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山寺のんびり日記

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2017-09-26 長良川鵜飼 信長のパワースポット もうひとつの虎屋

 


おもしろうて やがてかなしき 鵜舟哉    芭蕉



良いご縁を頂いて岐阜県岐阜市に行ってまいりました。


宿泊は「十八楼」。



「十八楼」の名称も芭蕉の命名によるという老舗旅館。



当地は長良川温泉にあり、温泉に浸かりながら望む長良川の景色も眞に宜しく大いに疲れを癒して頂きました。


当館のすぐそばに船着き場があり、有名な長良川の鵜飼いを楽しむことができる。




昨日は時候も良く、初めての鵜飼いを堪能することができた。


最近は事故の報道が眼につくが、屋形船が転覆でもしたら…と思うと少し心配になった。





緊急時には腰のベルトで周りの人々を救助して…とか相変わらずの妄想に浸っていたら、時々「ガリガリ」という音が聞こえる。簡単に船底が川底に当たるほどの浅瀬のようである(苦笑)



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古式床しい鵜匠の装束、暗闇のなかに焚かれる松明の明かり。舞い散る火の粉。


鵜飼は「日本書紀」にも記述がみられ織田信長も鵜飼を鑑賞して楽しんだという。


近くの屋形船から三味線の音が聞こえてくる。


屋形船は鵜飼を見るというより舟遊びを楽しむ場でもあるらしく、暗がりのなか流れる三味線の音が実に心地よく風情を感じる。



「おもしろうて やがてかなしき」とは長い首に縄をかけられ漁をする鵜の姿のことを指しているのかと思っていたのだがそうではないらしい。



煌々とかがり火を焚いた鵜船が暗闇のなかに消え去ってゆく姿が「かなしい」ということのようである。実際に鵜船の様子を見ると納得するものがある。





鵜は時に10匹以上もの魚を喉に溜めるが、喉に掛けられた縄は加減があって小さな魚は鵜が飲み下すことができる。漁の間、全く餌が食べられないわけではないらしい。



鵜飼は捕獲された海鵜を調教して行うが、鵜によっては20年余りも漁に携わるというから意外に長生きである。きっと大事に養育されているのだろう。








十八楼をチェックアウトの後、岐阜城へ。



十八楼のすぐ近くのロープウェイ乗り場から金華山山頂にある岐阜城へ向かう。




最近はお城がブームだが、岐阜信長岐阜城に入って450年にあたる。





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金華山は巨大な岩塊であるらしいが現在は樹木が茂っていてその様子は外見からはうかがえない。



これがもし往時の岩塊のままであったらどれほど壮麗な城の佇まいであろうか。


真田丸」で頻繁に出てきた岩櫃城も現在は樹林におおわれているが、もし岩塊むき出しならどれほどの威容であったろうかと思われる。


そそり立つ岩塊の上の城を見ただけで戦意をそがれるにちがいない。






ただし周囲に高山のない平野部に屹立している金華山の山頂に岐阜城がそびえる様子は眼をひきつけられる。岐阜の市内のいたるところから岐阜城を仰ぎ見ることができるが、かなりグッとくるもがあります。



軽い城萌えです




そして岐阜城の天守からの眺望はまことに絶景である。




   岐阜城は現在築城されている城郭のうちでは、有数の高さ(標高329メートル)にあり、最上階からは、眼下に鵜飼で有名な清流長良川が市内を貫流し、東には恵那山木曽御岳山が雄大な姿を見せ、北には乗鞍、日本アルプスが連なっています。また西には伊吹、養老鈴鹿の山系が連なり、南には濃尾の大平野が豊かに開け、木曽の流れが悠然と伊勢湾に注いでいるさまを一望におさめることができます。  (岐阜市HPより)

 



標高300メートルといえば兼務寺院の標高とさして変わりないし、青葉山標高よりも低いのだが、岐阜城の眺望のスケールの大きさには圧倒される。


そして“気”が良いというのか、この天守に居るとなんとも良い気分になってくる。



鳥瞰という言葉があるが、自分が大きな鳥になって周囲を自由に飛翔しているようである。


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ここは案外パワースポット的な性質があるのでは…と感じつつ金華山を後にしたが、後からこの金華山パワースポットであり風水でいう龍脈の始点にあたるという記述を見つけた。





この金華山岐阜城織田信長にかなり大きな影響を与えたのではないかという気がした。


ここが良き力のみなぎる特別な場所であるからこそ信長はここに居城を構えたのか、あるいはここに居城を得たからこそスケールの大きな活動をできたのか。


芭蕉もこの岐阜城を訪れている。芭蕉の頃は城跡を残すのみとなっていて城の井戸が残っていた。



城跡や 古井の清水 まず訪はむ


芭蕉岐阜城の城跡にて読んだ句である。



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岐阜ではあまり良いお土産に巡り会えなかったのですが、帰途立ち寄った養老SA伊勢ういろうの老舗『虎屋』の店舗をみかけました。




良さげなオーラがでていましたので季節限定「おはぎういろうを購入。


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家に帰ってさっそく頂きました。


粒あんのういろうでもち米がサンドされていて、あっさりした甘さといいもち米の柔らかさといい絶品。家族にも大好評。お値段も600円ほどでお財布にも優しいですが日持ち2日がネック。でも機会があればリピート確実です。




京都虎屋といえば羊羹で有名な老舗ですが伊勢虎屋も素敵なお店です。



虎屋ういろうhttp://www.torayauiro.co.jp/

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2017-09-24 ゴルゴ13×舞鶴 ヤフオクその後 ゆる体操

 





コーヒー豆を買いにセブンイレブンに行き、ついでに立ち読み少々。


ビックコミック(10月10日号)の「ゴルゴ13」はシベリア抑留に絡むミッション。


第574話『涙も凍る』


まさかの…



京都府舞鶴 引揚記念館」の文字を「ゴルゴ13」の作品中にて見出すとは…(しかも立ち読み)



今回のストーリーは一話完結で、名作とよばれるような作品にくらべるとやや凡庸なのがちょっと残念だが。






『週刊チャンピオン』の「刃牙道」は武蔵対花山戦がやたら長いと思ったら武蔵刃牙戦の前哨戦の位置づけだったらしい。展開はいよいよ佳境へ。


「空母いぶき」も日中の空母対決を目前にして台風接近という眼の離せない展開へ。


空母いぶき 7 (ビッグコミックス)

空母いぶき 7 (ビッグコミックス)




そういえばヤフオクになぜか出品されていた老僧の色紙。


どうなったか恐る恐る除くと…



締め切り間近にして値段が1円も上がってません(笑)



やっぱりね…



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決定版 ゆる体操 (PHPビジュアル実用BOOKS)

決定版 ゆる体操 (PHPビジュアル実用BOOKS)




昔ハマっていたゆる体操がマイブーム再燃。




毎日楽しく行っているが、体の調子が良いように感じる。




毎月、静座の会で岡田式静座法の指導を受けているが時間が余ると自由なテーマで話をさせて頂く。



先日も雑談を15分ほどしたなかでゆる体操の良さを宣伝していたら、参加者のなかにゆる体操の指導員の資格を持っている方がおられてちょっと焦った。



これからいよいよ人口の高齢化が進むがゆる体操は最も手軽で効果の高い運動のひとつだと思う。


ゆる体操の主な効果は次の5点とされる。


〇水分、成分の交換が高まる

〇呼吸が楽になり自然に呼吸はが深くなる

〇身体的、精神的ストレスが軽減する。

〇全身のバランスが整い若返る

〇全身の深部、細部の可動性が増大する


スポーツ選手や武道家のような身体運動の専門家にもゆる体操の実践者が多い。

静座の会に出席されていた指導員の方も講習会で同じグループに有名な歌舞伎役者の方と同じだったとのこと。


ゆる体操の良いところは健康な方や高度な身体運動を行える方がパフォーマンスを高めるために実践できるだけでなく、高齢者や疾病のある方にも有効である。鬱のように積極的な運動が難しい方も実践が可能で精神的なストレスの改善にも効果が期待できる。


【NPO法人 日本ゆる協会】http://yuru.net/index.html



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2017-09-23 彼岸中日 由良の戸を

 



本日は彼岸の中日。


彼岸の入りから続いた松尾寺の彼岸法要への出仕も本日で終わる。






威容といって良い本堂の結構の素晴らしさ。


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霊山である青葉山に抱かれ、その霊気と一体になった観がある。




松尾寺へのルートはいくつかあるが、今日は福井方面を経由して帰る。



田んぼの縁に彼岸花が咲いていて穏やかな光景だった。


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田辺聖子の小倉百人一首 (角川文庫)

田辺聖子の小倉百人一首 (角川文庫)



田辺聖子田辺聖子小倉百人一首」が面白い。




丹念な読みと想像力の奔放さ、情感の細やかさに感心してしまう。

虫の鳴く秋の夜長に読むにはふさわしい。





地元に少し関連のある歌としては


由良のとを わたる舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな

                   曽禰好忠(そねのよしただ)


田辺聖子の訳が上手い。



紀の国の由良

その由良の海峡を渡る船人が

梶を失ってただゆらゆらと

波間にただようように

わが恋もまた 行方も知れず

ただようばかり

ただゆらゆらと…



何がうまいかというと由良という地名に「ゆらゆら揺れる」というニュアンスがるのをきちんと訳に織り込んでいる。



 曽禰好忠は丹後の下級官吏なので由良の戸とは丹後の由良(当地からすぐ近く)という説も根強いが、田辺聖子は曽禰好忠は万葉集に傾倒していたので同じ由良という地名でも歌枕として名高い紀淡海峡の由良を指すと主張する。どちらの地名にも掛けていたとしてもおかしくないだろう。

 曽禰好忠は変わりもので歌風も新機軸という風の歌が多い。

 どこか現代的なのである。「ゆくえもしらぬ恋の道」などという言葉も現代の私たちに少しも違和感がない。なさすぎて驚いていいくらいである。


 勅撰集には身分の低いいわば“うだつの上がらない人々”の歌も多数収録されていて、身分や家柄だけでなく、歌才によって人を評価するという基準があったようである。それはそれで立派なことであると思う。



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2017-09-22 彼岸法要 「法華経」 量子コンピューター

 


明日は彼岸の中日。



彼岸の入りから続いた松尾寺の彼岸法要も明日まで。



松尾寺には春秋の彼岸や施餓鬼の法要に出仕するが霊山としての雰囲気に包まれて心地よい。



特に彼岸は時候も穏やかなので大勢の地元の方にお参りしていただきたいと思う。



明日は11時より本堂でお勤め。地元の方はお参り頂ければ幸いである。




松尾寺には当市唯一の国宝『絹本著色普賢延命像』が存している。




兼務寺院にも普賢菩薩像があるがこれらは「法華経」に基づく女人往生への期待から生まれて信仰であるらしい。



絶対の真理「天台」―仏教の思想〈5〉 (角川文庫ソフィア)

絶対の真理「天台」―仏教の思想〈5〉 (角川文庫ソフィア)


『絶対の真理「天台」―仏教の思想〈5〉』 (角川文庫ソフィア) を読んでいて、改めて



「法華経」×「天台宗」


というものがアジア仏教文化のなかで決定的に大きな役割を持っていたことを感じた。


天台宗では「法華経」を中心とした曼荼羅世界が構築されていて、あらゆる経典や修業体系がそのなかに包摂されている。


弘法大師空海は「秘密曼荼羅十住心論」を表して仏教内外の思想を序列化し最後に真言密教を最高位に置いたが、これは「法華経」を中心とした天台宗に対抗する必要があったからだろう。


法然、道元、日蓮、親鸞など鎌倉仏教の創始者はすべて天台宗に学びを出発点としているし、日本の文学、芸術にも計り知れない影響を与えている。



天台宗は日本の総合大学のようなものだった言われるが、最近気になっているのは道元や白隠といった大禅師が実は大変な「法華経」の信奉者として側面を持っていたということである。


二人の大禅師は当初は「法華経」を評価されていなかった痕跡がある。


それがどこかの時点で「法華経」に開眼された、即ち単なる教学的理解以上のものをこの二人は「法華経」から悟られているらしいのである。


それがいかなるものであったかということは非常に心にかかっている。











東大の研究グループが大規模な汎用量子コンピューターの実現を可能する発明を行った。


これってとてもすごいことなのではないか…




科学文明のステージがひとつ上がるくらいの意味を持つのではないだろうか。





先日買った「Newton別冊 虚数がよくわかる」を時々パラ読みしているが虚数という“ありもしない”存在が今日の科学に決定的に寄与しているというのは不思議である。


コンピュータをはじめ現代科学を根底からささえている量子力学虚数と不可分であるし、かのホーキング博士にいたっては観測が不可能な宇宙の始まりについて虚数の時間を想定することで宇宙開闢の謎がとけるというから驚きである。


これからの科学文明の加速は目覚ましいものになるにちがいない。


【関連記事】https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170922-00000050-it_eetimes-sci


現代の科学文明はコンピューターに大きく依存している。



コンピューターの基礎理論はライプニッツが体系化した2進法であるが、ライプニッツ中国の「易経」に関心を持っていてその影響を強く受けたとされる。



易経」からコンピューターが生まれ、それが実在しない虚数に基礎をおく量子コンピューターによってまた新しい文明の扉をひらこうとしている。






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empirestateempirestate 2017/09/23 15:16 宮沢賢治も法華経に影響されていたとか聞いたことがあります。

burogubouburogubou 2017/09/24 02:04 宮沢賢治は大変に熱烈な法華経への信仰があったようですね。死後には法華経を千部刷って配布してほしいと遺言していたとのことです。

QwanzanQwanzan 2017/09/26 08:20 虚数、複素数。。完璧に忘れてますわ、、定義すら、、も、、今のコンピューターでの代数はニュートン法で処理できるので、図形的にわかりやすいニュートン力学の発想で対応できます が、時間がかかるうえにあくまでも近似値(CADでも累積的な誤差で困ることがあります)。量子コンピューターができれば全くのブラックボックスになりそうで。。。
量子コンピューター開発予算が日本は外国にくらべて一桁すくないとのことですが 少ない予算で解決できるのもひとつの強み? かな?

QwanzanQwanzan 2017/09/26 08:22 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/08/321-1_1.php
↑関連記事です

burogubouburogubou 2017/09/26 21:52 Q様。日本はもっと教育と研究にコストをかけるべきだと思います。それが分からん偉い人が多すぎるのでしょう。

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2017-09-20 ヤフオク事件


先日、急な来客があり玄関横の客間をあわてて掃除。


床の間に妻がトルコ桔梗を生けてくれていたのだが、ふと気になったのは床の間に何もかかっていないこと。


『掛物の無い床の間は絶対ダメ』



というの何かで読んだことがあり、慌てて探すが


不動明王の画しかなかったのでそれをかけることにした。


玄関を入ると…いきなり


不動明王の画


って怖い…


しかもお不動さんの足元には

トルコ桔梗


思い切りミスマッチである…




そのことがちょっと気になっていて久しぶりにヤフオクを覗き、掛物になる「色紙」を検索していたら…


『鹿原山 金剛院 慈恩寺 山主』


という色紙があった…



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これにはびっくりである。



画像を見ると老僧(先代住職)の文字である。


大昔に極僅かだが色紙を販売していたことがあったが、それがいつのまにかヤフオクに流れていたらしい。



価格は3000円よりスタート。


妙心寺とか永平寺などの名刹の偉いお坊さんや山田無文老師などの名僧に交じって


『鹿原山 金剛院 慈恩寺 山主 』



殆ど自虐ネタである。



ちなみにこの出品者氏は曙関の色紙も出品されていて、こちらもお同じく3000円だったのでまた笑ってしまった。



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