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2sc1815jの日記

2017-09-01

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2017年8月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第39号。今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

恐怖の歯型
恐怖の歯型(大下宇陀児)
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2017年8月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2017年8月1日から2017年8月31日までに変更のあったレコードは28,676件であった*1

7月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは353,765件であったが、8月31日までの更新を適用したデータにおいては353,817件となっており、52件増加している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)7月末8月末
インターネット公開(許諾)1020610207+1
インターネット公開(裁定) 著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開 裁定年月日: 2012/03/0110-1
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01110
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0919190
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/1041397413970
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/10; 2017/02/0619190
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2017/02/0632253322530
インターネット公開(保護期間満了)269866269918+52
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開551893551773-120
館内公開8645886526+68
(総計)9921169921160
(内、インターネット公開分合計)353765353817+52

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

8月末 総計
許諾 保護期間満了 図書館送信 館内公開
7月末 裁定
2012/03/01
1*4 1
保護期間満了 107*5 107
図書館送信 121*6 1*7 122
館内公開 38*8 2*9 40
総計 1 159 2 108 270

この表は、例えば、7月末時点では図書館送信であった図書で、8月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが121件あると読んでほしい。

館内公開や図書館送信から保護期間満了へ

先月に引き続き、他機関デジタル化資料(米国議会図書館所蔵内務省検閲発禁図書)の一部が、対応する国立国会図書館所蔵の内交本とともに、前者は館内公開から、後者は図書館送信から保護期間満了へと変更されている。

これらに関連して、「移管」の受入印*10があるもの、「受入変更」*11や「帝国図書館消印」*12で受入印を消してあるものが見られた。

NDLデジコレで資料を読んでいると、見返しに「閲覧済」と押印された紙片が貼られているのをしばしば目にする。こうした紙片には、個人を特定しない閲覧印*13が押印されていることが多い印象だが、『新露西亜風土記』の紙片では個人名の印鑑が用いられている。また、今回公開されたものではないが、『家族制度』、『英国に於ける憲政の理論と実践』には国立国会図書館の貸出カード袋*14、『ソヴェート學生の日記』、『反清算主義』には「書物は大切に」のラベルが見られる*15。当時はどのような運用となっていたのか興味深い。

パブリックドメイン図書の増加

図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1966年に没し、2017年からパブリックドメインとなったものが含まれている。

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)を中心として、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

小説家・詩人・翻訳家など

この記事の冒頭で書影を掲げた、大下宇陀児『恐怖の歯型』(博文館)には、扉に「博文館 日記賞」の印が捺されている。「日記賞」とは、博文館の『当用日記』に付けられた「答案用紙」に解答すると、抽選で賞品がもらえるというものだったようだ*16。どのような来歴を辿って、今、国会図書館に収められているのだろうか*17

恐怖の歯型
恐怖の歯型(大下宇陀児)
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

今回保護期間満了に変更された資料のなかには、古書店で購入したラベルが残っているもの*18や、差し押さえとは無関係と思われるものであって他の図書館の蔵書印に消印がないもの*19も見られるが、近年受け入れられた図書には、受入印も受入日の標示もないため、来歴が分かりにくくなっている*20

大下宇陀児『鉄の舌』奥付には、「許可番号第九五号 東京府規格外許可」の記載がある。「東京府規格外許可」については、レファ協事例が詳しい。

また、著作者が1965年に没し、2016年からパブリックドメインとなったものとして、『日本探偵小説全集』(第2篇 (森下雨村集)第3篇 (江戸川乱歩集)第5篇 (谷崎潤一郎集))がインターネット閲覧できるようになった*21

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)7月末8月末
インターネット公開(許諾)880
インターネット公開(保護期間満了)72713727130
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開17146171460
館内公開330
(総計)89870898700
(内、インターネット公開分合計)72721727210

先月に引き続き、今月も変化はなかった。

2017年8月のNDLデジコレ追加資料

9月1日現在、国立国会図書館からのアナウンスはないが、8月には以下の資料が追加されている。

  • 雑誌135件(図書館送信108件、館内公開27件)

雑誌については、NDLデジコレの検索結果*22からは、何種類の雑誌が追加されたのか簡単に知ることはできないが、国立国会図書館サーチに登録された書誌情報から集計すると、15誌*23追加されていた。

今後のデジタル化予定

8月31日付けで国立国会図書館ウェブサイトの「デジタル化作業に伴う原資料の利用休止について」が更新され、以下のカセットテープ、ソノシートがデジタル化作業対象に加わった。

利用を休止する資料(平成29年8月31日現在)

資料区分 デジタル化対象 対象冊数 利用休止期間(予定)
カセットテープ (7) 請求記号が YL11、YL21、YL31で始まるカセットテープ 約120件(約500巻) 平成29年9月19日〜平成30年3月末(予定)
ソノシート (8) 請求記号が YMF、YMG で始まるソノシート 約200件(約700枚)

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization/unavailable.htmlより抜粋

また、以下のように洋雑誌のデジタル化対象が広げられており、(1) 東京本館所蔵のものについては1タイトルのデジタル化対象年度範囲が拡大、(2) 関西館所蔵のものについては4タイトルが追加されている。

利用を休止する資料(平成29年8月31日現在)

資料区分 デジタル化対象 対象冊数 利用休止期間(予定)
洋雑誌 (1) 東京本館所蔵の国内刊行洋雑誌
  • (Z61-E496、Z63-A335ほか)
約120タイトル(Excel: 26KB)
約470冊
平成29年8月7日〜平成30年3月末日(予定)
(2) 関西館所蔵の国内刊行洋雑誌
  • (Z51-P132、Z53-A178ほか)
約190タイトル(Excel: 35KB)
約1710冊

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization/unavailable.htmlより抜粋

一般競争入札公告にみる電子化予定

国立国会図書館の一般競争入札公告のうち、デジタル化に関わるものを見ると、8月には新たな掲載はなかった。

先月号の補遺

7月3日の国立国会図書館デジタルコレクション書誌情報データセット更新について、先月の記事で取り上げた際、歴史的音源のtsvファイルは、なぜかシフトJISでの提供となっていることに触れ、他の資料種別のtsvファイルと同じく、UTF-8での提供が望ましいのではないだろうかと述べた。現在はUTF-8での提供となっている*24

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:『無機製造工業化学 中巻

*5:研究報告集、論集、年報等の集合著作物など。

*6:『Natural resources of Japan : International Studies Conference』、『赤い靈魂』、『如何すれば小売商は繁栄するか』、『絵の消えた絵馬 : 武二第三句集』、『往覲偈講話』、『科學的社會主義序論』、『覚信尼公と大谷廟堂』、『監獄部屋 : 地獄に呻く人々』、『頑張る力』、『恐怖の歯型』、『句集』、『愚禿親鸞』、『愚禿親鸞』、『経済倶楽部講演』(92第97輯)、『建皇堂拓本』、『興亜精神と仏教』、『皇軍を慰問して』、『鋼鉄はいかに鍛へられたか 第1部』、『殺人技師』、『散文時代 : 句集』、『潮騒 : 舟川栄次郎詩集』、『歯牙充填学』、『歯科薬物学』、『「史的唯物論」大系』(第1輯(總論之部)第2輯(イデオロギー論及宗教論之部))、『自然法爾章講話』、『思慕の樹』、『社会主義と帝国主義』、『社會主義の發展 : 空想から科學へ : 新譯・増補・註釋』(1930年版1931年版)、『宗教思想戰全亞細亞推進協會設立趣意書並會則 : 案』、『昭和拾二年の経営』、『昭和十三年の経営 : 日支事変第二年』、『昭和十四年の経営』、『昭和十五年の経営』、『昭和八年の経営』、『新露西亜風土記』、『真実の救ひ』、『真実の救ひ』、『真宗講説』、『真生流伝書 美之巻』、『新體制下の經濟機構』、『新文詩』(1,23,4,56,791011,1213)、『親鸞聖人御消息講義 第1輯』、『スターリンの水車へ水を運ぶ国民主義者』、『スターリンの水車へ水を運ぶ国民主義者』、『生活必需品の切符制に就て』、『聖鑑』、『聖鑑』、『一九一七年』、『戦時青年の進路』、『戦争文学全集 第9巻 (水野広徳傑作集)』、『善隣叢書 第1巻 (蒙古とはどんな処か)』、『第一次歐洲大戰より見たる今次大戰判斷』、『對外宗教思想戰實行概要』、『大恐慌とその政治的結果』、『大恐慌とその政治的結果』、『大建設の促進に就て岸商工大臣に与ふ』、『大衆罷業、党及び組合』、『大日本仏教全書』(133134135136137第138巻 本光国師日記 第1(崇伝撰)139第140巻 本光国師日記 第3(崇伝撰))、『凧 : 探偵小説傑作集 [他八篇]』、『鉄の舌』、『電力の話』、『投入盛花講座 : 別名盛瓶花講習録』、『日本イデオロギー論 : 現代日本に於ける日本主義・フアッシズム・自由主義・思想の批判』、『日本探偵小説全集』(第1篇 (小酒井不木集)第2篇 (森下雨村集)第3篇 (江戸川乱歩集)第4篇 (甲賀三郎集)第5篇 (谷崎潤一郎集)第6篇 (岡本綺堂集)第7篇 (松本泰集)第9篇 (大下宇陀児集)第9篇 (大下宇陀児集)第11篇 (夢野久作集)第14篇 (平林初之輔・橋本五郎集)第15篇 (山下利三郎・川田功集)第17篇 (長谷川伸・山本禾太郎集)第18篇 (国枝史郎・渡辺温集)第20篇 (佐藤春夫・芥川竜之介集)第20篇 (佐藤春夫・芥川竜之介集))、『農民の無産政党の国際的形勢』、『歯の常識と衛生』、『花と絵馬と気球 : 句集』、『花骨牌鬼語』、『春の通った道 : 句集』、『罷業統計に就いて』、『平易なる自動車学』、『奉公の大道』、『法然上人』、『マルクス主義芸術理論叢書 第5』、『三菱財閥論』、『民族と階級』、『「無神論」教程』(第1部(科學と宗教)第3部(宗教の起源及其役割))、『無神論と反宗教運動』、『無神論の基礎』、『明解受験算術』、『山田忍三選集』、『聊斎志異 1』、『聊斎志異』、『レーニンの反宗教思想』、『レニン綱領案及その解説』、『恋愛詩集』、『勞賃・價格および利潤』、『ロシアに於ける資本主義の發達 下卷』、『吾等の戦ひ

*7:『つくえのうえのうんどうかい : なかまにはいれる子にする童話

*8:『赤い靈魂』、『監獄部屋 : 地獄に呻く人々』、『皇軍を慰問して』、『鋼鐵はいかに鍛へられたか』、『壺中我觀』、『「史的唯物論」 体系』(第1輯第2輯)、『社會主義と帝國主義』、『社會主義の發展 : 空想から科學へ : 新譯・増補・註釋』(1930年版1931年版)、『從軍雜詠』、『新露西亞風土記』、『スターリンの水車に水を運ぶ國民主義者 : フランス殖民地守備軍附アルベ-ル・ガレンヌ大佐の警告』、『生活必需品の切符制に就て』、『一九一七年』、『戦争文学全集 9巻』、『大恐慌とその政治的結果』、『大衆罷業、 黨及び組合』、『日本イデオロギ一論 : 現代日本に於ける日本主義・フアッシズム・自由主義・思想の批判』、『農民の無產政黨の國際的形成』、『罷業統計に就いて』、『マルクス主義藝術理論』、『民族と階級』、『「無神論」 敎程』(第1部(科学と宗教)第2部(宗教の起源)第3部(宗教の役割))、『無神論と反宗教運動』、『無神論の基礎』、『蒙古とはどんな處か』、『聊齋誌異 第1巻』、『靈か肉か 上篇』、『レーニンの反宗敎思想』、『レニン綱領案及その解說』、『レニン綱領案及その解說』、『戀愛詩集』、『勞賃・價格および利潤』、『ロシアに於ける資本主義の發達 下卷』、『ロシヤ革命運動史 4

*9:『現代の書道 第2 (行書 第1)』、『ぷーくまはなぜ : 自主性のある子にする童話

*10:『監獄部屋 : 地獄に呻く人々』、『社会主義と帝国主義』など

*11:『鋼鉄はいかに鍛へられたか 第1部』、『生活必需品の切符制に就て

*12:『聊斎志異 1』。より判読しやすいものとして『不謹愼な寶石』が挙げられる(ツイート)。こちらは内交本だが、帝国図書館の蔵書印と受入印の上に「帝国図書館消印」が押捺されている。

*13:例えば、『永遠の良人』の紙片では、「閲十」などの漢数字のタイプ、「日付+閲1」などのタイプ、日付のみ?のタイプが用いられている(ツイート)。

*14ツイート

*15ツイート

*16:鄭弘亜植民地農村青年と在日朝鮮人社会 : 慶尚南道咸安郡、周氏の日記(1933)の検討」による。

*17:4コマ目のバーコードラベルが「第128回常設展示 印の継承譜−国立国会図書館の印と印影−」にいう「標示Iラベル」であるならば、2003年以降に受け入れられた資料なのかもしれない。それ以前のように受入日が分からないのは不便なのだが、資料貼付IDから受入日が分かる方法はあるのだろうか。

*18:「東京都立大学前 都立書房」(『科學的社會主義序論』)、「東京都立大学隣 都立書房」(『民族と階級』)、「早稲田大学前 敬文堂書店」(『民族と階級』)、「早稲田 神田 河鍋書肆」(『赤い靈魂』)、「道頓堀千日前南 天牛東店」(『殺人技師』)など。

*19:『山田忍三選集』。蔵書印「平田市立平田図書館之印」に消印はない(追記:古狂生 @kokyose さまより、印文は「半田市立半田図書館印」ではないかとご指摘いただきました。ありがとうございます。)。

*20:蔵書印の関係では、『建皇堂拓本』は、書誌情報では出版者不明となっており、印記について注記は採られていないが、「馬嶋杏雨図書記」の蔵書印がある。

*21:改造社『日本探偵小説全集』全20巻(昭和4年)のうち14巻が今回インターネット公開に変更されている。『日本探偵小説全集』(第1篇 (小酒井不木集)第2篇 (森下雨村集)第3篇 (江戸川乱歩集)第4篇 (甲賀三郎集)第5篇 (谷崎潤一郎集)第6篇 (岡本綺堂集)第7篇 (松本泰集)第9篇 (大下宇陀児集)第9篇 (大下宇陀児集)第11篇 (夢野久作集)第14篇 (平林初之輔・橋本五郎集)第15篇 (山下利三郎・川田功集)第17篇 (長谷川伸・山本禾太郎集)第18篇 (国枝史郎・渡辺温集)第20篇 (佐藤春夫・芥川竜之介集)第20篇 (佐藤春夫・芥川竜之介集)

*22:OAI-PMHで取得できるメタデータに資料追加が反映されるまでにはタイムラグがあるため、サイト上での検索結果とメタデータの集計結果に差異が生じている。

*23:『藝備教育』、『向上』、『神戸商工会議所所報』、『國際畫報 = The international pictorial』、『芝居とキネマ = Stage and screen』、『寫眞科學』、『釀造雜誌』、『電氣 : 通俗文化雜誌』、『東亜聯盟』、『南洋群島貿易月表』、『日刊海外商報』、『日本商業雑誌』、『日本證券取引所統計月報』、『婦人日本』、『野球界』

*24:タイムスタンプは2017年8月10日。記載内容そのものに変化はない。ファイル名が変更されている点に注意。

2017-08-01

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2017年7月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第38号。今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

レーニンの弁証法
『レーニンの弁証法』より、「能勢文庫」の蔵書票*1
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2017年7月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2017年7月1日から2017年7月31日までに変更のあったレコードは30,418件であった*2

6月末時点のデータにおいては、「資料種別」*3が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*4に「インターネット公開」を含むものは353,713件であったが、7月31日までの更新を適用したデータにおいては353,765件となっており、52件増加している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)6月末7月末
インターネット公開(許諾)1020510206+1
インターネット公開(裁定) 著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開 裁定年月日: 2012/03/0101+1
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01110
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0919190
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/104140641397-9
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/10; 2017/02/0619190
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2017/02/063225532253-2
インターネット公開(保護期間満了)269805269866+61
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開553232551893-1339
館内公開8570186458+757
(総計)992646992116-530*5
(内、インターネット公開分合計)353713353765+52

文化庁長官裁定を受けて公開している資料について、再び表記揺れが発生している*6

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

7月末 総計
許諾 裁定
2012/03/01
保護期間満了 館内公開
6月末 許諾 1*7 1
裁定
2015/11/10
9*8 9
裁定
2017/02/06
1*9 1*10 2
保護期間満了 99*11 99
図書館送信 2*12 115*13 1222*14 1339
館内公開 34*15 34
総計 2 1 159 1322 1484

この表は、例えば、6月末時点では図書館送信であった図書で、7月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが115件あると読んでほしい。

この表の他、6月末のメタデータには存在せず、7月に登録された図書が1件(保護期間満了*16)あった。また、ソノシートなどの録音資料に付属する冊子等と思われる図書531件(6月末時点ではすべて館内公開*17)について、資料種別が「図書」から未設定に変更され、ここでの集計対象に含まれなくなったことにより、「図書」としての件数が減少している。なお、これら531件の資料については、資料種別の変更だけでなく、公開範囲の変更も行われており、すべて「館内公開」から「非公開」に変更されている。

図書館送信から保護期間満了へ

永井荷風『濹東綺譚』がインターネット閲覧できるようになったほか、刀剣押形集『往昔抄』も保護期間満了へと変更された。

[ボク]東綺譚 : 小説
[ボク]東綺譚 : 小説
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

今回、戦前の『改正郵便線路図』*18、戦後の『郵便線路図』*19がインターネット公開されたことは、郵便趣味の方に届いてほしい更新だろう。

また、他機関デジタル化資料(米国議会図書館所蔵内務省検閲発禁図書)の一部が、対応する国立国会図書館所蔵の内交本とともに、前者は館内公開から、後者は図書館送信から保護期間満了へと変更されている*20

パブリックドメイン図書の増加

図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1966年に没し、2017年からパブリックドメインとなったものが含まれている。

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)を中心として、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

小説家・詩人・翻訳家など

また、番匠谷英一(劇作家・ドイツ文学者)などの著作物も公開された。

音楽家・舞台芸術家

学者・宗教家など

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)6月末7月末
インターネット公開(許諾)880
インターネット公開(保護期間満了)72713727130
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開17146171460
館内公開330
(総計)89870898700
(内、インターネット公開分合計)72721727210

変化はなかった。

2017年7月のNDLデジコレ追加資料

8月1日現在、国立国会図書館からのアナウンスはないが、7月には以下の資料が追加されている。

  • 図書1件(保護期間満了)
  • 雑誌938件(図書館送信886件、館内公開52件)

雑誌については、NDLデジコレの検索結果からは、何種類の雑誌が追加されたのか簡単に知ることはできないが、国立国会図書館サーチに登録された書誌情報から集計すると、40誌*22追加されていた。

今後のデジタル化予定

8月1日付けで国立国会図書館ウェブサイトの「デジタル化作業に伴う原資料の利用休止について」が更新された。

今回は和図書についてもデジタル化対象リストが提供されている。

利用を休止する資料(平成29年8月1日現在)

資料区分 デジタル化対象 対象冊数 利用休止期間(予定)
洋雑誌 (1) 東京本館所蔵の国内刊行洋雑誌
  • (Z61-E496、Z63-A335ほか)
約120タイトル(Excel: 26KB)
約460冊
平成29年8月7日〜平成30年3月末日(予定)
(2) 関西館所蔵の国内刊行洋雑誌
  • (Z51-P132、Z53-A178ほか)
約190タイトル(Excel: 34KB)
約1650冊
和図書

(3) 東京本館所蔵の和図書

  • 平成20年以降に整理された請求記号がY994で始まるものの一部
  • 戦後刊行された和図書(昭和43年以前に刊行されたもの)のうち、請求記号(NDC分類)が338、366及び611で始まるものの一部

約650冊(Excel: 68KB) 平成29年8月21日〜平成30年3月末日(予定)
和雑誌 (4) 東京本館所蔵の和雑誌

  • (Z1-7、Z6-29ほか)
約130タイトル(Excel: 35KB)
約300冊
(5) 関西館所蔵の和雑誌

  • (雑48-178、Z375.8-Sa3、Z13-898ほか)
約60タイトル(Excel: 21KB)
約300冊
(6) 国際子ども図書館所蔵の和雑誌

  • (Z32-195、Z32-498ほか)

約70タイトル(Excel: 23KB)
約300冊

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization/unavailable.html

一般競争入札公告にみる電子化予定

国立国会図書館の一般競争入札公告のうち、デジタル化に関わるものを見ると、7月には次の2件が新たに掲載されている。

一般競争入札の公告

通番 区分 件名 公告日 入札日
15 東京本館 ソノシート音声の原資料からの電子化 1式(PDF: 133KB)

2017年7月18日 2017年9月6日
16 東京本館 カセットテープ音声・画像の原資料からの電子化 1式(PDF: 134KB)

2017年7月18日 2017年9月6日

http://www.ndl.go.jp/jp/supply/nyuusatsu/ippan/index.htmlより抜粋

NDLデジコレの書誌情報オープンデータセット更新

7月3日、国立国会図書館デジタルコレクション書誌情報データセットが更新され、図書・古典籍・雑誌・博士論文の書誌情報に加え、歴史的音源の書誌情報がダウンロード可能になった。

図書・古典籍・雑誌の書誌情報データセットは、2015年1月に初めて提供され(2015年1月26日時点の書誌情報)、その後、2016年1月の更新では博士論文の書誌情報も提供されるようになり(2016年1月5日時点の書誌情報へ更新)、2016年7月の更新(2016年7月1日時点の書誌情報)、2017年1月の更新(2017年1月5日時点の書誌情報)を経て、今回の提供により2017年7月1日時点の書誌情報に更新されたことになる(歴史的音源は2017年6月19日時点の書誌情報)。

今回公開された書誌情報の件数は次のようになっている。

資料種別 公開範囲
インターネット公開 図書館送信・参加館配信 館内限定
図書 353,697件 552,979件 69,945件
古典籍 78,764件 18,187件 4件
雑誌 70件 10,974件 2,590件
博士論文 14,672件 116,804件 9,427件
歴史的音源 2,060件 46,672件

歴史的音源のtsvファイルは、なぜかシフトJISとなっている。他の資料種別のtsvファイルと同じく、UTF-8での提供が望ましいのではないだろうか。

オープンデータセットに含まれる内容や、当シリーズ記事で掲載している件数との違いなどについては、初提供時に取り上げた記事を参照されたいが、今回、奇妙なことに気付いた。

2015年1月の初提供時、データセットは次のような構成であった。

オープンデータセットでは、図書については古典籍資料やプランゲ文庫のものは除いていること、図書でもあり古典籍資料でもあるとされているものは古典籍のリストにカウントされていること、雑誌については巻号を省略した件数となっていることが分かる。(プランゲ文庫の図書についてはオープンデータセットに含まれていないことになる。)

http://d.hatena.ne.jp/npn2sc1815j/20150202/1422824421

ところが、「図書でもあり古典籍資料でもあるとされているものは、古典籍のリストにカウントされていて、図書のリストにはカウントされていない」という点については、2015年1月、2016年1月、2017年1月のデータセットについては当てはまるが、2016年7月、2017年7月のデータセットでは当てはまらない*23

NDLデジコレのIIIF対応(予定)

7月27日、奥田倫子氏(国立国会図書館)による講演「IIIFへの期待:より豊かな情報資源への協働」(第4回CODHセミナー)において、国立国会図書館デジタルコレクションが今年度の改修でIIIF Image APIおよびPresentation API、Search APIに対応予定との紹介があった。

さまざまなIIIF対応ツールのプラットフォームにNDLデジコレの資料が乗ることで、これまでになかった研究や利活用も生まれるだろう。

IIIF Image/Presentation APIだけではなく、IIIF Search APIにも対応予定という点も注目だが、詳報を楽しみに待ちたい。

*1以前の記事参照。能勢文庫の目録には、和書約3,000冊、洋書約500冊が収録されているそうだが、NDLデジコレで筆者が目にしたのはまだ2件のみ。

*2:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*3:dcndl:materialType

*4:dcterms:rights

*5:資料1件の追加、および資料531件が「図書」の集計対象に含まれなくなったことによる減少。

*6:「(裁定)」と「著作権法」の間や、「公開」と「裁定年月日」の間に、半角スペースを含めるか否か。

*7:『無機製造工業化学 中巻

*8:『気合術 : 殺活自在』、『教育便覧』、『催眠術心理全書 : 催眠法奥義』、『催眠術全書 : 施術自在』、『新催眠術』、『心身鍛錬深呼吸健康法』、『日本略史』、『俚諺辞典』、『俚諺辞典

*9:『倉吉案内記

*10:『経営学研究室著作集 第6冊

*11:調査研究集、論集、年報等の集合著作物など。

*12:『Der blinde Geronimo und sein Bruder = 盲目ジェロニモ』、『Salome / von Oskar Wilde ; herausgegeben von H. Onozawa

*13:『歩いて来た道』、『生きる力』、『遺品』、『海の波恋の波』、『永徳と山楽』、『往昔抄』、『おせん : 絵入草紙』、『改正郵便線路図』(昭和5年1月調昭和8年1月調昭和11年1月調昭和13年10月調昭和16年10月調)、『華岳作品集』、『楽譜の見方』、『貨幣論』、『貨幣論 第2分冊』、『鎌倉時代の仏教文学』、『鎌倉時代文学新論』、『鎌倉時代文学新論』、『簡約方言手帖』、『極東の危機』、『ギリシャの踊子 : 他四篇』、『空海』、『愚禿親鸞』、『現業委員会』、『幸若舞と謡曲』、『五ヶ年計畫を觀る』、『国学思想史』、『国語の方言区劃』、『国文学研究史』、『國文學新史』、『歳月』(第1部第2部)、『再生記』、『自己暴露 : わが生活 第1部』、『自作農創定と農業問題』、『指導物語』、『司馬江漢』、『社会主義社会学』、『社会主義の発展 : 空想的社会主義から科学的社会主義へ』、『社会主義の発展 : 空想的社会主義から科学的社会主義へ』、『自由貿易問題』、『樹天』、『小學校體操提要』、『小學校體操提要』、『真珠の村』、『新修国語要説』、『新世紀英文典』(第1巻第2巻第1卷2巻)、『杉木立』、『世界の農民運動』、『ソヴェート學生の日記』、『ソヴェート聯邦の内外政策』、『大日本方言地図』、『第二の接吻 : 長篇』、『體育之理論及實際』、『大日本仏教全書』(第120巻 寺誌叢書 第4第121巻 東大寺叢書 第1122123124125126127128129130131132)、『中国農村経済研究 上』、『帝展の日本画に就て』、『低物価政策と増産問題に就て小林商相に与ふるの書』、『鉄棒体操図解 第6』、『転形期経済学』、『電力国営案批判 : 講演速記録』、『統制経済と電力国営問題に就て』、『トルストイの芸術観』、『日本経済の将来 : これからの経済は如何に動くか』、『日本の統制経済とは如何なるものか : 講演速記録』、『人間の詩』、『花 : 他二篇』、『反清算主義』、『武家時代文学に現れた日本精神』、『プロレタリアートの政治的任務』、『法然上人』、『[ボク]東綺譚 : 小説』、『マルキシズムの變革 : 福本イズム』、『マルクス主義と議会選挙』、『マルクス主義文学闘争』、『マルクス主義文芸理論叢書 第2編』、『武蔵野とその文学』、『武蔵野とその文学』、『武蔵野の文学』、『唯物論史』、『唯物論的弁証法と自然科学』、『郵便線路図』(昭和27年7月改正昭和30年7月改正昭和32年7月改正昭和35年7月改正昭和38年7月改正)、『有朋堂文庫』(〔第22〕〔第23〕)、『謡曲集』(上巻下巻)、『レーニン主義と哲學』、『レーニンの弁証法』、『レーニンの弁証法』、『レニンの弁証法的唯物論』、『労農ロシヤ文学叢書』(第3輯第5輯)、『露西亜文学講話』、『ロシヤ社会史』(第1第2

*14tsvファイル参照のこと。

*15:デジタル化資料(資料保存)より、『英和対訳お伽文庫 第1編 西洋桃太郎』。他機関デジタル化資料(内務省検閲発禁図書)より、『極東の危機』、『經濟の南進を熱望す』、『五ヶ年計画を觀る』、『宰相と錠前工 : ルナチャルスキイダントンの死』、『自己暴露 : わが生活・第 1部』、『社會主義社會學』、『社會主義の發展 : 空想的社會主義から科學的社會主義へ』、『社會主義の發展 : 空想的社會主義から科學的社會主義へ』、『自由貿易問題』、『世界の農民運動』、『ソヴェート學生の日記』、『ソヴェート聯邦の内外政策』、『第二の接吻 : 長篇』、『中國農村經濟研究 上』、『中國農村經濟研究 上』、『轉形期經濟学』、『日蓮主義大講座 第1巻』、『反羯纂腟』、『叛亂』、『プロレタリアートの政治的任務』、『マルキシズムの變革 : 福本イズム』、『マルクス主義藝術論』、『マルクス主義藝術論』、『マルクス主義と議會選擧』、『マルクス主義文學鬪爭』、『唯物論史』、『唯物論的辯證法と自然科學』、『レーニン主義と哲學』、『レーニンの辯證法』、『レニンの辯證法的唯物論』、『レニンの辯證法的唯物論』、『露西亞文學講話』、『ロシヤ社会史 1』。

*16:『郵便線路図 明治44年』。提供者は「国立国会図書館電子図書館課_201」となっている。

*17:例えば、『AAA no.1』など。

*18明治44年10月調昭和5年1月調昭和8年1月調昭和11年1月調昭和13年10月調昭和16年10月調

*19昭和27年7月改正昭和30年7月改正昭和32年7月改正昭和35年7月改正昭和38年7月改正

*20:例えば、『世界の農民運動』(内務省検閲正本内務省交付本)など。

*21:「国際文化振興会英文百科辞彙編纂所蔵書之印」の蔵書印あり(印文は、蔵書印/出版広告 @NIJL_collectors さまよりご教示いただきました。ありがとうございます)。蔵書印の関係では、他に『レニンの辯證法的唯物論』の「帝大セットルメント図書部之印」、『プロレタリアの世界史』の「東京帝国大学セッツルメント図書部之印」などに目が留まった。

*22:『亜細亜 = Asia』、『應用力學 = Journal of the Japan Society for applied mechanics』、『尾瀬の自然保護 : 群馬県特殊植物等保全事業調査報告書』、『外國鐵道調査資料』、『加工技術 = Textile processing technology』、『家庭よみうり』、『勤勞者文學』、『暮しの知恵』、『月刊日本』、『月刊マンガ少年』、『建築學研究』、『ことば』、『サラリーマン = The salaried man : 経済評論誌』、『市町村雜誌』、『実業の世界』、『社会運動通信』、『社會事業』、『週刊読売 = The Yomiuri weekly』、『宗教公論』、『旬刊読売』、『証券時報』、『職業時報』、『生活科學』、『全國小賣物價月報』、『草月人』、『賃銀統計月報』、『賃銀物價統計月報』、『Dog journal』、『名古屋經濟統計月報』、『名古屋大學工学部研究報告 = Research reports of the Faculty of Engineering, University of Nagoya』、『肉體 : 季刊純文藝誌』、『日本鉄板』、『日本油脂技術協会誌』、『広島大学教養部紀要. The Hiroshima University research studies in student counseling』、『不律』、『マイホーム : 女性自身姉妹誌』、『洛味』、『ラジオ科学』、『勞働統計 : 勞働統計每月實地調査結果』、『笑』

*23:2016年7月、2017年7月のデータセットともに、4,466件の資料が図書と古典籍の両方のリストに記載されている。

2017-07-01

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2017年6月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第37号。今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2017年6月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2017年6月1日から2017年6月30日までに変更のあったレコードは25,359件であった*1

5月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは353,712件であったが、6月30日までの更新を適用したデータにおいては353,713件となっており、1件増加している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)5月末6月末
インターネット公開(許諾)1020410205+1
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01110
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0919190
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/104140841406-2
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/10; 2017/02/0619190
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2017/02/063225932255-4
インターネット公開(保護期間満了)269799269805+6
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開553315553232-83
館内公開8560985701+92
(未設定)20-2
(総計)992638992646+8
(内、インターネット公開分合計)353712353713+1

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

6月末 総計
許諾 保護期間満了 館内公開
5月末 裁定
2015/11/10
2*4 2
裁定
2017/02/06
1*5 1*6 2*7 4
保護期間満了 111*8 111
図書館送信 83*9 83
館内公開 30*10 30
(未設定) 1*11 1*12 2
総計 1 117 114 232

この表は、例えば、5月末時点では図書館送信であった図書で、6月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが83件あると読んでほしい。

この表の他、5月末のメタデータには存在せず、6月に登録された図書が8件(すべて館内公開*13)あった。

図書館送信から保護期間満了へ

図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書の中から、博文館の『少年文学. 㐧壱』(第1編)を取り上げてみよう。

この巻には、巌谷小波『こがね丸』が掲載されており、挿絵は武内桂舟が描いている。

少年文学. 㐧壱
はい、かわいい

少年文学. 㐧壱
ひげ?

少年文学. 㐧壱
何と読むのだろう*14

この他、「購読者大利益」(特別割引券)であったり、巻末の広告や売捌所であったり、見るところが多い資料であった。

パブリックドメイン図書の増加

図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1966年に没し、2017年からパブリックドメインとなったものが含まれている。

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)を中心として、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

小説家・詩人・翻訳家など

音楽家・舞台芸術家

学者・宗教家など

政治家・官僚・軍人・実業家など

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)5月末6月末
インターネット公開(許諾)880
インターネット公開(保護期間満了)7267472713+39
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開1718517146-39
館内公開330
(総計)89870898700
(内、インターネット公開分合計)7268272721+39

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる。

「著作権に関する情報」の変動 (5月末 → 6月末)件数
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(保護期間満了)39*15

2017年6月のNDLデジコレ追加資料

7月1日現在、国立国会図書館からのアナウンスはないが、6月には以下の資料が追加されている。

  • 図書8件(すべて館内公開)
  • 雑誌1,165件(図書館送信258件、館内公開907件)

雑誌については、先月の記事でも取り上げたように、NDLデジコレの検索結果からは、何種類の雑誌が追加されたのか簡単に知ることはできないが、国立国会図書館サーチに後日登録された書誌情報から集計すると、6誌*16追加されていた。

今後のデジタル化予定

国立国会図書館ウェブサイトの「デジタル化作業に伴う原資料の利用停止について」は、デジタル化作業対象資料なし(平成29年4月7日現在)のまま更新はなかった。

一般競争入札公告にみる電子化予定

国立国会図書館の一般競争入札公告のうち、デジタル化に関わるものを見ると、6月には次の1件が新たに掲載されている。

一般競争入札の公告

通番 区分 件名 公告日 入札日
6 関西館 国内刊行図書及び国内刊行雑誌の原資料からの電子化 1式 約4万コマ及び約9万コマ(予定)

2017年6月9日 2017年8月24日

http://www.ndl.go.jp/jp/supply/nyuusatsu/ippan/index.htmlより抜粋

おまけ:Greasemonkeyユーザスクリプト

NDLデジコレの閲覧を少しだけ便利にするGreasemonkeyユーザスクリプトを公開したので、このブログ記事でも紹介しておく。

https://github.com/2SC1815J/ndldl_utils

国立国会図書館デジタルコレクションの閲覧画面カスタマイズ用ユーザスクリプト*17

  • コマ移動に応じて、ブラウザのアドレスバーを現在表示中のコマのURLに更新
  • タイトルを「サイト名 - 資料名」から「資料名 - サイト名」に変更
  • ボタンサイズやデザインの変更
https://github.com/2SC1815J/ndldl_preview

国立国会図書館デジタルコレクションの検索結果画面カスタマイズ用ユーザスクリプト*18

  • 検索結果に表示されるサムネイルにマウスを重ねると、より大きい画像でプレビュー
  • 明探東京大学明治新聞雑誌文庫所蔵検索システム)向けもあり(こちら*19

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:『西洋裁縫教授書』(巻之1-6附図

*5:『スキユデリー嬢

*6:『初等進行曲

*7:『行政執行法釈義』、『野鳥語 : 欧米土産

*8:調査報告、研究報告等の集合著作物など。

*9:『Treaties and conventions, concluded between Japan and Foreign Nations, together with notifications & regulations made from time to time. 1854-1870』、『偉行録』、『偉行録』、『大下宇陀児集』、『回顧五年』、『勧業修養粗話 附録』、『寒玉音』()、『教育学 : 統合新教育教科書』、『経済倶楽部講演 38』、『攻諜防諜 : 時局小説』、『蚕桑図解』、『地方凡例録』(巻之一 上巻之一 下巻之二 上巻之二 下)、『袖珍英和節用』、『少年文学 㐧壱』、『新商業簿記大意』、『新商業簿記大要』、『新商業簿記大要』、『日耳曼軍律』、『戦陣子守唄』、『象牙の笛 : 小唄楽譜』、『狙日第五列 : 見えざるスパイ』、『大日本仏教全書』(117118119)、『玉くしげ別本』()、『男子有情』、『傳衢暗記』、『痘科方意解』(前編續編)、『童謡作曲法』、『物産會抄輯 初編』、『方言採集手帖』、『法普戰争誌畧 8巻 [9]』、『マルクス価値論の社会的研究』、『マルクス価値論の社会的研究』、『謡曲名作選』、『洋算例題 巻7-12』、『横井小楠伝』()、『吉田松陰 : 黎明日本の巨火』、『令集解』(自第1自第2自第3自第4自第5自第6自第7上自第7下自第8自第9自第10自第11自第12自第13自第14自第15自第16自第17自第18自第19自第20自第21自第22自第23自第24自第28自第29自第30自第31自第32自第33自第34自第35自第36自第38自第40)、『六郷蒸氣車鉄道之圖』、『炉辺叢書 37

*10:他機関デジタル化資料(内務省検閲発禁図書)より、『天祖主神 : 信神・忠考・是我道』、『解放を目指して : アナキ-運動の具体化』、『カウツキー 農業問題 〔2〕』、『過激主義ノ真髄 : 「シオン」 ノ決議』、『カール・マルクス』、『教友』、『クレムリンの勞働日 : 詩集』、『講談梅こよみ』、『國際海員俱樂部 = International Seamens Club』、『支那革命の前途』、『信仰に進むの道』、『高松情』、『帝國主義論』、『日本軍部に告ぐ』、『日本軍部に告ぐ』、『日本工業会講演 第9輯(今日の北支と明日の北支・戰亂の歐洲より歸りて)』、『[赤色救援会の活動方針]』、『プロレタリアの世界史』、『マダム・ボヴァリイ』、『マルクス主義體系』、『靖國神社記念寫眞寳典』、『有美全集 春、夏の巻』、『立憲國愬男女の心得』。大規模デジタル化(国立国会図書館支部法務図書館)より、『海陸軍刑律 全』、『通法撮要』()、『日耳曼軍律』、『孛仏戦記』()。

*11:『赤軍の女参謀 : ニコライエフスク秘録

*12:『日本紳士録 第10版

*13:『Bulletin of books added to the Osaka Library. Vol. 1 (April, 1919-March, 1921)』、『Melanophore responses in an isopod crustacean, Ligia exotica 2』、『英和対訳お伽文庫 第1編 西洋桃太郎』、『花袋全集 月報 : 第1-16号』、『議會報告書 第39』、『分邦詳密日本大地図』、『満支両國人本邦留學々生々徒ノ在籍者數及就學者數調 昭和14年5月末日現在』、『利達公司檢査報告』。このうち、『分邦詳密日本大地図』の「提供者」は「国立国会図書館電子図書館課_201」、残り7件の提供者は「デジタル化資料(資料保存)」となっている。

*14:蔵書印の関係では、『物産會抄輯. 初編』の行灯のような蔵書印(蔵書印/出版広告 @NIJL_collectors さまより「此ぬしいもしげ○やき」であるとご教示いただきました。ありがとうございます。)や、『日耳曼軍律』の「軍事方蔵書印」、こちらの資料の「南満州鉄道株式会社東亜経済調査局」(ドイツ語表記併記)、「東亜経済調査局」印などに目が留まった。古典籍資料では、『天方典禮擇要解20卷附1卷.[1]』の「臣馬元章書画宝蔵印」は一文字おきのデザインが面白い。『天方性理圖傳5卷首1卷.[1]』の「南満州鉄道株式会社東亜経済調査局蔵書之印」はかなり大きそう。『潛穎録1卷』の九畳篆の右行は本文に重なっていて読めない(蔵書印/出版広告 @NIJL_collectors さまより「小島氏図書之記」であるとご教示いただきました。ありがとうございます。)。

*15:『傳衢暗記』、『天方典禮擇要解20卷附1卷』([1][2][3][4][5][6])、『法普戰争誌畧 8巻 [9]』、『六郷蒸氣車鉄道之圖』、『西藥畧釋1卷』、『珍珠嚢指掌補遺藥性賦4卷』([1][2])、『天方性理圖傳5卷首1卷』([1][2][3][4][5][6])、『童蒙急務總論1卷二集6卷三集4卷』([1][3][4][5][6])、『本草綱目拾遺10卷正誤1卷』([1][2][3][4][5][6][7][8][9][10])、『潛穎録1卷』、『蠶桑輯要雜説1卷圖説1卷附樂府二十首』([1][2])、『辟邪紀貫3卷附1卷』([1][2][3]

*16:『映画情報』、『気象庁技術報告 = Technical report of the Japan Meteorological Agency』、『気象要覧 = Geophysical review』、『主婦と生活』、『主婦の友』、『新建築』

*17紹介ツイート1紹介ツイート2

*18紹介ツイート

*19紹介ツイート

2017-06-01

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2017年5月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第36号(3周年!)。今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2017年5月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2017年5月1日から2017年5月31日までに変更のあったレコードは26,976件であった*1

4月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは353,717件であったが、5月31日までの更新を適用したデータにおいては353,712件となっており、5件減少している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)4月末5月末
インターネット公開(許諾)1020210204+2
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01221-21
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0919190
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/104141341408-5
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/10; 2017/02/0619190
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2017/02/063226732259-8
インターネット公開(保護期間満了)269772269799+27
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開553405553315-90
館内公開8551385609+96
(未設定)02*4+2
(総計)992635992638+3
(内、インターネット公開分合計)353717353712-5

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

5月末 総計
許諾 保護期間満了 館内公開
4月末 裁定
2012/03/01
1*5 20*6 21
裁定
2015/11/10
1*7 4*8 5
裁定
2017/02/06
3*9 5*10 8
保護期間満了 74*11 74
図書館送信 1*12 90*13 91
館内公開 7*14 7
総計 2 101 103 206

この表は、例えば、4月末時点では図書館送信であった図書で、5月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが90件あると読んでほしい。

この表の他、4月末のメタデータには存在せず、5月に登録された図書が3件(図書館送信1件*15、未設定2件*16)あった。図書館送信として登録された1件は、既存の資料の一部を分割して登録したものであった*17

図書館送信から保護期間満了へ

図書館送信から保護期間満了へと変更された図書90件のうち、87件は出版年月日が1870年のものであった。他に、著作者が1965年に没し、2016年からパブリックドメインとなったものとして、谷崎潤一郎(小説家)『陰翳礼讃』がインターネット閲覧できるようになった。

三雲集
土肥慶蔵旧蔵『三雲集』より、土肥慶蔵印*18
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)4月末5月末
インターネット公開(許諾)880
インターネット公開(保護期間満了)7265872674+16
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開1720117185-16
館内公開330
(総計)89870898700
(内、インターネット公開分合計)7266672682+16

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる。

「著作権に関する情報」の変動 (4月末 → 5月末)件数
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(保護期間満了)16*19

2017年5月のNDLデジコレ追加資料

5月26日、国立国会図書館ウェブサイトにおいて以下の資料追加がアナウンスされた。

国立国会図書館は、平成29年5月26日に、雑誌約8,300点を「国立国会図書館デジタルコレクション」に追加しました。

今回追加した資料は、主に、これまでも一部の巻号を提供していたタイトルの、より古い巻号です。

http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2017/1220901_2755.html

引用した新着情報の中の「約8,300点」のリンクでは、2017年5月26日に公開開始となった雑誌8,336件の検索結果がヒットする。しかし残念なことに、何種類の雑誌が追加されたのか検索結果から簡単に知ることはできない*20 *21。どのような雑誌が追加されたのか雑誌名だけ一覧したいというニーズへの対応にも期待したい。

今後のデジタル化予定

国立国会図書館ウェブサイトの「デジタル化作業に伴う原資料の利用停止について」は、デジタル化作業対象資料なし(平成29年4月7日現在)のまま更新はなかった。

一般競争入札公告にみる電子化予定

国立国会図書館の一般競争入札公告を見ると、デジタル化に関わる次の3件が掲載されている。

一般競争入札の公告

通番 区分 件名 公告日 入札日
9 東京本館 米国国立公文書館における同館所蔵原資料からの電子化 1式 約45,000コマ(予定) 2017年5月9日 2017年7月11日
(開札日 2017年7月12日)
10 関西館 雑誌のマイクロフィルムからの電子化 1式 約60万コマ(予定) 2017年5月16日 2017年7月25日
13 関西館 国内刊行洋雑誌の原資料からの電子化 1式 約50万コマ(予定) 2017年5月29日 2017年8月4日

http://www.ndl.go.jp/jp/supply/nyuusatsu/ippan/index.htmlより抜粋

通番13では、洋雑誌の原資料からの電子化が挙げられている。2015年度のデジタル化作業において「国内刊行学会誌・紀要類の一部」として洋雑誌が対象となったことはあったが、今回の約50万コマはどのようなタイトルが対象なのであろうか。

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:実際にアクセスしてみると館内公開になっている。

*5:『無機製造工業化学 中巻

*6:『化学と人生』、『かたまる魂』、『教育的剣道』、『競技と遊戯 : 理論実際』、『競技と遊戯 : 理論実際』、『華厳』、『自治講習会講演集』、『童謡遊戯』(第1集第2集)、『反逆の子は語る』、『文芸と美術』、『無機製造工業化学 上巻』、『悠紀国三河風俗』、『梁川全集』(第1巻 (東西倫理思想史)第2巻 (西洋倫理学史)第3巻 (倫理学説研究)第4巻 (倫理教育論集)第6巻 (感想集)第7巻 (文芸雑纂)第9巻 (書簡)

*7:『随意雑記 第1号

*8:『カード式記帳法独修』、『商品誌』、『新案撃劒体操法』、『簿記学辞典

*9:『聖戦の真義と近衛内閣の使命 : 国防省及び対支機関の設置を要望す』、『水戸之干城』、『妖雲漂ふ皇国を語る : 国難を救ふ政策

*10:『階級戦の先頭を往く』、『極東の危機に対する意見書』、『ソヴェート同盟共産党の現勢』、『体験の社会問題』、『憧憬の東京に成功を夢見る前に

*11:中村孤月の著作が多い。文化庁の裁定実績データベースを確認すると、中村孤月に関しては備考欄に「文化庁に著作者の没年に関する情報が寄せられています。文化庁担当者に御連絡ください。」とある。「担当者にご連絡ください」と付記するのではなく、没年を記載してくれれば、後から調べる他の利用者の役にも立つのだが、個人情報保護などの理由により記載しないのだろうか。

*12:『苦難の哲理と宗教

*13:『陰翳礼讃』、『格物入門和解』(初編 水学之部 上巻初編 水学之部 下巻2編 気学之部 上巻2編 気学之部 中巻2編 気学之部 下巻3編 火学之部 上巻3編 火学之部 下巻4編 電学之部 上巻4編 電学之部 中巻4編 電学之部 下巻5編 力学之部 上巻5編 力学之部 下巻6編 化学之部 巻16編 化学之部 巻26編 化学之部 巻36編 化学之部 巻4第7編 算学之部 巻1第7編 算学之部 巻2第7編 算学之部 巻3第7編 算学之部 巻4)、『京華名勝集』(巻1巻2巻3巻4,5巻1巻2巻3巻4-5)、『壎箎小集』(1234)、『皇朝詠史鈔 初編』、『皇朝分類名家絶句』()、『古訓古事記』、『五部九巻要文二藏二教略頌合帙 : 四聲句讀』、『古文眞寶前集 : 明治三庚午歳晩夏校正新刻 上』、『古文眞寶前集 下』、『古文眞寶後集 : 明治三庚午歳晩夏校正新刻 上』、『西国立志編 : 原名・自助論』(第1編第2,3編第4編第11編第13編)、『三雲集』、『三雲集』、『聖戦明徴国民運動之意義 : 附・鶴鳴荘運動概略』、『増輯訓點清律彙纂』(2(名例 上)3(名例 下)4(名例 下)58(戸律倉庫)12(兵律關津)18(刑律罵詈刑律訴訟)22(刑律斷獄 上)23(刑律斷獄 中))、『増輯訓點清律彙纂 : 警視局藏版』(5(吏律職制吏律公式)14(刑賊盜 上)21(刑律捕亡)11(兵律官衞軍政))、『増続大広益会玉篇大全 : 10巻首1巻』()、『大地歴運 支那部』、『大日本仏教全書 116』、『宕陰存稿 數』、『白鴎荘詩鈔』()、『横浜八景詩画』、『林園月令三編』(12345678

*14:『共産主義ABC 上巻』、『共産主義のABC』()、『現代軍部論』、『資本論入門』、『労農ロシアの日常生活

*15:『岩波講座哲学 第10

*16:『赤軍の女参謀 : ニコライエフスク秘録』、『日本紳士録 第10版』。OAI-PMHで取得できる書誌情報には「著作権に関する情報」の記載がないが、実際にアクセスしてみると館内公開になっている。提供者は「国立国会図書館電子図書館課_201」。

*17:『岩波講座哲学 第10』(info:ndljp/pid/10341924)の「電子化時の注記」に「2017/5/1 info:ndljp/pid/1264281から分割。」とあり、『岩波講座哲学 第10』(info:ndljp/pid/1264281)の「電子化時の注記」には「2017/5/1 8コマ以降はinfo:ndljp/pid/10341924に分割。」とある。

*18:今月公開範囲が変更された資料ではないが、同じ印影が『回天詩史. 乾』などにも見られる。

*19:『鴎陂漁話6卷』([1][2][3])、『本草從新18卷』([1][2][3][4][5][6][1][2][3][4][5][6]

*20:同検索結果では「雑誌等の巻号を省略(5)」と表示され、その絞り込みを行うと5誌の【全号まとめ】が表示されるが、今回追加されたのは5誌だけではない。2017年5月26日に公開開始となった雑誌についての【全号まとめ】を検索表示しているのではなく、2017年5月26日に公開開始となった【全号まとめ】エントリを検索表示する仕様なのだろう。

*21:国立国会図書館サーチに後日登録された書誌情報から集計すると、21誌(『音楽の友』、『外交時報』、『学校図書館』、『群像』、『言語と文芸』、『国家学会雑誌 = The journal of the Association of Political and Social Sciences』、『実業の世界』、『週刊ダイヤモンド = Diamond weekly』、『出版ニュース』、『新潮』、『世界』、『ダイヤモンド : 経済雑誌 = Diamond : economic journal』、『中央公論』、『読書と文献』、『図書館学』、『日本古書通信』、『日本歴史』、『反省会雑誌』、『反省雑誌』、『三田商業界』、『歴史評論』)追加されていた。

2017-05-01

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2017年4月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第35号。今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2017年4月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2017年4月1日から2017年4月30日までに変更のあったレコードは63,189件であった*1

3月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは353,697件であったが、4月30日までの更新を適用したデータにおいては353,717件となっており、20件増加している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)3月末4月末
インターネット公開(許諾)1017310202+29
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/013247522-32453
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01; 2015/11/10190-19
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0919190
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/104176341413-350
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/10; 2017/02/06019+19
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2017/02/06032267+32267
インターネット公開(保護期間満了)269245269772+527
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開553576553405-171
館内公開8532085513+193
(総計)992593992635+42
(内、インターネット公開分合計)353697353717+20

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

4月末 総計
許諾 裁定
2012/03/01
裁定
2015/11/10;
2017/02/06
裁定
2017/02/06
保護期間満了 館内公開
3月末 許諾 2*4 2
裁定
2012/03/01
4*5 32267*6 47*7 156*8 *9 32474
裁定
2012/03/01;
2015/11/10
19*10 19
裁定
2015/11/10
350*11 350
保護期間満了 27*12 27
図書館送信 13*13 21*14 138*15 172
館内公開 14*16 17*17 31
総計 31 21 19 32267 554 183 33075

この表は、例えば、3月末時点では図書館送信であった図書で、4月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが138件あると読んでほしい。

この表の他、3月末のメタデータには存在せず、4月16日付けで登録された図書が41件(すべて館内公開*18)あり、これらの図書のカセットテープ音源部分も資料種別未設定の資料として38件(すべて館内公開*19)追加されている。また、4月30日付けで登録された図書が1件(図書館送信*20)あり、これは既存の資料の一部を分割して登録したものであった*21

パブリックドメイン図書の増加

裁定や図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1966年に没し、2017年からパブリックドメインとなったものが多数含まれている。

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)を中心として、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

ここに挙げきれなかった数多くの1966年没の著作者や、許諾や裁定から保護期間満了に変更された図書など、変更の全容は554件の書誌情報リスト(tsvファイル)を参照のこと。

小説家・詩人・翻訳家など

佐佐木茂索の著作に関しては、『モオリス・ルブラン全集』(第1 (強盗紳士アルセエヌ・リユパン)第5 (水晶の栓)第7第8)が、図書館送信から許諾に基づくインターネット公開へと変更されている*22

他に、番匠谷英一(劇作家・ドイツ文学者)などの著作物も公開された。

美術家

音楽家・舞台芸術家

学者・宗教家など

他機関デジタル化資料(内務省検閲発禁図書)

2017年3月にNDLデジコレへ加わった他機関デジタル化資料(内務省検閲発禁図書)の一部が館内公開から保護期間満了に変更されている。

その一つ、『ハワイ・マレー沖海戰』は、1942年の映画『ハワイ・マレー沖海戦』(製作:東宝映画株式会社)の台本である*23

ハワイ・マレー沖海戰
表紙には、「内務省検閲済正本 要必返却」「題名 ハワイ、マレー沖海戦 全巻」との記載がある。

ハワイ・マレー沖海戰
表紙裏には、「(1) 本認可正本は紛失破損等なき様丁寧に取扱ひ下さい」「(2) 本認可正本は公文書なる故落書追書抹消は絶対になさらぬ様願ひます」「(3) 本認可正本が無いと絶対に上映が出来ません故返送転送はフヰルムと同時迅速に願ひます」などの注意書き。

ハワイ・マレー沖海戰
そして、「内閣内務省検閲合格」*24「文部省一般用映画」*25「文部省推薦映画」*26などの印章が押捺された扉。

この台本には、戦後のGHQによる検閲台本(松竹大谷図書館「GHQ検閲台本検索閲覧システム」)に見られるような削除指示などは見当たらない。

戦時中の映画の検閲制度について、少し見てみよう。

当時、映画法*27および映画法施行令*28、映画法施行規則*29により、劇映画については脚本の事前届出が課せられ(法第九条、規則第十五条)、撮り終えた映画は検閲に合格しなければ公衆の観覧に供する上映は行えなかった(法第十四条)。

映画法

第九条 映画製作業者主務大臣ノ指定スル種類ノ映画ヲ製作セントスルトキハ撮影開始前命令ノ定ムル事項ヲ主務大臣ニ届出ヅベシ届出ヲ為シタル事項ノ主タル部分ヲ変更シタルトキ亦同ジ

主務大臣ハ公安又ハ風俗上必要アリト認ムルトキハ前項ノ規定ニ依リ届出ヲ為シタル事項ノ変更ヲ命ズルコトヲ得


第十四条 映画ハ命令ノ定ムル所ニ依リ行政官庁ノ検閲ヲ受ケ合格シタルモノニ非ザレバ公衆ノ観覧ニ供スル為之ヲ上映スルコトヲ得ズ

前条第二項ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス

映画法施行規則を見ると、撮影開始前には脚本を提出し(第十五条)、撮影後に映画の検閲を受けるには台本を提出(第二十五条)、検閲に合格すると台本には合格印章が押捺される(第二十八条)とある。今回の『ハワイ・マレー沖海戰』台本は、こうした資料なのだろう。

映画法施行規則

第十四条 映画法第九条第一項ノ規定ニ依リ映画ノ種類ヲ指定スルコト左ノ如シ

一 劇映画


第十五条 映画製作業者映画法第九条第一項前段ノ規定ニ依ル届出ヲ為サントスルトキハ撮影開始十日前左ノ事項ヲ記載シタル届書正副二通ヲ内閣総理大臣及内務大臣ニ提出スベシ

五 映画ノ内容(脚本ニ依リ表示シ三部ヲ添付スベシ)


第二十五条 映画法第十四条第一項ノ規定ニ依ル検閲ヲ受ケントスル者ハ左ノ事項ヲ記載シタル検閲申請書正副三通ニ検閲ヲ受クベキ映画及台本四部(中略)ヲ添ヘ内閣総理大臣及内務大臣ニ提出スベシ(後略)


第二十八条 検閲ニ合格シタルトキハ(中略)第二十五条ノ規定ニ依リ申請アリタルモノニ付テハ映画ニ様式第七号ノ合格印章及記号番号ヲ、台本ニ様式第八号ノ合格印章ヲ押捺ス(後略)

また、映画法施行細則(警視庁令)*30では、映画興行には所轄警察署長の許可を受けなければならず(第五十四条)、許可申請書には「検閲ノ合格印章ヲ押捺シタル台本又ハ警察署ノ検印アル写本」の添付が必要とされ(第五十五条)、興行中も臨検の際には「検閲ニ合格シタル映画ノ台本又ハ警察署ノ検印アル写本」の提示が必要とされた(第六十七条)。『ハワイ・マレー沖海戰』台本表紙裏の注意書きは、こうした事情によるものと考えられる。

映画法施行細則(警視庁令)

第五十四条 映画興行者映画興行ヲ為サントスルトキハ(中略)所轄警察署長ノ許可ヲ受クベシ


第五十五条 前条ノ許可ヲ受ケントスル者ハ左ノ事項ヲ記載シタル許可申請書(様式第一号)正副二通ヲ上映前日迄ニ(中略)提出スベシ(中略)

前項ノ許可申請書ニハ左ノ各号ノ書類ヲ添付スベシ(中略)

一 規則第二十八条ノ規定ニ依リ検閲ノ合格印章ヲ押捺シタル台本

又ハ警察署ノ検印アル写本


第六十七条 映画興行者ハ映画興行中左ノ各号ノ事項ヲ遵守スベシ

十 検閲ニ合格シタル映画ノ台本又ハ警察署ノ検印アル写本ハ常ニ興行場ニ備ヘ置キ臨検警察官吏ノ求メアリタルトキハ之ヲ提示スルコト

『ハワイ・マレー沖海戰』台本には削除指示等が見当たらないが、戦時中の映画の検閲制度下では、脚本の事前届出の段階で製作後の検閲に合格すべく改変がなされ、検閲のため提出する台本はすでに当局の意向に沿ったものになっていたのだろう。

実際、内務省警保局による『映画検閲年報 昭和17年*31を見ると、検閲申請を受理したもののうち、検閲不合格となったものは1件もない(検閲不合格がないかわりに「検閲申請取下」となっているものはある)。

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)3月末4月末
インターネット公開(許諾)880
インターネット公開(保護期間満了)7264172658+17
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開1720217201-1
館内公開330
(総計)8985489870+16
(内、インターネット公開分合計)7264972666+17

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる。

「著作権に関する情報」の変動 (3月末 → 4月末)件数
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(保護期間満了)1*32
新規 インターネット公開(保護期間満了)16*33

今回追加された古典籍資料17件の「提供者」を見ると、洋書5件は「電子展示会『江戸時代の日蘭交流3』」、錦絵等12件は「電子展示会『錦絵でたのしむ江戸の名所3』」となっている。前者は、電子展示会「江戸時代の日蘭交流」で一部のページのみが掲載されていた資料が全ページ閲覧できるようになったものと分かる。後者は電子展示会「錦絵でたのしむ江戸の名所」に補充される資料であろうか。

文化庁長官裁定の利用期間延長

今回の更新では、文化庁長官による裁定を受けて公開している資料のうち「裁定年月日: 2012/03/01」であるものの大部分が「裁定年月日: 2017/02/06」に更新された。

2017年4月17日の官報(号外第83号)の文化庁告示第三十一号*34に、この裁定内容が挙げられており、対象となる著作物は44,394件、利用期間を平成29年5月1日から2年とし、補償金総額は2,477,412円であることなどが示されている。

また、文化庁の裁定実績データベースに、次の概要が示されている(著作物ごとの詳細は通番320-000001から320-044394)。

申請年月日 裁定年月日 著作物等の題号等 著作物等の種類 著作者等の氏名 利用方法
320 H28.11.16 H29.2.6 山田村郷土誌
福原潜次郎編 等(計44,394件)
言語・美術・音楽 安達儀一郎 等(計27,515名) 公衆送信

http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/chosakukensha_fumei/saitei_data_base.htmlより抜粋

裁定に基づいて公開されている図書について以前の記事で作成した表を更新すると、次のようになるだろう。今回、再裁定を受けたグループ③は、著作物等件数にして約15,000件、著作者等人数にして約7,400名減少している。

グループ① グループ② グループ③
裁定 有効期間 2005/04/18 - 2010/04/17 2006/01/23 - 2011/01/22 2012/05/01 - 2017/04/30
裁定年月日 2005/04/18 2006/01/23 2012/03/01
再裁定 有効期間 2010/04/18 - 2015/04/17 2011/01/23 - 2016/01/22 2017/05/01 - 2019/04/30
裁定年月日 2009/12/18 2010/12/27 2017/02/06
再々裁定 有効期間 2015/04/18 - 2024/04/17 2016/01/23 - 2018/01/22
裁定年月日 2015/02/09 2015/11/10

国立国会図書館の「<<公開調査に関するお知らせ>> 2017年4月25日掲載」によれば、「平成26年度に裁定手続きが簡素化されたことにより、(中略)今後は所定の期間ごとに供託を行い、インターネット公開を継続していく予定」とのこと*35。なお、このお知らせでは「利用期間延長著作者数: 27,771名」としており、裁定実績データベース簡易一覧に挙げられている著作者等の人数と若干異なっている。

余談だが、国立印刷局のインターネット版官報は、一部を除き画像化されてしまったままなので、今回の平成二十九年文化庁告示第三十一号も806ページ分が画像で提供されている。また、文化庁の裁定実績データベースのPDF(平成28年度)(2017年4月作成)は、画像貼り込みではないものの、内容のコピーを許可しない設定のPDFにされているため、テキストのコピーができない*36

文化庁長官の裁定が行われてから官報に掲載されるまでの期間は以前よりも短縮されており*37、裁定制度を使いやすくするという近年の流れに合致している。しかし、裁定実績データベースPDFの内容コピー不許可という設定での公開は、その流れに逆行するものであって、もし意図していない設定であれば差し替えを期待したい。

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:『子供のための戦争の話』、『最新支那官紳録

*5:『暗黒より光明に』、『英文選解』、『行政一部補講 : 官吏法』、『国法学 : 高文参考 1

*6:2017年4月にインターネット公開(裁定)に変更された図書32,307件のtsvファイル参照。

*7:『愛のリオネル : 小説 一名・内心のさけび』、『熱海線丹那山隧道一部崩壊紀事』、『隠れたる小聖徒 : 信仰の人故千頭石子の伝』、『家畜解剖図譜』()、『家畜解剖図譜』()、『家畜外科産科手術図解』、『学校競技の指導精神』、『関税及税関』、『関税及税関』、『幾何学研究と受験新法』、『幾何学研究と受験新法』、『寄宿舎と青年の教育』、『基督教所感』、『グリムお伽噺 : 新訳解説』、『現代の電話工学』、『剣道修養法』、『剣道の栞』、『剣道ノ術理』(前編後編)、『交換機働作及障碍修理法』(磁石式共電式複式交換機及市外交換機之部附図)、『交換機働作及障碍修理法』(磁石式共電式複式交換機及市外交換機之部附図)、『少年少女選手の練習法』、『女子高等物理学』、『女子陸上競技の実際』、『人心解剖図説』、『諏訪氏系図 続編』、『正教児訓叢書』(第壹編第二編第三編)、『正式フットベースボール・キャプテンボール規則』、『青年の競技 トラツク・フヰールド篇』、『大主教ニコライ師永眠前後』、『千代多歌集』、『ティームゲイムス』、『電気学手ほどき』、『内科治療全書 下巻 1』、『廿世紀の大問題』、『野の百合花』、『馬体外貌図譜』、『万能の微分子 : 一名・内心のさけび』、『籬の花 : 少年少女小説』、『路加伝の特徴

*8:『秋葉大明神』、『明ゆく路 : 大阪朝日新聞懸賞一等入選』、『赤穂義士』、『怒らず働く日々の教訓』、『生きた法律犯罪実話と判例』、『移民調査報告  第13』、『大阪の陣』、『お庭の動物研究』、『カタカナコドモトセンサウ』、『京都商品陳列所報告』(第3囘第4囘)、『「金透」教育 前篇』、『黒い流』、『軍人勅諭玄理 : 陸軍予科士官学校教官に対する講演』、『軍人勅諭入門』、『原色版陶磁大観』(第1巻 鷂第2巻 京都第3巻 九谷第7巻 支那宋代第8巻 支那赤繪第11巻 安南・暹羅第12巻 埃及・波斯)、『現代図案作品集』、『弘法大師』、『国体憲法講義』、『国体憲法学』、『国体憲法学』、『国体明徴と憲法正解』、『国体法の研究 : 天皇は統治権・実の主体にして権利の総攬者たるを論ず』、『国本』、『国民生活の批判と建設』、『古代日本の理想主義と其発達』、『最近判例実話 : 法律の常識』、『支那事変誌』、『支那征討の目的と覚悟』、『芝居錦絵集成』、『渋沢栄一』、『寂心抄 : 歌集』、『上海図書館協会叢書 3』、『鷲峰天鼓』、『小児の育てかた』、『将来の宗教日蓮主義』、『神陵小史』、『図案作品集』、『戦時独逸法令集』、『大化の改新』、『中等日本国体読本』、『調査資料 第3輯』、『賃金統制に関する法規並解説 昭和15年11月』、『土の霊 : 他二篇』、『』、『帝国憲法概論』、『帝国憲法新講 : 通俗正解国体明徴』、『帝国憲法の国体学的研究』、『天皇機関説問題知見補遺』、『天皇の科学的研究』、『東京市職員銘鑑 : 紀元二千六百年記念』、『徳川家光』、『土地商租権概論 : 並商租手続詳解』、『利南東の教育』、『内科治療全書』(上巻中巻)、『長唄大通』、『南米伯剌西爾の最近事情』、『日蓮主義の新研究』、『日蓮上人』、『日蓮上人聖典の新解釈』、『日蓮聖人の宗教と其実践』、『日本興廃の前夜』、『日本国体学概論』、『日本社会科学』、『日本政治の国体的構造』、『日本政治の国体的構造』、『日本大蔵経』(第42巻 宗典部 華厳宗章疏 下第47巻)、『日本法理叢書 第7輯』、『人間としての日蓮聖人』、『梅花余香』、『八紘一宇 : 東亜新秩序と日本国体』、『必勝経済論』、『物価問題官民懇談会第一分科会(物価政策一般)議事速記録』(2第1回(昭和16年12月11日))、『物価問題官民懇談会第二分科会(労力及労力費)議事速記録』(12)、『物価問題官民懇談会第三分科会(産業統制・統制会)議事速記録 第1回』、『物価問題官民懇談会第四分科会議事速記録 : 価格政策に於ける品質問題』、『平安時代の文学』、『[宝生流謡本]解説備考』(頼政老松高砂田村熊野阿漕三井寺養老竹生島清経妥女葵上遊行柳朝長?捨井筒鉢木羽衣白楽天実盛千手兼平難波鵜飼班女玉葛柏崎船弁慶卒塔婆小町忠則蟻通紅葉狩藤戸志賀木賊楊貴妃大原御幸梅枝)、『法律における階級闘争』、『法律における階級闘争 : 同盟罷業権に関する若干の基礎的考察』、『法華経の研究 : 一名・法華経の文化学的研究』、『マルクスの歴史、社会並に国家理論 第2巻 第2冊』、『満鉄調査資料 第11編』、『民法に於けるローマ思想とゲルマン思想』、『明治維新』、『山県大弐 : 勤王の先駆』、『翼賛壮年団の真義』、『歴代風俗写真集』(第1第2第3第4第5第6第7第8第9第10第11第12第13第14第15第16第17)、『露文翻訳調査資料 第8号』、『露文翻訳労農露国調査資料 第16編』、『渡辺崋山

*9:『[宝生流謡本]解説備考』40件が裁定から館内公開へと変更されているが、過去に2015年8月には同じ出版者の『[宝生流謡本]』18件が保護期間満了から館内公開へと変更され、9月には同じ出版者の『[宝生流謡本]』19件が裁定から館内公開へと変更されている。

*10:『秋田県方言音韻及口語法』、『貨幣及銀行論』、『凶歳志乃起』、『訓蒙法律字解』、『蚕事要論 : 日新実用』、『蚕桑之実験』、『自治寮生活』、『酒精越幾斯丁幾類製造論』、『娼妓規則義解』、『聖徳太子憲法義解 : 一名・日本之光輝』、『女子文のかきふり : 習字兼用』、『新撰珠算捷径』、『人体筋肉関係篇 : 受験用参考書』、『玉一染色法』、『普通裁縫図解』、『明治雅俗女用文新宝』、『山県大弐』、『養蚕秘密伝 : 実験奏効』、『利息算捷径法

*11:本文中記載のtsvファイル参照。

*12:講演集等の集合著作物など。

*13:『絵画の新しき鑑定と鑑賞』、『悲しき笛』、『金色夜叉画譜 上巻』、『最近化学工業試験法 上巻』、『旅人 : 詩集』、『ふる郷 : 詩集』、『幻の国へ』、『モオリス・ルブラン全集』(第1 (強盗紳士アルセエヌ・リユパン)第5 (水晶の栓)第7第8)、『山上夜雨歌集』、『山上夜雨歌集

*14:『化学と人生』、『かたまる魂』、『教育的剣道』、『競技と遊戯 : 理論実際』、『競技と遊戯 : 理論実際』、『華厳』、『自治講習会講演集』、『童謡遊戯』(第1集第2集)、『反逆の子は語る』、『文芸と美術』、『無機製造工業化学』(上巻中巻)、『悠紀国三河風俗』、『梁川全集』(第1巻 (東西倫理思想史)第2巻 (西洋倫理学史)第3巻 (倫理学説研究)第4巻 (倫理教育論集)第6巻 (感想集)第7巻 (文芸雑纂)第9巻 (書簡)

*15:『Te no sudi』、『赤い椿』、『明る妙』、『英語商業文教科書』(第1巻第2巻)、『廻光遍路イエスか親鸞か』、『沖縄県案内』、『沖縄県写真帖 第1輯』、『外国為替論』、『外国為替論』、『画室の解放』、『神と真理への開眼』、『カルメン』、『彼れ在りとの直感』、『機構学』、『機構学』、『牛乳の新知識』、『奇話哀話』、『近代文学用語辞典』、『芸術写真と構図』、『月光曲』、『けんけん子雉』、『幻想』、『現代空中戦』、『講習会講義録 第16回』、『向上の鉄槌』、『御開山聖人御一代絵伝』、『この人を見よ』、『この身のまゝを』、『最新英語商業通信』、『最新英語商業通信』、『沙羅の木 : 小松耕輔作曲集』、『珊瑚の宮』、『四十八願喚鈔』、『思想と文化』、『姉妹の胸へ』、『蒸汽汽罐及汽機 : 電機学校長距離教授』、『少年書翰文』、『新エルサレムとその教説』、『神智と神愛』、『神慮論』、『心霊上の修養』、『スエデンボルグ』、『生命の文学』、『世界少年文学名作集 第5巻』、『世界の武器』、『赤軍の女参謀 : ニコライエフスク秘録』、『説法百華園・説法巍々編・説法無尽蔵』、『禅の研究』、『禅の第一義』、『禅学大要』、『叟骨集』、『草房礼讚抄 第1巻』、『大思想家の人生観』、『大思想家の人生観』、『大聖釈尊』、『大正幼年唱歌 第8集』、『大正幼年唱歌合本』、『大日本仏教全書』(95969899100101102103104105106107108109110111112)、『大無量寿経』(上 第1冊上 第2冊)、『旅と涙 : 詩集』、『他力義と禅味』、『炭化石灰の工業的製造』、『男犯 : 長篇小説』、『小さな鳩』、『地懐』、『帳中五十座法談・巻懐五十座法談』、『沈鐘の唄』、『帝国の人口 第1回国勢調査(大正9年10月1日現在)』、『帝都復興の歌』、『独学者の手記 続』、『特別高圧送電線路ノ研究』、『特別高圧送電線路ノ研究』、『曇鸞大師伝』、『夏やすみ』、『日本法律大意』、『二万年前 : 科学小説』、『人魚のねがひ : 童話選集』、『乃木大将の歌』、『芭蕉俳句研究』(続々)、『春の外套』、『光に歩まむ : 児童劇』、『人及芸術家としてのトルストイ並にドストイエフスキー』、『人の心』、『百醜千拙』、『仏陀之処世訓』、『文学の神性』、『文章軌範評林註釈』(1-23-45-7続 1-2続 3-4続 5-7)、『文章軌範評林註釈』(〔正〕 1-2〔正〕 3-4〔正〕 5-7(続)1-2(続)3-4(続)5-7)、『平安奠都仏教史』、『米国ノ水力電気』、『漫画東京日記』、『無用語』、『モウパッサン全集 第7巻』、『盛花と投入花の研究』、『闇に輝く光』、『幽霊探訪』、『夢ほどの話 : 他一〇篇』、『予の世界』、『宵のあかり』、『楊貴妃』、『烙印』、『琉球見聞録 : 附・琉球三寃録』、『煉獄 : 小説』、『蓮如上人縁起慧の燈』、『老樹名鑑 : 老樹擁護之鼓吹』、『露西亜文芸の主潮』、『我れ爾を救ふ』(第2集第3集序編

*16:『A model for a sustainable society : the significance and achievements of EXPO 2005 Aichi, Japan』、『Environmental report : EXPO 2005 Aichi, Japan』、『The 2005 World Exposition, Aichi, Japan official report : 愛・地球博』、『2005年日本国際博覧会公式記録 : 愛・地球博』、『2005年日本国際博覧会公式記録写真集 : 愛・地球博 : Expo 2005 Aichi Japan』、『愛・地球博オオタカとの共存をめざして』、『愛・地球博マンモス発掘・展示プロジェクト公式記録』、『愛・地球博回顧録 : 2005年日本国際博覧会』、『愛・地球博環境アセスメントの歩みと成果 : 2005年日本国際博覧会環境影響評価の総括』、『愛・地球博催事実施記録集』、『愛・地球博日々改善の記録』、『環境レポート : 2005年日本国際博覧会』、『持続可能な社会をめざして : 「愛・地球博」の意義と成果』、『万博を創る

*17:『或る討伐隊員の手記』、『岩倉病院案内』、『革命的支那外交と日本』、『呉田博士 : 探偵奇譚』(〔第1冊]第1編〕第2編3編4編6編)、『飾磨商工人名鑑』、『資本論入門 第1巻中冊』、『十字集 第1輯』、『童話集もぐらと光』、『ハワイ・マレー沖海戰』、『光り輝く神の御支配』、『一の先軀』、『法律と强權』、『理論的憲法(一名國法學)

*18:『NHK昭和回顧録』(1 激動への序章2 軍靴の響きの中で3 悲劇への傾斜)、『経営実践講座』(123456789101112131415161718192021222324252627(1)27(2)27(3)法律事典文書事典冠婚葬祭事典)、『声明』(縁山流声明の解説・音譜解説増補版)、『食養医学実践講座』、『中国医学臨床講座』(病名治療臨床編サブノート(I)病名治療臨床編サブノート(II)病名治療臨床編サブノート(III))。

*19:例えば、『NHK昭和回顧録 (音源)』、『経営実践講座 1(音源)』、『声明 (音源)』、『食養医学実践講座 上(音源)』、『中国医学臨床講座 臨床編(I)(音源)』など。

*20:『岩波講座哲学 第10

*21:『岩波講座哲学 第10』(info:ndljp/pid/10341858)の「電子化時の注記」に「2017/4/28 info:ndljp/pid/1264270から分割。」とあり、『岩波講座哲学 第10』(info:ndljp/pid/1264270)の「電子化時の注記」には「2017/4/28 31コマ以降はinfo:ndljp/pid/10341858に分割。」とある。

*22:共訳者の高橋邦太郎は1984年没。

*23:米国議会図書館の「Naimushō Keihokyoku censorship collection」に保管されているが、「他機関デジタル化資料(内務省検閲発禁図書)」の分類名から想像されるように発禁となったものではない。

*24:映画法施行規則様式第八号の合格印章

*25:映画法施行規則様式第十一号の認定印章

*26:映画法施行規則様式第三号の推薦印章

*27昭和14年4月5日法律第66号、改正 昭和16年3月6日法律第35号

*28昭和14年9月26日勅令第668号、改正 昭和15年12月21日勅令第916号

*29昭和14年9月27日、改正 昭和15年9月9日昭和15年12月21日昭和16年6月24日

*30:『日本文化映画年鑑 昭和15年版』で見ることができる。

*31:『映画検閲年報 昭和17年』では、「昭和十七年に優秀なる娯楽劇映画として内務省が推奨し、検閲手数料を免除したもの」の一つとして『ハワイ・マレー沖海戦』を挙げ、「以上推奨した映画は企画・演出・演技共に他の映画に比し優秀なるものがあるので手数料免除の恩典に浴したのである」と記している。検閲する上に、通常は検閲手数料も巻き上げていたとは。

*32:『老樹名鑑 : 老樹擁護之鼓吹

*33:『Groot schilderboek : waar in de schilderkonst in al haar deelen grondig werd onderweezen ... / door Gerard de Lairesse 1』、『Katechismus der natuur / door J.F. Martinet』(Vol. 2Vol. 4)、『Resa uti Europa, Africa, Asia, förrättad åren 1770-1779 / af Carl Peter Thunberg』(d. 2d. 3)、『江戸城全図』、『中野碩翁園池図』、『[錦絵貼り合わせ]』、『丙午年生れ子のさとし書』、『風俗四季哥仙 三月』、『吹上御苑全図』、『北海道国郡全図 : 開拓使蔵板』、『美南見十二候 [九月]』、『明治三十三年十一月十一日子ノ十二時火性の人有卦に入る』、『竜華寺内苑之図』、『林家巽園全景

*34:著作権者不明の著作物の利用に関する裁定及び補償金の額を定める件(文化庁三一)

*35:グループ②についても、2016年1月28日掲載のお知らせに同じ記載がある。

*36平成27年度裁定分までのPDF(2016年2月および5月に作成されたもの)は内容のコピーを許可する設定になっていた。

*37:例えば、2015年2月9日付けの裁定が官報に掲載されたのは、約5か月後の2015年7月14日であった。