根本的

Ａ. どのくらいを求めるかによります。一度のレッスンでも声は感覚的に変えたり出し方を変えることはできるでしょう。根本的に、ということなら、レッスンのなかだけでなく、自分でトレーニングしていかなければならないのは、当然のことです。

Ａ. 自由ということの考え方にもよりますし、あなたの望みにもよると思います。 自由になるために、歌わなくてはならないのかという問いもあるでしょう。 また、そもそも、自由に歌えるのかという根本的な問いがあるでしょう。 カラオケで楽しんでいると、とても心が踊って気持ちがよい、自由を感じられるというなら、それも自由です。

プロの活動をやっている場合は土俵が決まっていて、そこでなにが問われるかも決まっています。 それに対して自分の能力の、どの部分が足りないかがはっきりしているので、そこはよいことです。 ただし、それに対しての対策は、調整であり、付け焼き刃です。できるだけ、そこから離れた根本的な対策を、つまり基本を固めることです。

根本的にどこを解決しないといけないのか。自然なのがよいといっても、外国人と日本人との自然は、違います。私たちは、音声表現に対して、声を充分に使えているとはいえません。日常生活での声自体、あまりに自己表現していないからです。少し話しては、うなずきあっているだけです。

生きた年月、ずっと声のトレーニングはしてきています。赤ん坊の頃から、声を出している限りトレーニングなのです。 ですから今までやってきた分だけ、配線を変えなければ根本的なことは直らないのです。 どう直すかの判断も難しいものです。

毎日の生活の中での言語や音声の扱いが大きいと思います。また、生活習慣の中で、姿勢や発声、言語による差、その声や使い方に関する違いでしょう。もとより向こうの文化から生まれたものにおいて、そうでない地域のものが劣っているとするのであれば当然なことであり、劣っているのではなく、異なっているということだと思われます。

心の問題、ストレスや心の乱れの場合は、医者に治してもらうのは難しいのです。薬を飲み続けると、かえっておかしくなりかねません。 臨床心理士は、言葉のカウンセリングです。話を聞いて治る場合もありますし、言葉に出させることでよくなる場合もあります。しかし、身体を動かすのが、より根本的な解決になります。自分で行動するからです。