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2sc1815jの日記

2016-12-01

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2016年11月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第30号。「3号雑誌」ならぬ30号まで続けたかと思うと感慨深いが、今回特に企画があるわけでもない。今月も粛々と国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2016年11月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2016年11月1日から2016年11月30日までに変更のあったレコードは21,954件であった*1

10月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは352,442件であったが、11月30日までの更新を適用したデータにおいては352,543件となっており、101件増加している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)10月末11月末
インターネット公開(許諾)961996212
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/013286832867-1
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01; 2015/11/1019190
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0921210
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/104227142249-22
インターネット公開(保護期間満了)267641267763+122
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開503115503014-101
館内公開1241391241390
(総計)9796969796960
(内、インターネット公開分合計)352442352543+101

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

11月末 総計
許諾 保護期間満了
10月末 裁定
2012/03/01
1*4 1
裁定
2015/11/10
22*5 22
図書館送信 2*6 99*7 101
総計 2 122 124

この表は、例えば、10月末時点では図書館送信であった図書で、11月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが99件あると読んでほしい。

少年文学 苐四編


北村紫山『維新三傑
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

博文館による「少年文学」シリーズの第4編

パブリックドメイン図書の増加

図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1965年に没し、2016年からパブリックドメインとなったものが含まれている。

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)の中から、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

小説家・詩人・翻訳家など

他に、志垣寛(教育評論家)、野辺地天馬(児童文学者)などの著作物も公開された。

美術家

他に、嶺田弘(挿絵画家)などの著作物も公開された。

音楽家

学者・宗教家など

他に、佐山済(国文学者)、武政太郎(教育心理学者)などの著作物も公開された。

また、今回インターネット公開された戸次貞雄(1965年没)による下掲の発禁資料の表紙には、「安寧禁止可然哉」のスタンプと、検閲官の書き込みが見られる。請求記号が「特501」で始まる接収返還本の1冊である。

皇礼典経妙法華経三宝経の内


皇礼典経妙法華経三宝経の内
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)10月末11月末
インターネット公開(許諾)880
インターネット公開(保護期間満了)7117371205+32
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開1725517223-32
館内公開440
(総計)88440884400
(内、インターネット公開分合計)7118171213+32

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる。

「著作権に関する情報」の変動 (10月末 → 11月末)件数
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(保護期間満了)32*8

保護期間満了に変更された『田米知佳画集』は、岡田為恭(冷泉為恭)の襖絵をコロタイプ印刷で複製したもの*9。NDLデジコレで、出版者「便利堂」ないしは「便利堂コロタイプ印刷所」で検索すると、コロタイプ印刷による美しい複製を他にも閲覧できる。

「災害対応力強化のためのデジタルアーカイブ」の全文検索機能

先々月の記事で取り上げたとおり、9月28日付けの「お知らせ」にて、「図書または雑誌として収録している官公庁刊行の資料約2,300点を著作権者のご協力によりインターネット公開しました」とのアナウンスがあった。

同日、国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(愛称:ひなぎく)のお知らせにて、ひなぎくの新システム公開により、NDLデジコレに収録されている一部資料について本文検索が可能となった旨、アナウンスがあった。この機能は「本文検索機能について」で詳しく紹介されている。

本文を検索できる資料は、国立国会図書館東日本大震災アーカイブから検索できる国立国会図書館デジタルコレクションのコンテンツのうち、著作権者からテキストデータの作成とそのテキストデータを検索に利用することについての許諾が得られたものです。具体的には、震災・防災関係の論文や国・自治体のパンフレット、1960〜1980年代の都道府県の消防計画等、約2,000タイトルです。一部の資料は、テキストデータのスニペット表示(検索キーワードを含む数行を表示したもの)があります。

http://kn.ndl.go.jp/static/textsearch

インターネット公開について著作権者から許諾を得られ、9月28日付けでインターネット公開に変更された旨アナウンスのあった約2,300点の資料に対し、約2,000タイトルについてテキストデータ作成と検索利用への許諾も得ることができたものと思われる(点数とタイトル数で数え方が異なっているため、全て一致しているのか一部分なのかは分からない)。

約2,000タイトルの具体的な内訳は公表されていないが、先月の記事で共有した非公式リスト(インターネット公開対象となった防災関係等資料2,309件)が参考になるだろう。

国立国会図書館によるデジタル化資料の全文検索機能については、長い年月をかけて多くの課題(テキスト化の技術的側面に加え、関係者協議による合意形成等)を乗り越え、ついに機能提供が実現したことを祝したい*10

災害対応力強化に資する資料の全文検索機能について、国立国会図書館はあまり大きく広報していないようだが、公益性の高い内容であり、注目と活用が進むことを願う。

今後のデジタル化予定

11月22日付けで国立国会図書館ウェブサイトの「デジタル化作業に伴う原資料の利用停止について」が更新され、以下の古典籍資料がデジタル化作業対象に加わった。

利用を停止する資料(平成28年11月22日現在)

資料区分 デジタル化対象 対象冊数 利用停止期間(予定)
古典籍 (7) 請求記号が特1000-1〜特1001-4で始まるものの一部等 39点(Excel: 31KB)
約420冊
平成28年12月22日〜平成29年3月末日(予定)

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization/unavailable.htmlより抜粋

デジタル化対象リストに挙げられた古典籍資料には、大槻文彦著『東京須覧具』(須覧具=すらんぐ)が含まれている。公開が楽しみな資料の一つだ。

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:『日本大蔵経 第1巻

*5:『音画漢語両引便覧』、『開化掌中早引』、『外史訳語』()、『懐中漢語字引大全』、『漢語作文字引大全 : 万民宝典』、『漢語字引集 : 附・諸証文雛形』、『漢語新画引大全』、『漢語新字引』、『漢語続貂』、『近時必携熟語便覧』、『御布告字引 : 傍訓註解 初編』、『御布令新聞漢語必用文明いろは字引』、『自由熟字在 : 画引早引』、『小学字典 : 熟字音訓』、『初学必携大全漢語字書』、『新撰いろは字引大全 : 漢語両通』、『増補漢語字解大全』、『大全数字引 : 以呂波分』、『必携熟字集』()、『布令必要普通漢語解 : 掌中両引

*6:『國民常識吾等が普選』、『日本と其使命

*7:『Catalogue of the Nanki Bunko』、『Catalogue of the Nanki Bunko』、『青葉の少女は唄ふ』、『天日の子ら : 詩集』、『一寸法師』、『英語第二読本講話 下』、『英語発達史』、『エドガア・アラン・ポウ』、『黄金假面』、『神の救ひ』、『神の救ひ』、『カラマーゾフの世界』、『鑑刀必携』、『紀藩士著述目録』、『吸血鬼』、『近世邦楽年表』(常磐津 富本清元之部(明治45)江戸長唄附大薩摩淨瑠璃の部常盤津・富本・清元の部義太夫節之部)、『近代日本文学大系』(第14巻第18巻第19巻第21巻第23巻第25巻)、『近代日本文学大系』(第13巻 (十返舎一九集)第16巻 (柳亭種彦集)第17巻 (狂文俳文集 再版))、『草に祈る』、『組曲六つの舞踊曲』、『蜘蛛男』、『原子物理学 昭和12年版』、『現代日本文学全集』(第14篇 (泉鏡花集)第15篇 (国木田独歩集)第16篇 (島崎藤村集)第17篇 (田山花袋集)第21篇 (正宗白鳥集)第24篇 (谷崎潤一郎集)第31篇 (菊池寛集)第42篇)、『交声曲海道東征 : 管絃楽総譜』、『高等物理学講話原子物理学』、『高等物理学講話力学』、『皇礼典経妙法華経三宝経の内』、『国姓爺 芝虎の巻』、『古文真宝後集詳解』、『最近の文学と綴り方教育』、『最新英語音声学』、『三十九号室の女 : 長篇探偵小説』、『三十九号室の女 : 長篇探偵小説』、『実習指導ペン画の描き方』、『支那革命外史』、『支那革命外史』、『支那革命外史』、『支那革命外史 : 普及版』、『銃後』、『少年文学 苐四編』、『証明 : 戯曲 [4]』、『女流日記』、『世界百傑伝』(巻1巻2巻4巻6巻8巻12)、『寂寥の眼 : 歌集』、『戦闘機 : 詩集』、『大学の留守 : 詩集』、『大砲の秋』、『為恭逸品集』、『田米知佳画集』、『低学年に於ける遊戯化教育』、『東京暮色』、『独楽吟』、『ナポレオン』、『南葵文庫附属御大礼奉祝紀念館大風琴』、『南山進流声明教典 音譜篇』、『日・英・馬来語会話辞典』、『俳句文芸遠近』、『白髮鬼』、『白髪鬼』、『働くものから見るものへ』、『母は強し』、『春の別れ』、『標準語研究』、『文芸的雑談』、『変態殺人篇』、『真賢木』、『魔術師』、『魔術師』、『ムーン女史小伝』、『盲獣』、『木版画集』、『山田耕作童謡百曲集 : 略符附 第1巻』、『闇の力』、『』、『ラテンの曲げ大意』、『乱歩傑作選集 第9巻 (盲獣)』、『レーニンを見た話 : 他四篇

*8:『田米知佳画集』、『欽定四庫全書提要114卷補遺1卷附解題1卷書名索引1卷文溯閣四庫全書提要與總目異同表1卷聚珍版本提要與四庫提要異同表1卷』([1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15][16][17][18][19][20][21][22][23][24][25][26][27][28][29][30][31]

*9:一部「原色版」の図版があるが、そちらはコロタイプ印刷ではないだろう。

*10:なお、全文テキスト化については、平成21年の著作権法改正および附帯決議を踏まえ、アクセシビリティを確保するため、平成22年度の全文テキスト化実証実験や、平成25年度のOCRによるテキスト化データに基づく音声配信実験、平成27年度の日本点字図書館との共同実験(クラウドソーシングにより作成されたテキスト化データの視覚障害者等への提供)等、さまざまな取り組みがなされてきている。

2016-11-01

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2016年10月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第29号。今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2016年10月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2016年10月1日から2016年10月31日までに変更のあったレコードは31,470件であった*1

9月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは351,015件であったが、10月31日までの更新を適用したデータにおいては352,442件となっており、1,427件増加している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)9月末10月末
インターネット公開(許諾)80339619+1586
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/013388832868-1020
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01; 2015/11/103619-17
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0921210
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/104498442271-2713
インターネット公開(保護期間満了)264050267641+3591
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開503380503115-265
館内公開125305124139-1166
(総計)979700979696-4*4
(内、インターネット公開分合計)351015352442+1427

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

10月末 総計
許諾 裁定
2012/03/01
裁定
2015/11/10
保護期間満了 館内公開
9月末 許諾 2*5 14*6 17*7 33
裁定
2012/03/01
65*8 949*9 12*10 1026
裁定
2012/03/01;
2015/11/10
16*11 1*12 17
裁定
2015/11/10
3*13 2715*14 12*15 2730
保護期間満了 8*16 4*17 1*18 161*19 174
図書館送信 177*20 86*21 263
館内公開 1366*22 1366
総計 1619 6 17 3765 202 5609

この表は、例えば、9月末時点では図書館送信であった図書で、10月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが86件あると読んでほしい。

今月は公開範囲の変動が多かったので、便利のため、リストを作成して共有する。

この表の他、図書4件(図書館送信2件*23、館内公開2件*24)について、10月16日付けで資料種別が「図書」から「政府刊行物」「国立国会図書館刊行物」や「政府刊行物」「国立国会図書館刊行物」「立法情報」に変更され、ここでの集計対象に含まれなくなったことにより、「図書」としての図書館送信の件数や館内公開の件数が減少している(図書館送信:-263-2 = -265件、館内公開:-1366+202-2 = -1,166件)。

パブリックドメイン図書の増加

図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1965年に没し、2016年からパブリックドメインとなったものが含まれている。

勧進帳 : 歌舞伎十八番の内


勧進帳 : 歌舞伎十八番の内
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)の中から、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

小説家・詩人・翻訳家など

他に、志垣寛(教育評論家)などの著作物も公開された。

美術家

  • 杉浦非水(グラフィックデザイナー)

他に、西沢笛畝(日本画家)などの著作物も公開された。

音楽家・舞台芸術家

上に挙げた「歌舞伎十八番」1件は、謄写版による歌舞伎脚本・演出資料である。以前の記事で取り上げた同様の体裁を持つ3件(5件)と同じく、著者標目には疑問が残る。

他に、演芸家として、4代目邑井貞吉(講談師)などの著作物が許諾から保護期間満了に変更されている。

学者・宗教家など

他に、赤司繁太郎(自由基督教)、安藤尭雄(教育学者)、高橋正雄(金光教教監)などの著作物も公開された。

政治家・官僚・軍人・実業家など

他に、内藤民治(ジャーナリスト)などの著作物も公開された。

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)9月末10月末
インターネット公開(許諾)78+1
インターネット公開(保護期間満了)7111071173+63
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開1731917255-64
館内公開440
(総計)88440884400
(内、インターネット公開分合計)7111771181+64

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる。

「著作権に関する情報」の変動 (9月末 → 10月末)件数
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(許諾)1*25
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(保護期間満了)63*26

河鍋暁斎『元祿日本錦下圖』などが保護期間満了に変更されている。

「災害対応力強化のためのデジタルアーカイブ」の一部インターネット公開

先月の記事で取り上げたとおり、9月28日付けの「お知らせ」にて、「図書または雑誌として収録している官公庁刊行の資料約2,300点を著作権者のご協力によりインターネット公開しました」とのアナウンスがあった。

対象資料リストの公式提供はなかったものの、先月の記事では「災害対応力強化のためのデジタルアーカイブ」のうち官公庁刊行資料の一部が、館内公開からインターネット公開(許諾)に変更されたものと推測した。

その後、10月3日付けで国立国会図書館サーチに書誌情報変更が反映されたことにより対象資料を確認できたので、便利のため、インターネット公開対象となった防災関係等資料2,309件のリストを作成して共有する。

  • 10月3日付けでインターネット公開(許諾)に変更された資料(図書・雑誌等)2,309件の一覧(tsvファイル)

今後のデジタル化予定

10月3日付けで国立国会図書館ウェブサイトの「デジタル化作業に伴う原資料の利用停止について」が更新され、以下のカセットテープ、ソノシートがデジタル化作業対象に加わった。

利用を停止する資料(平成28年10月3日現在)

資料区分 デジタル化対象 対象冊数 利用停止期間(予定)
カセットテープ (5) 請求記号がYL31で始まるカセットテープ 約50件(約350巻) 平成28年10月3日〜平成29年3月末日(予定)
ソノシート (6) 請求記号がYMF、YMG、YMHで始まるソノシート 約160件(約500枚)

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization/unavailable.htmlより抜粋

これらは、先月の記事で取り上げた入札公告に対応する作業と思われる。

デジタル化対象の請求記号は、昨年度のデジタル化対象と同一になっている(昨年の記事参照)。

また、11月1日付けの以下の更新では、和図書の対象冊数が約430冊から約480冊に増加している。

利用を停止する資料(平成28年11月1日現在)

資料区分 デジタル化対象 対象冊数 利用停止期間(予定)
和図書 (1) 東京本館所蔵の和図書

  • 昭和62年までに整理された請求記号が AZ-1351〜AZ-1391で始まるものの一部
  • 請求記号がY994で始まるものの一部
約480冊 平成28年9月13日〜平成29年4月末日(予定)

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization/unavailable.htmlより抜粋

一般競争入札公告にみる電子化予定

国立国会図書館の一般競争入札公告を見ると、デジタル化に関わる次の1件が掲載されている。

一般競争入札の公告

通番 区分 件名 公告日 入札日
5 東京本館 日本占領関係資料の16mmマイクロフィルム資料のデジタル化 1式(PDF: 131KB) 2016年10月7日 2016年11月22日

http://www.ndl.go.jp/jp/supply/nyuusatsu/ippan/index.htmlより抜粋

通番5からは、日本占領関係資料について、引き続き、約150,000コマ(予定)のデジタル化が進められることが分かる。

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:資料4件について、資料種別が「図書」から「政府刊行物」「国立国会図書館刊行物」や「政府刊行物」「国立国会図書館刊行物」「立法情報」に変更され、「図書」の集計対象に含まれなくなったことによる減少。

*5:『中等教育代数学教科書』(

*6:『家を斉ふるの道』、『ウェリントン言行録』、『金太郎』、『こどものくに』、『産婆学独習書 第2巻 (正規妊娠)』、『四題蹄筌』、『じゃんけんぽん』、『上水協議会議事録 : 付・各市実験報告,各市統計表 第7回』、『女性の疑問 第1編』、『鈴川源十郎・煙草屋喜八 : 大岡政談』、『たのしいゆうえんち』、『ニャンコちゃん』、『不老長寿の科学的研究』、『無弦弓

*7:『東京帝国大学地震研究所彙報』(第1号第2号第3号第4号第5号第6号第7号 第1冊第7号 第2冊第7号 第3冊第8号 第1冊第8号 第2冊第8号 第3冊第8号 第4冊第9号 第1冊第9号 第2冊第9号 第3冊第9号 第4冊

*8:『渥美郡史 正編』、『アフリカ土人芸術』、『アメリカ土人芸術』、『一徳会名古屋支部第百回記念講演録』、『印度支那諸民族に関する民族学的研究の現状』、『お月さまに昇った話 : パラオ島童話集』、『会計学上の諸問題』、『海国男児福村中佐 : 活劇講譚』、『海国読本』、『化学計算問題解義 : 受験参考』、『輝く陸軍将校生徒』([本編]別巻 陸軍豫科仕官學校陸軍幼年學校受験入校の手引)、『家庭踊の踊り方』、『簡単なる水力応用の製材工場』、『郷土教育年鑑』、『軍人と政治』、『現代経済学全集 第2巻』、『工業力学』、『濠洲及南洋土人の芸術』、『高等化学問題集』、『国語学習法』、『国勢調査 : 建国的大事業』、『国有財産法詳論』、『これからの処女の為めに 上巻』、『最近の支那と満鮮』、『最新写真製版術』、『材料強弱学』、『しほさゐ : 歌集』、『下関二千年史』、『自由民権・憲法発布』、『商業会議所法』、『商業簿記講義案』、『新編栽培各論教科書』、『新編栽培汎論教科書』、『新編蚕業教科書』、『新編土壌学教科書』、『新編肥料学教科書』、『新編養畜教科書』、『生とその影 : 仏蘭西箴言集』、『青島二年』、『大南洋の話』、『大日本蚕糸会新潟支会高等秋蚕講習会講演集』、『侠芸者 前編』、『畜産組合法要論』、『超絶せる生涯』、『直現芸術論』、『デモクラシーと帝国の前途』、『蕩児か天才か』、『同情の力』、『藤村少年読本』(尋 1の巻尋 2の巻)、『童話童謡及音楽舞踊』、『鳥羽村誌』、『日本と和蘭』、『日本の外交』、『日本文学大系 : 校註 第3巻』、『後の女警部』、『ビザンチン文化と建築』、『婦人世間道場』、『普選より新しき政治へ』、『文検中等教員・高等教員国語科独学受験法』、『別置和漢書解題』、『保健教育』、『星と其観測』、『臨牀新薬大観

*9:tsvファイル参照。

*10:『[大阪市]社会部報告』(第206号 紐育に於けるセツルメント第217号 大阪市第5回勞働統計實地調査概要第234号 米國に於けるスラムと其の對策第242号 紐育市の住宅問題)、『大塩平八郎』、『改正森林法要義』、『科学と方法』、『家庭電気普及会主催東京家庭電気講習会講演集 第2囘』、『絹糸染色法講本』、『土佐日記』、『明暗近代色 : ペンのジプシーとカメラのルンペン』、『私の直観科教育

*11:『衛生新報』、『音画漢語両引便覧』、『改正女四書』(女誡内訓 上内訓 下女論語 上女論語 下女孝経 上女孝経 下)、『化学真理』、『古文真宝校本 : 増評補註 後集 乾』、『作文砕錦 : 3巻』、『商人之世界』、『成文軌範』()、『兵語仏学自修誌 第11-15号

*12:『数学浅問

*13:『実験簡易強健術』、『実践家事教授資料』、『社寺法令類纂

*14:tsvファイル参照。

*15:『義士のゆかり』、『国母論』、『実用捺染法』、『戦時布教材料集』、『大家常用因縁集 : 説教演説』、『忠愛論』、『仏教演説外護篇』(中巻下巻)、『仏教演説集 : 内地雑居準備』、『仏教文学書 第1輯』、『碧巌集抄』、『六波羅密

*16:『軍馬物語』、『鉱物探査法と地下戦線』、『国文典表解』、『市立名古屋図書館講演集 第9』、『[名古屋]市立名古屋図書館講演集 第9回』、『仏蘭西語講座 : 夏期 初等科』、『百合子 前編』、『ラヂオフランス語講座 : 資料

*17:『近代劇大系』(第1巻 北欧篇 1第2巻 北欧篇 2第3巻 北欧篇 3)、『理髪衛生学

*18:『[修文館楽譜] 新曲胡蝶

*19:報告集、講演集等の集合著作物など。

*20:tsvファイル参照。

*21:『Bibliography of oriental and primitive music』、『Catalogue of the Nanki Music Library part 1 (Musicology)』、『Catalogue of the Nanki music library, musical scores II』、『Catalogue of the Nanki Musical Library』、『Catalogue of the Nanki Musical Library. Books on music. 1』、『Hakubi pocket dictionary of musical terms』、『Nichieido's New dictionary of musical terms = 最新音樂辭典』、『Works of Beethoven. (Beethoveniana)』、『天の羽衣 : 俗諦極楽問答』、『十六夜、更級、紫式部日記』、『衞生化學』、『欧山米水行』、『大山元帥』、『改正賃金統制令に就いて』、『科属検索日本植物誌』、『勧進帳 : 歌舞伎十八番の内』、『教育思想精華選 第7』、『教育学概論』、『郷土主義学校経営の実際案』、『劇芸術小論集』、『現代小説全集』、『元祿日本錦下圖』、『興亜運動の新展開』、『濠洲に於ける鉱業の概要』、『濠洲の資源と植民問題』、『洪水物語 上』、『高等小学新理科書解説 高 2』、『皇農 : 戦時農村の新建設理念』、『国体宣揚と重臣ブロック』、『国民を基礎とする政治機構改革に関する私見』、『国民学校経営原論』、『国民学校の決戦体制』、『こころの声』、『古事記神代巻』、『戸籍法 1』、『古代社会 社会科大学系(1)上』、『仕合せへの道 : 他力信心と自力更生』、『自然療法』、『実際的取扱を示せる新主義図画教授細案』、『銃後の保健と職業病』、『純正基督教』、『声明教典 : 南山進流 解説編』、『証明 : 戯曲』([3][4][完])、『将来の教育学』、『新撰筆算例題』、『新定小學校體操解説及教程』、『神道論』、『新編乃木将軍』、『新令現行貸主借主心得』()、『生産基力と相撲道 : 同胞の相互錬成に関する源本的考察』、『生産主義作業学校の施設と経営』、『青年学校の新経営』、『世界貿易並に日本貿易の概観と我国戦時貿易の特殊性』、『戦時体制下に於ける貿易組合の使命と貿易組合機構改革論』、『造形教育教材論』、『俗曲ピアノオルガン楽譜 : 合奏用ヴァイオリン楽譜附』(第1編 春雨第2編 かつぽれ第3編 野崎村)、『大日本地方政典 上巻』、『知識人の為の頭脳強健法』、『地方的手工教材』、『提要解剖學 : 中等教育參考 : 組織學併説』、『適応自在化学実験室』、『鉄筋混凝土工学』、『天皇機関説撃滅 : 一木・美濃部・岡田学説の研究』、『東西新秩序の進展と日ソ米の激接線』、『』、『なぎ : 歌集』、『『肉弾』後三十年 : 日露戦役の想出』、『日本行政法原論』、『日本精神問答』、『日本人形大類聚』、『稗と国策』、『東三河道中記 : 豊橋市及其附近案内』、『兵庫県社会事業要覧』、『武道と禅』、『分村計画叢書 第10輯 (集合開拓団と分村)』、『保険学』(1第1分冊)、『民事法規』(上巻下巻)、『山田耕作童謡百曲集 2』、『若き女性の醫學

*22:tsvファイル参照。

*23:『各国原子力機関発行資料目録 : 米国を除く 第2巻』、『毛詩 巻第1

*24:『ヨーロッパにおける住宅問題 国調立資料 ; B 第93』、『米国における公益事業委員会の概観 国調立資料 ; B 第60

*25:『伊豆八景 : 新作木版画

*26:『元祿日本錦下圖』、『周易補義 6巻』([5][6])、『全唐詩12函900卷目録12卷』([1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15][16][17][18][19][20][21][22][23][24][25][26][27][28][29][30][31][32][33][34][35][36][37][38][39][40][41][42][43][44][45][46][47][48][49][50][51][52][53][54][55][56][57][58][59][60]

2016-10-02

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2016年9月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第28号。今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2016年9月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2016年9月1日から2016年9月30日までに変更のあったレコードは34,971件であった*1

8月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは350,870件であったが、9月30日までの更新を適用したデータにおいては351,015件となっており、145件増加している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)8月末9月末
インターネット公開(許諾)80118033+22
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/013390033888-12
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01; 2015/11/1036360
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0921210
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/104498544984-1
インターネット公開(保護期間満了)263914264050+136
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開503533503380-153
館内公開125297125305+8
(総計)9797009797000
(内、インターネット公開分合計)350870351015+145

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

9月末 総計
許諾 保護期間満了 館内公開
8月末 裁定
2012/03/01
3*4 4*5 5*6 12
裁定
2015/11/10
1*7 1
図書館送信 19*8 131*9 3*10 153
総計 22 136 8 166

この表は、例えば、8月末時点では図書館送信であった図書で、9月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが131件あると読んでほしい。

パブリックドメイン図書の増加

図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1965年に没し、2016年からパブリックドメインとなったものが含まれている。

非水一般応用図案集


非水一般応用図案集
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)の中から、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

小説家・詩人・翻訳家など

他に、小山勝清(小説家)などの著作物も公開された。

美術家

音楽家

学者・宗教家など

他に、赤司繁太郎(自由基督教)などの著作物も公開された。

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)8月末9月末
インターネット公開(許諾)07+7
インターネット公開(保護期間満了)71110711100
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開1732617319-7
館内公開440
(総計)88440884400
(内、インターネット公開分合計)7111071117+7

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる。

「著作権に関する情報」の変動 (8月末 → 9月末)件数
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(許諾)7*11

伊東深水(1972年没)の版画(風景画と美人画)7点が許諾に基づいてインターネット公開された。

今後のデジタル化予定

9月28日付けの「お知らせ」にて、「図書または雑誌として収録している官公庁刊行の資料約2,300点を著作権者のご協力によりインターネット公開しました」とのアナウンスがあった。

対象資料リストの提供はなかったが、「災害対応力強化のためのデジタルアーカイブ」のうち官公庁刊行資料の一部が、館内公開からインターネット公開(許諾)に変更されたものと思われる*12。公開範囲の変更後、OAI-PMHで取得できる書誌情報に変更が取り込まれるまでにはタイムラグがあるため、9月30日までの更新にはこの公開範囲変更は反映されていなかった。具体的な対象資料リスト(非公式版)は次回記事で取り上げることになるだろう。

一般競争入札公告にみる電子化予定

国立国会図書館の一般競争入札公告を見ると、デジタル化に関わる次の2件が掲載されている。

一般競争入札の公告

通番 区分 件名 公告日 入札日
1 東京本館 カセットテープ音声・画像の原資料からの電子化 1式(PDF: 132KB) 2016年8月5日 2016年9月30日
2 東京本館 ソノシート音声の原資料からの電子化 1式(PDF: 131KB) 2016年8月5日 2016年9月30日

http://www.ndl.go.jp/jp/supply/nyuusatsu/ippan/index.htmlより抜粋

これらの納入期限は平成29年3月17日となっている。今のところ、「デジタル化作業に伴う原資料の利用停止について」は平成28年8月23日現在の情報のままだが、今後これらの資料に関する情報が追加されるだろう。

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:『愚人漫筆』、『中等教育代数学教科書』(

*5:『工場衛生資料』(第1輯 工場と結核(常岡良三) 工場衛第2輯 労働の本態・機械設備と保健設備第10輯 健康保険法ト医療問題(石原修第16輯 工場衛生講習会に就て(川淵洽)(巻次が中途半端に途切れているが書誌情報のママ)

*6:『教育者としての母 : 続両親教育』、『史学上より見たる我が国の現状』、『真実の教育』、『青年心理の特徴と其教育』、『両親教育

*7:『大日本帝国憲法 : 振仮名付

*8:『一茶春秋』、『解析幾何学 : 理論応用』、『最小自乗法及統計』、『しぐれ唄』、『[深水画集]』([1][2][3][4][5][6][7])、『図表及ビ図計算』、『図表及ビ図計算 訂正版』、『微分積分学 続編』、『夕雲』、『有限解析諸論』(上巻下巻)、『ゆく春 続

*9:『愛知県紳士録』、『あつもの』、『イエスの日常生活』、『いしずゑ : 歌集』、『厳島詣』、『』、『ウヰンダミーヤ夫人の扇』、『浦上玉堂』、『街樹』、『海北独語』、『華術 奥級之巻』、『簡易作曲法』、『擬宝珠』、『恐怖時代』、『金と銀』、『銀の匙』、『近世和声学講話』、『近代劇大系 第16巻』、『芸術一家言』、『芸術教育論』、『現代小説全集』、『講習会講義録 第13囘』、『古代の遺蹟遺物』、『今日の太平洋問題』、『作曲者の言葉』、『支那の酒』、『市民の敵 : 創作』、『朱唇秘抄 : 恋愛警句集』、『潤一郎喜劇集』、『少年団と青年団』、『松葉脚本集』、『白珊瑚』、『新撰谷崎潤一郎集』、『酔茗詩集』、『数学発展の跡をたづねて』、『裾野』、『精神生活』、『青年に訴ふ』、『生命の第四原理』、『世界文芸全集 第9編 基督と反基督』、『[箏曲楽譜]』(おもひで・紅梅秋風曲)、『増訂史記評林』(巻1巻2,3巻4巻5巻6巻8,9巻10-12巻13,14第12冊(巻15-16)巻17,18巻19,20巻21,22第16冊(巻23-24)巻25,26巻27巻28第21冊(巻31-32)巻33-35巻36-38巻39第25冊(巻40-41)巻42,43巻44-46巻47-49巻50-55巻56-60巻61-65巻66-68第33冊(巻69-70)巻71-74巻75-78巻79-81巻82-85第38冊(巻86-88)第39冊(巻89-92)巻93-96第41冊(巻97-101)第42冊(巻102-105)巻106-109巻110,111巻112-116巻117巻118-121巻122-124巻125-128第50冊(巻129-130))、『大正七変人 : 脱線小説』、『大将夫人乃木静子』、『大戦後の欧米教育』、『大日本名家肖像集』、『太陽の子』、『多紀氏の事蹟』、『橘媛 替手』、『単純生活の秘訣』、『小さな王国』、『チエーホフ戯曲全集』(上巻下巻)、『地方補習教育の革新』、『長興山随筆』、『著作権法概論』、『提婆達多 : 小説』、『哲学の概念』、『鉄筋混凝土工学』、『東京大観』、『ドン底生活』、『ドン底の闇から』、『長靴の国』、『なぐさめ 第5輯』、『なゝ姫 : 少女物語』、『女人神聖』、『野路の曲』、『呪はれた戯曲』、『パーヴェル一世』、『白鳥 : 外二篇』、『花守と二十八宿 : 詩集』、『非水一般応用図案集』、『人としての武藤元帥』、『泌尿器科学 : 附・男子生殖器機能障碍』(上巻下巻)、『悲恋の曲 : クロイツェル・ソナタ』、『天鵞絨の夢』、『二人の稚児』、『米国絹業団と日本の生糸並に三社合併問題』、『山田耕作歌曲集 露風之巻』、『病める薔薇』、『弥生集』、『論理学ノート』、『私の観た現代の大作曲者

*10:著作権保護期間内である著作者が共著者に挙げられている図説など。

*11:『[深水画集]』([1][2][3][4][5][6][7]

*12:例えば、「2016年6月のNDLデジコレ追加資料」で取り上げた『三河地方震災状況記録 : 昭和20年1月13日』や『伊勢湾台風による災害の概況とその対策』などは、NDLデジコレで閲覧するとインターネット公開(許諾)に変更されていることが確認できる。

2016-09-02

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2016年8月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第27号。今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

怪人二十面相


怪人二十面相
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)


国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2016年8月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2016年8月1日から2016年8月31日までに変更のあったレコードは269,462件であった*1

7月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは351,198件であったが、8月31日までの更新を適用したデータにおいては350,870件となっており、328件減少している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)7月末8月末
インターネット公開(許諾)79628011+49
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/013391333900-13
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01; 2015/11/1036360
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0921210
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/104498644985-1
インターネット公開(保護期間満了)264277263914-363
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開503906503533-373
館内公開124596125297+701
(総計)9797009797000
(内、インターネット公開分合計)351198350870-328

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

8月末 総計
許諾 裁定
2012/03/01
保護期間満了 館内公開
7月末 裁定
2012/03/01
2*4 46*5 48
裁定
2015/11/10
1*6 1
保護期間満了 681*7 681
図書館送信 46*8 35*9 269*10 23*11 373
館内公開 1*12 2*13 3
総計 49 35 318 704 1106

この表は、例えば、7月末時点では館内公開であった図書で、8月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが2件あると読んでほしい。

パブリックドメイン図書の増加

図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1965年に没し、2016年からパブリックドメインとなったものが含まれている。

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)の中から、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

小説家・詩人・翻訳家など

米川正夫の作品については、他に、『アルツイバアシエフ全集』(第1巻 最後の一線 上巻第2巻 最後の一線 中巻)(アルツィバーシェフ 著、米川正夫 訳)が文化庁長官裁定に基づいて公開された。

ついに谷崎源氏(旧訳)が保護期間満了として公開されたことは注目に値するだろう。

源氏物語. 卷一


源氏物語. 卷一
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)


美術家

音楽家

学者・宗教家など

他に、安藤尭雄(教育学者)などの著作物も公開された。

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)7月末8月末
インターネット公開(保護期間満了)7079371110+317
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開1764317326-317
館内公開440
(総計)88440884400
(内、インターネット公開分合計)7079371110+317

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる。

「著作権に関する情報」の変動 (7月末 → 8月末)件数
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(保護期間満了)317*14

図書館送信から保護期間満了へと変更された古典籍資料には、活字史・印刷史好きには嬉しい資料や、多数の錦絵、彩色資料、自筆原稿が含まれていた。

まず、『法普戰争誌畧 8巻 [1]』。府川充男『聚珍録』によれば「最初期の本木系四号明朝と和様による組版」とのこと。これが白黒2値ではなくカラーで閲覧できるのは嬉しい。下に示したページについては、早稲田古典籍で公開されている画像では後ろから2行目や3行目に込め物の写り込みが見られるが、NDLデジコレのものでは後ろから4行目の行末に込め物の写り込みが見られる。

印刷史という点では、『百万塔陀羅尼』も、図書館送信から保護期間満了に変更されている。

法普戰争誌畧 8巻 [1]


法普戰争誌畧 8巻 [1]
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)


また、井上安治(井上探景)、3代目歌川国貞、2代目歌川国輝、歌川芳虎、小林清親、昇斎一景などの錦絵、川瀬巴水の水彩画や風景版画、竹久夢二の美人画などが保護期間満了に変更された。

彩色資料としては、『浴恩春秋両園梅桃雙花譜』も美しい。

自筆原稿については、芥川龍之介『北京日記抄』、宇野浩二『人心』、小川未明『自分の造った笛』、久保田万太郎『三つの望』、室生犀星『萬華鏡』が保護期間満了に変更されている。

他に、少し珍しい資料として、紅型の布を貼り交ぜた『紅型 : 古琉球 [1]』や、絹織物の生地などを貼り交ぜた『諸織物縞本集帳』が見られる。

今後のデジタル化予定

8月23日付けで国立国会図書館ウェブサイトの「デジタル化作業に伴う原資料の利用停止について」が更新された。

利用を停止する資料(平成28年8月23日現在)

資料区分 デジタル化対象 対象冊数 利用停止期間(予定)
和図書 (1) 東京本館所蔵の和図書

  • 昭和62年までに整理された請求記号が AZ-1351〜AZ-1391で始まるものの一部
  • 請求記号がY994で始まるものの一部

約430冊 平成28年9月13日〜平成29年4月末日(予定)
和雑誌 (2) 東京本館所蔵の国内刊行和雑誌
  • (Z6-29、Z15-115ほか)
16タイトル(Excel: 16KB)
約200冊
(3) 関西館所蔵の国内刊行和雑誌
  • (雑45-1、Z051.7-M2ほか)
約40タイトル(Excel: 16KB)
約500冊
(4) 国際子ども図書館所蔵の国内刊行和雑誌
  • (Z32-122、Z32-138ほか)
約70タイトル(Excel: 16KB)
約300冊

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization/unavailable.html

国立国会図書館分類表(NDLC)をもとに対象の分類を見てみると、(1)で挙げられている資料は、例えば、AZ-1351:特定地方公共団体の警察、AZ-1391:特定地方公共団体の地方自治、Y994:別置措置和資料に分類される資料の一部などであることが分かる。しかし、例によって「請求記号が〜で始まるものの一部」として示されているので、具体的資料名は確定できない。

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:『金融新体制と銀行の動向』、『見たまゝのブラジル

*5:『素人詰将棋』、『日本大蔵経』(第2巻第3巻 宗典部 三論宗章疏第4巻第5巻第6巻第7巻第8巻 宗典部 曹洞宗章疏 1第9巻 宗典部 法相宗章疏 2第10巻 経蔵部 方等部章疏 3第11巻 宗典部 戒律宗章疏 1第12巻 経蔵部 方等部章疏 4第13巻 宗典部 戒律宗章疏 2第14巻第15巻 宗典部 戒律宗章疏 3第16巻 論蔵部 真言密教論章疏 下第17巻 宗典部 修験道章疏 1第18巻第19巻第20巻第21巻第22巻第23巻 論蔵部 諸大乗論章疏 1第24巻 経蔵部 密経部章疏 上 1第25巻 経蔵部 方等部章疏 5第26巻 経蔵部 密経部章疏 上 2第27巻 論蔵部 唯識論章疏 1第28巻第29巻第30巻 経蔵部 法華部章疏 3第31巻 経蔵部 理趣経釈章疏 1第32巻 経蔵部 密経部章疏 下 1第33巻 論蔵部 唯識論章疏 2第34巻 経蔵部 方等部章疏 6第35巻 経蔵部 般若部章疏第36巻第37巻 宗典部 修験道章疏 2第38巻 宗典部 修験道章疏 3第39巻第40巻 宗典部 華厳宗章疏 上第41巻第43巻 宗典部 天台宗密教章疏 1第44巻 宗典部 天台宗顕教章疏 1第45巻 宗典部 天台宗密教章疏 2第46巻 宗典部 天台宗顕教章疏 2第48巻 宗典部 天台宗密教章疏 3

*6:『祭礼囃子の由来

*7:報告集、講演集、年報などの集合著作物。他に、昭和2年の『日本標準規格 第1輯』(旧JES)なども館内限定に変更された。

*8:『感動と批評 : 未完成批評家の肖像』、『機械工作 第8講』、『行政法講義要鋼』、『行政法第二部 : 高文参考 各論』、『行政法第二部(各論) : 杉村章三郎先生プリント 1』、『極東は戦争か平和か : 外国から見た日本の現状』、『近世生活と国文学』、『研究社英米文学評伝叢書 7』、『原動機 第9講』、『国文学講座 第6巻』、『小ゆき』(前編中編後編続編)、『これからの新聞 : 戦時下の新聞人と読者の心構へ』、『財政学概論』、『財政学概論』、『財政学概論』、『財団法人啓明会講演集 第71回 世界經濟の動向と日本の金融』、『シェイクスピア襍記』、『シェイクスピア襍記』、『実録忠臣蔵 : 新編 前編』、『新判例と行政法の諸問題』、『新判例と行政法の諸問題』、『須磨子 : 一名呪はれたる恋』、『箋注倭名類聚抄』、『毒草』(お品の巻疑獄の巻お仙の巻)、『日本文学思潮 第6』、『秘中の秘 : 宝庫探険』(前編後編)、『ふたおもて 前編』、『文学の知識』、『北米合衆国経済事情』、『万葉佳品抄』、『万葉集 巻第1・2』、『万葉集 : 尼崎本』(〔本編〕解説)、『万葉集講話 〔正〕』、『万葉集序説』、『万葉集新釈 上巻』、『息子たちと恋人たち 第2』、『モウパッサン全集 第13巻』、『ユートピア』、『百合子画集

*9:『アルツイバアシエフ全集』(第1巻 最後の一線 上巻第2巻 最後の一線 中巻)、『イエスと人類愛の内容』、『色づく蕾 : 歌集』、『黄金』、『かぐや姫物語』、『教練の指針』、『教練の指針』()、『銀行業とその責務』、『串原発電事業誌』、『細目を主とせる図画学習指導の実際』、『事業と人物』、『児童芸術粘土彫塑と木彫』、『自由表現水彩画の新学習』、『自由表現パステル画の新学習』、『宗教法衍義 : 文部省案』、『少女詩集』、『信心のために』、『青年団の適切なる競技とページェント』、『長州之天下』、『通人物語趣味の東京』、『投入盛花百撰集』、『残されたる刺 : 逆境への福音』、『花の鍵』、『』、『モウパッサン全集』(第9巻寝室の一隅第10巻第11巻第12巻第14巻)、『ラヂオと飛行機』、『陸上競技の研究』、『霊鐘 後編』、『労働保険論

*10:『青森県蟹田』、『悪魔』、『衣食住諸職繪解錦画』、『英國歩兵練法号令詞 : 紀州新宮練兵所蔵』()、『王将聯盟』、『大番頭小番頭』、『雄鹿半島竜ケ崎』、『お隣の英雄』、『鬼の面』、『音楽心理学』、『音楽適能診断の理論と実際』、『音響心理学原論』、『音響心理学原論』、『女十題』([1][2][3][4][5][6][7][8][9][10])、『怪人二十面相』、『怪盗追撃 : 富士夫少年探偵物語』、『上総興津』、『賀茂真淵全集』(巻1巻一巻2巻二巻3巻三巻4巻四巻5巻五巻6巻六巻7巻七巻8巻八巻9巻九巻10巻十巻11巻十一巻12巻十二)、『苧麻製法一覽』、『神田川夕景』、『議会制度七十年史』(第1第11)、『木曽川と飛騨川と合流する美濃の河合』、『奇文欣賞』()、『癸酉記』、『警察と犯罪の秘密』、『源氏物語』(卷一卷二卷三卷四卷五卷六卷七卷八卷九卷十卷十一卷十二卷十三卷十四卷十五卷十六卷十七卷十八卷十九卷二十卷二十一卷二十二卷二十三卷二十四卷二十五卷二十六)、『現代日本文学全集』(第2篇 (坪内逍遥集)第9篇第18篇 (徳田秋声集)第59篇 (賀川豊彦集))、『現代ユーモア小説全集 第1巻』、『恋を知る頃』、『厚生白書』(昭和31年度版昭和33年度版昭和34年度版昭和35年度版昭和36年度版昭和37年度版昭和38年度版昭和39年度版)、『興風後集 : 近世名士遺草』、『国民学校経営原論』、『固陋談』、『金色の死』、『三郎の飛行船』、『色紙考』、『志州海藻圖譜』、『氏族考』、『祀典例彙』、『支那書史学』、『自分の造った笛』、『住所篇 巻1-3』、『順正書院記并詩 順正書院詩 完』、『駿藩各所分配姓名録』、『匠家故實録 : 棟上釿始諸式禮格』()、『諸織物縞本集帳』、『植物記載』、『職官考』([1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15][16][17][18][19][20])、『新音楽論』、『新吉原夜桜之景』、『新規造掛永代橋往來繁華佃海沖遠望之圖』、『人心』、『人生の年輪』、『人生の年輪』(前篇後篇)、『新撰日本歴史』、『神童』、『崇忠祠』、『スフィンクス』、『青春夢』(前篇後篇)、『世界大衆文学全集 第10巻』、『戦時刑事民事特別法義解 : 並裁判所構成法戦時特例戦時領事裁判ノ特例ニ関スル法律』、『宣伝の偉力』、『葬祭儀草』、『草木乾[セキ]法』、『そだてぐさ』、『外櫻田陸軍調練之圖』、『宝島探険 : 冒険小説』、『滝の川の図』、『旅みやげ』(第1集第1集第2集第2集第3集第3集第3集)、『団欒集 坤』、『徴古年表 [2]』、『筑紫遺愛集』(1,213,14)、『佃島雨晴』、『帝国議事堂炎上之図』、『貞丈祭典の扣』、『展覽會品物目録 : 於金澤兼六園 第2号』、『陶器辨解』、『東京神田萬世橋賑之圖』、『東京詞』、『東京名所三十六戯撰』、『東京名所繁榮之内江戸橋之圖』、『東台大戰爭圖』、『豆腐集説』、『東洋美術大観』(第1冊第2冊第3冊第5冊第6冊第7冊第8冊第9冊第10冊第11冊)、『銅椀龍[キン] 卷1』、『常盤橋内紙幣寮之図』、『トルストイ戯曲全集』、『南梁遺稿』([1][2][3][4][5])、『日本音楽理論 第1編』、『日本帝國憲法論』([早稻田大學第二十九回法律科講義録][早稻田大學第三十回法律科講義録][早稻田大學第三十一回政治經濟科講義録][早稻田大學第三十二回政治經済科講義録])、『日本風景選集』(1234567)、『日本名勝図会』、『ニュージーランド』、『野山獄読書記 二十一回猛乕』、『博物書一覽』、『博覧會諸人群集之圖 : 元昌平坂ニ於テ』、『花守』、『榛名摺臼岩』、『百万塔陀羅尼』([1][2][3][4][5][6][7][8][9][10])、『紅型 : 古琉球』([1][2])、『吹上訪古録』、『物価奔騰と労働争議』、『佛教渡來年代考』、『仏国軍法規教兵家必携』()、『船津傳次平考述太陽暦耕作一覽』、『フランツ・リスト伝』、『フリヂャ : 小唄集』、『兵器模型 : 少年科学工作』、『北京日記抄 [1]』、『奉使琉球始末抜萃』、『法普戰争誌畧 8巻 [1]』、『北満の二大古都址 : 東京城と白城』、『北海道石狩川札幌地形見取圖』、『萬華鏡』、『満洲交通の展望』、『無水岡田開闢法』、『三つの望』、『美濃梨子譜 拾八種』、『明治二己巳年改正東京大繪圖』、『明治三庚牛暦』、『明治太平記』、『明治二己巳暦』、『明治八年乙亥太陽略暦』、『山寺名勝志』、『ユーモア小説傑作全集 第1』、『百合子 前編』、『浴恩春秋両園梅桃雙花譜』、『夜の潮来』、『類聚伝記大日本史 第十四卷』、『ローベルト・シューマン伝』、『和漢年表 : 銅製懐宝』、『和訳英辞書

*11:『アナトオル・フランス短篇小説全集』(第1巻第2巻第3巻第4巻第5巻第6巻第7巻)、『アナトオル・フランス長篇小説全集』(第8巻第8巻第12巻第16巻第16巻)、『イプセン名作集』、『シェイクスピアとエリザベス朝演劇』、『西域探検紀行全集』(第2第5第7第11第12)、『デカルトと合理主義』、『プロテスタントの歴史』、『ヘディン中央アジア探検紀行全集 第10』、『舞姫タイス

*12:『通俗経済講座 追補

*13:『Fisher-boy Urashima』、『國際私法

*14tsvファイル参照のこと。

2016-08-01

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2016年7月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第26号。今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2016年7月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2016年7月1日から2016年7月31日までに変更のあったレコードは107,842件であった*1

6月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは351,094件であったが、7月31日までの更新を適用したデータにおいては351,198件となっており、104件増加している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)6月末7月末
インターネット公開(許諾)79087962+54
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/013392133913-8
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01; 2015/11/1036360
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0921210
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/1044986449860
インターネット公開(保護期間満了)264219264277+58
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開506126503906-2220
館内公開122480124596+2116
(総計)9797009797000
(内、インターネット公開分合計)351094351198+104

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

7月末 総計
許諾 裁定
2012/03/01
保護期間満了 館内公開
6月末 裁定
2012/03/01
13*4 1*5 14
図書館送信 41*6 6*7 57*8 2116*9 2220
総計 54 6 58 2116 2234

この表は、例えば、6月末時点では図書館送信であった図書で、7月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが57件あると読んでほしい。

例えば、慧琳『一切経音義 : 100巻』や、今年5月に『童貞の機関車』で話題になった島洋之助(1961年没)の著作『貞操の洗濯場』などが、図書館送信から保護期間満了へと変更されている。

パブリックドメイン図書の増加

図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1965年に没し、2016年からパブリックドメインとなったものが含まれている。

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)の中から、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

学者・宗教家など

音楽家・舞台芸術家

上に挙げた「歌舞伎十八番」3件の著者は、NDLデジコレの著者標目では「市川, 海老蔵 9世, 1910-1965」「市川, 団十郎 10世, 1882-1956」となっている。保護期間満了に変更された資料には、同様の体裁を持った次の資料も含まれているが、こちらの著者標目は設定されていない。

これらの資料の奥付には、確かに「著作者 市川海老蔵 市川團十郎」とある。しかし、発行された時期(昭和5年〜昭和11年)を考えたとき、この記載を「市川, 海老蔵 9世, 1910-1965」「市川, 団十郎 10世, 1882-1956」と認定するのは正しいのだろうか。

8代目市川海老蔵は明治19年に亡くなっており、堀越治雄が9代目市川海老蔵を襲名したのは昭和15年。また、9代目市川団十郎が亡くなったのは明治36年で、その後は団十郎空白期間が続き、堀越福三郎が没後に10代目市川団十郎の名跡を追贈されるのが昭和31年である。上記の資料が発行された昭和5年から昭和11年にかけては、海老蔵や団十郎の名跡は空席だったこと考えると、この奥付で挙げられている著作者は、具体的な一人の人物としての「市川海老蔵」や「市川團十郎」ではなく、代々の名跡としての(観念上の)「市川海老蔵」や「市川團十郎」なのではないだろうか。

それが正しければ、奥付の「補修及訂正者」に名前が挙げられている堀越福三郎と堀越実子(1944年没)の市川宗家夫妻が実際の著作者(校訂者)ではないかと考えられるが、堀越福三郎は先に述べたように、死後、10代目市川団十郎となるので、「市川, 団十郎 10世, 1882-1956」の認定については結果的にこれで良いのかもしれない。しかし、「市川, 海老蔵 9世, 1910-1965」の認定については疑問が残る。

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)6月末7月末
インターネット公開(保護期間満了)7069670793+97
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開1773917643-96
館内公開54-1
(総計)88440884400
(内、インターネット公開分合計)7069670793+97

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる。

「著作権に関する情報」の変動 (6月末 → 7月末)件数
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(保護期間満了)96*10
館内公開 → インターネット公開(保護期間満了)1*11

シーボルト門人の論文や書簡を収めた『施福多先生文献聚影』(解題)や、5月の公開範囲変更で表紙と裏表紙だけがインターネット公開になっていた山本昇雲 画『子供あそび』の錦絵、6月の新規追加で唯一館内公開となっていた『[木下文書] 4』などがインターネット公開(保護期間満了)に変更された。

子供あそび おもちゃの勝負


子供あそび おもちゃの勝負
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)


国立国会図書館資料のデジタル化

今月の『国立国会図書館月報 664/665号(2016年8/9月)』には、6月に新規追加されたデジタル化資料についての解説記事「国立国会図書館資料のデジタル化(震災・災害関係資料を中心に)」が掲載されている。

前回の記事でも取り上げた、「災害対応力強化のためのデジタルアーカイブ」の今後の図書館送信予定や全文検索機能について触れられている。前回の記事では、「災害対応力強化に資する資料」と地方史関係の資料は別の括りであると考えていたが、今回の解説を見ると、地方史資料についても災害対応力強化の観点からデジタル化されたようだ。

一般競争入札公告にみる電子化予定

国立国会図書館の一般競争入札公告を見ると、デジタル化に関連する次の3件が掲載されている。

一般競争入札の公告

http://www.ndl.go.jp/jp/supply/nyuusatsu/ippan/index.htmlより抜粋

通番2と5の納入期限は平成29年3月17日となっている。今のところ、「デジタル化作業に伴う原資料の利用停止について」は平成28年4月28日現在の情報のままだが、いずれ平成28年度デジタル化作業の対象資料が示されるだろう。

通番3に関しては、デジタル化が主体の作業ではないが、企画展示で取り上げられた資料であってデジタル化が未実施のものについては後日デジタル化されて公開されることがあるので、若干量のデジタル化が期待できるかもしれない。

NDLデジコレの書誌情報オープンデータセット更新

7月1日、NDLデジコレの書誌情報データセットが更新された。

図書・古典籍・雑誌の書誌情報データセットは、2015年1月に初めて提供され(2015年1月26日時点の書誌情報)、その後、2016年1月の更新では博士論文の書誌情報も提供されるようになった(2016年1月5日時点の書誌情報へ更新)。今回の提供により2016年7月1日時点の書誌情報に更新されたことになる*12

最近のNDLデジコレへの資料追加では、かつては見られた追加資料リストの提供がなくなってしまったが、書誌情報データセットの更新頻度が年2回に高まることで、リアルタイム性はないものの、ある程度の追加資料追跡が容易に行えるようになるだろう。

今回公開された書誌情報の件数は次のようになっている。

資料種別 公開範囲
インターネット公開 図書館送信 館内限定
図書 351,301件 504,931件 110,755件
古典籍 76,557件 18,816件 5件
雑誌 14件 10,905件 2,292件
博士論文 14,670件 116,956件 9,278件

オープンデータセットに含まれる内容や、当シリーズ記事で掲載している件数との違いなどについては、初提供時に取り上げた記事を参照されたい。

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:『上代文学選 上』、『日本行政法講義要綱』(第1分冊第2分冊上巻下巻 第1分冊下巻 第2分冊下巻上巻(訂6版)、上巻(訂7版)、下巻(訂4版)、上巻(訂9版)、下巻(訂7版)、上巻(訂10版))

*5:『格言統一儒教宝典

*6:『The cricket on the hearth = ザ・クリケット・オン・ザ・ハース』、『アメリカ通信』、『一茶研究』、『一茶雑記』、『岩波講座世界文学 第10』、『貝原益軒』、『機械工作』(第3講第5講第7講第11講第14講第15講第18講)、『機械設計製図』(第1講第6講第8講)、『基本機械工学』(第1講第4講第6講)、『原動機』(第6講第8講第10講第11講第13講第14講第17講第18講第20講)、『工場用諸機械 第6講』、『荒野に生れて : 白い牙』、『実用工学簡易表 1932年版』、『井泉水句集』、『井泉水俳句集』、『世界文學 : 及び一般文化におけるその位置』、『旅人芭蕉 〔正〕』、『東亜研究講座 第89輯』、『俳句教程』、『芭蕉読本』、『芭蕉・蕪村・子規』、『遍路と巡礼』、『無所在 : 句集

*7:『国際金融総論』、『実践読方教育の新体系』、『世界経済概論』、『戦時生活と物価統制』、『大陸を旅して : 随感随想』、『勉強の仕方

*8:『G線上のアリア』、『朝の庭』、『一路居士雑染画集』、『一切経音義 : 100巻』(1巻-14巻15巻-35巻36巻-[56巻]57巻-84巻85巻-続8巻一切経音義通検)、『海の童話 : 詩を伴ふ版画連作』、『梅の咲くころ : 感想集』、『家相方位寳鑑 : 幸福増進』、『危機克服の信条 : 世相国難について』、『紀要別冊文献蒐載』(巻1巻4巻8巻9巻10)、『句日記 昭和11年より昭和15年まで』、『毛抜 : 歌舞伎十八番之内』、『顕花植物 : 第五散文集』、『現代日本文学全集 第50篇』、『沙羅』、『施福多先生文献聚影』([7][8][10])、『暫 : 歌舞伎十八番之内』、『人材・島根 : 県人名鑑』、『人材・島根 : 県人名鑑』、『人生私語 : 随筆集』、『新版ユーモア小説全集 第10巻』、『随筆文学選集』(第4第四)、『助六由縁江戸桜 : 歌舞伎十八番之内』、『象引 : 歌舞伎十八番之内 寿小春狂言』、『高木相法秘伝書』(第1巻巻2巻3巻4巻5)、『短歌雑話』、『釣ところどころ』、『貞操の洗濯場』、『東亜研究講座』(第75輯第79輯)、『読画本 : 石濤山水』、『鶏の飼ひ方』、『俳句入門』、『翻弄された防諜官』、『南十字星 : 南洋紀行』、『矢の根 : 歌舞伎十八番之内』、『誘惑』、『雪と野菜 : 散文集』、『要点明示整理化学 : 学習受験』、『良犬を得る秘訣』、『良犬を得る秘訣』、『ルツボはたぎる : 創作

*9tsvファイル参照のこと。

*10:『施福多先生文献聚影』([7][8][10])、『子供あそび』(なかよし兵隊さんだるまお庭床かざりおまつり大決戦天狗の面馬のりおもちゃの勝負大角力雪戦)、『聚學軒叢書』(第1集第3册第1集第4册第1集第5册第1集第6册第1集第7册第1集第8册第1集第9册第1集第10册第1集第11册第1集第12册第1集第13册第1集第14册第1集第15册第1集第16册第1集第17册第1集第18册第1集第19册第2集第21册第2集第22册第2集第25册第2集第26册第2集第27册第2集第28册第2集第29册第2集第30册第2集第31册第3集第34册第3集第35册第3集第36册第3集第38册第3集第39册第3集第40册第3集第41册第3集第44册第3集第45册第3集第46册第3集第47册第3集第48册第3集第49册第3集第50册第3集第51册第3集第52册第4集第53册第4集第54册第4集第55册第4集第56册第4集第57册第4集第58册第4集第59册第4集第60册第4集第61册第4集第62册第4集第63册第4集第64册第4集第65册第4集第67册第4集第68册第4集第69册第4集第70册第4集第71册第4集第72册第5集第73册第5集第74册第5集第75册第5集第78册第5集第79册第5集第80册第5集第81册第5集第83册第5集第84册第5集第85册第5集第86册第5集第88册第5集第89册第5集第90册第5集第91册第5集第92册第5集第93册第5集第94册第5集第95册第5集第96册

*11:『[木下文書] 4

*12:ただし、サイトには「この書誌情報は平成28年7月1日時点のもの」と記載されているが、提供されている書誌情報tsvファイルのタイムスタンプは2016年6月23日になっている。