今年後半に観た映画51本

1「湖のほとりで(La ragazza del lago)」(2007、イタリア)
<監督>
アンドレア・モライヨーリ
<出演>
トニー・セルヴィッロ、ネッロ・マーシャ、マルコ・バリアーニ、ジュリア・ミケリーニ、ファウスト・マリア・シャラッパ、デニス・ファゾーロ、フランコ・ラヴェーラ、サラ・ダマリオ、アンナ・ボナイウート、オメロ・アントヌッティ、ファブリツィオ・ジフーニ、ヴァレリア・ゴリーノ
<原作>
カリン・フォッスム「湖のほとりで(Se deg ikke tilbake!)」
<感想>
ただの謎解きサスペンスではない。家族、恋人、親子の愛情についての考察。(2011.7.6)


2「エンバー 失われた光の物語(City of Ember)」(2008、アメリカ)
<監督>
ギル・キーナン
<出演>
シアーシャ・ローナン、ハリー・トレッダウェイ、ティム・ロビンスビル・マーレイマーティン・ランドートビー・ジョーンズ
<原作>
ジェニー・デュープロ「エンバー 失われた光の物語」
<感想>
よくある話ではあるが、コンパクトにまとまっていて好感が持てる。こういう映画を映画館で観たいのだ。シアーシャ・ローナンは実に達者で、光っている。(2011.7.9)


3「マルセイユの決着(落としまえ)(Le Deuxieme Souffle)」(2007、フランス)
<監督>
アラン・コルノー
<出演>
ダニエル・オートゥイユモニカ・ベルッチ、ミシェル・ブラン、ジャック・デュトロン、エリック・カントナ、ニコラ・デュヴォシェル、ダニエル・デュバル、ジルベール・メルキ、ジャック・ボナフェ、フィリップ・ナオン、ジャン=ポール・ボネール
<原作>
ジョゼ・ジョヴァンニ「おとしまえをつけろ」
<感想>
2時間半を超える大作だが、時間を感じさせなかった。カメラワーク、色彩、服飾など素晴らしい。さすがはフランス映画と思わせる。(2011.7.10)


4「フェイス/オフ(Face/Off)」(1997、アメリカ)
<監督>
ジョン・ウー
<出演>
ジョン・トラヴォルタニコラス・ケイジジョアン・アレンアレッサンドロ・ニヴォラジーナ・ガーション、ドミニク・スウェイン、ニック・カサヴェテスCCH・パウンダーコルム・フィオール、ロバート・ウィズダム、ハーブ・プリズネル、ジョン・キャロル・リンチ、クリストファー・バウアー、マーガレット・チョー、ジェームズ・デントン、トーマス・ジェーン
<感想>
展開スピードが早い。後味が悪いんじゃないかと思っていたが、それほどではなかった。アメリカ的にいろいろな愛情だとか葛藤だとか衝突だとかをこなして最終的には家族の絆に行き着く。イブ役のジョアン・アレンは「デス・レース」では悪の刑務所長。エディ・マーフィーがカメオ?(2011.7.14)


5「NEXT -ネクスト-(Next)」(2007、アメリカ)
<監督>
リー・タマホリ
<出演>
ニコラス・ケイジジュリアン・ムーアジェシカ・ビールトーマス・クレッチマンピーター・フォーク
<原作>
フィリップ・K・ディック「ゴールデンマン」
<感想>
アレだけ引っ張っておいて、最後はフェイドアウト。これを不満とするか、どうか。全体的にご都合主義が鼻につく構成なところが残念か。(2011.7.15)


6「海がきこえる」(1993)
<監督>
望月智充
<出演>
飛田展男、坂本洋子、関俊彦、荒木香恵、緑川光天野由梨有本欽隆さとうあい
<原作>
氷室冴子
<感想>
日本テレビ開局40周年記念番組として製作されたテレビアニメ。ジブリの若手育成を目的として、高畑勲宮崎駿は関わっていない。トレンディードラマのようなものを作りたかったのかもしれないが、ストーリーも演出も脚本も稚拙。全編に流れるいかにもな音楽も耳障り。駄作。(2011.7.16)


7「イキガミ」(2008)
<監督>
瀧本智行
<出演>
松田翔太劇団ひとり浅利陽介鈴之助笹野高史柄本明塚本高史金井勇太、りりィ、山崎裕太、徳井優、ヒロシ、風吹ジュン佐野和真塩見三省成海璃子井川遥江口のりこ山田孝之
<原作>
間瀬元朗
<感想>
イデアはいいと思うし漫画はそれなりに面白かったろうが、映画としては稚拙。(2011.7.21)


8「復活の日」(1980)
<監督>
深作欣二
<出演>
草刈正雄渡瀬恒彦、夏木勲、千葉真一森田健作、永島敏行、多岐川裕美、丘みつ子緒形拳小林稔侍、中原早苗ジョージ・ケネディ、ボー・スヴェンソン、オリヴィア・ハッセーチャック・コナーズエドワード・ジェームズ・オルモスグレン・フォードロバート・ヴォーン、ヘンリー・シルヴァ、ジョージ・トゥリアトス、スチュアート・ギラード
<原作>
小松左京
<音楽>
羽田健太郎
主題歌:ジャニス・イアン「ユー・アー・ラブ(Toujours gai mon cher)」
<感想>
長かったが飽きないで観た。いろいろと細かいことはあるが、深作監督らしいシーンもあり、興味深かった。角川が大金を使っていた頃の映画としてはよくできていたかも。(2011.7.23)


9「山形スクリーム」(2009)
<監督>
竹中直人
<出演>
成海璃子沢村一樹AKIRA、マイコ、竹中直人桐谷美玲、紗綾、波瑠、温水洋一岩松了クリスタル・ケイ六平直政坂田聡、矢沢幸治、須田邦裕神戸浩住田隆、高橋一平、田中要次井口昇赤井英和緋田康人佐伯新篠原ともえ斉木しげる石橋蓮司デビット伊東広田レオナ、荻野目慶子、生瀬勝久由紀さおり三浦春馬
<感想>
いろいろな映画のパロディ。演技・演出はまだしも、編集はもう少しどうにかならなかったか。(2011.7.24)


10「奇術師フーディーニ 〜妖しき幻想〜(Death Defying Acts)」(2008、イギリス・オーストラリア)
<監督>
ジリアン・アームストロング
<出演>
ガイ・ピアースキャサリン・ゼタ=ジョーンズシアーシャ・ローナンティモシー・スポール
<感想>
今までにないガイ・ピアースを観たように感じた。シアーシャはやはり達者である。特筆するような内容ではないが、時間もちょうどよかったし、好感を持って観終えた。それにしても、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの腹は太い。(2011.7.27)


11「戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH」(2009)
<監督>
清水崇
<出演>
柳楽優弥蓮佛美沙子勝地涼前田愛水野絵梨奈、中村久美、松尾スズキ山中崇、平岡拓真、松本花奈、森大悟、荒川ちか、伊藤星、中島ひろ子
<感想>
これだけのキャストを揃えながらこの体たらくは実にもったいない。ホラーとは思えないほどまったく恐怖感のない映画。(2011.7.29)


12「ミッドナイト・ラン(Midnight Run)」(1988、アメリカ)
<監督>
マーティン・ブレスト
<出演>
ロバート・デニーロ、チャールズ・グローディン、ヤフェット・コットー、ジョン・アシュトン、デニス・ファリーナ、ジョー・パントリアーノ、リチャード・フォロンジー、ロバート・ミランダ、ジャック・ケホ、ダニエル・デュクロス、フィリップ・ベイカー・ホール、ウェンディ・フィリップス
<感想>
デニーロが特に好きな作品とのことで、楽しそうに演じている印象。長さも気にならず、控えめなアクションにも好感が持て、面白く観られた。(2011.7.31)


13「ベルベット・レイン(Midnight Run)」(2004、香港)
<監督>
ウォン・ジンポー
<出演>
アンディ・ラウジャッキー・チュン、ショーン・ユ、エディソン・チャン、ウー・チェンリン、リン・ユアン、チャップマン・トウ、エリック・ツァン
<感想>
叙情的なのを狙ったのか、何にフォーカスが合っているのかよくわからない。(2011.8.2)


14「転々」(2007)
<監督>
三木聡
<出演>
オダギリジョー三浦友和小泉今日子吉高由里子岩松了ふせえり松重豊鷲尾真知子石原良純岸部一徳広田レオナブラボー小松平岩紙横山あきお石井苗子、風見章子、笹野高史宮田早苗麻生久美子
<原作>
藤田宜永
<感想>
何かが残るような気にさせるが、その実は何もない。けど面白い。(2011.8.3)


15「溺れる魚」(2001)
<監督>
堤幸彦
<出演>
椎名桔平窪塚洋介仲間由紀恵、IZAM、伊武雅刀勝部演之渡辺謙成宮寛貴宍戸錠野際陽子、白竜、小山田サユリ田口理恵犬山犬子河原さぶ、三田村周三、保積ぺぺ、岩崎ひろし、丸岡奨詞、高橋和興、多田木亮佑、竹沢一馬、大倉孝二、ミスターちん、でんでん
<原作>
戸梶圭太
<主題歌>
鬼束ちひろ「edge」
<感想>
オープニングのインパクトは後に何も残らない。面白がって作っているところは良。(2011.8.4)


16「落下の王国(The Fall)」(2006、インド・イギリス・アメリカ)
<監督>
ターセム・シン
<出演>
リー・ペイス、カティンカ・アンタルー、マーカス・ウェズリー、ロビン・スミス、ジートゥー・ヴァーマ、レオ・ビル、ジュリアン・ブリーチ、ジャスティン・ワデル、ダニエル・カルタジローン、キム・ウィレンブローク、エイダン・リスゴー、ショーン・ギルダー、エミール・ホスティナ、グラント・ブレット・スワンピー、ロナルド・フランス、ニコ・ソウタルスキ
<感想>
ストーリーはだんだん暗くなり行き着くところも不安だらけだが、画面の構成と音楽は素晴らしい。(2011.8.5)


17「ミニミニ大作戦(The Italian Job)」(2003、アメリカ)
<監督>
F・ゲイリー・グレイ
<出演>
マーク・ウォールバーグシャーリーズ・セロンエドワード・ノートンセス・グリーンジェイソン・ステイサムモス・デフ、フランキー・G、ドナルド・サザーランド
<感想>
1969年のイギリス映画リメイク。この手は如何にスマートにやり遂げるかがキモだが、その点はさすがアメリカ映画だけあってスマート。(2011.8.6)


18「不夜城(Sleepless Town)」(1998)
<監督>
リー・チーガイ
<出演>
金城武山本未來椎名桔平、郎雄、曾志偉、周海媚、修健、永澤俊矢田口トモロヲ谷原章介鈴木清順馳星周森田芳光
<原作>
馳星周
<主題歌>
B'z「The Wild Wind」
<感想>
長かったかと問われれば確かに長かったが、カメラが意外にもよかった。もう少し頑張ればノワールとして秀逸だったかもしれないが、金城武の日本語のセリフがすべてを台無しに。(2011.8.8)


19「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスStar Wars Episode I: The Phantom Menace)」(1999、アメリカ)
<監督>
ジョージ・ルーカス
<出演>
リーアム・ニーソンユアン・マクレガーナタリー・ポートマン、ジェイク・ロイド、ペルニラ・アウグスト、フランク・オズヨーダ)、イアン・マクダーミド、オリバー・フォード・デイビス、ヒュー・クオーシー、アーメド・ベスト、アンソニー・ダニエルズC-3PO)、レイ・パーク、ピーター・セラフィノイス(ダース・モールの声)、テレンス・スタンプケニー・ベイカーR2-D2)、ソフィア・コッポラキーラ・ナイトレイ
<音楽>
ジョン・ウィリアムズ
<感想>
公開順ではなく観た。はるか前に観た第1作のイメージをそのまま継承しているのはスゴイことなんじゃないだろうか。(2011.8.12)


20「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃Star Wars Episode II: Attack of the Clones)」(2002、アメリカ)
<監督>
ジョージ・ルーカス
<出演>
ユアン・マクレガーナタリー・ポートマンヘイデン・クリステンセン、イアン・マクダーミッド、ペルニラ・アウグスト、サミュエル・L・ジャクソンアンソニー・ダニエルズC-3PO)、ケニー・ベイカーR2-D2)、フランク・オズヨーダ)、クリストファー・リー、テムエラ・モリソン、ダニエル・ローガン、アーメド・ベスト(ジャー・ジャー・ビンクス)、ジェイ・ラガーイア、リーアム・ニーソン、ヴェロニカ・セグラ
<音楽>
ジョン・ウィリアムズ
<感想>
ストーリーはわかりやすいのかもしれないが、カット割りの構成があっちこっちに行くので混乱するかもしれない。(2011.8.12)


21「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐Star Wars Episode III: Revenge of the Sith)」(2005、アメリカ)
<監督>
ジョージ・ルーカス
<出演>
ユアン・マクレガーナタリー・ポートマンヘイデン・クリステンセンジェームズ・アール・ジョーンズダース・ベイダー)、イアン・マクダーミド、サミュエル・L・ジャクソン、ジミー・スミッツ、フランク・オズヨーダ)、クリストファー・リーアンソニー・ダニエルズC-3PO)、ケニー・ベイカーR2-D2)、カイル・ローリング、マシュー・ウッド(声)、ピーター・メイヒュー(チューバッカ)
<音楽>
ジョン・ウィリアムズ
<感想>
アナキンがダース・ベイダーになっていくエピソードには少々わかりにくい点もある。(2011.8.13)


22「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(Star Wars Episode IV: A New Hope)」(1977、アメリカ)
<監督>
ジョージ・ルーカス
<出演>
マーク・ハミルハリソン・フォードキャリー・フィッシャーアレック・ギネス、デイヴィッド・プラウズ(ダース・ベイダー)、ジェームズ・アール・ジョーンズダース・ベイダーの声)、アンソニー・ダニエルズC-3PO)、ケニー・ベイカーR2-D2)、ピーター・メイヒュー(チューバッカ)、ピーター・カッシング
<音楽>
ジョン・ウィリアムズ
<感想>
とても懐かしい。(2011.8.14)


23「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(Star Wars Episode V: The Empire Strikes Back)」(1980、アメリカ)
<監督>
アーヴィン・カーシュナー
<出演>
マーク・ハミルハリソン・フォードキャリー・フィッシャーフランク・オズヨーダ)、デイヴィッド・プラウズ(ダース・ベイダー)、ジェームズ・アール・ジョーンズダース・ベイダーの声)、アンソニー・ダニエルズC-3PO)、ケニー・ベイカーR2-D2)、ピーター・メイヒュー(チューバッカ)、ビリー・ディー・ウィリアムズ、イアン・マクダーミド、アレック・ギネス
<音楽>
ジョン・ウィリアムズ
<感想>
話は中途半端に終わる。(2011.8.15)


24「ブラック・ボックス 〜記憶の罠〜(La boite noire)」(2005、フランス)
<監督>
リシャール・ベリ
<出演>
ジョゼ・ガルシア、マリオン・コティヤール、ミシェル・デュショーソワ、ベルナール・ル・コク、エレーナ・ノグエラ、ジェラール・ラロシュ
<原作>
トニーノ・ブナキスタ
<感想>
秀逸なサスペンス。冒頭から非現実に叩き込まれ、後半もその不安感、宙ぶらりんで中途半端な感覚。カメラがいい。画面構成と色彩。(2011.8.19)


25「バンク・ジョブ(The Bank Job)」(2008、イギリス)
<監督>
ロジャー・ドナルドソン
<出演>
ジェイソン・ステイサムサフロン・バロウズ、リチャード・リンターン、スティーヴン・キャンベル・ムーア、ダニエル・メイズ、ピーター・ボウルズ、キーリー・ホーズ、コリン・サーモン、ピーター・デ・ジャージー、ジェームズ・フォークナー、シャロン・モーン、アルキ・デヴィッド、アリスター・ペトリ、マイケル・ジブソン、ジョージア・テイラー、デヴィッド・スーシェ
<感想>
実話を基にしたという。派手なアクションはないが、なかなか面白く観た。(2011.8.20)


26「悪夢探偵2」(2008)
<監督>
塚本晋也
<出演>
松田龍平三浦由衣韓英恵松嶋初音、安藤輪子、内田春菊北見敏之光石研市川実和子
<原作>
塚本晋也
<感想>
続編だが前作とはつながりがない。冗長でよくわからない構成。(2011.8.21)


27「レザボア・ドッグス(Reservoir Dogs)」(1992、アメリカ)
<監督>
クエンティン・タランティーノ
<出演>
ハーヴェイ・カイテルティム・ロスマイケル・マドセンクリス・ペンスティーヴ・ブシェミローレンス・ティアニー、カーク・バルツ、エディ・バンカー 、クエンティン・タランティーノ、スティーブン・ライト
<感想>
クエンティン・タランティーノの初監督作品。さすがである。(2011.8.21)


28「曲がれ!スプーン」(2009)
<監督>
本広克行
<出演>
長澤まさみ熊田聖亜熊田胡々志賀廣太郎、諏訪雅、川島潤哉、中川晴樹、辻修、三宅弘城岩井秀人寺島進松重豊三代目魚武濱田成夫平田満木場勝己永野宗典佐々木蔵之介本多力升毅
<原作>
塚本晋也
<感想>
話のコアがよくわからない。ノリで作ってしまったのか。本広監督の映画のアレやコレやが少しずつ出てくるが、そうした遊びは本編がしっかりできていてこそだ。(2011.8.24)


29「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(Star Wars Episode VI: Return of the Jedi)」(1983、アメリカ)
<監督>
リチャード・マーカンド
<出演>
マーク・ハミルハリソン・フォードキャリー・フィッシャーフランク・オズヨーダ)、デイヴィッド・プラウズ(ダース・ベイダー)、ジェームズ・アール・ジョーンズダース・ベイダーの声)、アンソニー・ダニエルズC-3PO)、ケニー・ベイカーR2-D2)、ピーター・メイヒュー(チューバッカ)、ビリー・ディー・ウィリアムズ、イアン・マクダーミド、アレック・ギネスヘイデン・クリステンセン
<音楽>
ジョン・ウィリアムズ
<感想>
大団円。アメリカ映画らしく、最強の暗黒に善の心は勝ち、ヒーローは死なない。(2011.8.28)


30「ラ・ジュテ(La Jetee)」(1962、フランス)
<監督>
クリス・マルケル
<出演>
エチエンヌ・ベッケル、リジア・ボロフチク、ジャック・ブランシュ、ヘレーネ・シャトラン、ジェルマーノ・ファチェッティ
<感想>
モノクロ写真の紙芝居のような「フォトロマン」という手法。途中、女が少しだけ動画になるのは「生」の証としての象徴だろうか。(2011.9.19)


31「はやぶさ/HAYABUSA」(2011)
<監督>
堤幸彦
<出演>
竹内結子畠山紬西田敏行、郄嶋政宏、佐野史郎山本耕史鶴見辰吾筧利夫市川実和子甲本雅裕、マギー、佐藤二朗六角慎司高橋長英大石吾朗河原さぶ木野花松金よね子蛭子能収戸田恵子(声)、桂ざこば生瀬勝久
<主題歌>
fumika「たいせつな光」
<感想>
いくつかの講演やTV番組などで前もって聞いていたエピソードばかりで目新しさはなかったが、いくつものシーンでこみ上げるものが。第1段ロケット切り離しなどのCGは気になるところもあったけれど、はやぶさ帰還のシーンでは思わず涙。堤監督?と思うような淡々とした作りの映画。2時間を越える大作とは感じなかった。エンディングテーマもとてもよかった。(2011.10.9)


32「12モンキーズ(Twelve Monkeys)」(1995、アメリカ)
<監督>
テリー・ギリアム
<出演>
ブルース・ウィリスマデリーン・ストウブラッド・ピットクリストファー・プラマーデヴィッド・モース、ジョン・セ、H・マイケル・ウォール、ボブ・エイドリアン、サイモン・ジョーンズ、キャロル・フローレンス、フランク・ゴーシン
<原案>
クリス・マルケルラ・ジュテ
<感想>
モチーフは共通するが1962年フランス版とはずいぶんと違った映画。結局はループしてしまう陥穽。(2011.10.9)


33「トランスポーター(Le Transporteur / The Transporter)」(2003、フランス・アメリカ)
<監督>
ルイ・レテリエコーリー・ユン
<出演>
ジェイソン・ステイサムスー・チー、マット・シュルツ、フランソワ・ベルレアン、リック・ヤング
<感想>
製作と脚本はリュック・ベッソンが名を連ねる。なんてことのないストーリーだが、無駄のない展開とスピード感。ちょうどいい長さで飽きさせず、最後まで手に汗を握る。(2011.10.25)


34「トランスポーター2(Le Transporteur 2 / Transporter 2)」(2005、フランス・アメリカ)
<監督>
ルイ・レテリエ
<出演>
ジェイソン・ステイサム、アレッサンドロ・ガスマン、ケイト・ノタアンバー・ヴァレッタマシュー・モディーン、ハンター・クラリー、フランソワ・ベルレアン、キース・デヴィッドジェイソン・フレミング、シャノン・ブリッグス
<感想>
前作に引き続き、製作と脚本にリュック・ベッソンが名を連ねる。予想を裏切るどんでん返しなど無駄なことはやらず、やるべきことをどんどんやる。これだけでクールでワイルドな映画になる。(2011.11.3)


35「トランスポーター3 アンリミテッド(Le Transporteur 3 / Transporter 3)」(2008、フランス・アメリカ)
<監督>
オリヴィエ・メガトン
<出演>
ジェイソン・ステイサム、ロバート・ネッパー、ナタリア・ルダコーワ、フランソワ・ベルレアン、ジェローン・クラッベ、エリック・エブアニー、セーム・シュルト
<感想>
アクションはとても素晴らしい出来になったが、お話は冗長になったように思う。全体的に間延びした時間が多く、2時間を越えないのに長く感じてしまう。(2011.11.3)


36「ナショナル・トレジャー(National Treasure)」(2004、アメリカ)
<監督>
ジョン・タートルトーブ
<出演>
ニコラス・ケイジダイアン・クルーガージャスティン・バーサジョン・ヴォイトショーン・ビーンハーヴェイ・カイテルクリストファー・プラマー
<感想>
誰でも楽しめるお上手な作り。ライリーとベンの歳がどうも釣り合わない気もする。(2011.11.3)


37「ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記(National Treasure: Book of Secrets)」(2007、アメリカ)
<監督>
ジョン・タートルトーブ
<出演>
ニコラス・ケイジダイアン・クルーガージャスティン・バーサジョン・ヴォイトハーヴェイ・カイテルヘレン・ミレンエド・ハリスブルース・グリーンウッド、ジョエル・グレッチ
<感想>
登場人物は相変わらず少ない。適度に汗を握り、楽しみながら観られる。47ページには何が書かれていたのか?(2011.11.8)


38「ノウイング(Knowing)」(2009、アメリカ)
<監督>
アレックス・プロヤス
<出演>
ニコラス・ケイジ、チャンドラー・カンタベリーローズ・バーン、ララ・ロビンソン、ベン・メンデルソーン、ナディア・タウンゼンド、D・G・マロニー、アラン・ホップグッド
<感想>
展開にかなり無理のある宗教映画。(2011.11.15)


39「夏時間の大人たち」(1997)
<監督>
中島哲也
<出演>
日高圭智、菜木のり子、岸部一徳、田口寛、島村千草、石川真希、伊藤歩、中村久美、小室李奈、大鐘史也、森裕信、青木愛鈴、伊藤正之、鈴木聡寿、青木典子、根津甚八石田えり余貴美子藤井かほり、田中恭平、吉添文子、足助美峡子、花村怜美、岸本ゆかり、五味吉蔵 、河辺麻美
<感想>
何のために?(2011.11.15)


40「ブラック・マスク(黒侠 / Black Mask)」(1996、香港)
<監督>
ダニエル・リー
<出演>
ジェット・リーラウ・チンワンカレン・モク、フラノイズ、パトリック・ロン、アンソニー・ウォン、チャン・ホー、シャン・シンシン
<感想>
アクションは見所だが、70年代かと思うような実に荒っぽい作り。(2011.11.16)


41「スターシップ・トゥルーパーズStarship Troopers)」(1997、アメリカ)
<監督>
ポール・バーホーベン
<出演>
キャスパー・ヴァン・ディーンディナ・メイヤーデニス・リチャーズ、ジェイク・ビジーマイケル・アイアンサイドニール・パトリック・ハリス、マーシャル・ベル
<原作>
ロバート・A・ハインライン
<感想>
スプラッターである。原作を元に、隊員募集、戦争の正当性を喧伝する大本営サイトを戯画化し戦闘の悲惨さをそのまま表現することによる反戦映画、ということになっている。(2011.11.19)


42「サイン(Signs)」(2002、アメリカ)
<監督>
M・ナイト・シャマラン
<出演>
メル・ギブソンホアキン・フェニックス、ローリー・カルキン、アビゲイル・ブレスリンM・ナイト・シャマラン、チェリー・ジョーンズ、パトリシア・カレンバー
<感想>
SFミステリーと思いきや、神に感謝する宗教映画。(2011.11.21)


43「ヴィレッジ(The Village)」(2004、アメリカ)
<監督>
M・ナイト・シャマラン
<出演>
ブライス・ダラス・ハワードホアキン・フェニックスウィリアム・ハートエイドリアン・ブロディ、シガニー・ウィーバ、ブレンダン・グリーソン、チェリー・ジョーンズ、セリア・ウェストン、フランク・コリソン、ジョン・クリストファー・ジョーンズ、ジェイン・アトキンソンジュディ・グリア、フラン・クランツ、マイケル・ピットジェシー・アイゼンバーグ
<感想>
よくできたミステリー。タネ証しはもう少し後の方がよかったかも知れないが、楽しめた。(2011.11.26)


44「Dr.パルナサスの鏡(The Imaginarium of Doctor Parnassus)」(2009、イギリス)
<監督>
テリー・ギリアム
<出演>
ヒース・レジャージョニー・デップジュード・ロウコリン・ファレルクリストファー・プラマートム・ウェイツリリー・コールアンドリュー・ガーフィールド、ヴァーン・J・トロイヤー
<感想>
素晴らしい。事情があってロードショーで観られなかったのだが、劇場上映の機会があったらぜひ観たいものだ。(2011.11.27)


45「ソフィーの世界(Sofies Verden)」(1999、ノルウェー
<監督>
エリック・グスタヴソン
<出演>
シルエ・ストルスティン、トーマス・ヴォン・ブロムセン、アンドリン・サザー、ビヨーン・フロバーグ、ミンケン・フォシェイム、スヴェン・ヘンリクセン、エダ・トランダム・グリォサイム、マーク・タンディー、エスぺン・スキョンベリ、アインドリデ・アイドスボルド
<原作>
ヨースタイン・ゴルデル
<感想>
原作を読んでいないと何のことだかよくわからないかも。(2011.11.29)


46「ザ・ウォーカー(The Book of Eli)」(2010、アメリカ)
<監督>
アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ
<出演>
デンゼル・ワシントンゲイリー・オールドマン、ミラ・キュニス、ジェニファー・ビールスレイ・スティーヴンソンマイケル・ガンボンフランシス・デ・ラ・トゥーアトム・ウェイツマルコム・マクダウェル
<感想>
なんとこれも宗教映画。(2011.11.30)


47「感染列島」(2009)
<監督>
瀬々敬久
<出演>
妻夫木聡檀れい国仲涼子田中裕二松本春姫池脇千鶴山中聡竹山隆範金田明夫光石研宮川一朗太キムラ緑子嶋田久作吉川美代子山中秀樹田山涼成三浦浩一ダンテ・カーヴァー夏緒、太賀、佐藤浩市藤竜也
<感想>
パニック映画なんだが、キャラが立ってない。(2011.12.8)


48「コール(Trapped)」(2002、アメリカ)
<監督>
ルイス・マンドーキ
<出演>
シャーリーズ・セロンダコタ・ファニングスチュアート・タウンゼントケヴィン・ベーコンコートニー・ラヴ、プルイット・テイラー・ヴィンス、スティーヴ・ランキン、ゲイリー・チョーク、コリーン・キャンプ
<原作>
グレッグ・アイルズ「24時間」
<感想>
原作はどうあれ映画としては、喘息はなくてもよかったのではとか、謎解きとしては伏線がなさ過ぎるとか、なぜ母のみが罪を背負わなくてはならなかったかとかいろいろとあり、何も考えずに観るにはストーリーが整理できていなかったのではないか。(2011.12.12)


49「ファイト・クラブ(Fight Club)」(1999、アメリカ)
<監督>
デヴィッド・フィンチャー
<出演>
エドワード・ノートンブラッド・ピット、ヘレナ・ボナム=カーター、ミート・ローフジャレッド・レト、ポール・ディロン、ホルト・マッカラニー、ザック・グルニエ、アイオン・ベイリー、ボブ・スティーブンソン、デイヴィド・アンドリュース、リッチモンド・アークウェッド
<原作>
チャック・パラニューク
<主題歌>
ピクシーズ「where is my mind?」
<感想>
イメージしていたのとはだいぶ異なるストーリーで、引き込まれた。破綻へと向かう進行は見事。(2011.12.14)


50「純喫茶磯辺」(2008)
<監督>
吉田恵輔
<出演>
宮迫博之仲里依紗麻生久美子濱田マリ斉藤洋介、ダンカン、ミッキー・カーチス和田聰宏近藤春菜
<感想>
仲里依紗はかわいかったが、それだけ。(2011.12.14)


51「けいおん!」(2011)
<監督>
山田尚子
<出演>
豊崎愛生日笠陽子佐藤聡美寿美菜子竹達彩奈真田アサミ米澤円藤東知夏、永田依子、中村千絵浅川悠中尾衣里金谷ヒデユキ、北沢力、夏樹リオ、伊藤実華
<原作>
かきふらい
<感想>
実に素敵な高校生活である。(2011.12.23)