おうと、『サンシャイン!!』に関するお披露目、観客誘導としての字幕だけでの「告知!」すらも流さないというのは、商売としては上手くないし、長年の『ラブライブ!』プロジェクトの巧妙な商業展開「らしくない」と思えてならないものがあるのだ。


 そして、筆者としては、それとは別に、まだまだμ'sのライブを観せてもらいたい、と願わずにはいられないのである。


 真姫がひそかに用意していた

・『僕たちはひとつの光

――「ほのかな」「にっこにこ」「星空」「海」「小鳥」など、メンバー全員の名前が巧妙に織りこまれた歌詞には素直に感動! 真姫はどうするのかと思ったら、「時をまき戻して」……山田くん、座布団3枚!(爆)――

をμ'sが披露するラストシーン、これは劇中で語られる架空の「アキバドーム」で行われた、「本当の」ラストライブであるだろう。


 だが、これは3年生がまだ所属していた時期に行われたものなのか、それとも第3回ラブライブ! に特別ゲストとして招かれた際の限定再結成だったのかは、いっさい語られることはない。

 そうした部分は、受け手が行間を読むべき性質のものであるのかもしれない。

 それでもファンの数自体が膨大であり、安定した収益も期待できることを考えれば、やはりそれに至る物語を続編として描くべきであり、μ'sファンが再び「愛」を共有できる場を再度提供してほしいと、当面はμ'sファン「卒業」できそうもない筆者は思えてならないのである。


(了)

(初出・オールジャンル同人誌『DEATH−VOLT』VOL.71(15年8月14日発行))



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 オタクサークル漫画『げんしけん』(02年)が、2016年6月23日刊行の『けんしけん二代目の十一』で通巻20巻記念! とカコつけて……

 TVアニメげんしけん二代目』(13年)評をUP!



げんしけん二代目

(13年・げんしけん二代目製作委員会

(文・久保達也)

(14年10月7日脱稿)


 都内の椎応(しいおう)大学にあるサークル・現代視覚文化研究会略称・「げんしけん」で繰り広げられる「日常」=「オタ的青春」まっしぐら! を描く群像劇である。


 「視覚文化」とは言っても、その活動の中心として扱われているのは漫画とコスプレであり、しかも女性部員の大半の者が、BL(ボーイズ・ラブ。青少年同士の恋愛作品)に対する関心が非常に高いこと。

 そして、今年度の新入部員・波戸(はと)くんが、コスプレ以前に「女装」した美少年であること。

 ゆえに正直、文章化するには躊躇してしまうようなセリフや描写も散見される――実際、第11話の予告編では「ピー」を連発するほどだったし(笑)――。


 波戸と同じ新入部員であり、太っていてメガネをかけた、いつも地味な格好の昔ながらの女オタ・矢島。

 第2話では彼女の下宿で、新入女子部員全員(?)が宿泊した折り、女装姿で眠りこけた波戸のスカートを、彼はホントに男性なのか? と矢島がおずおずと赤面しながらこっそりめくろうとしたり!(笑)


 やはり新入部員で、いわゆる歴史マニアの女性こと「歴女(れきじょ)」でもあり――第9話の高校時代の友人と交わす「そもさん!」「せっぱ!」なんていう、いかにも「歴女」らしい禅問答での掛け声は、筆者の世代だとテレビアニメ一休さん』(75年)で知ったものだが(笑)――、やたらと波戸をいじくり回す、コミュ力が高くて屈託のない、小柄でメガネの吉武(よしたけ)。

 第6話では、彼女の下宿のシャワー室で、着替えている波戸を吉武は覗こうとする!

 その吉武を必死で止めようとする矢島! それをおさえつける姉よりも背が高くて男装姿もばっちりハマる吉武の妹!

「デブの筋力なめんな〜!」

とこれを振り払い、吉武に飛びかかる矢島!(笑)


 最終回でも合宿として旅した甲府の温泉で、男湯を覗こうとする吉武! それだけにとどまらず、部長である小柄な荻上の胸を大柄な巨乳娘の大野と比較し、同じ彼氏がいるのにどうして!? などと、吉武は最悪のセクハラをやらかす始末(笑)。


 これらは完全に、立派な「犯罪」行為である(爆)。


 ほとんど変態としか言いようがない(笑)、サークルの空気を読めない長身の問題児の男子部員・朽木(くちき)が、やたらと美少女に見える波戸に抱きついて襲おうとしてはいつも痛い目にあったり、毎回要所要所でアメリカからの留学生である幼女のようなルックスでツインテールの無口な白人オタク女子部員のスーが入れる、実に的確な片言のツッコミが絶妙であるとか、こうしたドタバタを観ているだけでも、個人的にはかなり楽しめたものだ。

 いや、だからこそ、こうした痛い姿をさらけ出すに至るほど、彼らがBLや女装に執拗にこだわってしまう背景にある諸問題に対しては、決して目を背けずにはいられないのである。


 初期の回で矢島が

「ムダな美しさがまわりに迷惑をかける」(笑)

とか、

「人の劣等感あおりやがって!」

などと、やたらとやめさせようとしていたほど、波戸の女装の完成度は実に高いものであった。


 だが、そこはフィクション作品ゆえ、女装しているときの波戸はキレイで耽美的な少女漫画・BL漫画風の絵を描くのに、男でいるときの波戸が描く絵はほとんどシュールレアリズムで、萌えとは程遠い無骨で難解な現代美術風の世界だったりするのである(笑)。


 その理由・原因らしきものも描かれる。

 波戸は高校で所属していた美術部の、BL好きのちょっと颯爽とした姉御肌の先輩女子に憧れ、少しでも彼女の画風に近づきたいという想いを抱いていた。

 だが、ふとしたことで自身のBL好きが校内で広まって迫害されてしまったこと。

 そして、波戸の実の兄がその先輩女子と交際を始めてしまったこと――第10話では結婚が決まったことまでもが語られている!――。


 以来「げんしけん」に所属するまでの間に、波戸が女装するようになった細かな経緯については具体的には描かれてはいない。だが、先輩の技量に近づきたいと思うだけなのであれば、何も女装なんぞしなくても、絵を頑張るだけでよいのである。

 だが、先輩が兄のものとなってしまったことで、彼女を自分のものにはできないという絶望的で残酷な現実が確定してしまったタイミングで、いっそのこと先輩そのものになってしまおう、というフェティッシュな同一化願望が強く働いたのではあるまいか?

 波戸の女装バージョン(笑)は何種類か存在するのだが、その中心となるのは、実は髪型もメイクも憧れていた先輩の姿を踏襲したものであったのだ。

 波戸の行動が女装男子の典型例であるとは思われないし、抑揚あるドラマと感情移入できる人物をつくるためのキャラクラーの肉付けではあるのだろうが、中学までは柔道をやっており、何度も朽木に見事な投げ技をキメた(笑)ほどの波戸が、まさに「変身!」することとなった理由には、まさにそうした錯綜とした想いが感じられるのである。


 高校時代、恋愛に縁がなかったのは波戸ばかりではない。


 現在は部長に昇格し、「げんしけん」OBで漫画編集者となった初代主人公・笹原(ささはら)青年と交際する荻上(おぎうえ)。

――普段は標準語で話すのに、心の声はおもいっきりの東北弁という演出が、地方出身者の筆者としては実にリアルに感じられる。これに対し、漫画研究会の部長は普段からおもいっきりの関西弁だが(笑)――


 BLトーク以外では、歴女トークでひたすら盛り上がっているばかりだった吉武。


 ヤンキー風だったのにイラストは自分よりうまく、自分を

「(へ)たっぴ」

と呼んでいた高校生男子にほのかな想いを寄せていた矢島。

――「それってからかわれていただけじゃないの?」と部員たちにつっこまれた矢島が、クラス替えのあとに廊下で再会した際、彼が自分のことを「矢島」と本名で呼んでくれた、と弁明するさまはちょっと泣ける――


 見事なまでに、みんな「なんもなかった」のである。


 長年、いや、現在でもBLという世界自体は、失礼ながら正直なところ実感としては少々理解するのに苦しむ筆者ではあるが、3次元の世界で「なんもない」人間が、2次元の世界でこうした世界観に逃げこむ、いや、浸ってしまう傾向が強くなるのは必然ではないのだろうか?

 筆者みたいな、やはり「なんもない」(爆)人間がこれを批判できるはずもない。

 どう見てもモテるハズのない男性主人公が、美少女たちに囲まれてハーレム状態となる「非リアル」(笑)なアニメに逃げこむ男性オタクたちの行為と、本質的には何も変わらないはずなのである。

 なので、BL好きのオタ娘が「腐女子(ふじょし。腐っている女子)」と、自らを自虐的にジョークとユーモアも込めて自称するようになったのにもかかわらず、どうしてBL漫画もたしなむごくごく少数の男性オタクという意味での「腐男子」という新語が派生的に誕生する前に、オタク男子の方から積極的に道化(ピエロ)的に振る舞って自らを「腐男子」と自嘲的に自称してみせなかったのかが、今となっては筆者には少々不思議なくらいだが(笑)。



 その意味では、大学に近くて、「げんしけん」に立ち寄ることができるという理由だけで就職先を選ぶような(笑)、やはりメガネをかけ、常に倦怠感が漂う貧相な体つきのカマキリみたいな、まさに筆者をモデルにしたような(爆)OBの斑目(まだらめ)青年こそは立派な「腐男子」であり、筆者的には最も感情移入せずにはいられなかったキャラである。

 生涯オタであることを誓った(汗)ものの、就職して忙しい日々を過ごす中、たとえば3日間の開催日すべてに参加していたコミケに1日しか出られないなど、趣味に没頭してばかりもいられなくなり、悶々とする斑目の姿は、普段はオタらしいことが何もできずにいる社会人オタには共感せずにはいられないであろう。


 さらに加え、斑目には、「げんしけん」時代から片想いをしてきた春日部の存在があった。

 春日部はファッション&スイーツ非オタ一般ピープルの女性であって、「げんしけん」に所属してはいたものの、交際していたイケメンオタクの高坂(こうさか)青年目当てで、彼のオタ趣味をやめさせようと(笑)部室に出入りしていたのが入部のキッカケであり、しかも、現在に至るまでオタ趣味には染まっていない、一般人の娘なのだ。

 そして高坂は、ノーメイクでも美少女キャラになれる(爆)ほどの美少年であり、就職したエロゲー(ム)メーカー(笑)では、彼をゲームのキャラとしてそのまま登場させているほどなのである。

 さらに、ふたりが交際を始めたのは、春日部から高坂に熱烈なアプローチをしたのが発端だったのだ。


 リア充どもであれば、こうした最悪の状況下であっても、高坂から春日部を奪うことを考えるのかもしれない。

 だが、我々のような人種からすれば、そんな「何やったって、勝てやしねえ」戦いに、挑むワケがないのは当たり前であり、そして、「負け犬気分は一生続く」のである(爆)。

 オタクの笹原の妹であるにもかかわらずギャル系であり、八王子キャバ嬢をしている(爆)恵子から

「ちゃんと失恋できてない。いっぺんくらいちゃんとコクってみろ!」

とあおられようが、その後の精神的ダメージを考えれば、ちゃんと失恋する必要なんかない、と考える方が妥当である(笑)。


 かと言って、スーから

「新しい恋を見つけろ」(笑)

と言われようが、そんな気分にもさらさらなれず、春日部への想いをひきずっているしかない斑目の心情は、痛いほど理解できるのだ。


 どうにも手が届くハズのない娘ばかりを好きになる傾向が強かった者からすれば、大事に想うからこそ、自身がこんなふうなのだから、やはり「遠慮」をしておくのが正解かと思えるのだ。

 自身がイケメンだのスポーツ万能であれば手は届いたのかもしれず、そんな高嶺の花を好きになる自分が悪いのであり、斑目のように

「フラれんの前提の告白なんて意味あんのか?」

などと、悶々としていた若いころが実に懐かしく感じられたものである(笑)。


 だが、第11話で班目と同じくOBの春日部が大学の文化祭を訪れたことから、波戸と恵子の気を利かせたセッティングにより、斑目春日部と「げんしけん」部室でふたりきりにされてしまい、意を決するしかない状況に追いこまれる!

 もちろん斑目は「好きだ」だの「つきあってくれ」だのと、フツーの告白をするハズがない(笑)。


 斑目が涙を流しながら叫んだ言葉は、

「あのとき君は鼻毛が出てた!」

である(爆)。


 初めて春日部を意識したあの日……それは文化祭春日部の頭に猫耳をつけようとした、あのときの状況のことだった。

 当然春日部の返事は、

「高坂がいるからつきあえない」

である。


 だが、この場面には、斑目にとってはかなりの「救い」となる演出が、いくつもなされていたのであった。

 「鼻毛が出てた」などと、普通なら「フザけんな!」で終わってしまう(笑)ような、斑目の言葉の裏に秘められた想いをすぐに察し、

「でも、伝わったかな」

と返す春日部の姿は、並みの告白なんぞ期待してもしょうがないと思うほど、斑目のことを十分に理解している証であり、精一杯の気遣い・優しさも感じられるのだ。


 これは

「もし高坂がいなかったら?」

との斑目の問いに対する、

「そんな人生もあったかもね」

の答えにしてもそうであるし、涙を流しながら

「ずっと斑目を苦しめていたのかな」

に至っては……


 「終わった」のは確かである。

 だが、こうした春日部描写が丁寧に積み重ねられているからこそ、恋は成就しなかったものの、斑目

「マジでスッキリした」

「本当に、楽しかったんだ」

なるセリフに、深い感動を与えることとなったのである!


 もっとも、これに至る前に、春日部が部員たちに斑目のことを散々罵倒したり、第12話で、斑目を気遣った部員たちが、高坂が出演するエロゲーのジャケットを再現する形で斑目を囲んで記念写真を撮ろうとしたら、斑目が女子部員のコスプレ文句をつけてみたり、といった描写を見ると、「素直じゃない」点では斑目春日部はまさに「似た者どうし」であり、「そんな人生もあったかもね」という春日部のセリフにも、俄然真実味・説得力が感じられるというものである。

 実際後者の場面では、春日部

「あ〜あ、嫌いだったころの斑目に戻っちゃった」

などと口にしているほどであり、少なくともその後は斑目に対し、春日部は悪感情を抱いてはいなかったことがこれで明白なのである。


 この事件の直後、斑目は勤務先を辞めてしまう!

 波戸は責任を感じ、部室に姿を見せなくなってしまうほどであったのだが、単に失恋ばかりではなく、以前より仕事が少なくなり、早帰りが増えたことで会社の将来に不安を感じたこと、卒業した人間がいつまでも大学のそばにいるのもよくないと考えるようになったことなど、斑目の退職は複合的な要因がからんだものだったのだ。


 リアルが充実していない人間は、常に「人生を変えたい」と考える。それには転職もそうだが、人生をいったん「リセット」し、しばらくして「リブート(再起動)」するのが最もてっとり早くて、理にかなっているとも思われる。筆者なんかはまさにその繰り返しである(爆)。

 そのための良い口実になるとでも考えたのか、斑目は波戸と恵子の計略にワザとはまって、告白して退職までして部室から遠ざかるために自爆したとする見方も可能なのである。

 晴れて無職となり、昼間から秋葉原を散策できる自由選択した斑目の姿は、筆者には必ずしも誤っているとは思えないものがある。

 なぜなら、人生には個人が努力したらなんとかなるものもあるにはあるが、それ以上に個人の努力だけではどうにもできないものの方が圧倒的に多いと考えるからである。

 持って生まれた気質や性格、体質や体格、才能や体力の有無、能力の上限。

 最初はコミュ力がなくても人が近寄って来てナンパされたり話し掛けられることでコミュニケーションが自然に始まり経験値や自信を積められる人間もいれば、その逆に理不尽にも無視されたり遠ざけられたり蔑まれることでコミュニケーションの経験値を積みにくくなるどころか自信を奪われてしまう人間もいる。個人の努力を超えたところで、スタート地点までもが異なってしまう美醜などのルックスの格差!

 加えて、相手の意向や趣味嗜好に思想信条や好悪などもからんできて、それがどこまでも自分個人のそれとは異なっていれば、想いや努力は報われないどころか、それが相手にとってはストーカー的な迷惑ともなりうることがある。要は双方のニーズの「相性」の問題である。


 「恋愛」なんぞはその最たるものだが、我々のような「コミュニケーション不全者」からすれば、「就職」もその代表格である。

 第12話では、コスプレ大好き娘の大野が4年生の11月になっても内定がないにもかかわらず、いまだにコスプレしか頭にないことを部員たちがたしなめる場面がある。

 だが、大野はどうせ「就活」しても内定なんかもらえないのだから、コスプレしてるしかないのだと、あきらめと開き直り半々の様子で答える。


 これを現実逃避だと非難するのはたやすい。

 だが、この国の大半の企業が、「コミュ不全者」の入社を、あからさまに「拒絶」しているのは、厳然たる事実なのである(汗)。


 私事で恐縮だが、大学卒業を直前に控えながらも、まだ内定のない学生たちを、企業の人事担当者と見合いさせる「就活」イベントに仕事で関わったことがある。

 約100人前後の学生が集まったのだが、彼らは男子も女子も、オタクであり「コミュ不全者」でもある筆者の目で見てさえも、明らかにそれとわかってしまう者が大半であった。

 だが、受付カードを見ると、結構著名な大学出身であったり、資格を数多く持っているような、優秀かと思える者もいたのである。そして、女子の一部には、ルックス的にも平均以上に見える者も存在したのである。

 しかしながら、そうした若者たちが、「コミュニケーション不全」という理由だけで、大手企業ではふるいにかけられることもなく、まさに門前払いされてしまっているという厳しい現実を、いやと言うほど見せつけられたのである!


 これでは帰国子女であり、英会話の能力を誇る大野さえもが、「就活」なんか努力するだけムダだと考えるのも、「わかっちゃいるけどやめられねえ」とばかりに、コスプレにのめりこむのも必然である。


 我々のような者が「就活」で努力できることがあるとしたら、よほど「いい人」ばかりが揃っている会社を動物的なカンで見つけるか、「コミュ不全」であることがバレないよう、面接でせいぜい演技をするかくらいしかないのである! イヤだろうとも欺瞞だろうとも苦手だろうとも我慢してみんな気を張って演技して面接で頑張るのだ!(涙)――幸いにして欧米とは異なり今のところは日本ではなかなか正社員をクビにはできないのだから、入ってしまえばこっちのもの。食べていくためだと開き直って入社してからムリのない自分ができるペースの範囲でコミュ力を少しずつ身に付けていけば良いだけだ。つーか、「コミュ不全者」である正体なんて、ヘタすりゃ入社して数日でバレるのだけれど(爆)――

 パパのコネで銀行への就職が決まっている朽木のことが、うらやましい限りである(笑)。


 こうした局面でさえも、たとえば平成ウルトラマンシリーズやあまたの子供向けヒーローものに少年漫画などであれば大野に対し、「就活」を

「あきらめるな!」(爆)

などと説教することであろう。

 だが、本作ではそんな「浅い」展開にはならない。


 コスプレ好きが縁で大野と交際し、彼女の衣装の製作や写真撮影をしている「げんしけん」OBの田中は、大野の深い悩みを解決しようと、

「君のために磨いた技術を仕事にする!」

宣言し、吉武たちは

「これってプロポーズ?」

と大騒ぎする――つーか、オタとしてはかっこよすぎやろコレ! 斑目とはエラい違いだ(爆)――。


 田中がコスプレ趣味で将来食っていけるのかどうかは、現時点ではまったくアテにならない話であり、これでは単なる気休めではないかという見方もあろう――実際それは本編でも語られている――。

 しかしながら、大野も「就活」などというムダ(?)な努力をするくらいであれば、サッサと田中と結婚して食わせてもらう、もしくは共同で趣味を活かして起業するという選択の方も、それなりに現実的ではないだろうか?


 これは気休めではなく、「希望」なのである。

 たとえ田中がコスプレで食っていけなかったとしても、好きで一緒になった大野のためなら、別の仕事でも情熱を持って努力していくことができるだろう。

 いや、笹原が編集者、高坂がエロゲーメーカーと、趣味を究めることで、現在の仕事につながっている実例も本作では描かれているのだ。田中や大野がコスプレを究めることで、そうした道が開ける可能性だって、十分に考えられるのである。


 その意味では、大野のコスプレを収録したCD−ROMを自ら手売りするという吉武の案も、「就活」なんかに比べりゃはるかに現実的かもしれない。

 もっとも撮影の過程で吉武が大野に一升瓶を飲ませたことで、ベロンベロンになった大野が田中の前で激エロポーズを繰り広げるさまには、やはり心配になってしまったが(爆)。


 女装、BL、コスプレという世界に陶酔する者たちの内面・深層心理に迫りつつも、陰鬱に描くのではなく、そうしたギャグに転化・昇華させてしまう手法は、まさに近年の平成ライダー作品をも彷彿とさせるものがある。

 いや、登場人物たちの人間関係の密度や互いに対する執着の度合いが、回を重ねるごとに変遷を遂げていき、それが作品のパワーや作品を駆動する原動力・エンジンと化している点では、それこそ往年の『仮面ライダー555(ファイズ)』(03年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20031102/p1)の男女の六角・七角関係(笑)や、『仮面ライダーフォーゼ』(11年)の卒業式や修学旅行の回――高校生主人公・弦太朗を女子高生・優希奈の魔手(?)から守る2号ライダー・仮面ライダーメテオの流星くんとか、完全にBLだろ!(爆)――と共通するところのある群像劇として完成されているかと思える。


 今回の一応の主人公格である波戸もまた、文化祭で部長の荻上との共作漫画を完成させることにより、今後はBL以外の普通の漫画も描いていこうと考えるようになる。

 そして、斑目の一件で心を痛めた波戸は、最終回で描かれた合宿に、男子の姿で現れた。

 「げんしけん」入部以降のことを振り返り、

「みんな変わっていくし、変わらなきゃいけないし」

と、女装するのをやめる覚悟を決めたかに見えた波戸に、斑目はやさしくこう語る。


斑目「君は立派なオタク。それは未来永劫変わらない」


 そして、宴会で女装に着替え直した波戸の姿に、あれほど嫌がっていたハズの矢島が、

「こっちの方がしっくりとくる」

と、素直に喜ぶさまが、なんとも胸を熱くさせるものがある!


 こうしたマイノリティが存在を受け入れられたり、互いの下宿を行き来したり、みんなでコミケに出かけたり、文化祭でOB含めて全員集合したり……といったコミュニティが描かれているのは、あまりに理想郷ではある。


 しかしながら、そうした体験を積み重ねることにより、「コミュニケーション不全者」であるオタであっても、世間一般でも応用できるような「コミュニケーション能力」も少しは身についていくのではないのか? と、本作を観て思えたものであった――実際、春日部や恵子などの一般人も部室に出入りしていたのだからなおさらである――。


 我々が努力せねばならないことがあるとしたら、それは、3次元であれ2次元であれネット上のコミュニティであれ掲示板であれ、暫定的でも多少の人間関係齟齬はあっても「げんしけん」のような居場所や帰属意識の持てる場所を見つけたり、あるいは3次元やネット上に友人を見つけたり作ったりすることが困難で孤独・(ひとり)ボッチであったとしても、深夜アニメオタク系映画鑑賞やオタク系イベント参加などの趣味で、その場凌ぎではあってもそのときだけは高揚やホッと息の付けるような楽しみを見つけ出し、多少の安心や安息や慰めを得て、厳しい現実や人間関係でヘコんでしまった精神を癒したり、心のバランスを回復する術を見つけることではないのだろうか?

 筆者が若かったころはそのようなことが非常に困難であり、またそのようなノウハウも電子ツールもなかったが、現在であれば現実世界にも「コミュ不全者」のオタの若者たちの居場所や慰謝となれるような一応の理想郷や娯楽が、少なからず存在するかと思えるのである。


(了)

(初出・オールジャンル同人誌『DEATH−VOLT』VOL.68(14年10月26日発行))


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(文・T.SATO)

(15年7月18日脱稿)


 1960年代に『鉄腕アトム』『鉄人28号』に次ぐ大人気漫画『エイトマン』の原作、70年代に不死身の人狼が各国の諜報機関と戦うウルフガイシリーズ、80年代だと『幻魔大戦』で一世を風靡したSF作家。

 筆者は角川初のアニメ映画幻魔大戦』(83年)に10代中盤で出会い、原作小説を読みまくり、氏の旧作小説にも手を伸ばしていったクチだ。


 ちなみに『幻魔大戦』はパラレルワールド&ループものの中興の祖でもある――昨今流行のソレらは本作の直接の影響下のモノではなく孫・曾孫としてのソレだが――。

 シリーズ作品群をメタ時系列で並べると。


東京に改称しなかった1999年の江戸を発端に、全宇宙の破壊者・幻魔の侵攻で滅びた地球から江戸時代初期へとタイムリープ、対抗できる超能力者を播種して歴史をやり直さんとする『新幻魔大戦』(71年)。


・『新』の江戸時代の延長の1967(昭和42)年を舞台に、高校生・東丈(あずま・じょう)と世界の超能力者たちが幻魔一族と戦う『幻魔大戦(漫画版)』(67年)。


・序盤は漫画版同様の超能力バトルだが、力による勝利が不可能であることを悟り新宗教的な組織を結成して心の浄化を主張する『幻魔大戦(小説版)』(79年)とその直続編『ハルマゲドン』(87年)。


・1967年の幻魔侵攻がなかった分岐平行世界の1979(昭和54)年を導入に、滅亡した1967年世界の記憶を各キャラがおぼろげに思い出す中、29歳の作家・東丈の現況を描き、彼の前世のひとつである奈良時代修験道開祖役小角(えんのおづぬ)や、多種の獣人族が闊歩する超古代世界に、悪魔王サタンの本体・堕天使ルシフェルの倦怠&虚無感も描いた『真幻魔大戦』(79年)。


・諸作の隙間を埋め、ムー大陸地球滅亡寸前の1968年夏を描く『ハルマゲドンの少女』(83年)。


(後年、いくつか番外編も書かれたようだが未読なので略)


 神と悪魔の最終戦争、空間的には全宇宙〜平行宇宙規模、天界や地獄に、時間的にも億年単位の輪廻転生タイムリープ後の自由行動が時空連続体の歴史改変ではなく必然・運命にも帰結する不可思議も描いて、このテのジャンルやマニア人種に多大な影響を及ぼした。


 往時アレだけ注目を集めたのに、若いオタには氏の業績は継承されていない。それは当時の読者たちが頬かむりして氏については知らぬフリを決め込んだからだ。

 その理由は、氏が一時信奉した弱小新宗教GLA、その影響下にある幸福の科学オウム真理教白装束集団(名称失念)などが90年代以降の世を騒がせ、ある点では現実の方が先を行ってしまったからでもある。

 この事態に言葉を失い、新宗教と同一視されてトンデモ扱いされることを避ける自己保身を読者たちは選択した。筆者も例外ではナイどころかその典型ですらあった(汗)。


 89年に当時の新作に対する校正改竄と受け取り、自著一切を角川から撤収したことも失敗だったと私見する。

 隆盛を極めた小松左京筒井康隆星新一ら日本SF第1世代の作品が90年代には絶版になったことを思えば、平井も時間の問題で同様の運命であったのかもしれない。

 しかし、SF性よりキャラ性&ヒーロー性を優先した作品群だけに、角川文庫に残れば氏ももう少し延命できたようにも思えて私的には残念なことであった。


 アレからウン十年。

 氏から距離を置きつつも、元祖「後書き」作家のアダ名を冠された氏だけに、新刊を見かければ「後書き」だけはチェックしてきた。

 氏も自身の所業が怖くなったか90年代初頭には新宗教的世界観からの決別を表明しもした。

 が、その後も「小さな神」――振り子や両手に針金のダウジング(汗)――にハマったりして、ソレなら無害ともいえるが、大幅にオーラを減じたその姿には正直失望を禁じ得なかったものだ。


 ここ四半世紀の平井和正黙殺風潮に関しては、筆者も含む愛読者側にあったメンタルの偏りなど今では色々と私見もあるが、別の機会に何かにカラめて。


 ところで未完の大長編『幻魔大戦』連作は、今度は1979年の幻魔侵攻がなかった新たな平行世界の00年代中盤を舞台にした『幻魔大戦deep』(05年)シリーズでナンととっくに完結していたそーナ!

 各種レビューを見るにやはり大バトルではなく内面世界だけで終結させてしまうようで。賛否あろうが純テーマ的には妥当なオチか?


 試しに電子書籍通勤電車の中で読み始める。

 50代に達して適度に枯れた作家・東丈と翻訳家の姉・三千子の往時と変わらぬ日常会話に懐かしくなる!

 今にして思うと、饒舌かつスピード感のある文体が『幻魔(小説版)』11巻以降、『真幻魔』も中途から失われていたように思うが、ココにあるのは『幻魔』初期の文体だ!

 漫画版の幻魔司政官への言及や丈の旧友・江田四郎との再会などに嬉しくもなる。


 が、数巻目に至って募る展開への諸々の違和感。このまま読み進めるべきか否か、悩んでいる次第である(汗)。


(了)



電子書籍

幻魔大戦 全20冊合本版<幻魔大戦> (角川文庫)電子書籍

幻魔大戦〈1〉 (1979年) (角川文庫)角川文庫版)

幻魔大戦〈第1集〉 (平井和正ライブラリー)ハードカバー版)

決定版 幻魔大戦〈1〉幻魔宇宙・超戦士 (集英社文庫)集英社文庫版・角川版全20巻の新装全10巻再販版)


幻魔大戦 1 (サンデー・コミックス)(漫画版)

幻魔大戦(1) (石ノ森章太郎デジタル大全)(漫画版・電子書籍


新幻魔大戦

新幻魔大戦

電子書籍

新・幻魔大戦 (1978年) (Tokuma novels)(徳間ノベル・新書版)

新・幻魔大戦 (1980年) (徳間文庫)徳間文庫版)

新幻魔大戦 (角川文庫)角川文庫版・徳間文庫版の新装再販版)

新幻魔大戦 (平井和正全集)ハードカバー版)

新幻魔大戦 (秋田文庫 5-42)(漫画版)

新幻魔大戦(1) (石ノ森章太郎デジタル大全)(漫画版・電子書籍


真幻魔大戦1 超意識との邂逅

真幻魔大戦1 超意識との邂逅

電子書籍

真幻魔大戦〈1〉 (1980年) (Tokuma novels―幻魔シリーズ)(徳間ノベル・新書版)

真幻魔大戦〈1〉ビッグ・プロローグ (徳間文庫)徳間文庫版)


ハルマゲドン―第二次幻魔大戦 (平井和正ライブラリー)

ハルマゲドン―第二次幻魔大戦 (平井和正ライブラリー)

ハードカバー版)

ハルマゲドン―第2次幻魔大戦〈1〉人類復興 (トクマ・ノベルズ)(徳間ノベル・新書版)


ハルマゲドンの少女〈上〉

ハルマゲドンの少女〈上〉

ハードカバー版)

ハルマゲドンの少女〈1〉 (トクマ・ノベルズ)(徳間ノベル・新書版)


幻魔大戦deep1

幻魔大戦deep1

e文庫 『幻魔大戦deep』 平井和正(CD−ROM)

幻魔大戦deep トルテック

幻魔大戦deep トルテック

ハードカバー)(シリーズ完結編)

幻魔大戦DNA 第六集 (月光魔術團III)ハードカバー)(番外編ではなく、『月光魔術団』第3部のサブタイトルに過ぎない模様?)


昨今のオタ向けループもの作品の流行を先取りしたかのような、パラレルワールドをまたがった美少女ハーレム・ラブコメみたいな作品も、ナンと2003年の時点で発表していたようです(もちろん未読)。……スゴいのか若いのかバカ(半分ホメ言葉)なのか。ナンだったんでしょう?(汗)

e文庫 『ABDUCTION?拉致?』 平井和正(CD−ROM)



(初出・オールジャンル同人誌『SHOUT!』VOL.65(15年8月14日発行))



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 『たまこラブストーリー』評をUP!



たまこラブストーリー 〜親密な商店街にオタの居場所はあるか!?

(文・T.SATO)

(14年7月26日脱稿)


 肩を露出させ濡れた黒髪を垂らした、たまこの清楚だけど少し色っぽい顔のUP。シネコンに飾られたポスターにダマされて、間違って観てしまう。


 美少女アニメの無口無愛想ウィスパーボイスの弱者ヒロインに群がるオタ男子の構図に、昔から上から目線で小バカにしてきた聡明(?)な筆者。

 弱いオタ男子よりもさらに弱い、こんな情けないボクでも値踏みしてこないイタイケな美少女への執着。一見、女性尊重のようでもその実、男性側は優位。ヒトはコレをヘタレマッチョ(笑)と呼ぶ。


 その弊を免れるに今後は、オタ男子よりも強い女のコ。クール&無口でもキモがすわってて、プチ豊満ボディで母性も想起させる『ウィッチクラフトワークス』(14年)の黒髪女子高生ヒロインみたいな長身デカ女に萌えですョ! ……でもコレも、女子に守ってもらいたい願望の現れで、弱者少女萌えより始末が悪いってか?(汗)


 かの『這いよれ!ニャル子さん』(12年)では、美少女(?)ママまで登場。「息子ニウム、吸収ゥ〜」と高校生主人公を抱擁! 7〜80年代オバさんパーマのママも絶滅して久しいが、ジャンルに追随するには今後、ママ萌え属性も鍛えないとダメなのか!?(笑)


 ただいずれにしても、女子の強弱に関わらず、自分からアタックかける胆力ナイから、向こうからモーションかけてくれないかナ? とゆー虫のイイ願望の発露なのは明白。


 が……。その気持ちは痛いほどによくわかる!(コラ)


 あぁ、空から美少女が落ちてきて、半歩後ろからソデを引っぱって伏し目がちに好意を表明してくれないかナ♪ まぁ筆者は強弱女子両方ともに可だけどネ(笑)。


 ところで、男女間で真に対等な関係はありうるか? あったとして、そこにセクシュアリティは宿るのか?


 たまこはオタ男子にとっての都合のイイ、庇護したい女子の典型ではナイ。本作の前日談『たまこまーけっと』(13年)での、口に手をあて両頬の前でビックリ手の平、内股で膝を閉じたりの、同性からも好かれそうな自然な女のコっぽい仕草。

 そこが同じく京都アニメ製作でも未熟なヒロインの『中二病でも恋がしたい!』(12年)に人気面で劣った一因であり、美点であったとも思うのだ。


 と云ったそばからナニだけど、たまこってこんなにオボコかったっけ?

 彼女って、他人の色恋に鈍感なワケではなく、でも恋愛体質で常に誰かにホレてるタイプでもない。適度にサバサバ、商店街のお向かいの同い歳少年の好意にウスウス気付きつつも、高校時分からベタベタ付き合う気はナイから気付かないフリして、でも意識的にか無意識にか少年をキープ(笑)にしてるのだとばかり、筆者は思ってました。

 で、適齢期が来たらお預けしてた少年とアッサリ結婚、幸せで人並みな人生を送るとゆー。


 良く云えば身持ちの堅い勝ち組。悪く云えば自分のモテを自覚した余裕の態度。

 ……イイ娘だなぁと思いつつも、ドコか小癪にさわり、我々オタみたいに泥水すすってちったぁ苦労しろい! テメェは世界の半分しか見ていねェ! とゆー相反した感情もわきあがる。


 筆者の曲解含めて多少の不整合を感じつつ、男子からの告白という昨今の美少女アニメの逆を行く発端で、パニクった彼女のアタフタを延々つづるだけの映画なのに……。その初々しさが琴線にふれてきて……滂沱の涙(オイ)。



 が、生まれ育った商店街の面々から常に声をかけられ、それに屈託なく応えて、世界からの拒絶感も劣等感もなさそーな彼女を見てると、この商店街に筆者の居場所や息がつける場所はナイと絶望もしてしまう。

 人見知り・小声や滑舌の悪さから来る発話恐怖。意志疎通が潤滑に行かないことから来る悪循環。特殊な趣味嗜好を吐露できる仲間が少ない屈託。

 このテの人種は気難しくてワケの判らぬ異分子と見なされて、商店街の面々から酷薄に扱われるのに決まってる! 近くにショッピングモールができて、こんな商店街はツブれてしまえ!(笑)


 周囲が他人ばかりなら、学校や地域でのカースト劣位を忘れて伸び伸びふるまえ、時に真の自分も出せる。その利点もこの作品でといわず訴えるべきだとも思う。


 が、我々みたいなコミュニケーション弱者で、「生活」に関心がナイ奇形人間が人口の過半を占めたら、「社会」は成り立たず、子孫もできずに人類も衰亡するので、多数派中核の存在はやはり一般ピープルが適切かナと。

 オタはその周辺でデシャバらず迫害もされないように、棲み分け的に共生するのが理想か?


 となると、アメリカの圧力による大店法改正以来のグローバリズムは阻止して、地産地消で商店街も守るべき。

 けど、愚民どもは自分では合理的なつもりでも、目先の値段しか見ず、ネット通販や大店舗に走る。

 税金アマゾンがある千葉県市川市ほか少々にしか落ちないから、商店も地域も痩せるばかり。

 自分は無罪で被害者だと思っているオタどもも、実は新自由主義デフレ経済の共犯者なのである(……筆者もナ・汗)。


(了)



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たまこまーけっと (1) [Blu-ray]

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響け!ユーフォニアム 〜手放しの傑作か!? 2015年アニメ

(文・T.SATO)

(15年7月26日脱稿)


 主役女子が吹く金管楽器をタイトルに冠した、高校の吹奏楽部を舞台にしたアニメ


 本来あるべき『けいおん!』(09年)がココにある!?

 高校の軽音部を舞台に、美少女たちが部室や自宅でマッタリとお茶とお菓子でダベっているだけで、ロクに練習もしてナイのにイザとなるや見事な演奏を披露していた『けいおん』。それとは対照的に、本作では延々とジミな練習が描かれる。

 京都アニメのスタッフも当時から内心ではツッコんでいて、自社がブランド化して自由度が増した今、かつての自社作品へのアンチテーゼを行っているのに違いナイ! などと作り手の思いを評者の意見で糊塗しちゃアカンですナ(汗)。


 バンド活動なんてカッコつけて悦に入ってモテたい虚栄心の発露で、我々オタとは対極のリア充であり敵であったハズ!

 そんな作品が人気ダなんて、現実世界への怨念を日々募らせる筆者(笑)のような旧型オタは、それは3次元で主流の俗物の価値観への屈服だろ! と違和感を禁じ得なかったモノだ

――文芸部が舞台の『涼宮ハルヒの憂鬱』(06年)終盤での文化祭へのバンド参加や、エンディングのハルヒダンスを3次元で「踊ってみた」動画の大流行にも同様の思い(笑)――。


 そんな思いで長年いたトコロに登場した本作。

 栗色ゆるふわヘアで一見フェミニンなメインヒロイン。黒髪ロングの張りつめた風情の無口なサブヒロイン

 #1アバンでは、中学時代の吹奏コンクールの結果に、前者が「こんなモンだよネ」とサメてるのに、後者が言葉少なにホンキで悔し涙を流して、前者を驚愕させると同時に悪いことを云っちゃったとミゾができる光景を見せる。


 後者と比すれば前者はサメてるけど、強豪校でナイなら前者の態度もごくフツー。

 とはいえ、漫画・アニメ・スポ根・部活モノの主役としてはたしかにサメてて――クールというほどではナイが――、集団の中心やその逆のハズれ者になることもなさそーな中間層の主役女子。


 高校に進んで強豪でもナイ吹部に入ったふたり。加えてオデコ出してる初心者の元気女子。吹部経験者の娘ムスメした女子。合計4人を作品の看板に据える。

 が、萌え的な華にはなりえても、3・4人目の娘たちはWヒロインとの対比の妙は出せていても、物語のメインストリームにまでカラんでいたとはいえない。


 むしろナマっぽい内面も感じさせるヒューマン描写の担当は脇役の方であった。


・マジメだけれど胆力はなさそうで、それを自覚して少し悩んでいる風の女子部長。

・シメっぽい内面が仮にあっても大人の態度で拘泥せず、コミュ力高くて大声で三枚目を演じて場をナゴませる、皆と心底からは交わってなさそーでも、それを寂しがることもなくてタフそうな、ゆえに腹も読みにくいムードメーカーの黒髪ロングで銀縁メガネの副部長女子。

・主役たちの入学前年の部活内紛では調停に奔走した人格者らしいけど、サブヒロインとトランペッターの座を争って技量で敗退していくクール女子。

・クール女子信者でデカリボンを付けたチビな女子。


 それらは点描としてはとてもイイ。

 しかし個人のドラマで完結していて、各人が交流する際の動機になったり、衝突後の化学反応で新局面の人間関係が進展といった風情はなく、優秀だけど狡猾な吹部の男性新顧問の掌で、遊びではなくガチで全国をめざす綿密な練習〜大会描写がすべてを呑み込んでしまっている。


 現実世界では私的葛藤と公的行事のピークや底が連動することはたしかにナイ。が、物語世界ではその方がシンボリックで気持ちイイこともある。

 #8ラストの夜の高台でのメイン&サブヒロイン百合一歩手前の和解&高揚もイイのだが、あくまで2者間での情念で、その即直後に作品や吹部がご都合にも高みに行くワケでもナイあたりが、この作品の美点か弱点か悩む。

 あまたのアイドルアニメでは半端に終わった技量差問題、最終回での地区優勝での感動などイイところも一杯あるけどネ。


 批評感想オタ界隈でも好評で、キャラ人気&売上的にも好調な本作。個人的には悪くはナイけどウス口に感じるのは、そのへんが理由のようだ――本作を評価する方々にはご不興でしたらゴメンなさい――。

 音楽アニメなら昭和41年の高校生ジャズバンドを描く『坂道のアポロン』、高校の少数男女のはぐれ合唱部を描いた『TARI TARI』(共に12年)も想起。共に公私の描写に分裂もあったのに、そうは感じさせなかった作劇の妙が今さらながらに気になったり。


 こう書いてくると誤解されそーだが、15年の春アニメの中では『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』(15年)に次いで、あとで「まとめ見」ではなく、放映日の内に最新話を観たくなるほどには惹かれているし、相応に気に入ってもいる作品ではあるのだが。


(了)



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(初出・オールジャンル同人誌『SHOUT!』VOL.65(15年8月14日発行))



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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。・私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!・琴浦さん 〜2013年3大ぼっちアニメ評


2016年アニメ序盤評 〜キズナイーバーハイスクールフリート甲鉄城のカバネリ少年メイド坂本ですが?ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?文豪ストレイドッグス

(文・T.SATO)

(16年4月28日脱稿)


キズナイーバー

(土曜23時30分 TOKYO MXほか)

 今を時めく新進気鋭のスタジオ・トリガーと、今や権威の脚本家岡田麿里が組んだ作品。後者は「原作」にもトリガーとともに名を連ねる。

 とはいえ、筆者個人は岡田麿里作品の全部がケッサクであるとはツユほども思っていないし、その神懸かったピークはもう5年も前の2011年ごろの『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『放浪息子』のあたりで、その後の量産作品群にはイマイチなものや凡作もけっこうあってブランド化されすぎてるんじゃないかとも思うけど――アッ、でも前季までの『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(15年)はケッサクだったと私見します――。


 本作のタイトルは、「キズ」と「キズナ」と「ナイーブ」のベタな掛け言葉であることは、10代前半のよほどのアニメ初心者などは別として、誰でもすぐにわかるとは思う。

 心の傷なり、繊細ナイーブな内面なり、そこに共感・同情なり、時に乱暴に踏み込んでいくことで生じていく絆なり……といった物語の基本コンセプトを想起させ、作家自身の創作意欲も喚起していくような、フザケているけど秀逸な作品タイトルだったとは思うのだが……。


 出来上がった作品は、個人的にはあんまり面白くない(笑)。

 基本設定は、高校2年の硬軟さまざまな性格の同級生の男女7人が、同じ高校の女子生徒にプチ・改造手術(?)を受けて、ひとりの物理的痛覚を残りの全員が平等に感知するようになってしまい、しかも改造を施した女子生徒が与えた試練やクイズに答えられないと、罰を与えられるというナンセンスなもの。


 今のところ、あくまでドタバタ喜劇であって、個々人の性格の相違から来るマジメなディスコミュニケーション劇などはナイことから、ナイーブのナの字もない。その要素は今のところは温存しておいてシリーズ後半で使うのやもしれないが……。

 ダメダメではないけれども、さして冴えているワケでもなく、岡田麿里信者に向かっては、今季も他にも無名・ダークホースだったけれども面白い作品はいくつかあるよ! と声を大にして主張したい(笑)。


(了)



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ハイスクール・フリート

(土曜24時 TOKYO MXほか)

 『蒼き鋼のアルペジオ ―アルス・ノヴァ―』(13年)や『艦隊これくしょん ―艦これ―』(15年)の3番煎じ。旧海軍軍艦を使ってバトルする美少女アニメ

 実に志しの低い、またかよ! 的な設定の作品(笑)。だが、出来上がった作品は序盤を観るかぎりは面白い。見れるものにはなっている。


 このジャンルのテンプレ・お約束で、もちろんギャルのような女子高生は登場せず――まぁ筆者個人もそんなコは美少女アニメで見たくはないけれど(笑)――、いかにもナヨナヨとしてトゲトゲしさのカケラもない、小鳥がさえずっているような声で可愛さと萌えに特化した美少女たちがワンサカ登場――初期話数ではメインキャラが数名しか登場しないので、区別が付かないということもナイ。が、オープニング映像の最後には数十人(汗)がヨコ並びに一斉に登場!――。


 彼女たち女子高生らは海軍学校(?)に入学早々、生徒たちだけ(!)による訓練航海で――ハイ、そこ! ツッコミ入れないように(笑)――、突如として味方の船舶に攻撃されてしまう! 傍受した通信によると、自分たちの船舶は反乱を起こしたという濡れ衣を着せられているらしい。

 そこで始まる大海原での海戦! 出来のよいCG表現での船舶による、面舵や取り舵連発の蛇行や「8の字」航行、煙幕による目くらまし、時に砲撃戦などの操舵・戦闘の段取りやディテールをリアルに綿密に描いて、少女たちのサバイバルを描いていくことになる。


 その過程で表出されていく、イイ意味での漫画・アニメ的な各萌えキャラの性格と人物像。

 艦長となる主役のセミロングツインテールの低身長の女のコが、戦闘になるとキモが座っていて的確に物事を瞬時に判断して、ピンチを切り抜けていくあたりは、もちろんご都合主義であり主人公補正ではある。ただそこにツッコミを入れ出したら、このテの活劇モノはすべてが成立しないので(笑)。

 加えて主人公少女が単なる戦闘マシーンにもならないように、敵の船舶から脱走してきて(?)溺れかけている少女を、矢も盾もたまらずに艦長という職務を放棄してまで(!)自ら助けに行くあたりなどは――部下に行かせろよ(笑)――、ミリタリーものとしてはまったくリアリティがないけれど……。萌えアクション作品としてはまことに正しい! 美少女キャラの自己犠牲的・献身行為は正義!(笑)

 ……ン、美少女+戦車のアニメガールズ&パンツァー』(12年)でも似たようなシーンがなかったっけか?(爆)


 6000年前の縄文海進のように海水面が上昇して、関東平野をはじめとする低地があらかた海没したパラレルワールドな日本! という背景美術も、眼で見てすぐにわかる、似て非なる世界観の構築に貢献。

 というワケで、志は低いけど(笑)、序盤は今のところ、見れる作品にはなっていると思います。


(了)



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甲鉄城のカバネリ

(木曜24時55分 フジテレビほか)

 カバネリは、カバネ(屍)の末尾に「リ」を付与した、劇中存在のネーミング。

 放映ワクは、オシャレ・サブカル系のフジテレビ深夜アニメノイタミナ」枠――近年はベタな萌えアニメもやっているあたり、せっかくゲットしたサブカル女子層が逃げそうでドーかと思うけど(笑)――。

 キャラデザがなにゆえに21世紀の今日に、世代人には懐かしの往年の『超時空要塞マクロス』初作(82年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19990901/p1)の美樹本晴彦なのか!? 今どきの最先端の絵柄とは云いがたいだろ! まぁたしかに見てくれの次元で独自性を放てるともいえるけど。


 夜のイメージが強くて、重装甲の鋼鉄の蒸気機関車が線路上を走行している、架空の戦国江戸時代といった世界観。チョンマゲに和装のキャラクターたちが闊歩して、戦国時代のごとく殿様に対して劇中キャラたちは「お館様(おやかたさま)!」と呼ぶことで、風情も出している。

 加えてこの世界は、大挙して襲撃してくるゾンビ(カバネ)の襲撃に悩まされ、イザとなるや町民は巨大な円筒型の駅から鋼鉄の機関車に搭乗して逃走! 汽車の装甲の隙間から侵入せんとするゾンビどもは、内側から武士階級の者どもが追い払う!


 そこに登場するのは、ゾンビに噛まれて感染するも、ゾンビ化しないで済んでいる長髪の銀縁メガネの主人公青年! 彼の颯爽とした大活躍・ヒロイックさを描くのか!? と思いきや、ゾンビに噛まれた人間に特有の症状から、人間の味方だとは信じてもらえず、ワリと登場早々にボロカスに踏んだり蹴ったりの目にあってしまう。


 娯楽活劇作品としては、ボロカスはしばらくあとにして、序盤は「俺、強えェェェーーー」だけの無双状態に留めて、もっと彼のヒーロー性を担保しといた方が無難じゃねぇのかナ?

 監督が『進撃の巨人』(13年)の荒木哲郎、脚本が『コードギアス 反逆のルルーシュ』(06年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20081005/p1)の大河内一楼の実力派コンビなので、しばらくは様子見するつもりではあるけれど。


(了)



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甲鉄城のカバネリ アニメキャラスリーブ 『無名』

甲鉄城のカバネリ アニメキャラスリーブ 『無名』



少年メイド

(木曜25時58分 TBSテレビほか)

 貧乏なアパート住まいの母子家庭に育った、いかにも性格良さげで中性的、マッシュルームカットっぽいサラサラした黒髪の「お坊ちゃま・お坊ちゃま」した等身の低い可愛い少年が、その母の死をキッカケに、親戚の豪邸に住まって「少年メイド」になる話。

 その不幸な出自設定自体には大したドラマは生じず、キモはオタク女子受け・ショタ受けしそうな少年が、健気にも炊事・家事・洗濯・掃除をしてくれて、遠い親戚のズボラな長身の美形兄ちゃんやその執事の長身美形青年と、掛け合い漫才を繰り広げるというもの。


 美少女アニメに出てくる美少女キャラは、弱者男子にとっての都合のイイ女子像である! とイジワルなツッコミを日々入れている筆者だが――自分の趣味嗜好は棚に上げて(笑)――、この作品のそれは、まさに弱者女子にとっての対等なパートナーではなく、ペットであり家政婦でもあり懐柔可能な、都合のイイ男子像の体現であり、この問題はオタク男子だけに限ったことではなかったようだ(汗)。


(了)



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坂本ですが?

(木曜26時28分 TBSテレビほか)

 プッと小さく笑えるギャグではなく、本作のそれはスナオに笑える。


 黒の学ランに1960年代的な七三分けの長髪なるも――モミアゲとエリ足は短い――、シャープなメガネを掛けた長身スマート、一挙手一投足すらもがやたらとクール・スマート・スタイリッシュに一幅の絵になる形(笑)で決まっている男子高校生・坂本青年。

 彼を妬むムクつけき男子生徒どもが、彼にブザマな醜態をさらさせ恥をかかせるために、黒板消しを頭上から落としたり、着席の瞬間を狙ってイスを後ろに引いたりして、様々なイタズラやイヤがらせを試みる。

 しかし彼は、ことごとくアリエナイ方法や物理的・肉体的限界を超えるナンセンスな方法で、しかも周囲に涼風が吹き抜け、女子生徒どもが「キャー、キャー」騒ぐようなカッコいい見てくれでくぐりぬけて、ブ男の生徒たちが地団駄を踏んだり、ブ男たちの方が逆に坂本クンにホレてしまう展開になる……という不条理さを笑う作品。


 録画したビデオを観始めてしまえば超絶的に面白いのだが、連続モノではないし、この作品独自の歌舞伎様式美の作劇パターンも透けて見えてきて(?)、この作品の罪ではないけれど、あまりに膨大な本数の春アニメの中から本作を継続視聴すべきか否かは悩ましいところではある(笑)。


(了)



坂本ですが? 1(Blu-ray)

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坂本ですが? 1 (ビームコミックス)

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ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?

(木曜23時30分 TOKYO MXほか)

 西洋中世風ファンタジー異世界を舞台にしたネトゲ(オンライン・ネット・ゲーム)では、現実世界での性別を無視したキャラクターに成りきれる。それは異性へのフェティッシュハァハァした気持ちを我が身の全身を使って(?)代理発散するマスターベーション的なキモい行為である面も否めない。

 オンラインの中では可愛い美少女が、3次元=オフラインの世界ではムクつけき野郎=ネカマ(ネット・オカマ)である可能性は非常に高い(笑)。


 そんなのはわかってますよ! そんなのはわかってますよ! そんなのはわかってますよ! と往年の名書籍『電波男』(05年・三才ブックスISBN:4861990025 08年に講談社文庫化)や『電波大戦 ぼくたちの“護身”入門』(05年・太田出版ISBN:4872339835)を著した本田透(ほんだ・とおる)大センセイのような幾重もの鉄壁のガード・バリア・障壁・結界を張って、最初から期待しないようにしよう、裏切られないようにしよう、冷めていよう、と構えていたところのオフ会に現れたゲーム内での「俺の嫁」。

 そいつは、ホントに女の子で美少女だった! しかもゲームとリアルを混同して、主人公のオタク少年を好いてくれている! という作品。

 しかも、「そんなことあるワケないじゃん!」「ご都合主義じゃん!」「弱者男子にとっての性的ファンタジーじゃん!」という容易に想定されうるツッコミに対して、事前にしつこくクドいくらいに作品タイトルも込みで一生懸命弁明している、とてもとても言い訳がましい作品。


 しかも彼女は、気が弱そうでコミュニケーション弱者で、引きこもり気味で半ば不登校でたまに学校へ行くと好奇の眼で見られてしまうという。他人に対して悪意や害意など持ちそうになく、どころかオドオドビクビクしており伏し目がちで、他人に声をかけるのも一大事だからか、代わりに袖をツンツン引っ張ってきて(笑)、自尊感情も低そうだから70年代乙女チック漫画的に「私なんて……」という感じで、イケてる系とは云いがたい主人公のオタク少年を上から目線で値踏みしてくる気配もナイ。

 美少女だけど、ボリュームのあるロングヘアの黒髪は美容院でバッチリ決めたという感じではなく、適度にモッサリあちこちハネていて、黒っぽい地味めの服装も、ゲームにしか関心がナイという趣味嗜好も、オタク少年をファッション方面からイケてるかダサいかで測ってこないような安心感をもたらす(笑)。

 しかもそのオタク少年が演じるゲームキャラの名前で、その可愛らしい声でニコニコとつぶらな瞳と上目づかいで呼びかけて、片腕にしがみついて誘惑の意ではなく天然でその巨乳を押しつけてきやがる! 休み時間に他のクラスから出張してきて、まとわりつきやがる!


 こ、こ、こ、こんな女子がいたら、こ、こ、こ、こんなダメなボクでも、その少女の経験値のなさと弱みに付け込んで上位に立って、恋人に出来るかも!!! 連れて帰って、床の間に飾りたい!!!

 ……とオタク男子どもを悶絶させているのに違いない! フン、筆者のことじゃないからネ。くれぐれも筆者のことじゃないからネ(……く、苦しい)。

 こーいうオタク男子・弱者男子にとっての欲望ダダ漏れ、都合のイイ女子像ばかりを描いているから、このジャンルは高邁・深遠・高尚にはならずに、自堕落でダメなんだよ!(……我ながら人格的な説得力がナイな・笑)


 最強の美少女ヒロインの誕生と、世紀の大傑作の誕生の予感がします(ってオイ!・汗)


(了)



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文豪ストレイドッグス

(水曜25時05分 TOKYO MXほか)

 明治・大正・昭和の文豪たちがオタク女子受けするイケメンキャラになって、その文学作品にまつわるナンチャッテ的な超能力「人間失格」だの「細雪(ささめゆき)」などを駆使して(笑)、武装探偵社を名乗って戦う……というものらしい。


 主人公の青年は、髪の毛の色がウスい灰色であるという毎度おなじみの記号的表現で、気の弱さ・押しの弱さを現している、その名も中島敦(なかじま・あつし)!

 我々オッサン世代だと高校2年の現代国語の教科書に載っていた『山月記』(1942年・昭和17年・ISBN:4101077010ISBN:4003114515ISBN:4041103029)の作者として、個人的にはとても印象に残る――今でも載ってるのかしら?――。

 健全であるべき教科書の題材にあるまじき、歴史時代の中国を舞台に挫折・憤懣・焦燥・自己嫌悪にかられた青年が山野で「虎」に変化して人外の世界へと去ってしまう……という、往年のSF作家・平井和正の作品群のような非現実的・伝奇SF的なアレだ。

 ハズかしい若気の至りを書くと、往時その憤懣・焦燥の心情に非常に共感・同情して、「ここにオレがいる!」と我が事のように感じたものだった(汗)。


 このほとんど無職ホームレスだった主人公青年がスカウトされて新入りの見習いとなるところから、物語ははじまる。

 彼の超能力は土壇場になると巨大な白虎になることで……。って、そのまんまやないけ!(笑)


 で、携帯電話が出てきたり、近代的なアパートが出てくることから、舞台は文豪たちが活躍した昭和の前期〜中期ということでもないらしい?

 彼らの生業(なりわい)はあくまでも作家であり、そのウラにおいて武装探偵をやっている……というワケでもないようだ?

 少なくとも完成フィルムだけで見れば、そのように見える。

 ウ〜ム、それでは、「文豪」というタイトリングから連想される、レトロモダンな情緒・風情が出てこなくて、名前倒れでもったいないなぁ。


 本読みオタクの好事家ならばご存じ、書籍『文豪たちの大喧嘩』(03年・新潮社ISBN:410384504X 12年にちくま文庫化・ISBN:448042976X)などにも詳しい、文壇・サロン・作家集団における、人間関係の好悪・相性・理念の相違などから来る派閥やムダな闘争前近代的な師弟(舎弟?・笑)関係から来るモラハラパワハラなどのゴシップの数々。

 クラスの中であろうが、ママ友の集団であろうが、我々オタが住まう趣味の世界であろうが、オモテの会社の世界ですらもが、漫画『課長・島耕作』シリーズに90年代後半の漫画『重役秘書リナ』などのように、人間が集団になると人間関係の澱や濁り、ドロドロが生じてくるのはドコでも同じだナ、とつくづく思う。

 その愚行も含めて達観して愛すべき人間賛歌と捉えるか、シリア内戦・難民問題などと比すれば生命の危険もない万分の一の取るに足らない「コップの中の嵐」と捉えるべきかは悩ましいところではあるけれど(笑)。


 当時重鎮の作家・佐藤春夫に対する若輩の太宰治の女々しくてキモい執着など、往年の「文壇」それ自体が物語にしやすいネタの宝庫に見えるので――現在も総合雑誌では日本でダントツの発行部数を誇る月刊誌文藝春秋』も創刊当初は今は亡き雑誌『噂の眞相』のような文壇ゴシップ雑誌だったそうである――、そのへんをBL(ボーイズ・ラブ)的にアレンジして(笑)、「好いた・惚れた・イヤよイヤよも好きのうち」を描いているのに違いない!? と勝手に妄想を膨らませてしまっていた筆者が悪かったのだろう(汗)。

 序盤の展開だけに限定すれば、スカしたイケメン青年たちによる単なる異能バトルものに見える。


(了)



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(初出・オールジャンル同人誌『DEATH−VOLT』VOL.74(16年5月1日発行))



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 TVアニメラブライブ!』第2期(14年)再放送が、第1期(13年)再放送に引き続いてNHK・Eテレにて2016年4月〜6月にかけてテッキリ放映されるもの! と思いきや、放映されないでやんの記念! とカコつけて……(まぁいずれはヤルだろうと思うけど・汗)。

(後日付記:4月上旬にはNHKの公式ホームページ上でも不親切にも情報がありませんでしたが、実際には4月中旬から放映開始!)


 『ラブライブ!』(第2期)評をUP!



ラブライブ! School Idol Project(第2期)

(2014 プロジェクトラブライブ!

(文・久保達也)

(15年6月16日脱稿)


 第1話『もう一度ラブライブ!』冒頭、音ノ木坂学院理事長から、廃校が決まりかかっていた学園を存続することが、講堂で全校生徒に正式に発表される。

 前生徒会長となった絢瀬絵里(あやせ・えり)が客席で拍手を続ける中、舞台袖から新生徒会長で、学園のスクールアイドル・μ′s(ミューズ)のリーダー・高坂穂乃果(こうさか・ほのか)が壇上に登場!

 穂乃果はなんと、マイクを高々と宙に飛ばし、それをキャッチすることで自己紹介をはじめる!

 続いて歌いながら学園内各所を回る穂乃果の姿と、それに合いの手をうつ生徒たちと、場面は現実世界から完全にミュージカル調のものへと変貌を遂げる!


 第3話『ユメノトビラ』。スクールアイドルの頂点に立つユニット・A―RISE(ア・ライズ)のPV(プロモーション・ビデオ)が巨大モニターで流れる中、それを見上げる穂乃果の手を、A―RISEのリーダー・綺羅ツバサがこっそりと掴み、雑踏の中をくぐり抜けてかっさらう!

 アイドル好きでは誰にも負けない1年生部員の小泉花陽(こいずみ・はなよ)と、元スクールアイドルアイドル研究会の部長・矢澤にこだけがこれに気づき、ふたりのあとを追う!


 第9話『心のメロディ』。「ラブライブ!」最終予選当日、無情にも大雪となり、生徒会行事を終えてから会場に向かおうとしていた穂乃果・園田海未(そのだ・うみ)・南ことりの2年生部員たちは、交通機関のマヒにより、積雪の中を会場まで徒歩で向かうことに!

 あまりの猛吹雪に心が折れそうになった穂乃果に、普段はおっとりとした、天然ボケ少女として描かれることりが、その甘ったるい可愛らしい声で「あきらめちゃダメ!」と叫ぶ!

 そして、全校生徒が雪かきすることで会場までの道を確保! その声援の中、会場まで全速力で駆ける穂乃果・海未・ことり

 無事にたどりついた、大きな雪の結晶のようなステージで、それぞれが心の声で「○○が好きで」とつぶやき、そのパフォーマンスを盛大に繰り広げるμ′s!


 こうした実にキャッチーな、視聴者をひきずりこまずにはいられない演出が、やはり本作では第1期に続いて光るものがあったように思える。

 もっとも第1話ではCM明けに、実際には穂乃果は頭の中が真っ白となってしまい、せっかく考えた新生徒会就任の挨拶を、全て忘れてしまっていたことが判明する(笑)。

 それを厳しく叱責する海未、優しく励ますことりと、この序盤を観るだけでも主役級のキャラの概要が、第1期を視聴していない者でも、それとなくわかるようになっているのは秀逸である。

 同じアイドルアニメである某作品の第1話は、登場キャラの自己紹介が延々と続くだけのものとなっていたが――作品名を伏せようがバレバレだな(爆)――、果たしてどちらがより視聴者の注目を集めることとなるかは、陽を見るより明らかではないのだろうか。

 にこそっくりの妹と弟――最終回『叶え! みんなの夢』に登場する母親までもが、にこにクリソツであることに、1年生部員の星空凛(ほしぞら・りん)は、故・赤塚不二夫原作の漫画『おそ松くん』(1962年)のキャラクター・イヤミのごとく、「シェーッ!」のポーズで驚いている(笑)――が登場し、にこが妹と弟に、μ′sは自分のバックダンサー(爆)だと偽っていたことが判明する第4話『宇宙No.1アイドル』(笑)。

 修学旅行に行った2年生たちが、台風直撃による飛行機の欠航でステージまでに戻れなくなり、穂乃果の代わりに凛が急遽センターを務めることとなる第5話『新しいわたし』。


 なんとも対照的なサブタイトルだが(笑)、前者では、にこの自宅に多数貼られたμ′sのポスターが、センターがにこであるかのように加工されていたり(笑)、妹や弟が遊ぶモグラたたきのモグラたちに、μ′sのメンバーの似顔絵が描かれている(爆)――ただし、第9話でにこを送り出す弟が、メンバーをモチーフにした自製の9個の雪だるまをにこに見せる場面は、ベタだが実に感動的である!――など、どこまでも虚勢をはる、にこのいかにもな実像が描かれる。

 だがそれも、部員の相次ぐ脱退により、一度はスクールアイドルを断念せざるを得なかったにこが、幼い妹や弟にはそれを言い出せなかったためだと悟ったメンバーたちは、妹や弟のために、にこのソロ最後のステージ(笑)を設定するという、なんとも粋なはからいを見せるのだ!

 また後者では、幼いころに女の子っぽくないと男子にからかわれたことがトラウマとなり、リーダーやセンターには向いてないと苦悩する凛が、いちばん女の子っぽいのは凛かもしれない、とメンバーたちに背中を押されることにより、センターに立つことを決意!

 一旦は凛の幼なじみの花陽にセンターを任せることに決まり、凛が一見安堵するような素振りを見せるものの、花陽のフリルいっぱいのドレス姿――今回は他のメンバーが全員タキシード姿の男装であることが、より効果をあげている――を見て、自分も本当はそんな女の子らしい服を着てみたい、という凛の胸の内を、花陽が看破する描写が実に秀逸である!

 凛がステージの壇上でスポットを浴びるや、「かわいい!」との声援が炸裂! その後の凛は、練習着や私服に女の子らしい服を着用することとなる。

 キャラの内面を掘り下げるドラマ性の高さばかりではなく、これらで展開される群像劇は、PVの完成度の高さとともに、その回の主役の見せ場を最大限に盛り上げるように演出されているのである!


 一方、第6話『ハッピーハロウィーン』は、「アキバハロウィンフェスタ」の特別ゲストに招かれたことで、インパクトを与えようとμ′sがイメチェンをはかろうとするものの、今のままがいちばんいいと結論づける話ではあるが、制作スタッフたちがμ′sメンバーたちをいじくり回して遊ぶために作劇されたような内容である(笑)。

 スピリチュアル東條希(とうじょう・のぞみ)にタロットカードで「CHANGE」を出させ(笑)、「部活系アイドル」として、


ツンデレな赤髪少女の西木野真姫(にしきの・まき)に新体操部――「ハロウィンフェスタ」における「子悪魔」的な衣装や、第10話『μ′s』冒頭の初詣場面における和服姿も含め、筆者的にはたまらん(爆)――、

・海未に科学部(笑)などのコスプレをさせたかと思えば、

アメリカハードロックバンド・KISS(キス)のような、白塗り化粧の悪魔的なヘヴィメタ軍団となって生徒たちをひかせてしまい、それが元で理事長に呼び出しをくらったり(爆)。


 また、『獣電戦隊キョウリュウジャー』(13年)ブレイブ37『リベンジ! ゆうれいデーボス軍』などでも描かれたような、「キャラ総入れ替わり」も、ファンサービス以外の何物でもない(笑)。

 絵里が花陽の「大変ですぅ〜!」の口調をマネた末、「みんなが〜……ヘンよ」でシメるのは、絶妙なギャグとなっていた(爆)。

 第7話『なんとかしなきゃ!』で、ダイエットに励まざるを得なくなった穂乃果を他人事のように気の毒がり、特大おにぎりをパクついていた花陽が、自身も体重が増えていたことが発覚するというオチもまた格別。

 そして、海未に課せられたランニング中、発見した弁当屋に入ろうと誘う穂乃果、手をクロスして必死に拒絶する花陽を、セリフ無しで「ハァハァ」と漏れる、ふたりの荒々しい息づかいのみで描いた末、穂乃果が指した「黄金米」ののぼりを見て、花陽が満面の笑みとなり(爆)、ふたりで禁を破ることとなる演出は絶品であった。

 しかし、第6話のラストで穂乃果の妹・雪穂が衝撃を受けた一枚の紙片が、単なる穂乃果の健康診断の結果であることが第7話で明らかにされるという、初期の平成仮面ライダーシリーズのごとく、次回へと視聴者の興味を持続させる、ハッタリ演出は実に鮮やかである(笑)。


 第8話『私の望み』で、作詞を担当する海未に恋愛経験がないために、これまでμ′sにはなかったラブソングをつくろうと、恋愛映画を研究するメンバーたち。


・絵里・ことり・花陽が涙を流す一方で、

いびきをかいて寝ている穂乃果と凛(笑)。

・そして、「恥ずかしすぎる!」と画面から目をそらし続け、キスシーンを観たくないばかりに電源を切ってしまう海未(爆)。


 第1期から視聴し続けた者としては、それぞれのいかにもなリアクションには爆笑することしきりであった。


 この回で恋愛イメージを膨らませようと試みた、好きな男子にプレゼントを渡すロールプレイングの中でも「あんただけにあげたんじゃないんだからね」などと、素直でないクールビューティなお嬢様として描かれてきた真姫が、第2話『優勝をめざして』で、高校生にもなっていまだにサンタクロースの存在を信じている純真な面が発覚したり――それをププッと笑ってからかおうとしたにこは、「それは真姫ちゃんの人生を左右する重罪だよ!」と普段は暴走役なのに止め役にまわった穂乃果に諫(いさ)められる(爆)――、しっかり者の元・生徒会長の絵里が、実は暗い場所が苦手であるという子供じみた弱点があるなど、シリーズが進展するにつれて彼女らの別の意外な一面を描くことにより、キャラクターに厚みと広がりを持たせていることは秀逸である。


 第6話の後半で、μ′sはこのままでいいと語る穂乃果だが、その理由はメンバー全員がそのままで十分に個性的であり、それを互いが時間をかけて知り、受け入れてきたから、というものであった。

 また、いつも衣装の製作を押しつけられていやだと思わないかとの、にこからの指摘に、ことりは「私には私の役目がある。ムダになるとは思わない」と答えている。

 第8話では、小学生のころから転校を繰り返したことで友人ができなかった希が、初めて共感できた存在が絵里であったことが語られる。

 設定では関西出身ではない希が、絵里に初めて話しかけようとした際、「あたし」ではなく、「うち」を一人称として使ったのは、同じ想いがあるのに、どうやって打ち解ければよいかわからない絵里に対するとっさの行動だったのであろうが、それが功を奏したことで、以後の希が日常会話を関西弁で徹しているのは、実にリアルな演出である。

 そんな希から見ても、同じ想いを共有しつつも、自己表現も対人関係も不器用だった少女たちが、時間をかけて理解し合うことで結束を固め、それぞれの役割を立派に演じられることとなったのは、希が言うようにやはり「奇跡」であり、μ′sはこの9人以外には考えられないのである。

 紅茶カップに浮かぶ希の顔が笑顔に転じる芸コマな描写や、降ってきた雪をメンバーたちが手で受けとめ、各自がひとことづつ言葉を紡ぎだしていくことで最終予選用の曲が完成し、全員で曲をつくりたいという、希の望みが実現する演出は実に感動的だが、やがて直面する現実的な問題に対する彼女たちの答えは、すでにこの時点で出ていたのではなかろうか。


 第11話『私たちが決めたこと』で、穂乃果の提案で日曜日にメンバーの行きたい場所全てを回ったμ′sは、最後に穂乃果の希望で、誰もいない海に行くことになる。

 夕焼けに染まる海を前に、2年生と1年生は、3年生が卒業したらμ′sをおしまいにする、と声を揃えて3年生に宣言する!


真姫「スクールアイドルは続けるけどμ′sは終わりにしたい。にこちゃんのいないμ′sは、あたしがいやなの!」


 これまでにこと対立することが多かった真姫がそれを叫ぶからこそ、その決意は説得力にあふれたものとなる!

 駅近くの証明写真機の狭いスペースに強引に入りこみ、プリクラのごとく記念撮影を強行する少女たち(笑)。

 そして、夕闇に染まるホームで、9人全員が、遂にこらえきれずに号泣する……

 どうやっても泣いてもらうぞ! と言わんばかりに畳みかけられる、あまりに卑怯な演出の数々には、無駄な抵抗をしてもしようがない(爆)。


 第12話『ラストライブ』で、9人が揃う練習最後の日であることに名残惜しく、本戦前夜なのに、なかなか帰宅しようとしないメンバーたちは、穂乃果の提案で学校でお泊まりすることに!

 夜の学校という、ある意味「異空間」で「最後の晩餐」をした少女たちは、屋上から夜景を眺め、そこで生活する見知らぬ人々に想いを馳せ、「みんな観てね!」と叫ぶ!

 μ′sは見事優勝を遂げるが、ここで穂乃果が第1期第3話『ファーストライブ』のラストで絵里に語ったセリフ「このまま誰にも注目されないかもしれない」を回想する演出が、見事に係り結びとなっており、より感動を大きくすることとなっている!

 沸き起こるアンコールの声に応えたのは、第1期のオープニング映像をそのまま流用したものであったが(笑・後日付記:全編に渡って微改修されているらしい?)、筆者が本作を追い続けることとなったのも、μ′sの衣装・ダンス・ステージ演出と、そのあまりの完成度の高さがキッカケだったからである。


 最終回『叶え! みんなの夢』。生徒会長として卒業生に送辞を語る穂乃果が、言葉よりも歌で心が通じ合えると、真姫のピアノ演奏で歌い始め、海未・ことり・凛・花陽も歌いだし、やがて会場が大合唱となる大団円は、まさに圧巻の一言に尽きる。


穂乃果「やり遂げたよ。最後まで」


 μ′sの活動は終了してしまったが、


にこ「こんなにたくさん助けてくれる仲間がいるんだから」


と、にこに指名され、新部長に昇格した花陽、そして花陽に副部長に指名された真姫――「別にいいけどぉ〜」と顔を横に向けるような、一見投げやりでヒネた姿がまたカワイイのである(笑)――が率いる、雪穂と絵里の妹・亜里沙が新たに加入したアイドル研究会による、「みんなで叶える物語」の幕開けが、今から待ち遠しくてならないものがある。


(了)

(初出・オールジャンル同人誌『DEATH−VOLT』VOL.71(15年8月14日発行))



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 『ラブライブ!』(第1期)評をUP!



ラブライブ! School Idol Project(第1期)

(2013 プロジェクトラブライブ!

(文・久保達也)

(15年4月8日脱稿)


 BS11の再放送分を、第8話『やりたいことは』まで視聴。

 入学する生徒の激減により、3年後に廃校の危機が迫る女子高・音ノ木坂学院に通う高校2年生で、和菓子屋「穂むら」の娘・高坂穂乃果(こうさか・ほのか)が、学院への世間の注目を集めて入学希望者を激増させるため、アイドルグループ・μ′s(ミューズ)を結成、廃校を阻止しようと戦う物語である。

 全国各地の高校にスクールアイドルが存在し、ネット投票の人気ランキング上位20組が、「ラブライブ!」なるアイドルの祭典に出場できる、なんていう、おもいっきりの「仮想世界」ではある。

 しかしながら、少子化や都市部への人口流出により、小学校から大学に至るまで、全国的に統廃合の危機に直面する学校が数多く存在したり、街興しの一環としてご当地アイドルが結成される現実世界を思えば、これは決して「絵空事」であるとは思えない世界観になり得ているものである。

 それにしても本作は変にドラマの出来が良すぎるなあ。もっとしょーもないかと思ってたのに(爆)。


 第1話『叶え! 私たちの夢』で、妹・雪穂から聞かされた、某高校のスクールアイドルの存在を確かめに行った穂乃果は、校舎の壁面に設置された巨大モニターに映し出された、アイドルグループのステージに衝撃を受け――めまいを起こしてクラクラする描写が芸コマ(笑)――、学院の危機を救うためにはこれしかないと直感する。

 そんな穂乃果の単なる思いつきにより、幼なじみ同級生で、やや天然ボケの入った南ことりと、日常会話が全て敬語(笑)の大和撫子園田海未(そのだ・うみ)が、強引にスクールアイドルに仕立てあげられることになってしまう。

 当初穂乃果を相手にしなかった海未ではあるが、所属する弓道部での練習で的を外しまくる描写により、半分はギャグ描写でもあるが内心では激しく動揺しているさまも描き出しているのが見事である。

 また、穂乃果はいつも私たちを振り回してきた、とする海未の回想において、穂乃果の木登りにつき合わされた海未とことりが木から落ちそうになる描写があるが、そのおかげで美しい夕陽を見ることができた、とことりが主張し、「(アイドルを)やってみようかな」と語る場面は、3人のキャラクターを端的に浮き彫りにしている秀逸な演出である。


にこ「あんたたち、ちゃんとキャラづくりしてるの?」


 第5話『にこ襲来』(笑)で、μ′sに加入することとなった、黒髪ツインテールアイドル研究部・矢澤にこのセリフである。

 穂乃果たち3人で始めたμ′sが、最終的に9人のアイドルグループとなるまでの過程は、特撮マニア的に言うなら当初歌星賢吾と城島ユウキが天ノ川学園内の不審な動きを調査していた活動が、如月弦太朗(きさらぎ・げんたろう)の転入、そして弦太朗が次々と仲間を引き入れたことによって仮面ライダー部へと発展する、『仮面ライダーフォーゼ』(11年)序盤を彷彿とさせるものである。

 レッスン中の穂乃果をサングラスとマスク姿で襲撃し(笑)、「とっとと解散しなさい!」と警告したり、ファーストフード店で穂乃果や海未のフライドポテトを盗み食いするなど、にこの奇行の数々は、仮面ライダー部のゴスロリ少女・野座間友子(のざま・ともこ)みたいである(爆)。

 にこの「アイドルを語るなんて10年早い!」なんてセリフもまた、ウルトラマンゼロの名セリフ「2万年早いぜ!」を彷彿とさせる、絶妙なギャグとなり得ている(笑)。

 だが、にこが実はかつて音ノ木坂学院のスクールアイドルであったという過去を持ちながらも、


にこ「アイドルは笑顔を見せるのではなく、笑顔にさせるのが仕事なの!」


と穂乃果たちを説教するほどの、にこのあまりの理想の高さに、アイドル研究部を退部する者が続出、今はただひとりの部員となってしまっていたのである。

 μ′sをつぶそうとしたのはうらやましかったからではないのか? と、黒髪の生徒会副会長・東條希(とうじょう・のぞみ)が穂乃果たちに語るが、アイドルグループの活動をめぐって巻き起こる数々の対立劇の中で、彼女たちの心情・動機を描いていく形で、各キャラクターの内面を掘り下げていくドラマは実に見応えがある。

 また、それを暖かく見守る希の語り口が、ほんわかとした関西弁であるのがよいクッションとなり得ており、その一方で、希がなぜか女子の胸を揉みしだくのが好きであるという変態的趣味を発露させるのも(爆)、絶妙なギャグ描写となっている。


 第4話『まきりんぱな』は、サブタイトルこそ、この回でμ′sの新メンバーとなる新入生――すでにこの春入学した1年生はわずかに1クラスしか存在しない――・西木野真姫(にしきの・まき)・星空凛(ほしぞら・りん)・小泉花陽(こいずみ・はなよ)の名をつなげただけのテキトーなものだが(笑)、花陽をめぐる真姫と凛の対立を中心に、3人のキャラクターを見事なまでに浮かびあがらせている。


 第1話で穂乃果が音楽室から聞こえてくる見事なピアノと歌唱を耳にし、その主の正体を確かめようとする描写は、部員の減少で所属する軽音楽同好会の文化祭参加が危ぶまれたため、主人公の男子高校生・北原春希がユニットメンバーを募るという当初の展開も含め、美少女ゲーム原作の深夜アニメ『WHITE ALBUM 2』(13年)などとも同様のものだが、赤髪セミロングの真姫もまた、『WA2』のヒロイン・冬馬かずさ的な、素直ではないツンデレ少女として描かれる。

 第2話『アイドルを始めよう!』で、音楽室の扉の小さな窓に、笑顔で拍手しまくる穂乃果の姿を見てゾッとする真姫(笑)という短い描写もまた、両者のキャラクターを端的に表しているが、穂乃果にオリジナル曲の作曲を依頼され、真姫がその場では断りながらも、自身の歌唱を収録したCDを穂乃果の自宅に送りつけるという行動は、まさに先述のかずさを彷彿とさせるものである。


 一方、第2話でμ′sの初ライブ告知ポスターに見入る姿が描かれたり、第3話『ファーストライブ!』で、誰も集まらなかったライブ会場にただひとり駆けつけるなどにより、花陽はアイドルに興味津々の少女として、それとなく描かれてはきた。

 この第4話では穂乃果からメンバーに誘われるものの、真姫のことを推薦してみたり、自身がμ′sに加入するとしたらいっしょにやってくれる? と凛に頼んでみたりなど、アイドルになりたくてたまらないにもかかわらず、どうしてもそれを言い出せない花陽の姿が描かれる。

 真姫は素直ではないため、花陽は気弱なために、同じくμ′sのことが気になりつつも、加入の誘いを受け入れることができないという、ふたりを対比させることにより、そのあまりに対照的なキャラを、くっきりと浮かび上がらせているのは秀逸である。


 もうひとり・凛は花陽の幼なじみであり――他の者が「はなよちゃん」と呼んでいるのに、凛だけが「かよちん」という別のあだ名で呼んでいるのが芸コマである――、花陽を陸上部に誘おうとしたほど、快活でボーイッシュな少女であり、登場キャラの中で唯一ショートカットであるのがその象徴として機能している。

 小学生時代の回想の中で、凛が珍しくスカートを履いて登校した日に、「スカート持っていたのか」と男子にからかわれる描写がまた、それを強調するものとなっているが、同時に小学生男子たちの、あまりに無神経で残酷な姿をリアルに描いたものとなり得ている。

 ちなみに第5話では、にこの帽子のことを、小学生の悪ガキが「うんこ」呼ばわりしている(爆)。


 花陽に発声練習を強要し、声もルックスもいいのだから、あなたならできる、やりたいのなら今すぐにやるべきだ、と主張する真姫。

 一方、幼いころから花陽がアイドルに憧れていたことを知ってはいたが、それだけ花陽のことをよく知っているからこそ、もう少し待ってあげるべきだ、と主張する凛。

 花陽を穂乃果たちのところへ強引に連れていこうとする真姫、連れていくならあたしがと、もう一方の手をつかむ凛、ふたりにひきずられ、「誰か助けてぇ〜!」と叫ぶ花陽(笑)。

 そして……


花陽「背も声も小さくて、人見知りで、得意なものは何もありません! でも、アイドルへの想いは誰にも負けません!」


 真姫と凛に強引に押される形ではあったが、遂に花陽が夕焼けの中、校舎の屋上――この舞台設定もまた、定番ながら『WA2』などと共通するものである――でμ′sへの加入を穂乃果に申し出る描写が、学園青春群像劇のクライマックスとして、感動を呼び起こす仕上がりとなっているのも、それが最大に盛り上がるよう、第1話から真姫・凛・花陽の姿を小出しすることでそれぞれのキャラクターの雰囲気を匂わせておき、第4話でそれらを一気に爆発させるという、実に計算し尽くされた戦略による効果なのである!

 そして、真姫と凛が「あなたたちはどうするの?」と、花陽に巻きこまれる形でμ′sに加入するハメになるという、ふたりにとってはまさに想定外の逆転劇もまた、実に鮮やかなものがある!

 ラストで、それまで眼鏡をかけていた花陽がコンタクトレンズにした姿を見て、花陽に「西木野さん」と呼ばれてきた真姫が、


真姫「メガネとったついでに、名前で呼んでよ」


と花陽に頼む姿は、『フォーゼ』の弦太朗による定番セリフ、「今日からおまえも、オレのダチだ!」を彷彿とさせるほどである!?(笑)


 こうしてキャラ描写が的確に行われてきたことにより、第6話『センターは誰だ?』冒頭の、部活紹介取材ビデオにおける各キャラクターの姿も、いかにもなものであると納得させられるものがある。

・海未が弓道の練習をしつつも、鏡で笑顔をつくる練習をしてみたり(笑)。

・真姫がインタビューも撮影もひたすら拒否したり。

・にこが「にっこにっこに〜!」とアイドル時のフレーズとポーズを披露するや、そういうのはいらないと言われ、「髪を三つ編みにするとぉ〜スイッチが入るのぉ〜」などと、「素顔」の自分をシナをつくってクールに「演じて」いたら、誰もいなくなっていたり(爆)。


 この第6話では、歌唱力やダンス、オーラ(笑)を競い、最も高得点をつけた者がリーダーとなることがにこから提案されたが、全員が高水準となったことにより、穂乃果はリーダーなんか決めなくてもいい、みんなが順番に歌えばみんながセンターだ、と主張する。

 穂乃果の発言に、海未は誰がリーダーなのか、「もう決まってますよ」とつぶやく。

 これは『烈車戦隊トッキュジャー』(14年)第6駅『探し物はなんですか』でも描かれた問題である。

 ここでもライト=トッキュウ1号(戦隊レッド)はリーダーを無理に決めることはないと主張し、「オレたちはそれでうまくいく」とシメていたが、その後実質的にライトがリーダーとなっていたことを彷彿とさせるほど、説得力あふれる演出であった。

 そんな穂乃果の姿は、μ′s最大の「敵」として、彼女たちの前に立ちはだかっていた金髪ポニーテールクォーター生徒会長・絢瀬絵里(あやせ・えり)の心をも揺り動かすこととなるのである!


花陽「生徒会長さん、こわいです」(爆)


 スクールアイドルは学院存続にはむしろ逆効果になるなどと、部活動として認めようとはしなかった絵里だが、第7話『エリーチカ』で、その妹のアリサと下校時に偶然出くわした海未は、μ′sがネット上でブレイクするキッカケとなった動画を撮影したのは、実は絵里であったことを知る。

 そして、ロシア人を祖母に持つ――日本の生活に慣れないアリサが、海未に飲ませようと、秋葉原名物のおでんの缶詰を買ってきてしまう描写がリアル(笑)――絵里が、幼いころは将来を嘱望されたバレリーナであったという事実を、海未は動画で見て衝撃を受ける。

 自分たちがあまりにも素人に過ぎることを思い知らされた海未が、「感動できないんです」と、以後レッスンに身が入らなくなり、


海未「あなたに私たちのこと、そんなふうに言ってほしくありません!」


などと、それまで敵対していたはずの絵里から、ダンスを教わろうとするに至るまでの海未の心理描写は、あまりにリアルである。


 一方、第8話『やりたいことは』では、廃校か存続かの運命がかかる、オープンキャンパスでの学院紹介演説の練習をしていた絵里が、アリサからこんな言葉を浴びせられる。


アリサ「これがおねえちゃんのやりたいこと?」


 音ノ木坂学院を存続させたいという想いは、穂乃果たちも絵里も同じだった。

 だが、その方法論の違いによって対立の構図が生まれてしまうという図式は、どうしても特撮マニア的には人類を存続させたいという想いは同じであるハズの葛葉紘汰(かずらば・こうた)=仮面ライダー鎧武(ガイム)と、呉島高虎(くれしま・たかとら)=仮面ライダー斬月(ザンゲツ)が率いるユグドラシル社が対決した近作『仮面ライダー鎧武』(13年)を彷彿してしまう。


穂乃果「やりたいからです! 廃校を阻止したいという気持ちは、生徒会長さんにも負けません!」


 ダンスのレッスンで「全然ダメじゃない!」などと、穂乃果たちを散々叱責した絵里だが、終了時に「ありがとうございました!」と、笑顔で深々と頭を下げる穂乃果の姿に、動揺の色を隠しきれなくなる。


アリサ「μ′sのライブ観てると心が熱くなる。すごく元気がもらえる」


 自身が撮影した動画が人々にそのような感動を呼び起こすに至ったことを、絵里は海未に「想定外」と語ったが、それが本心ではなかったことは、希のこのセリフによって明かされることになる。


希「いつも誰かのためばかり。えりちんの本当にやりたいことは?」


 これは先にあげた『トッキュウジャー』の第42駅『君に届く言葉』で、常に周囲の気持ちを優先し、自分のことをあと回しにしてきたミオ=トッキュウ3号(戦隊イエロー)に対し、トカッチ=トッキュウ2号(戦隊ブルー)が語りかけた、


トカッチ「たまには自分の気持ちをいちばんにしなよ」


を彷彿とさせるものである。

 トカッチに押される形で、「(父さんに)今すぐ会いたい……」と涙を流したミオであったが、絵里は


絵里「いまさらアイドルを始めようなんて、私が言えると思う!?」


と希に絶叫する!

 これもまた、先にあげた『WHITE ALBUM 2』で、もうひとりのヒロイン・小木曾雪菜(おぎそ・せつな)の想いを優先したがために、いまさら春希に好きだと言えなくなってしまっていたことが判明していくヒロイン・冬馬かずさの心理描写同様に、視聴者を急転直下的に感情移入させることによって、絵里を「宿敵」から「ヒロイン」へと転じさせる鮮やかな手法である。


絵里「私の、やりたいこと……!?」


 さらに、セリフも効果音も音楽もない、まったくの無音の中で、μ′sのメンバーがせいぞろいして、絵里の想いをその屈折も含めてすべて察して、もうすでに彼女のことを暖かく受け入れていることを示している優しい表情を視聴者に見せつけて、トドメに穂乃果が笑顔で絵里に握手を求めるストップモーション演出が、青春群像劇のクライマックスとしては、あまりにも劇的にすぎる!


希「やりたいからやってみる。本当にやりたいことって、そんなところから始まるんじゃない?」


 バイトする神社の境内で、基礎体力づくりに励む穂乃果たちの姿を暖かく見守るのに始まり、これまで希がμ′sを陰ながら応援してきたのは、実は親友である絵里から、彼女の本当の気持ちを引き出すための戦略であったことがここで明らかにされるのもまた、あまりに鮮やかにすぎるものがある!

 穂乃果がグループ名を公募した際に「μ′s」と名付けたのも、実は希だったことが発覚、希もまた、新メンバーに加わることとなる!


希「9人や」


 μ′sとは、9人の歌の女神を意味する――某薬用石鹸の商品名と混同させたギャグ描写が何度かある(笑)――。神社でバイトしたり、タロットカードが趣味であるなど、希が常にスピリチュアルな雰囲気を漂わせてきたのもまた、これらの立派な伏線となっていたのである。

 学院のオープンキャンパス開催日に総勢9人となった新生μ′sが初ライブ! 巻き起こる歓声と拍手の中で、穂乃果と絵里が顔を見合わせて微笑むさまには、第3話で観客が誰もいないことに傷心するものの、


穂乃果「やろう、歌おう、全力で! だって、そのために頑張ってきたんだから!」


と、ただひとり駆けつけた花陽だけのために、デビュー曲を披露していたμ′sを見守ってきた者からすれば、感涙をおぼえずにはいられないものがある!


 正直美少女が次々に登場してくるのを、ミーハーな気分で楽しめればいいや、くらいに思っていた本作であったが、気がついたら、むしろ「人間ドラマ」の方に深くのめりこんでしまっていた。

 だが、そのドラマは小学生女子であれば十分に理解可能な範囲のものであるため、同じサンライズが製作する『アイカツ!』――古い世代からすれば、最近の同社がこんなのばかりつくっていることには、正直複雑だが(笑)――とカップリングにして、『スーパーアイドルタイム!』(爆)として売るべきではなかったか?

 それならば、15年6月に公開される劇場版も、マニアばかりではなく、ファミリー層も誘致できたように思えてならないものがあるのだが。


(了)

(初出・オールジャンル同人誌『DEATH−VOLT』VOL.70(15年6月21日発行))



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GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり・六花の勇者おくさまが生徒会長!干物妹!うまるちゃん実は私は下ネタという概念が存在しない退屈な世界 〜2015年アニメ中間評!

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がっこうぐらし!それが声優!アクエリオンロゴス 〜2015年アニメ評!

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這いよれ!ニャル子さんW(ダブル)(2013年)

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這いよれ!ニャル子さんF(ファイナルカウントダウン)(2015年

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ストライクウィッチーズ 劇場版(2012年)

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ストライクウィッチーズ OVA 第3話「アルンヘムの橋」(2015年

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天才バカヴォン 〜蘇るフランダースの犬〜(2015年

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2016-02-22 仮面ライダーゴースト 〜第1クール評

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『仮面ライダー』シリーズ評 〜全記事見出し一覧


仮面ライダーゴースト 〜第1クール評

(文・久保達也)

(2016年01月執筆)


*決着! ゴーストスペクター VS ジャベル!


 第11話『荘厳! 神秘の目!』のクライマックス。


・一度死んだものの、仮面ライダーゴーストとしてよみがえった主人公=天空寺(てんくうじ)タケルと、

・10年前の不慮(ふりょ)の事故で、今は眼魂(アイコン)の姿となってしまった妹・カノンをよみがえらせるために、仮面ライダースペクターとしてタケルと対立してきた深海(しんかい)マコト


らと、15個の眼魂の争奪戦を演じてきた敵のにいちゃん・アランの配下、ジャベルが変身した眼魔(ガンマ・怪人)

――映画『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦(ムービー・たいせん)ジェネシス』(15年・東映)の冒頭に登場した、宝石店を襲撃するコソ泥(どろ)のコミカルな眼魔と同一のスーツを使用している。

 これは「汚点はすべて消し去る」が口癖の、冷徹なジャベルのキャラとはあまりに対照的であり、いくら予算をおさえるためとはいえ(笑)、正直違和感をおぼえてならないものがある――

と、ゴーストスペクターのダブルライダーが激突!


 大天空寺の住職・御成(おなり)らが次々に投げ渡す眼魂により、タイプチェンジを繰り返しながらジャベルと戦うゴースト

 ゴーストスペクター、「ダブルライダーキック!」を繰り出すが、ジャベルが呼び出した、鋼鉄の鎧に包まれた竜のような巨大怪獣がこれを防ぐ!


 いつもながらの採石場(笑)で火薬が爆破される中、バイクを駆るダブルライダーと、CGで宙を舞う巨大な竜の群れとの決闘が描かれる!

 ゴーストのバイクと合体した、イグアナのモンスターの伸びた舌が竜をからめとって振り回すさまを、俯瞰(ふかん)した実景に合成したカットは圧巻!


 さらにスペクターのバイクが、飛翔する竜の背をバイクで駆け抜ける描写はあまりにも華(はな)がある!

 偉人たちの力を集結させた合体キックで、遂に巨大竜にとどめを刺すゴースト


 やはり『仮面ライダー』最大の魅力は、こうした「正義の暴力」に尽きるかと思えるのである。

 それまで描かれてきたタケルやマコト、そしてアランや、タケルの父・龍とともに、10年前に人間が眼魔世界に行けるかどうかの実験を重ねていた西園寺(さいおんじ)らの思惑が交錯する「人間ドラマ」は、「正義の暴力」を盛り上げるための「背景」として描かれたものである。



*「自身の命」「友人の妹の命」の二択で、後者を選ぶ「自己犠牲」の是々非々!?


 マコト=スペクターの正体は、幼かったころのタケルや、ヒロインの月村アカリがよく遊んでいたものの、10年前から行方不明となっていた「マコトにいちゃん」であったことが判明する。

 先述した龍や西園寺の実験に巻きこまれ、眼魂と化してしまったカノンを元に戻すために、マコトもまた、15個の眼魂を探し求めていることを知ったタケルは、


タケル「オレはカノンちゃんを助けたい!」


と、自分の命を取り戻すよりも、カノンの命を救うことを優先するのである!

 公私葛藤(かっとう)が描かれることが多かった近年の変身ヒーロー作品を思えば、ここまで徹底した自己犠牲の精神に富む主人公の姿は、きわめて珍しいのではあるまいか!


御成「自己犠牲は尊(とうと)い行いかもしれませんが、正しいとは思えません!」


 これは第10話『集結! 15の眼魂!』における御成のセリフだが、「みんなを守りたい」タケルとは対照的に、「カノンだけを守りたい」マコトとのバトルにおいて、タケルはそれを実感させられることとなる!


タケル「選べるわけないだろ。オレの命と、カノンちゃんの命と、どっちが大事だなんて……」


 タケルが持つ眼魂を奪おうとするマコトがスペクターに変身して繰り出したキックを、アカリが、そして、カノンの幻影が阻止する!


タケル「そうか。オレの命って、オレだけのもんじゃないのか」


 これは『ウルトラマンレオ』(74年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090413/p1)第40話『恐怖の円盤生物シリーズ! MAC(マック)全滅! 円盤は生物だった!』――奇しくもこれの放映日は、タケルが完全に命を失う日とされていた「1月10日」(75年)であった――において、円盤生物シルバーブルーメに襲撃された、防衛組織MACの宇宙ステーションからの脱出を拒否する主人公・おおとりゲン=ウルトラマンレオに対し、ひとりで脱出するよう諭(さと)したモロボシ・ダン隊長=ウルトラセブンが放った、


ダン「おまえの命は、おまえひとりのものではないということを忘れるな!!」


という、あまりにかっちょいいセリフを彷彿(ほうふつ)とさせるものである!

 「人間ドラマ」ではなく、『ゴースト』ではこのように「命の尊さ」が、スペクターや眼魔とのバトルの中で点描されてきたからこそ、それが視聴者により明確に伝えられてきたかと思えるのだ。


 第11話で集結した眼魂に願いをたずねられたタケルは、自分ではなく、カノンを生き返らせてくれるよう願う

――眼魂が象(かたど)った天空に浮かぶ紋章から、白いドレス姿のカノンを抱いたタケルが地上に舞い降りてくるさまを、俯瞰した実景と合成したカットは、メルヘンチック・ロマンチックでなかなかよい!――。



*渋い2号ライダー仮面ライダースペクター、あっさりイイ人と化す!(笑)


 カノンを生き返らせることがすべてだったマコトは急速に「いいにいちゃん」と化し(笑)、第12話『壮絶! 男の覚悟!』で命の期限が切れ、姿が消滅したタケルに代わり、


マコト「オレがみんなを守る! タケルの想いを未来へとつなぐ!」


と叫ぶまでになり、再びジャベルと対決する!


 マコトに「甘い!」と言われ続けたほどに、ヘタレであったタケルが、マコトにしろ、超常現象を信じなかったアカリにしろ、不器用で控えめでも誠実な主人公の人間性で次第に周囲の人間たちを変えていく展開は、15年秋に大ヒットしたアニメ映画心が叫びたがってるんだ。』(15年・KOKOSAKE PROJECT)をはじめ、近年深夜枠で隆盛をきわめる「(ひとり)ボッチアニメ」の影響であろうか?(笑)


 それにしても、マコトのスペクターへの変身ポーズが、「昭和」の元祖『仮面ライダー』(71年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20140801/p1)の「仮面ライダー2号」=一文字隼人(いちもんじ・はやと)の変身ポーズをアレンジしたオーバーアクションであるのは、古い世代的には単純に嬉しいものがある(笑)。


 マコトの危機に、あの世(?)で父・龍の力を得たタケルが生き返り、赤い最強モードの仮面ライダーゴースト・闘魂ブースト魂と化すのは、確かにご都合主義ではある(笑)。


 ただ、自身の命をかえりみずに、カノン、そして人々の命を守ってきたタケルの「自己犠牲」「滅私奉公(めっしぼうこう)」の精神は、御成が語ったようにいかなる場面でも常に完全無謬(むびゅう)の正しいものとは言えないのかもしれないが、基本的にはほとんどの場面で「尊い」行為であることに疑いの余地はなく、やはり報(むく)われるべきではないのかと思えるのだ。

 他人のことなどお構いなしで、自分さえよければいいとする風潮が、ますます強まりを見せるようなご時世を思えば、これくらい「自己犠牲」「滅私奉公」が強調されるのもやむなしと思えるほどである。


 だからせっかくよみがえったと思われたタケルが、仙人によって再び99日という命の期限を定められてしまうという、まさに「ふりだしに戻る」的オチには、正直拍子(ひょうし)抜けさせられたものだが(笑)。


・最大のウリであるかと思われた眼魂の争奪戦が、1クール目であっさりと15個全部揃ってしまったり、

・第2期「平成」ライダーでは2クール目初頭、年明けの放映分からであるのが慣例となっていた、2号ライダーの登場が、早くも第4話『驚愕(きょうがく)! 天空の城!』からであったり


など、かなりの展開の早さには、個人的にはもう少しひっぱれよ、という想いと、「子供番組」的にはこれくらいの方がいいのかな、という想いが複雑に交錯したものだが(笑)、まさかこんな形でリセットされてしまうとは。


 まぁ、


タケル「もう一度あつめよう!」


とは言っても、これまでの流れをそのまま繰り返すワケではなく(笑)、まったく別の偉人たちの眼魂を15個集めていくことになるのであろう。

 小学2年生のときに、ウチにあった『世界人名事典』なる、まさに怪獣図鑑のごとく、世界の偉人たちを紹介したブ厚い百科事典を完全読破したものの、いまは単なる凡人でしかない筆者(大爆)的には、やはり興味をそそられずにはいられないものがある。



*春休み映画『仮面ライダー1号』への所感!


 これだけで終わるのもなんなので、16年3月26日から公開される映画『仮面ライダー1号』の概要(がいよう)がようやく明らかになったこともあり、少々触れておくことにする。


 その内容は、45年前、悪の秘密結社ショッカーに改造手術を受けて仮面ライダー1号と化し、現在も海外で悪と戦い続ける本郷猛(ほんごう・たけし)が、仮面ライダーゴースト=タケルや「その仲間たち」とともに、悪と戦う姿を描くというものである。

 だが、「その仲間たち」とは御成やアカリたちのことであり、「昭和」「平成」の歴代ライダーたちのことではないようである。

 主演はあくまで、本郷を演じる藤岡弘、(ふじおか・ひろし)の単独であり、映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦(たいせん)』(12年・東映)以来、春恒例となっていた仮面ライダースーパー戦隊オールスター大集合! 的な作品ではないようなのである……


「テレビでは成し得なかった本郷猛の単独主演をまっとうしてほしかったという想いがあり、いままで一度もなかった『仮面ライダー1号』を映画で観たいと思ったんです」


 東映白倉伸一郎(しらくら・しんいちろう)プロデューサー記者会見でそう語ったが、それはアンタが観たい映画だろ(笑)。

 「こんなの『仮面ライダー』じゃない!」などと、頭の固いマニアから散々たたかれようとも(笑)、『仮面ライダーアギト』(01年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20011103/p1)で「イケメンヒーローブーム」を巻き起こし、その後も変身ヒーロー作品の地位向上に大きく貢献してきたハズの氏が、そんな昭和ライダー至上主義、往年の旧1号ライダー至上主義者のようなことを語るとは……(笑)


 「昭和」の元祖『仮面ライダー』を幼稚園児や小学生でリアルタイムで夢中になった世代は、白倉氏同様、既に50代に達している。

 一方、『ゴースト』を現役で視聴しているのは就学前の幼児や小学校低学年、あとは大きなお友達(笑)である。

 仮面ライダー1号と、ゴーストスペクターしか登場しないのでは、50代と10代未満と、大きなお友達しか観に来ないのではないのか?

 それで本当に大ヒットすると思っているのでしょうか(爆)。


 『ゴースト』を視聴する幼児の親の世代にとっては、「仮面ライダー」といえば、同じ「昭和」でも『仮面ライダーBLACK(ブラック)』(87年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20001015/p2)&『仮面ライダーBLACK RX(ブラック・アールエックス)』(88年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20001016/p1)ではないのだろうか。

 そんな親たちを味方につけ、子供を連れてこさせるためには、両作で主人公の南光太郎(みなみ・こうたろう)=仮面ライダーBLACK&RXを演じた倉田てつをを出演させるべきではないのか。


 また、若い世代を誘致しようとするなら、


・『仮面ライダー電王』(07年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080217/p1)の主人公・野上良太郎(のがみ・りょうたろう)=仮面ライダー電王を演じた佐藤健(さとう・たける)、

・『仮面ライダーフォーゼ』(11年)の主人公・如月弦太朗(きさらぎ・げんたろう)=仮面ライダーフォーゼを演じた福士蒼太(ふくし・そうた)


など、「平成」ライダー主演を機に大ブレイクした若手俳優たちを、拝(おが)み倒して高額なギャラを払ってでも――そのためなら特撮やアクションが少々さびしくなってもかまわない! って、いつもの主張と完全に矛盾(むじゅん)しとるやないか!(大爆)――、出演させることが必須だと思えるのである。


 さらに言えば、ネット配信の『仮面ライダーゴースト 伝説! ライダーの魂!』(16年)でゴーストスペクター披露している、歴代レジェンド「平成」ライダーとの合体! くらいは、今回の『仮面ライダー1号』の中でもやるべきかと考える。

 まぁ、これも映画の前宣伝的意味合いが強いものであろうから、歴代ライダー大集合! がなくとも、これくらいはその代わりとして描かれるかと思えるのだが。


 「仮面ライダー生誕45周年」&「スーパー戦隊40作品達成」の「メモリアル」企画の第1弾がこれでは……

 このあたりは、最近ではむしろ「ウルトラマン」の方が、商業規模としてはともかく、テレビや劇場版で先輩ウルトラマンたちを次々と共演させていて、まだうまくやっていると思えてならないものがあるのだが。

 なんか第1作『ゴジラ』(54年・東宝)とはつながってはいても、それ以降のゴジラ映画は「なかったこと」にされ、かと言って新シリーズにゆるやかな連続性もないがために、児童ファンの関心を継続してゲットできなくて、興行的にも低迷した東宝の怪獣映画・ミレニアムゴジラシリーズ(99〜04年・東宝)のころを彷彿とさせるものがある。

 正直その当時の感覚に「逆行」「退行」しているような感のある、東映上層部の意識を改めないことには、せっかくの「メモリアル」企画も「不発」に終わってしまうのではなかろうか。


2016.1.29.

(了)

(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2016年冬号』(16年1月31日発行)所収『仮面ライダーゴースト』第1クール評より抜粋)



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・映画『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』合評!

・『ジュウレンジャー』『アバレンジャー』『キョウリュウジャー』解説!

・TV『獣電戦隊キョウリュウジャー』 〜怒涛の終盤評!

・『スーパー戦隊評論の変遷史』! 〜往年の「ジュウレン」酷評を糺す!

・22周年記念『恐竜戦隊ジュウレンジャー』再評価!


・『小説 仮面ライダーフォーゼ』書評 〜スクールカースト・ボッチ問題!

・『小説 侍戦隊シンケンジャー』書評 〜スーパー戦隊小説化、参る!

・洋画『スター・ウォーズ』EPISODE1〜4評!

・CS『ゲンと不動明王』&『海底軍艦』評!


・イベント『ウルトラマン創世紀展』レポート!

・イベント『特撮博物館 名古屋展』 〜オタクと愛娘と発達障碍

・ジャンル系漫画『セブンきゅ〜ぶ』書評

・ジャンル系漫画『トクサツガガガ』書評


・CSで再放送、往年の円谷特撮『マイティジャック』評!

・CSで再放送、往年の『ウルトラファイト』放映順のナゾ推理!(←紙幅の都合で次号回し・汗)

・WOWOWで再放送、『ウルトラマンタロウ』再評価!(←紙幅の都合で次号回し・汗)

(B5判・P168+折込コピーP4・オフセット・1800円)



◎2016年5月新刊! 速報コピー誌『SHOUT! VOL.67』(坂井 由人) 〜発行延期です!(汗)

(表紙はバックナンバーのものです・汗)

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 16年1〜4月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!

(拙ブログ主宰も、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』『ガッチャマンクラウズインサイト』『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』などを投稿予定)

(B5判・P40前後・コピー・500円)

◎2015年12月冬コミ新刊! 速報コピー誌『SHOUT! VOL.66』(坂井 由人)

 15年8〜12月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!

(拙ブログ主宰も、秋季の2大メタ・ヒーローアニメ『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』『ワンパンマン』を投稿)

(B5判・P40前後・コピー・500円)

◎8月新刊! 速報コピー誌『SHOUT! VOL.65』(坂井 由人) 〜完売!

 15年4〜8月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!

(拙ブログ主宰も、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』『響け!ユーフォニアム』『長門有希ちゃんの消失』『ラブライブ! The School Idol Movie』『攻殻機動隊 新劇場版』『追悼・平井和正』を投稿)

(B5判・P40前後・コピー・500円)

◎5月新刊! 速報コピー誌『SHOUT! VOL.64』(坂井 由人) 〜完売!

 15年1〜4月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!

(拙ブログ主宰も、14年秋〜冬季の2クールアニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』『SHIROBAKO』『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)』、15年冬季アニメ『純潔のマリア』を投稿)

(B5判・P40前後・コピー・500円)

◎12月冬コミ刊! 速報コピー誌『SHOUT! VOL.63』(坂井 由人) 〜完売!

 14年8〜12月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!

(拙ブログ主宰も、14年秋季アニメ『失われた未来を求めて』『天体のメソッド』と、昨13年秋季〜14年冬季アニメ『サムライフラメンコ』評を投稿)

(B5判・P40前後・コピー・500円)



◎2016年5月新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.74』(仙田 冷)

(表紙はバックナンバーのものです・汗)

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 16年1〜4月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!

(拙ブログ主宰も、『キズナイーバー』『ハイスクール・フリート』『甲鉄城のカバネリ』『少年メイド』『坂本ですが?』『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』『文豪ストレイドッグス』を投稿)

(拙サークルメンバーも、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』『ワンパンマン』評などを投稿)

(B5判・P32・コピー・400円)

◎2015年12月冬コミ新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.73』(仙田 冷)

(表紙はバックナンバーのものです・汗)

 15年10〜12月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!

(拙ブログ主宰も、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』を投稿)

(拙サークルメンバーも、『心が叫びたがってるんだ。』『ガールズ&パンツァー』『ガールズ&パンツァー劇場版』『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』『ワンパンマン』評などを投稿)

(B5判・P40前後・コピー・400円)

◎2015年10月新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.72』(仙田 冷)

 15年8〜10月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!

(拙ブログ主宰も、2015年夏アニメ『アクリエリオンロゴス』『それが声優!』『がっこうぐらし!』を投稿)

(拙サークルメンバーも、『蒼き鋼のアルペジオ ―ARS NOVA―』『ルパン三世』『アイドルマスター シンデレラガールズ』評などを投稿)

(B5判・P40前後・コピー・400円)

◎2015年8月新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.71』(仙田 冷)

 15年6〜8月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!

(拙ブログ主宰も、2015年夏アニメ『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』『六花の勇者』『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』『実は私は』『干物妹!うまるちゃん』『おくさまが生徒会長!』を投稿)

(拙サークルメンバーも、『ラブライブ! The School Idol Movie』、15年春季再放送アニメ『ラブライブ!(2期)』、『アクエリオンロゴス』『ガッチャマンクラウズ インンサイト』『アイドルマスター シンデレラガールズ』『Go!プリンセスプリキュア』『長門有希ちゃんの消失』『ど根性ガエル』、少女漫画アニメ『好きっていいなよ。』評などを投稿)

(B5判・P44・コピー・400円)

◎2015年6月新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.70』(仙田 冷) 〜完売!

 15年2〜6月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!

(拙ブログ主宰も、美少女アニメ『這いよれ! ニャル子さんF』『ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow』、映画『天才バカヴォン 〜蘇るフランダースの犬〜』を投稿)

(拙サークルメンバーも、15年冬季アニメ『SHIROBAKO』後半第2クール、15年冬季再放送アニメ『ラブライブ!(1期)』、13年冬季2クールアニメ『サムライフラメンコ』評などを投稿)

(B5判・P30前後・コピー・400円)

◎2015年2月新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.69』(仙田 冷) 〜完売!

 14年10〜15年1月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!

(拙サークルメンバーも、14年秋季アニメ『SHIROBAKO』前半第1クール、15年冬季アニメ『艦隊これくしょん 〜艦これ〜』、新番組『Go!プリンセス プリキュア』評などを投稿)

(B5判・P30前後・コピー・400円)



◎2015年5月新刊! 『美少女戦士セーラームーンR1993』!(森川 由浩)

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●序文 美少女戦士セーラームーンR The First Meeting 1993

●『美少女戦士セーラームーンR』作品解説

●アニメ全43話レビュー

 第一話放映日&最終回放映日の朝日新聞番組欄

●劇場版 美少女戦士セーラームーン

●ミュージカル 美少女戦士セーラームーン

●出版界に於ける『美少女戦士セーラームーンR』

 講談社児童誌(なかよし・たのしい幼稚園・おともだち・テレビマガジン)

 アニメ雑誌(アニメージュニュータイプアニメディア・月刊OUT・B−CLUB(ビークラブ))

 マーチャンダイジングライツレポート

 東映社内報

 謎本……『セーラームーンの秘密』など

 キネマ旬報

●LD&CD 映像と音響ソフト

 東映ビデオ情報ペーパー NEW DISC PRESS

 東映ビデオ LDソフト

 CD

●玩具の世界

●各種資料&データバンク

 台本

 関連CM集

 本放送フォーマット

 フィルモグラフィー 

 放映開始日リスト

 まんが日本昔ばなしVSセーラームーン(視聴率比較)

 視聴率データ

 メインスタッフ&キャストリスト

(B5判・P106・オフセット・1000円)



◎改訂再販! 『美少女戦士セーラームーン1992 転生版』!(森川 由浩)

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●序文 美少女戦士セーラームーンThe First Meeting 1992

●『美少女戦士セーラームーン』作品解説

●アニメ全46話レビュー

美少女戦士セーラームーン再放送ヒストリー

●出版界に於ける『美少女戦士セーラームーン

 講談社児童誌(なかよし・たのしい幼稚園・おともだち・テレビマガジン)

 アニメ雑誌(アニメージュニュータイプアニメディア・B−CLUB(ビークラブ))

 マーチャンダイジングライツレポート

 TV Bros.

 東映社内報

●LD&CD 映像と音響ソフト

●各種資料&データバンク

 台本

 絵コンテ

 本放送フォーマット

 フィルモグラフィー 

 放映開始日リスト

 まんが日本昔ばなしVSセーラームーン(視聴率比較)

 視聴率データ

 メインスタッフ&キャストリスト

(B5判・P110・オフセット・1000円)



2015年12月冬コミ新刊! ◎『かいじゅう17 マイリトル特撮日記2015(2)(下半期)』(樹下ごじろう)

(表紙はバックナンバーのものです・汗)

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 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!

 2015年7〜2015年12月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!

(B5判・P50前後・オフセット・600円)

2015年8月刊! ◎『かいじゅう16 マイリトル特撮日記2015(1)(上半期)』(樹下ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!

 2014年12〜2015年7月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!

(B5判・P50前後・オフセット・600円)

2014年12月刊! ◎『かいじゅう15 マイリトル特撮日記2014(2)(下半期)』(樹下ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!

 2014年7〜14年12月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!

(B5判・P50前後・オフセット・600円)

◎『かいじゅう14 マイリトル特撮日記2014(上半期)』(樹下ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!

 2013年12〜14年7月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!

(B5判・P56・オフセット・600円)

◎『かいじゅう13 マイリトル特撮日記2013(下半期)』(樹下ごじろう)

 2013年7〜13年12月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!

(B5判・P44・オフセット・500円)

◎『かいじゅう12 マイリトル特撮日記2013(上半期)』(樹下ごじろう)

 2013年1〜13年6月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!

(B5判・P44・オフセット・500円)

◎『かいじゅう11 マイリトル特撮日記2012(下半期)』(樹下ごじろう)

 2012年4〜12年12月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!

(B5判・P44・オフセット・500円)

◎『かいじゅう10 マイリトル特撮日記2012(上半期)』(樹下ごじろう)

 2011年12〜12年4月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!

(B5判・P64・オフセット・700円)



◎『プリキュア オールヒストリーズ New Stage』!(森川 由浩)

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★「プリキュア」シリーズ10周年記念! 「プリキュアオールヒストリーズ」増補改訂版刊行!

 『ふたりはプリキュア』(2004)〜『ハピネスチャージプリキュア』(2014)まで全11シリーズ総覧!

・誕生前史 『どれみ』『セラムン』『ナージャ』との三者関係

 2004年 『ふたりはプリキュア

 2005年 『ふたりはプリキュア MaxHeart』

 2006年 『ふたりはプリキュア Splash☆Star』

 2007年 『Yes! プリキュア5』

 2008年 『Yes! プリキュア5 GoGo!』

 2009年 『フレッシュプリキュア!

 2010年 『ハートキャッチプリキュア!

 2011年 『スイートプリキュア♪

 2012年 『スマイルプリキュア!

 2013年 『ドキドキ! プリキュア

 2014年 『ハピネスチャージプリキュア!

・講談社児童誌の『プリキュア』 〜記事特色・付録・コミカライズ単行本化状況・徹底解説!

 「たのしい幼稚園」「おともだち」「なかよし」・コミカライズ・単行本・「プリキュアおはなしブック」

・作品データベース(全シリーズサブタイトル & 関東・中部・関西全話視聴率リスト!)

・15秒予告編・東京MXプリキュア再放送全記録・プリキュア新聞・講談社児童誌のプリキュア

・前史 〜朝日放送(大阪)製作TVアニメ枠年譜&解説!

・朝日放送アニメの時代

・朝日放送日朝八時半枠のルーツをさかのぼる

・ダイハツ枠の時代=テレビ黎明期の日曜夜

・朝日放送製作アニメの誕生と「腸捻転」改編

・日曜朝への枠移動……日アサキッズタイムへ

・朝日放送製作アニメ枠年譜

・時代の検証……ダイハツ劇場と日曜ゴールデンタイムの流れ

・時代の検証……ニチアサキッズタイムの確立・枠拡大と日曜朝枠の流れ

(B5判・P179・オフセット・1600円・mixiでHN「morikawa_」か、メアド「ssssskpt(a)yahoo.co.jp」「maxheart2090(a)excite.co.jp」でも通販可)

 ※:(a)はスパムメールよけで、実際にはアットマーク「@」の文字となります)



◎『宇宙戦艦ヤマト初作〜2199評論本』! 全シリーズ批評本 〜増刷4刷目!・完売!

本同人誌の内容をベースに、全面描き下ろしで14年12月に商業誌化を達成!
いま語るべき 宇宙戦艦ヤマト

いま語るべき 宇宙戦艦ヤマト

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 〜オタク第1世代による従来の戦後民主主義的にひよったヤマト観を覆す!?〜

 初作〜2199、忘れ去られたTVスペシャル総集編、各種復活プロジェクト〜2520までレビュー!

 〜大好評(問題作!?)につき3刷分も完売! 今回は4刷分を頒布!〜

・波動砲神話の虚実

・古代達が反乱しない第三の白色彗星帝国編

・新たなるとIIIの独断交戦

・永遠にが描きたかった事

・島が死なねばならない理由

・テーマを受け継いだ実写版

・復活篇は侵略戦争

・誰のための2199

・沖田という名の近代

(B5判・P40・オフセット・500円)



◎『仮面特攻隊2014年号』!

『仮面特攻隊』2013年号・2014年号〜まんだらけで委託通信販売中!

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・折込コピー『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 戦国MOVIE大合戦』 〜速報合評!

・『ウルトラマンギンガ』 〜後半合評! &関東中部関西視聴率!

・『獣電戦隊キョウリュウジャー』 〜後半合評! &関東中部関西視聴率!

・『仮面ライダー鎧武/ガイム』 〜序盤合評! &関東中部関西視聴率!

・『ヒーローショー2013』 〜ハイクオリティショー探訪! ゴーバス(よみうりランド)・キョウリュウ(日本モンキーパーク

・『仮面ライダーウィザード特別編』 〜全平成ライダー集合・番外前後編合評!

・映画『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』 〜合評!

・映画『ガッチャマン』 〜往年の人気アニメの実写リメイク評!

・映画『パシフィック・リム』 〜本邦ジャンル作品リスペクト満載・巨大ロボVS巨大怪獣ハリウッド映画評!

・深夜ドラマ『みんな! エスパーだよ!』 〜完結評!

・深夜ドラマ『でたらめヒーロー』評! 〜完結評!

・深夜ドラマ『仮面ティーチャー』評! 〜序盤評!

・深夜ドラマ『牙狼〈GARO〉〜闇を照らす者』評! 〜完結評!

・深夜ドラマ『衝撃ゴライガン!!』評! 〜序盤評!

・深夜ドラマ『彼岸島』評! 〜序盤評!

・映画『劇場版SPEC〜結〜』評!

・『特命戦隊ゴーバスターズ』 〜終盤評&総括・関東中部関西全話視聴率!

・映画『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』 〜合評!

・映画『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャーTHE MOVIE』 〜合評!

・ビデオ『帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ』 〜評!

・ビデオ『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』 〜評!

・『劇場版 獣電戦隊キュウリュウジャー GABURINCHO OF MUSIC』 〜合評!

・『劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land』 〜合評!

・『プロレスの星アステカイザー』 〜東京MXテレビで再放送評!

・『レッドマン』 〜チャンネルNECOで再放送評!

・『獣電戦隊キョウリュウジャー』 〜プレミア発表会&玩具コンセプト展望!

・『獣電戦隊キョウリュウジャー』 〜序盤合評!

・『獣電戦隊キョウリュウジャー』 〜6人目キョウリュウゴールド活躍編評!

・『獣電戦隊キョウリュウジャー』 8〜9人目の戦士登場編評!

・『TOEI HERO NEXT』 〜3作品レビュー!

・新書『ウルトラマンが泣いている』 〜書評!

・『琉神マブヤー1972レジェンド』 〜沖縄のご当地ヒーロー第3シリーズ・完結評!

・『浪速伝説トライオー』 〜大阪発のご当地ヒーローテレビ大阪で映像化!

・『黄金鯱伝説グランスピアー』 〜名古屋のご当地ヒーロー東海テレビで映像化!

・『ファイヤーレオン』 〜ブジロード制作のプロレス特撮ヒーロー評!

・『小説 仮面ライダーW・オーズ』 〜評!

・『小説 仮面ライダーアギト・ファイズ』 〜良質な再構築!

・『小説 仮面ライダーディケイド』は意外な収穫か!? 賛否合評!

・『小説 仮面ライダークウガ』 〜2013年の後日談!

・『小説 仮面ライダー電王』 〜こちらも2013年の後日談!

・『小説 仮面ライダー響鬼』 〜江戸初期を舞台に、響鬼の先祖が『変身忍者嵐』と共演!

・『小説 仮面ライダーキバ・ブレイド・龍騎』 〜評!

・深夜特撮『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛』 〜前半&後半評!

・『ウルトラゼロファイト』 〜合評! ディレクターズカット版とTV版の差異&『ウルトラマン列伝』2年目の関東中部関西全話視聴率!

・『ウルトラマンギンガ』 〜序盤評!

・『仮面ライダーウィザード』 #6〜15・白熱バトル&ハートウォームドラマの両立の確立!

・『仮面ライダーウィザード』 #16「クリスマスの奇跡」合評&関東中部関西全話視聴率!

・映画『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』 〜合評・「イナズマン」解説!

・『仮面ライダーウィザード』 #17〜25・2号ライダー=ビースト登場&活躍編! 特撮人情喜劇アクション!

・『仮面ライダーウィザード』 #26〜39・真由ちゃん登場! ビースト&ウィザード・パワーUP編!

・『仮面ライダーウィザード』 #40〜42・真由ちゃん、女ライダーに変身編!

・『仮面ライダーウィザード』 〜最終章レビュー! 真由・仁藤・晴人・コヨミ、それぞれの決着!

・『近作評EXTRA』 〜「語ろうクウガ・アギト・龍騎」「スポーツ報知 円谷プロ50周年特別号」「キカイダーThe Novel」書評、「追悼・平山亨」

(B5判・P128+折込コピーP4・オフセット・1500円)



◎『美少女戦士セーラームーン全史』! 〜売行絶好調につき増刷!(完売!)(森川 由浩)

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〜子供&オタを巻き込んだ大ブームを体感する世代が、時代の空気も含めて伝えるのがコンセプト!

 「セラムン」をそも知らない世代、リアルタイムで観てないファン世代にも送る!

アニメーションの章 作品解説

美少女戦士セーラームーン

美少女戦士セーラームーン

美少女戦士セーラームーン

美少女戦士セーラームーンSuperS

美少女戦士セーラームーン セーラースターズ

・シリーズ終了後・再放送などの展開

セーラームーン映画の世界

・資料集 

・講談社児童誌の世界

・ビデオ・LD・DVDソフト

・LD巻末おまけ映像特典

・玩具資料

・作品データベース

フィルモグラフィ

・視聴率データ

★実写ドラマの章 作品解説

・前夜祭特番

東映チャンネル ピンスポ!

・外伝の外伝 映像特典ミニドラマ

・新聞記事

・実写版雑誌展開

・講談社  

・小学館

マーチャンダイジングライツリポーツ  

・CBC特撮アワーのあゆみ

・タイトルリスト&視聴率表 

★ミュージカルの章 解説

・月刊ミュージカル広告    

・CS特番関連

★原作漫画の章   

・「なかよし」とセーラームーン 

・扉絵集  

・「なかよし」表紙集   

・KCコミックス   

セーラームーン情報局  

コードネームはセーラーV

・扉絵集     

・「るんるん」表紙集 

美少女戦士セーラームーン原作漫画リスト 

(B5判・P342・オフセット・2500円)



◎『仮面特攻隊2013年号』!

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『仮面特攻隊2013年号』〜まんだらけで委託通信販売開始!

『仮面特攻隊2013年号』〜とらのあなでも委託通販開始(18歳以上wをクリック)


・『非公認戦隊アキバレンジャー』合評! &聖地アキバでのイベントレポート!

ガイナックス戦隊パロ「感覚戦士ゴカンファイブ」もとい『エアーズロック』合評!

・『牙狼<GARO>〜MAKAISENKI〜』評!


・映画『宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE』合評!

・映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』合評!

・『宇宙刑事ギャバン』30周年記念・回顧!

・『宇宙刑事』シリーズ全3作、関東・中部・関西全話視聴率表!

・映画販促でギャバンがゲスト出演した9月下旬の『特命戦隊ゴーバスターズ』評!


・映画『ウルトラマンサーガ』合評! &各種新聞図版!

・映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』合評!


・『特命戦隊ゴーバスターズ』前半合評! &各種新聞図版!

・映画『特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!』合評!

・『特命戦隊ゴーバスターズ』後半評! &関東・中部・関西全話視聴率リスト

・『海賊戦隊ゴーカイジャー』超話題作・終盤評! &「スーパー戦隊VS劇場」を含む関東・中部・関西全話視聴率リスト

・『ゴセイジャー』正月名古屋ドーム公演&キャストトーク! (前年号掲載漏れ分)

スーパー戦隊全作DVD化完了記念! 1980〜2010年代の戦隊ビデオ・ソフト化の歴史!


・『琉神マブヤー1972LEGEND』評!


・映画『エイトレンジャー』評!


・『ウルトラマン列伝』評! &関東・中部・関西全話視聴率リスト

・『ウルトラマンゼロ外伝 キラーザビートスター』評!


・『仮面ライダーウィザード』序盤合評! &各種新聞図版!

・『仮面ライダーウィザード』前半合評! &関東・中部・関西全話視聴率リスト

・『仮面ライダーフォーゼ』前半:落語研究会キャンサー鬼島編評!

・『仮面ライダーフォーゼ』中盤:白鳥同盟〜感涙の名編・卒業輪舞編評!

・『仮面ライダーフォーゼ』後半:新学期・最強形態・修学旅行・JK編評!

・映画『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』合評!

・『仮面ライダーフォーゼ』終盤:怒涛の最終展開、感動の最終回評! &関東・中部・関西全話視聴率リスト


ライトノベルウルトラマン妹』評!

ライトノベル『妹がスーパー戦隊に就職しました』評!


★イベント『館長 庵野秀明 特撮博物館』特集・合評! 〜短編特撮映画「巨神兵東京に現わる」 特撮博物館に見る、特撮ジャンルの本質とは? 特撮作品を語るとは何ぞや!?

・近作評EXTRA 〜特撮漫画・特撮ラノベ・宇宙刑事読本・平山P自伝・学祭(飯塚昭三&伴大介トーク)・NHK「純と愛」「猿飛三世」「平清盛」

(B5判・P122+折込コピーP4・オフセット・1500円)



◎『プリキュアシネマヒストリーズ』! 全プリキュアシリーズ映画本 (森川 由浩)

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・『ふたりはプリキュアMaxHeart』

・『ふたりはプリキュアMaxHeart 雪空のともだち』

・『ふたりはプリキュアSplash☆Star チクタク危機一髪!』

・『Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』

・『Yes!プリキュア5 GOGO! お菓子の国のハッピーバースディ♪』

・『ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GOGOドリームライブ』

・『プリキュアオールスターズDX みんな集まれ奇跡のともだち大集合』

・『フレッシュプリキュア! おもちゃの国は不思議がいっぱい!』

・『プリキュアオールスターズDX2 レインボージュエルを守れ!』

・『ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショーですか?』

・『プリキュアオールスターズDX3 未来に届け! 世界をつなぐ☆虹色の花』

・『スイートプリキュア♪ とりもどせ!♪ 心がつなぐ奇跡のメロディ♪』

・最新作『プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち」 〜もモチロン速報!!

*序文 テレビシリーズ初作『ふたりはプリキュア』解説からはじめて、

 併映作品『ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GOGOドリームライブ』も含む全13作品を徹底解説!

●資料集 *割引券・前売券、チラシ、パンフレットといった各種アイテムから新聞記事、各種特番を特集!

●附録 東映テレビアニメヒロイン映画年表……「東映まんがまつり」からの東映少女アニメ映画化史を総括!

●書下ろしコラム 東映テレビアニメヒロイン映画史……『プリキュア』映画の先輩たち!

 『東映まんがまつり』に始まる東映TVアニメヒロイン作品映画化の歴史!

 〜若いマニアの中でも特に好事家(笑)の連中に、女児向けTVアニメの意匠とテーマとスタッフの変遷を、大昔と中昔と今のリレーバトンをつなげるべくぜひとも一読していただきたい!(笑)

(B5判・P100前後・オフセット・1200円)



◎『仮面特攻隊2012年号』! 〜在庫僅少!

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・折込コピー:映画『仮面ライダーフォーゼ×仮面ライダーオーズ』速報!

スーパー戦隊シリーズ大特集

 全シリーズ関東中部関西・全話視聴率表!

 元祖『秘密戦隊ゴレンジャー』総覧! 〜力作10万字評!

★映画『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』合評! &新聞図版

・秋からほば戦隊OB毎回登場状態の『海賊戦隊ゴーカイジャー』!

 〜『海賊戦隊ゴーカイジャー』関東中部関西・最新視聴率表!

・『海賊戦隊ゴーカイジャーTHE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』

・『ゴセイジャー』GW全国公演! 東武・西武・浜松 アクションチームは日本にいくつ!?

★例の井口昇カントクで夏のライダー&戦隊映画で予告編もやってた

 10月15日(土)公開のリメイク映画『電人ザボーガー』合評!

・話題のスクールカースト新番組『仮面ライダーフォーゼ』!

 〜学校の全員と友達になる男! それ、ヤンキーじゃないですから(笑)。

★映画『レッツゴー仮面ライダー』合評! &新聞図版

・『レッツゴー仮面ライダー』のブラック将軍・人物像研究!

・『仮面ライダーオーズ』後半評! &各話視聴率表・新聞図版

・『劇場版 仮面ライダーオーズWONDERFUL 将軍と21のコアメダル』

・『特撮2011 〜「オーズ」の女幹部メズール・スーツアクター研究!』

・『ゆうちょ銀行』 〜ライダー役者・藤岡弘&佐藤健が出演CM!

・静岡ご当地ローカルヒーロー『からくり侍セッシャー1』

・『ウルトラマン80』王女ユリアン編 〜再評価各話評!

・「近作評EXTRA」 〜ファミリー劇場放映中『秘密戦隊ゴレンジャー』合評!

・追悼 〜田中実・サコミズ隊長&特撮評論家・竹内博

(B5判・P214+折込みコピーP4・オフセ・2000円)



◎『仮面ライダーストロンガー 鈴木生朗 脚本回解説』コピー誌(フラユシュ)

(B5判・コピー・300円)

●『仮面ライダーアマゾン 鈴木生朗 脚本回解説』コピー誌(フラユシュ)

(B5判・コピー・300円)

●『仮面ライダーX 鈴木生朗 脚本回解説』コピー誌(フラユシュ)

(B5判・コピー・300円)

●『仮面ライダーV3 鈴木生朗 脚本回解説』コピー誌(フラユシュ)

(B5判・コピー・400円)

 「風」や「斬り捨て御免!」などのTV時代劇でも知られる鈴木生朗脚本回にフォーカス!



◎『妖術武芸帳1969』(森川 由浩)

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★ジャンル系ニュースサイト“ためログβ”で、資料性博覧会03の当日取材が掲載!★

★TBS・橋本洋二プロデューサー&東映・平山亨プロデューサーのタッグによる

 日曜夜7時タケダアワー枠、佐々木功(ささきいさお)主演の幻の特撮時代劇!

★作品紹介、物語紹介、全話徹底解説、登場人物紹介、妖術師名鑑!

・『妖術武芸帳』再放送リスト!

・『妖術武芸帳』関連スタッフ・フィルモグラフィー

・当時の新聞記事、雑誌記事、音盤、武田薬品ノベルティ、台本、スチル写真集大成!

・坂口祐三郎 〜『仮面の忍者 赤影』と『妖術武芸帳』の間に!

★補論:TBS橋本洋二プロデューサー、1969年の作品群!

 タケダアワー解説、年譜、前番組「怪奇大作戦」・後番組「柔道一直線」!

 ブラザー劇場解説、年譜、「どんといこうぜ!」「胡椒息子」「彦左と一心太助」!

 木下恵介アワー解説、年譜、「おやじ太鼓」「3人家族」「兄弟」!

・新聞番組欄に見る1969年のテレビ事情!

・90年代中部地方の深夜番組「今甦る!昭和ヒーロー列伝」での『妖術武芸帳』!

(B5判・P142・オフセット印刷・1600円・mixiでHN「morikawa_」か「maxheart2090@excite.co.jp」でも通販可)



●『仮面特攻隊2009年号』! 〜在庫僅少!

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ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY」 〜#1・2折込みコピー速報!

「トミカヒーロー レスキューフォース 爆裂MOVIE」 〜折込みコピー速報!


「大決戦!超ウルトラ8兄弟」 〜賛否合評 & 新聞図版!

 ・京都 ダンディー4 & ビューティー4 舞台挨拶レポートも!

ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス」!

「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル」 〜BS & U局放映事情!

 ・オマケ「ウルトラセブンX」全話視聴率:関東・中部・関西。全話平均視聴率

仮面ライダーディケイド」 〜業界ゴシップ・今後の平成ライダー展望!

仮面ライダー電王」 〜人気作の終盤総括!

 ・全話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・全話平均視聴率

仮面ライダーキバ」 〜合評 & 新聞図版!

 ・各話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・放映分平均視聴率

「劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王」 〜合評!

「劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事」 〜評 & 新聞図版!

炎神戦隊ゴーオンジャー」 〜合評 & 半田健人ゲスト編 & 新聞図版!

 ・各話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・放映分平均視聴率

炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!」!

獣拳戦隊ゲキレンジャー」 〜大特集・不評戦隊を徹底擁護合評!!

 ・全話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・全話平均視聴率

獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー」 〜快作!

「ケータイ捜査官7(セブン)」 〜合評!

 ・各話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・放映分平均視聴率

「トミカヒーロー レスキューフォース」 〜合評 & 新戦士R5加入!

 ・各話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・放映分平均視聴率

魔法先生ネギま!(実写版)」 〜「トクサツ2008」! 戦隊パロ「Yes! バカレンジャー」は究極の荒川稔久ワールド!! & 桑江咲菜はこうして真咲なつめ(ゲキレン)とエヴァンジェリン(ネギま)を掛け持ちした!!

 ・全話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・全話平均視聴率

「トクサツ2008」 〜G3プリンセス & 歴代スーパー戦隊ヒロイン主役編史!

「ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発」 〜多幸感あふれる怪作!

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」 〜映画第2弾・妖怪キャラの担当声優一覧も!

「へんしん! ポンポコ玉」 〜70年代・性転換ジュブナイル

「近作評EXTRA」! 〜24時間まるごと昭和ゴジラ & CS旧作!

「DVDウルトラマンタロウ1973」! 〜&ウルトラマン関係イベント評!

「DVDウルトラマンレオ1974」! 〜1974年という切迫した終末観あふれる時代!

ファミリー劇場『ウルトラ情報局』ウルトラマンレオ編」!

 ・08年5月号〜12月号 & ウルトラマンレオのすべて & 真夏座VOICECUL!

「復刊! 宇宙船Vol.120」 〜あの体裁で延命できるか!? ゼロ年代特撮誌史評!

ゼロ年代の想像力」 〜オタ第3世代新進気鋭ライターのSFマガジン連載書籍化・書評!

「秋葉原通り魔事件」 〜合評・苦境下の人々へ

(表紙カット・信貴 徳二) (B5判・P184・オフセット印刷・2000円)


●『仮面特攻隊2008年号』! 〜在庫僅少!

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「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル」 〜序盤速報!

ウルトラマンメビウス」〜映画「&兄弟」「無敵のママ」「エースの願い」 〜最終三部作合評!

ウルトラマンメビウス」完結! 〜「メビウス」総論・赤星政尚論!

ウルトラマンメビウス」#41「思い出の先生」 〜合評大特集!

 ・全話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・全話平均視聴率

ウルトラマン プレミアステージ」 〜「メビウス」後日談・ヒーローショー決定版!

仮面ライダー電王」 〜前半評・劇場版「俺、参上!」合評・後半評!

獣拳戦隊ゲキレンジャー」 〜序盤合評・前半合評・電影版「香港大決戦」!

「西遊記」2006全話評&映画版!大特集! 〜78・94・本家中国TV版・原典とも比較レビュー!

 ・全話視聴率:関東・中部・関西(中部は#5・9欠。関西は最終回1週後の春休み突入SP欠)

ゲゲゲの鬼太郎」映画版〜賛否合評・シナリオ第1稿との比較レビュー!

ゲの鬼太郎」本編の中に本物の妖怪映っていた? 〜他多数!

ウルトラセブンX」合評! 〜テレ東深夜特撮より少ないネット局から円谷の展開に提言!

「2007年秋の深夜特撮!」 〜キューティーハニー風魔の小次郎魔法先生ネギま!・かわいい!ジェニー・ZENアクションTV!

「トクサツ2007」! 〜ビル街の水特撮!「日本沈没」「レオ」「ゲキレン」#2!

「ヒーローショー2007」! 〜各遊園地・各アトラクチーム・スーツアクター

魔弾戦記リュウケンドー」 〜終盤の佳作2編・普遍のイジメテーマ話!

「近作評EXTRA」 〜もっとすごい科学でまもります・CS旧作・映画・イベント・書評!

ウルトラマンタロウ」再評価・全話評! 〜連載開始!

ファミリー劇場「ウルトラ情報局」ウルトラマンタロウ編!

ウルトラマンタロウ」関係記事の縮小コピー収録一覧

 ・静岡新聞 1973年3月19日(月) 「新番組の紹介」頭に二本角、太陽バッジで変身、「ウルトラマンタロウ」、一層SF的に

 ・読売新聞 1973年4月27日(金) 「てれび街」人気上昇中のウルトラの母 〜想像図募集に10万通、4割が女児

 ・静岡新聞 1973年3月26日(月) 最新武器持ち、奇想天外の特撮 〜怪獣にしがみついたり和製アラビアンナイト 〜他多数!

(表紙カット・信貴 徳二) (B5判・P184・オフセット印刷・2000円)



●『ナはナイルのナ Vol.2』(つくね かずゆき) ……オススメ!(Vol.1は完売!)

 「不思議少女ナイルなトトメス」(91)全話ガイド&批評・怪人図鑑・名場面・東映不思議コメディシリーズ「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」(87)〜「有言実行三姉妹シュシュトリアン」(93)全話視聴率表!

(A5判・オフセット印刷・1000円)

●『ハラッパでひみつきちVol.2 うたう!大竜宮城』(つくね かずゆき)

 全話ガイド+批評・資料・主要キャラ紹介・雑誌・CM・漫画・音盤!

(A5判・オフセット印刷・2000円)

●『ハラッパでひみつきちVol.3 電撃戦隊チェンジマン』(つくね かずゆき) ……オススメ!

 80年代中盤に試みられたシリアス大河「戦隊」の中でも傑作の呼び声高い「チェンジマン」! 主要傑作エピソード紹介と、当時の人気美少女・柴田時江演じるリゲル星人ナナ(#13〜14・32〜33・42〜43・51〜55(最終回)に登場)を中心にレビュー! 柴田演じた「バイオマン」メカ人間ミキ編や、「スケバン刑事II」「マスクマン」「ウインスペクター」「ジャンパーソン」ゲスト編もフォロー!

(A5判・オフセット印刷・700円)

●『ハラッパでひみつきちVol.4 円盤戦争バンキッド』(つくね かずゆき) ……完売!

 全話ガイド+批評・資料・キャラ&学習部屋紹介・ブキミ星人大図鑑・漫画・音盤・玩具・ロケ地ほか!

(A5判・オフセット印刷・1500円)

 ※:拙ブログ主宰者も、長編論文「囲炉裏にレーダー、学習部屋に秘密基地 〜バンキッド論」を書き下ろし


●『ALL ABOUT ウルトラマンダイナ[1]』(黒鮫 建武隊)

 「ウルトラマンダイナ」#01〜13ガイド&批評・視聴率・向ヶ丘遊園イベントレポート!

(A5判・オフセット印刷・500円)

●『ALL ABOUT ウルトラマンダイナ[2]』(黒鮫 建武隊)

 「ウルトラマンダイナ」#14〜26ガイド&批評・視聴率・玩具売上好調!

(A5判・オフセット印刷・500円)

●『ALL ABOUT ウルトラマンダイナ[3]』(黒鮫 建武隊) ……全3巻完結!

 映画「ウルトラマンティガ&ダイナ』特集 ガイド&批評・成長物語・ティガ続編・新聞雑誌記事ほか!

(A5判・オフセット印刷・500円)

 ※:4〜5巻は発行中止だそうです(汗)。


●『江連卓 その脚本世界』(ビッキー HONMA) ……オススメ!

 脚本家・江連卓(えづれ・たかし)研究。80年代大映テレビ不良少女とよばれてヤヌスの鏡プロゴルファー祈子・乳姉妹・このこ誰の子・高校聖夫婦・噂の刑事トミーとマツ・明日の刑事・キョーダイン・スカイ・スーパー1・RX・覇悪怒組

(B5判・オフセット印刷・1000円)

●『青春ドラマ大全集』(ビッキー HONMA)

 70年代青春ドラマ中心・俺たちシリーズ・ゆうひが丘の総理大臣・あさひが丘の大統領・ただいま放課後・刑事犬カール・アテンションプリーズ・コートにかける青春・若い!青春・太陽にほえろ!スクールウォーズ

(B5判・オフセット印刷・1000円)


 ……などを委託販売予定です。



◎新刊! コピー誌『仮面特攻隊2015年晩秋号』! 〜完売!

・TV特撮『ウルトラマンX』 〜ウルトラマンギンガウルトラマンビクトリー客演編・合評!

・TV特撮『仮面ライダーゴースト』 〜序盤・合評!

・TV特撮『仮面ライダードライブ』 〜終盤・合評!

・短編アニメ『ザ・ウルトラマン ジャッカルウルトラマン』 〜合評!

・ビデオ『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』 〜合評!

・ビデオ『鎧武外伝 仮面ライダーデューク/仮面ライダーナックル』 〜合評!

・TV特撮『新★乾杯戦士アフターV(ファイブ)』 〜序盤・合評!

・TV特撮『薩摩剣士隼人』 〜序盤・合評!

(B5判・P20前後・コピー・200円)


◎新刊! コピー誌『仮面特攻隊2015年秋号』! 〜完売!

・TV特撮『ウルトラマンX』 〜ウルトラマンゼロウルトラマンマックス客演編・合評! 

・TV特撮『仮面ライダードライブ』 〜完結編・合評! 

・映画『進撃の巨人』(前編・後編) 〜合評!

・映画『みんな! エスパーだよ!』 〜合評!

・TV特撮『サンダーバード are go』 〜合評! 

・ジャンル系漫画『トクサツガガガ』 〜合評!

(B5判・P20前後・コピー・200円)


◎新刊! 『仮面特攻隊2016年準備号』 〜完売!

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※現行の映画&TV特撮合評 & 現行TV特撮の関東中部関西全話視聴率表 掲載!

・折込コピー『劇場版 仮面ライダードライブ』速報合評!

・折込コピー『手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE』速報合評!

・TV『ウルトラマンX』序盤評!

・TV『ウルトラファイトビクトリー』完結評!

・映画『劇場版ウルトラマンギンガS』合評!

・映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』合評!

・映画『THE NEXT GENARATION パトレイバー 首都決戦』合評!

・映画『寄生獣 完結編』評!

・映画&TV『牙狼〈GARO〉GOLD STORM 翔』評!

・ジャンル系漫画『トクサツガガガ』書評!

・ジャンル系漫画『ウルトラマンネクサス』書評!

・映画『ストレイヤーズクロニクル』評!

・TV『デスノート』評!

・TV『ど根性ガエル』合評!

・TV『初森ベマーズ』評!

・映画『ラブ&ピース』合評!

・映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』評!

・『スター・ウォーズ』年末公開を控えて黒澤映画を振り返る!

・ネット配信アニメ『電光超人グリッドマン boys invent great hero』合評!

・沖縄ご当地ヒロインTV『ハルサーエイカー』評!

・ビデオ『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』評!

・TV『仮面ライダードライブ』第2〜3クール前半合評!

・TV『仮面ライダードライブ』第3クール後半評!

・TV『手裏剣戦隊ニンニンジャー』第2クール後半合評!

(B5判・P48+折込コピーP4・オフセット・500円)


◎新刊! コピー誌『仮面特攻隊2015年初夏号』! 〜完売!

・映画『THE NEXT GENARATION パトレイバー 首都決戦』 〜合評!

・映画『寄生獣 完結編』 〜合評!

・TV特撮『仮面ライダードライブ』第2〜3クール・合評! 

・TV特撮『手裏剣戦隊ニンニンジャー』 〜6人目スターニンジャー編・合評!

・ネット配信『仮面ライダー4号』評! 〜映画『仮面ライダー3号』続編!

(B5判・P14前後・コピー・200円)


◎コピー誌『仮面特攻隊2015年GW号』! 〜完売!

・TV特撮『ウルトラファイトビクトリー』序盤評!

・TV特撮『手裏剣戦隊ニンニンジャーVS仮面ライダードライブ 春休み合体1時間スペシャル』合評!

・TV特撮『手裏剣戦隊ニンニンジャー』#7 〜ニンジャレッド&ハリケンレッド客演編合評!

・ビデオ『鎧武外伝・仮面ライダー斬月/仮面ライダーバロン』評!

・漫画『トクサツガガガ』評!

(B5判・P20・コピー・200円)


◎コピー誌『仮面特攻隊2015年春号』! 〜完売!

・映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』合評!

・映画『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』合評!

・TV特撮『烈車戦隊トッキュウジャー』終盤合評!

・TV特撮『手裏剣戦隊ニンニンジャー』序盤合評!

・沖縄のご当地TV特撮『ハルサーエイカー』評!

(B5判・P20・コピー・200円)


◎コピー誌『仮面特攻隊2015年冬号』! 〜完売!

・映画『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』合評!

・TV特撮『ウルトラマンギンガS』終盤評!

・小説『仮面ライダーウィザード』書評!

・小説『忍風戦隊ハリケンジャー』書評!

(B5判・P10・コピー・100円)



2016年1月31日(日)、コミティア115(評論ジャンル)(終了)

 東京ビッグサイト、東5ホール・W−04aに出店!

2016年2月28日(日)、サンシャインクリエイション2016 Winter(終了)

 池袋サンシャインシティ・ワールドインポートマート4階A23ホール、L−04aに出店!

2016年5月1日(日)、コミック1(いち)☆10

 東京ビッグサイト・東6ホール・き−11bに出店!

「コミック1・Webカタログ」:メアド(アカウント)登録にて参照可!

2016年5月3日(火・祝)、資料性博覧会09

 中野セントラルパークサウスコングレスB1コンベンションホール、サークル癸隠亜morikawa_Sに間借り出店!

2016年5月5日(木・祝)、コミティア116

 東京ビッグサイト・東6ホール・さ−28bに出店!

「コミック1・Webカタログ」:メアド(アカウント)登録にて参照可! 〜最新2016年号ほかも数ページUP!

2016年7月3日(日)、サンシャインクリエイション2016 Summer

 池袋サンシャインシティ・ワールドインポートマート4階A1ホール、H−07aに出店!


今後の即売会出店予定

・8月13日(土) コミックマーケット90(夏コミ)

・8月21日(日) コミティア117

・10月23日(日) コミティア118

・11月13日(日) サンクリ2016 Autnmn

・11月23日(水・祝) 第二十三回文学フリマ東京

・12月29〜31日(仮) コミックマーケット91(冬コミ)



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まんだらけ中野店・資料性博覧会01 〜事後レポート&02要望

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20091101/p1


評論系オンリー同人誌即売会・TokyoBookManiax 〜事後レポート!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20081009/p1


Nippon2007(第65回世界&第46回日本SF大会) 〜に見る外人オタらの同じ匂い

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080302/p1


宇宙船Vol.120復刊! 〜この体裁で延命できるか?

 〜往年のYEAR BOOK・中島紳介氏による日本特撮総括記事を懐かしむ

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080525/p1



同人誌即売会・参加告知 〜全記事見出し一覧

「コミケWebカタログ」:メアド(アカウント)登録にて参照可! 冬コミ新刊・2016年号を3頁分先行公開!

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160115