[…]ライプニッツは、 動物だけでなく植物さえも魂(に類するもの=エンテレケイア)をもっている、と考えた。 どの生きた身体にも、 それを支配するエンテレケイア〔=モナド〕があり、動物で はそれが魂である。 さて、この生きた身体の肢体には、 他の生命体、植物、動物が充ちていて、その各々がまた、それを支配するエンテレケイアもしくは魂をもっている 。 たとえば向日葵は、 まるで太陽を追いかけるようにして、その方へ「顔を向ける」ことをするだろう。ということは、 「外界の変化に対応して、 向日葵の中でも何らかの変化が生じている」のである。 この「一方が変われば、 ある規則的関係を通じて、他方も変わる」と…