昨日の大手紙の「オピニオン」欄に,、ある政治学者の寄稿が掲載されました。見出しは「犠牲を問わぬ地上戦 国際秩序のため容認 正義はそこにあるか」というもの。「釈然としない」、「わからない」、「耳を疑う」などの語を連発しながら、ウクライナが民主主義を守るために独裁国家と戦っているとみなす風潮を批判、ロシアが敗退する可能性は低く、「個人の生存は国に先行する価値である」のだから、プラハやパリの例に倣うことを勧めています。 一読、私は憤りを感じました。こういう文章が専門家の肩書で、大きな紙面を与えられることに対して、です。そもそも論理的一貫性の認めにくい文章ですが、ウクライナ政府を批判するに当たって、そ…