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踰矩ブログ(耳不順を改め) RSSフィード

 2016年の新年に当り、弊ブログのタイトルを変えることとした。論語の「70にして心の欲する所に従い矩を踰えず(のりをこえず)」をもじり、矩を踰える趣旨で「踰矩」ブログに変える。音読みで「ゆく」、訓読みで「のりこえ」と読んでほしい。今までの「耳不順ブログ」にもそれなりに愛着があり、また、継承関係を示す意味で、「踰矩ブログ(耳不順を改め)」とかっこを付けた。  趣旨の詳細は、2016年1月1日付けの記事で説明してあるが、要するに、長いサラリーマン生活を終え、60歳、70歳になって気ままに過したいということだ。
 本ブログは、2006年頃から非公開で書き溜めていたものを2010年に公開し、その後諸事に関する私の雑感を綴ってきた。タイトルの「耳不順」、「踰矩」に従い、偏った視点でと思ってきたが、そのことより、長い、くどい、話題が固いと評判が悪い。
 本ブログにコメントが寄せられても、有難いことだが、かねての方針通り、原則として耳を傾けない(順わず)こととします。マナー違反にご容赦のほどを。(2016年1月記)
 似顔絵の経緯は、2011年12月11日のブログを参照。 [累計アクセス数統計については、2017年8月7日以降、はてなダイアリーのカウンターサービスが廃止となった。]

2008/09/13 (土)

[]航空ビジョン

9月11日に、航空科学会主催の航空ビジョンシンポジウムに参加した。パネルの議論を聞いて思った、航空ビジョンに関するコメントを幾つか。

1) 「将来像の共有」について

 よく考えられたフレーズと思われるが、ゞ兌舛弊鑪の立案を目指していると思われる危険がある、表現がやや回りくどい、の難がある。以下,砲弔い鴇椽辧

 かねての私見であるが、日本の企業ないし産業構造の脆弱性の1つが、各企業の戦略が均質であることであると思う。例として、高度成長期に多かったが、高炉、石化プラント、家電、半導体などへの多くの大企業の参入である。例えば、半導体の80年代、90年代を見ると、10社近い日本企業DRAMに乱入した。80年代の日米半導体紛争の原因であるが、問題はその後の90年代である。

 米国は、インテルを代表としてマイクロプロセッサーに注力して、世界で覇権を維持している。日本が圧倒的だったDRAMには、韓国が進出し、トップを奪った。台湾もASICのファウンダリー専業として伸びている。一方日本の半導体企業の大手の多くは、DRAMからASIC、プロセッサーとデパートのように手がけ(多くがいわゆる家電メーカーで半導体以外にも多くの製品を扱っている。米国半導体企業の大半が専業でかつ新規に設立されたベンチャーであることとは基本的構造が異なる)、次第にシェアを低下させてきた。

 私が驚いたのは、80年代の日本のDRAM攻勢でつぶれたかに思えた米国DRAM専業メーカーのマイクロンテクノロジー社が、90年代に復活し、21世紀になっても、韓国DRAMメーカーに互してランキングの上位を占めていることである。私は、米国産業のマルチ戦略構造の強靱さを知った思いだった。

 日本のシングルの均質戦略は、政府業界団体が作成した将来ビジョンに基礎をおいて、高度成長時代には強力だったが、今、その再現を狙うのは危険な面がある。将来像を関係者で議論することはもちろん有意義である。しかし、その議論をよんだ人の取る行動は多様であるべきとの認識の共有が重要であろう。

2) 知財

 最近の日本の知財権至上的な風潮には危機感を覚える。このため、学会へのペーパーの提出件数が減少しているとの話を聞く。そのため、企業の研究者からのペーパーについては、データの提出要件を緩和するよう査読者に要請している学会があるという。これは企業だけでなく、大学、独法の研究機関でも、ペーパーの提出については知財権上の手当が終ってからでないと認めないとの知財部ないしTLOの審査があって、学会論文の発表もままならないという。

 また、大学、独法、企業間の共同研究契約を締結する際に、それぞれの機関の知財部の審査が厳しく、秘密保持協定、知財権取扱規程の締結交渉に多大の時間を要し、現場の研究者が非常に迷惑しているとのことである。

 私は、知財権、秘密保持については、従来の認識が余りにも不足していたことはあるので、適切な理解は必要と思う。しかし、秘密保持については、その技術内容についての相場観がある人が必要な秘密を必要な範囲で秘密にする措置を講ずるようにすべきで、関係の無い人が形式的に取り扱うことは、弊害が大きいと思う。学会論文が出てこない、共同研究のタイミングが遅れる、実施に制約があるというのは、弊害であると思う。

 従来の日本の技術力は、情報の流通、共有に大きく依存してきた面があり、今後の発展に障害が出てくると思う。

 ビジョンでは、学会論文数の変化等を調査し、今後の情報共有のあり方等に触れることが重要でないかと考える。


3) 国の支援の根拠

4) 人材(初等教育としてのオープンハウス等)

 昔は、町工場自転車屋さんが通学路にあり、ものづくりの現場に小さな頃から親しめたが、今は、それが遠ざけられ、製品やおもちゃもブラックボックス化して、ものの仕組が分からなくなったことが、工学人材不足の遠因の1つと思う。そのためには、工場が、その内部を子供、先生、住民に見せることが有効と思う。各企業、機関でもいろいろ努力されているが、それらに加え、若干のアイデアを申し上げたい。

  • オープンハウス

 1年に1度ほど工場内のオープンハウスを実施することは、いろいろな効果がある。地域住民、コミュニティとの理解が深まる。小中学生の知的好奇心を刺激し、ものづくりへの関心が高まる。成長後のリクルートに有効と期待される。他の会社に就職するかも知れないが、製造業全体の求人に有効であろう。

 社員の家族にも効果が期待される。親の働く場所を見せることは家庭教育として悪いはずがない。社員も明日家族が見に来るとなれば、自然に工場内を掃除、整頓する。翌日からの工場内作業は自然に効率化するであろう。

  • ツアーコース

 以前米国駐在していたときに、観光ツアーブックに、NASAのAmes研究センターのツアーが紹介されていたので行ったことがある。電話して予約を取るので、どの程度の頻度か知らないが、10日程度後の予約を取り、小学生の息子とその友達と3人で出かけた。数十人ぐらいのツアーで、NASA職員が教室で説明し、展示室、有名な大風洞、沢山の実験機が並ぶ格納庫を案内してくれて満足した。

 ツアーコースの設定というと、毎日オープンしなければと考え、要員のことなどで身構える向きも多い。確かに、通路、説明パネルの用意など負担は多い。しかし、毎日ではないとすれば負担感は少しは軽減しないであろうか。ポイントは、対象者をオープンにすることである。

 近年殆ど技術を知らない小学校の先生向けに有効であろ。また、近年、修学旅行は、数人のグループべつ見学を行っている場合がある。グループ用コースとして、旅行会社や教育関係機関に紹介することも考えられる。

  • 分かり易い説明資料と説明員の訓練

 せっかく一般人が来てくれるのであるから、楽しんで理解してもらいたい。望ましきは、動き、触れる展示である。SLや機械の動態保存などは素晴らしいが、航空機での動態保存を個別企業に期待してはいけない。しかし、部品、サブシステムについては動かす展示を工夫することは可能。展示品は触れることを原則にしたい。「触ってはいけません」というのは、ものづくりの展示では寂しい。

 説明パンフの他にも、OHPプレゼンの資料も用意したい。主目的は、学校の先生の教材に使ってもらうことである。見学の途中で渡すのは、コストも掛かるし、ゴミ箱に捨てられることが多く無駄だが、企業のHPダウンロード可能なものが掲載されているとすれば、コストは掛からない。HPのクリック数も若干増えるかも知れない。

 説明員についても一言。大体はいい人が多いが、中には、ぼそぼそしゃべっていて分り難い、思い込みでの説明で判らない、現役を離れた不本意な仕事という感じが出ていて不愉快、などの人がいる。元々日本人は、学校でも社会でもプレゼンテーションの教育訓練を受けたことが無い。説明員には、プレゼンの基本について研修を受けてもらうことで、随分改善するのではないかと思う。

2008/09/06 (土)

[]じぶん銀行

  1. 9月初めからの話だが、じぶん銀行の口座を開いた。これは、携帯のau三菱東京UFJ銀行(長いから、今後「三菱銀行」)とが提携した携帯用の銀行だ。
  2. 後述するが、特に便利ということはない。私が口座開設をした理由は2つ。第1に、開設キャンペーンとして1500円のキャッシュプレゼントがある。
  3. 第2は、前置きが長くなるが、三菱銀行にメインバンクというサービスがあって、メインバンクに指定すると、夜間やコンビニなどからの出金手数料が無料になる。これはそれなりに便利で長く重宝している。私は三菱銀行には過去の経緯があって、2つの支店(成城虎ノ門)に口座を持っていて、成城支店は、給与の振込みなど家計用に使い、虎ノ門支店の口座は考え方として個人用である。両口座は、三菱銀行インターネットバンキング・サービス「三菱・・ダイレクト」にも登録し、便利に使っていた。

 ところが、最近虎ノ門支店の口座から時間外に引き出したところ、手数料が引かれていることを発見。成城支店はメインバンクに登録してあるから無料である。わずか105円であるが、もったいないと思い、ある時に、無料化するために虎ノ門支店もメインバンクに登録するなど、手数料無料化の方策を探り始めた。ウェブでメインバンクに登録しようとしたができず、理由も判らなかったので、電話で聞いたところ、驚いたことに、メインバンクは1つの口座しか登録できないとの返事だ。普通に探したウェブのページには書いてない。

 三菱銀行の余りのサービスの悪さに呆れつつも諦めていたところ、この「じぶん銀行」の広告を見た。三菱銀行じぶん銀行との間の振替は無料なので、時間外に引き出したい場合は、三菱からじぶん銀行にネットで振り替え、じぶん銀行キャッシュカードで引き出せばいいという考えだ。

  1. キャッシュカードは、三菱銀行セブン銀行セブンイレブン)、郵便局ATMで使える。カードが送られてきて確認してみて予想外立ったことは、引出し手数料が無料なのは無制限ではないこと。三菱セブンの場合は、月3回まで無料だが、それを越えると105円/回。郵便局の場合は、月1回で、2回目から210円/回。これは残念だが、1か月当りの利用回数に気をつければいいことにしよう。
  2. 三菱銀行の預金の時間外引き出しだけでは使用頻度も低い。じぶん銀行の他の活用も検討した。モバイルショッピングの支払いとモバイルedyを活用することにした。先ず今月の小遣いのうちから1万円をじぶん銀行に入金し、edyに移した。ショッピングの方は、モバイルアマゾンなど今後検討しようと思う。
  3. モバイルEdyはかねて利用しているが、小遣いから1万円も入れたので、今後恒常的に使っていこうと思う。例えば、神谷町am/pmは、Edyを使えば、セルフのレジで勘定できる。普通のレジは混んでいることが多いので、便利だ。高速道路のETCのゲートをノンストップで通過する快感には劣るが、気持ちいい。

2008/09/03 (水)

[]心房細動(2)

 先週木曜(8月28日)の検査結果聞きに、昨2日夕6時にミッドタウンクリニックに。

 「よおーく」聞いておこうと、先生の了解を得て、MPIOの音楽プレーヤーに録音した。ところが、家に帰ってがっかりしたが、操作ミスで全く録音されていない。行きの電車の中で操作方法を確認していたのだが、失敗。家で再度確かめたが、録音できる。失敗の原因は判らない。

 診断結果は簡単。先週木曜の診察で、心臓と血栓に問題がなく、あと甲状腺ホルモンの異常をチェックする血液検査をした。昨日はその結果で甲状腺は問題無かった。昨日の心電図も全く正常。木曜に処方された薬の効果(先日書いたように、当日の夜から脈拍数が治まった)に、先生も予想以上と言われた。それで、薬は、現在の2種4錠(/日)から1種2錠(サンリズムを3錠から2錠)に減らし、1月後に診察を受けることになった。

 心房細動の原因は、心臓や甲状腺に問題が無いとすると、特定できず(自然か)、疲れ、ストレス、寝不足などがあるが思い当ることが無いとすれば、加齢もあるとのことでした。私は、疲れ、ストレス猛暑などがあったかも知れない、何れにしろ、歳かと思う。食事で気をつけることは無く、運動は脈拍120ぐらいまでで止めることに配慮したらとのこと。発作が出たり直ったりが続いて、慢性化することもあるらしい。私は、動悸や胸の痛みの自覚症状が無いので、どうしたら発作が判るのかと聞いたところ、時々脈拍を測るようにしたらいい、脱水がトリガーになることもあるので、水をよく飲むようにとのこと。

 何れにしろ、取り合えず緊急のことではなくてよかった。歳のせいか、いろいろトラブルが出てくる。