小生の仙腸関節痛の発症と克服までの経緯を記します。 7〜8年前頃より、椅子に座り起座位でいる時や歩行時に、左臀部から下肢にかけて鈍い痛みが走るようになった。痛みは表面というより下肢内部を走るようで、筋肉痛というより神経痛性と思われた。そこで下肢のストレッチを試みたが一向に改善しない。そのうち、痛みが頻繁に起こるようになった。 仙腸関節痛の成因は、仙骨と腸骨の接合部(上段左図)の僅かなずれ(歪み)から発症する。0.1~3mm程度の極軽度のずれで、CT/MRI等の画像検査では描出されない。しかし仙骨前面は神経叢が豊富なため、その僅かなずれでも痛みを惹起することになる。 1. ゴキブリ体操 その頃、…