私は小学5年生の時に、学校の行事でキャンプファイヤーをしたことがある。私は、キャンプファイヤーの時の司会進行をしていた。虫の声に耳を澄ませながらマイクを握り、勇気を出して話していた。そこまでは良かったのだが、時間はダンスをする時間になった。司会である私もだんだん楽しくなってきて、その場を盛り上げようとしていたのだが、その時ある言葉が生徒の中から聞こえてきた。”〇〇って、そういう奴だったんだ”。この言葉は誰が発したのかすら分からないが、それ以降、私はこの言葉にトラウマを覚えるとともに、”本当”の自分を表現するのが億劫になっていった。”誰かの何気ない一言”が誰かの人生を変えてしまう。今振り返ると、…