doi.org 【はじめに】消化不良症状は、医療機関を受診する最も頻繁な理由のひとつであり、罹患者本人にとっても医療制度にとっても負担となっている。日本では、六君子湯がこの症状に有効であることが証明されている。 【方法】前向き、多施設、非介入試験(NIS)において、機能性由来の急性消化不良症状を有するドイツ人患者を対象に、登録済みの六君子湯エキス製剤であるYamatoGastによる2週間の治療の有効性、安全性、忍容性を実環境下で評価した。主要評価項目は、総合治療効果(OTE)スコアで評価した治療に対する反応性であった。副次評価項目は、消化不良症状の重症度の変化とQOLの変化であった。安全性の評…