擬似相関とは、2つの事象の間に相関が見られるが、因果関係が存在しない状態のこと。 両者とも共通の原因の結果である場合などに生じる。 例えば、月ごとのリップクリームの売上と火災の発生件数に強い相関が認められたとして、リップクリームが火災の原因になったり、火災がリップクリーム購入の動機になっているのかというと、そうではなく、「季節による湿度の変動」という共通の原因によって両者に同じ傾向の変動が起こっているだけである。 擬似相関の具体例としては、以下のようなものが挙げられる。 アイスクリームの売上と水の事故高血圧の人ほど年収が高い年賀状を出す人ほど高収入ビールが売れるほど、水難事故が増える育毛剤を使…