家電製品など多くの商品には取扱説明書(トリセツ)がついている。私はそれを比較的読むほうだと思うが、じっくり読む人はあまりいないのではないか。 トリセツを読まなくても問題なく使えたりすることもあるからだろう。トリセツそのものが非常に簡素になっている場合もある。だからトリセツをあえて積極的に自ら読もうとしなくなっている。 そしてもう一つの側面として、トリセツを読んでも理解できない人が増えているとも考えられるのではないか。 トリセツを読むというのは能動的な行動だ。トリセツはできるだけわかりやすいように文章だけでなく図解も使っているが、それでも読むことは頭を使うので負担になる。その負担に耐えられないと…