数字がわかると、世界の見え方が変わる。簿記2級は、営業に“武器”をくれた資格だった。 簿記2級を取得したのは、社会人2年目のとき。1年目に3級を取り、会計の基本を学んだあと、もう少し踏み込みたいと思ったのがきっかけでした。 当時は営業職として現場に出始めたばかり。「数字が読める営業」になることが、きっと後々の武器になる——そう感じてのチャレンジでした。 ■ 「数字の裏にストーリーがある」と気づいた 3級までは“仕訳を覚える作業”に近かったですが、2級になると一気に世界が広がります。 複式簿記の構造を学ぶことで、「企業はどうやって利益を出しているのか」「現場の判断がどう経営に反映されるのか」が、…