新橋旧停車場に、お茶の文化創造博物館がオープン。 内覧会にお伺いしてきましたので、たのしみポイントをご紹介してきます。 第1回目のお話は、 江戸時代の茶文化 茶台とは? 博物館には、「茶運人形(ちゃはこびにんぎょう)」が展示されています。 からくり人形の仕組みを書いた江戸時代の『機巧図彙 』に、以下のように説明されています。 「茶運人形」 人形が持っている「茶台」の上に茶碗を置けば、 人形が客の方へ向かっていく その茶碗を客がとれば、人形は止まる。 飲み終わった茶碗を置けば、今度は帰っていく。(筆者訳) 細川頼直『機巧図彙 2巻首1巻』[2],須原屋市兵衛,寛政8 [1796]. 国立国会図書…