「手首を振る」という方法では一気に声のボリュームが増しました。身体の踏ん張りを発動させるためにも、大げさなくらいにしっかりと振ることがポイントです。
もっと体の奥底から声が出ていることをイメージしましょう。そしてもっともっと大げさに表現してみましょう。聞く人には半分も伝わらないという前提で、オーバーなぐらいに歌って丁度いいのです。(♯∂)
A.目的によります。発声にしても、大きすぎる声が、ある目的にはプラスになることもありますが、別の目的にはマイナスになります。大きく身振り手振りをつけて演技することが、それを学ぶのにとてもプラスのこともあれば、それだけに翻弄されてしまって、マイナスになることもあります。
A.指導のときには、そのように強調しなくては、なかなか伝わらないところがあるから、大げさになるのだと思います。そのことをマスターしたら、自然に歌えたり、発声ができたりするのです。 自然であれば、あなたはそれを見ても気づくことができないと思われます。 練習というのは、基本的には大げさなイメージを持って、大きめに行うことです。そうでないと本番の時に自然に行うのはなかなか難しいからです。 劇団の練習などを参考にしてみると、イメージが湧くのではないでしょうか。
A. 相手の発言を受けて、それを大げさにすることによって、笑いをとることができます。 「つきあうなら、収入の安定している人がいい」といわれて、「やっぱりホームレスはダメですよね。」などのパターンです。
意見をいっても、そこに理由と根拠がなければ、説得力を持ちません。感情的に大げさにいったところで、そこに技術やデータがなければ、意見にはならないのです。
相手の言葉に、共感するのが基本です。コミュニケーションが目的であれば、それにすぐに反論したり、意見をいうのも、あまりよくありません。相手のいったことを、受け入れて、それに共感して、やや大げさな表情で返すと、気持ちが伝わるでしょう。そのまま返すのでは、あまりに味気ないし、気が利いてないといえます。
A. 言葉やフレーズのメリハリが、大体の場合は、足りていないものです。ですから、言葉をせりふでメリハリをつけて読むこと、また歌を大げさにできるだけ大きな声で歌って流れをつかむことです。テンポを変えると理解しやすくなります。その後に、ていねいにしっかりと歌ってみると、かなり変わるはずです。常に自分がまとめて歌っているものを、ぶち壊してみて、再構成するということが秘訣です。
A. 一言でいうと、メリハリが弱いというと、総合的にわかりやすいかと思います。自分で歌を動かそうとしなくては、独自のメリハリはつきません。しかし、曲というのはメリハリがつくように作られていますから、それをきちんと踏まえたらよいのです。自分なりにかなりオーバーに表現していくと、ちょうどよいくらいに収まります。プロのに合わせて歌っていくだけでは、大体が平坦になってしまうものです。表現は、常にイメージを大きく、大げさにしすぎるぐらいでちょうどよいのです。
「頬に手の平を当てる」では、手の平への意識が薄れると口周りの動きが大げさになるときがあります。一方で、しっかりと手の平へ意識を向けると自然な動き(必要な分だけの動き)にパッと戻ります。つまり意識さえ向ければ、自分の手の平で状態ををすぐに整えられる(力みを緩められる)ということです。(♯α)