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2sc1815jの日記

2017-02-01

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2017年1月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第32号。今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

今月は公開範囲の変動が多かったので、便利のため、リストを作成して共有する。

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2017年1月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2017年1月1日から2017年1月31日までに変更のあったレコードは168,330件であった*1。通常の月間変更レコード数と比べ、非常に多くのレコード変更がなされている。

昨年12月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは352,474件であったが、1月31日までの更新を適用したデータにおいては352,570件となっており、96件増加している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)12月末1月末
インターネット公開(許諾)96209223-397
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/013286632461-405
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01; 2015/11/1019190
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/092119-2
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/104224941770-479
インターネット公開(保護期間満了)267696269075+1379
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開502887554758+51871
館内公開12433578162-46173
(総計)979696985490+5794
(内、インターネット公開分合計)352474352570+96

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

1月末 総計
許諾 裁定
2012/03/01
保護期間満了 図書館送信 館内公開
12月末 許諾 443*4 443
裁定
2012/03/01
36*5 395*6 431
裁定
2015/02/09
2*7 2
裁定
2015/11/10
479*8 479
保護期間満了 9*9 100*10 109
図書館送信 10*11 17*12 169*13 18*14 214
館内公開 52074*15 52074
総計 46 26 1488 52074 118 53752

この表は、例えば、12月末時点では図書館送信であった図書で、1月末にはインターネット公開(保護期間満了)になっているものが169件あると読んでほしい。

この表の他、12月末のメタデータには存在せず、1月8日付けで登録された図書が5,794件(館内公開5,783件、図書館送信11件)あった(「2017年1月のNDLデジコレ追加資料」として後述する)。

パブリックドメイン図書の増加

許諾や裁定、図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1966年に没し、2017年からパブリックドメインとなったものが多数含まれている。

黒星団の秘密
黒星団の秘密(大下宇陀児)
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)を中心として、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

ここに挙げきれなかった数多くの1966年没の著作者や、許諾や裁定から保護期間満了に変更された図書など、変更の全容は1,488件の書誌情報リスト(tsvファイル)を参照のこと。

小説家・詩人・翻訳家など

他に、新井紀一(小説家)、小沢武二(俳人)、中野秀人(詩人・画家)などの著作物に、裁定から保護期間満了への変更が見られた。また、番匠谷英一(劇作家・ドイツ文学者)などの著作物も公開された。

美術家

他に、蔵田周忠(建築家)、斎藤五百枝(挿絵画家)などの著作物に、裁定から保護期間満了への変更が見られた。

秘密の花園
秘密の花園(高畠華宵)
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

また、鳥谷幡山(日本画家)の著作も公開された。2016年1月の更新では、仲木貞一の著作が公開されたが、今年の1月もまた……。(そういえば、熊沢寛道(熊沢天皇)も1966年没であった。)

音楽家・舞台芸術家

小松耕輔の著作物については、許諾から保護期間満了へ変更されたものは省略した。

他に、演芸家として、6代目一竜斎貞鏡(7代目一龍斎貞山)(講談師)などの著作物も公開された。

学者・宗教家など

上で挙げた著作者の著作物については、許諾から保護期間満了へ変更されたものは省略した。

他に、岡部平太(体育指導者)、杉山直治郎(フランス法学者)、鈴木栄太郎(社会学者)、武内義雄(中国哲学者)、暉峻義等(労働科学者)、仁井田陞(中国法制史学者)などの著作物に、許諾や裁定から保護期間満了への変更が見られた。また、板垣鷹穂(美術評論家・美術史家)、佐成謙太郎(国文学者)、山崎靖純(経済評論家)などの著作物にも保護期間満了への変更が見られた。

政治家・官僚・軍人・実業家など

上で挙げた著作者の著作物については、許諾から(綾川武治については裁定から)保護期間満了へ変更されたものは省略した。

他に、岩田宙造(弁護士・政治家)、牛塚虎太郎(官僚・政治家)、大久保留次郎(官僚・政治家)、河崎なつ(婦人運動家)、草葉隆円(政治家)、栗栖赳夫(銀行家・政治家)、下条康麿(内務官僚・政治家)、高瀬荘太郎(政治家・会計学者)などの著作物に、許諾や裁定から保護期間満了への変更が見られた。

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)12月末1月末
インターネット公開(許諾)880
インターネット公開(保護期間満了)7120571209+4
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開1722317220-3
館内公開43-1
(総計)88440884400
(内、インターネット公開分合計)7121371217+4

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる。

「著作権に関する情報」の変動 (12月末 → 1月末)件数
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(保護期間満了)4*16
館内公開 → 国立国会図書館/図書館送信参加館内公開1*17

図書館送信から保護期間満了に変更された『河鍋暁斎画稿 自筆画』は、河鍋暁斎の人物画画稿を貼り交ぜたもの。

「災害対応力強化のためのデジタルアーカイブ」の多くが図書館送信対象に

2016年6月に新規追加された図書59,255件(すべて館内公開)のうち、「災害対応力強化のためのデジタルアーカイブ」をなす官公庁刊行資料の一部は2016年10月の更新でインターネット公開(許諾)に変更されていた。

1月の更新では、2016年6月に新規追加された図書59,255件のうち49,415件が、館内公開から図書館送信へ変更された。

この結果、2016年6月新規追加図書の公開範囲の内訳は、インターネット公開(許諾)1,350件、図書館送信49,415件、館内公開8,490件となり、全て館内公開限定であった当初に比べると公開度が大幅に改善されている。

他機関デジタル化資料の図書館送信

1月5日、NDLデジコレトップページに「他機関デジタル化資料」のリンクが追加された。

「他機関デジタル化資料」には、これまで提供されていた「石巻日日新聞」「科学映像」に加え、「東京大学附属図書館デジタル化資料」11件*18が含まれており、東京大学附属図書館がデジタル化した資料であって国立国会図書館が所蔵していないものについて、国立国会図書館の図書館送信サービスを介して、図書館送信参加館で閲覧できるようになっている。

2017年1月のNDLデジコレ追加資料

1月5日、国立国会図書館ウェブサイトにおいて以下の資料追加がアナウンスされた。

図書約6,000点、雑誌約12,000点(247タイトル)を「国立国会図書館デジタルコレクション」に追加しました。

http://dl.ndl.go.jp/information?targetInformationDate=2017-1

今回も追加資料リストの公式提供はなかったが、同日更新された書誌情報オープンデータセット(後述)に基づき非公式リストを作成、共有することができた。

上記の非公式リストは書誌情報オープンデータセットをベースにしたものだったが、OAI-PMHで取得した書誌メタデータに基づく非公式リストを改めて作成し、共有する。

その他、書誌メタデータには資料種別が設定されていないが、カセットテープ資料をデジタル化した10件が新たに追加されている。

1月に新規追加された図書5,794件は、館内公開5,783件と図書館送信11件(東京大学附属図書館デジタル化資料)からなっており、1月に新規追加された雑誌11,934件は、全て館内公開となっている。

書誌情報オープンデータセットをベースにした追加図書リスト5,814件には、データセットの誤りにより無効なレコードが29件(2005年日本国際博覧会関係資料14件*19、カセットテープ15件*20)含まれており、またデータセットには含まれていない東京大学附属図書館デジタル化資料が9件あることから、OAI-PMHで取得した書誌メタデータに基づく追加図書リストは5,794件(=5814-29+9)となっている。

カセットテープについては、以前の記事で取り上げた、以下をデジタル化対象とする作業成果の一部が早くも追加されたようだ。

利用を停止する資料(平成28年10月3日現在)

資料区分 デジタル化対象 対象冊数 利用停止期間(予定)
カセットテープ (5) 請求記号がYL31で始まるカセットテープ 約50件(約350巻) 平成28年10月3日〜平成29年3月末日(予定)

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization/unavailable.htmlより抜粋

NDLデジコレの書誌情報オープンデータセット更新

1月5日、NDLデジコレの書誌情報データセットが更新された。

図書・古典籍・雑誌の書誌情報データセットは、2015年1月に初めて提供され(2015年1月26日時点の書誌情報)、その後、2016年1月の更新では博士論文の書誌情報も提供されるようになり(2016年1月5日時点の書誌情報へ更新)、2016年7月の更新(2016年7月1日時点の書誌情報)を経て、今回の提供により2017年1月5日時点の書誌情報に更新されたことになる*21

今回公開された書誌情報の件数は次のようになっている。

資料種別 公開範囲
インターネット公開 図書館送信 館内限定
図書 350,260件*22 553,893件 64,165件
古典籍 77,103件 18,277件 4件
雑誌 61件 10,994件 2,403件
博士論文 14,669件 116,990件 9,245件

なお、1月10日付けのお知らせで、「1月5日時点の収録タイトルリスト(図書/インターネット公開)に誤りがありましたので、修正しました」とアナウンスがあり、誤った書誌情報14件(2005年日本国際博覧会関係資料)が削除されている。この他、収録タイトルリスト(図書/館内限定)には、カセットテープに関する無効な書誌情報15件が含まれているが、こちらは修正されていない。

オープンデータセットに含まれる内容や、当シリーズ記事で掲載している件数との違いなどについては、初提供時に取り上げた記事を参照されたい。

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:本文中記載のtsvファイル参照。

*5:『インフレーション研究』(2版)、『エジプトの文化と建築』、『大阪工業試験所報告』(第5回 第1号第5回 第2号第5回 第3号第5回 第4号第5回 第5号第5回 第6号第5回 第7号第5回 第8号第5回 第9号第5回 第10号第5回 第11号第5回 第12号第5回 第13号第5回 第14号(第5回 第15号)第5回 第16号第5回 第17号第5回 第18号)、『樺太アイヌの住居』、『漁業組合事業講演集 上巻』、『楠木正成 上』、『新客観主義の刑法理論』、『新経済体制研究』、『玉あられ』、『中等教育代数学教科書』()、『哲学総論』、『南方の民族』、『南方の民族』、『新田義貞』、『防空と偽装』、『民族自決主義』、『遊戯競技の実際

*6:本文中記載のtsvファイル参照。

*7:『解析幾何学問題解』、『山守

*8:本文中記載のtsvファイル参照。

*9:『新しい理化学講話』、『化学解 : 受験必勝』、『最新化学練習書 : 徹底的受験用』、『尋五の国史』、『尋六の国史』、『新制化学練習問題集』、『新制物理要義 : 自習・受験』、『大戦後の世界地理資料 : 教授参考』、『ラヂオの解説

*10:大日本農会による資料叢書や震災予防調査会による震災予防調査会報告など。『震災予防調査会報告』は、第100号丙上が2015年7月に保護期間満了から館内公開に変更されたが、今月は第100号甲、第100号乙、第100号丙下、第100号丁など17件が館内公開に変更された。「災害対応力強化のためのデジタルアーカイブ」の取り組みが進む中、こうした資料が館内限定に変更されるのは残念でもある。図書館送信にはならないだろうか。

*11:『岩波講座世界文学 第1』、『革新随想』、『近世支那興亡一百年』、『源氏物語 : 戯曲 二部曲』、『新中国の大指導者汪精衛』、『千九百十四年降誕祭の夜』、『旅のまた旅』、『百扇帖』(〔1〕〔2〕〔3〕

*12:『危機を前に吾が同胞に愬ふ』、『教育精神と生命の思慕』、『巨星荒木陸相を語る』、『健康教育趣味の紙芝居読本』(上巻下巻)、『更生途上にある満蒙の朝鮮人』、『鉱夫災害扶助規則義解』、『最近判例実話 : 法律の常識』、『初期浮世絵集 第1編 第1集』、『設計資料 巻之1』、『鮮満を鎔炉に入れて』、『ソ聯の総力戦研究』、『大西郷之修養』、『朝鮮満洲教育視察記と同行者の感想記』、『日本蒔絵大観 第1至3輯』、『黎明』、『黎明の印度

*13:『芥川竜之介集』、『浅野屋佐平の勤王』、『アナトール』、『アフガン記』、『アメリカ紀行』、『アメリカ恐慌の見透し』、『亜米利加の悲劇 上巻』、『アルトハイデルベルク』、『異国叢書』(第1第11第3上巻下巻)、『偉人伝全集 第2巻』、『稲妻』、『岩波講座世界文学』(第7第10)、『岩波講座東洋思潮』(第9巻 宋学の由来及び其特殊性第10巻 神僊説)、『演劇論叢』、『燕石十種』(第1第3)、『岡田内閣と一九三五年』、『思ひ出のメロディー : 楽聖逸話集』、『楽聖伝記叢書 第12編』、『学窓雑記』、『火線に散る』、『家族法論 : 家を中心として』、『かなつき日露会話』、『河鍋暁斎画稿 自筆画』、『観想の玩具』、『吃音矯正法』、『岐阜県風物記』、『教科新抄徒然草』、『教学叢書 第5』、『競技心理学』、『恐慌と独占』、『共産党運動の害悪』、『共産党運動の真相と毒悪性』、『ギリシヤとスカンデイナ[ヴィ]ヤ』、『金銭債務臨時調停法義解』、『金融恐慌論』、『空中襲撃に対する国民の準備』、『君民国土一体精神』、『経営五年』、『経済の南進を熱望す』、『芸術閑考』、『現代日本の芸術』、『恋ぐるま : 日本呉越軍記』、『皇民錬成西条教育』、『国営と民営』、『国際私法講義要目』、『国民更生の根本義』、『古事記神代篇の正しき解釈』、『御消息に現れたる親鸞聖人』、『これからの経済は如何に動くか』、『在京福岡県人物誌』、『坂本竜馬 : 読切講談』、『産業統制史論』(第1分冊 (企業集中論)第2分冊 (恐慌と独占)第3分冊 (英国産業組織論))、『山廬集』、『師・友・書籍 第2輯』、『市場経済講座 第1』、『児童教育講座 第11』、『自動車王フオード : 立志物語』、『支那事変と日清戦争』、『支那陶磁小考』、『自由と統制』、『寿々』(〔第1期〕1〔第1期〕 2〔第1期〕2)、『秋風五丈原』、『韶州曹渓山六祖師壇経』、『韶州曹渓山六祖師壇経』、『浄土教の現実的開展』、『昭和九年の経営』、『新解ロシヤ語文法』、『新興ドイツ魂』、『新作昭和少年唱歌 : 伴奏楽譜付 第2集』、『真宗』、『真宗提要』、『正常歩』、『聖典講讃全集』(第4巻第3巻第4巻)、『聖典講話 続篇』、『生物統計学』、『西洋音楽史』、『西洋音楽史綱要』、『世界経済と合理化運動』、『世界経済の常識』、『世界経済の常識』、『戦後に於ける日本と支那』、『戦時日本重工業』、『善導大師鑽仰』、『贈正五位福岡惣助勤王史料・横山政知手書加藩勤王史抄』、『漱石襍記』、『蔬菜の育苗と其の定植 : 露地栽培』、『素描上杉謙信』、『大正少年唱歌』、『大正新撰古銭価附』、『大日本仏教全書』(第16巻 法華略義見聞(忠尋撰) 他2部第17巻第25巻 智証大師全集 第1第26巻 智証大師全集 第2第27巻 智証大師全集 第3第28巻 智証大師全集 第4第29巻 摩訶止観見聞添註(尊舜談 高観註)第30巻 悉曇具書第31巻 法語(源信撰) 他24部第32巻 一乗要決(源信撰) 他14部第33巻第34巻 自在金剛集(覚千編)第35巻 阿娑縛抄 第1第36巻 阿娑縛抄 第2第37巻 阿娑縛抄 第3第38巻 阿娑縛抄 第4第39巻 阿娑縛抄 第5第40巻 阿娑縛抄 第6第41巻 阿娑縛抄 第7)、『高田馬場と安兵衛の面影』、『歎異鈔概説』、『歎異鈔に現れたる親鸞聖人』、『歎異鈔の意訳と解説』、『綱島梁川集』、『鉄鋼経済読本』、『東亜重工業論』、『読書指南』、『俊成・定家・西行』、『十和田湖を中心に神代史蹟たる霊山聖地之発見と竹内古文献実証踏査に就て併せて猶太聖者イエスキリストの王国(アマツクニ)たる吾邦に渡来隠棲の事蹟を述ぶ』、『内外織物組織及製造学 正編』、『日満経済ブロツク問答』、『日蓮聖人御伝木版画 : 宗祖六百五拾遠忌御報恩記念 29』、『日本金融資本論』、『日本経済政策大系 第4』、『日本重工業読本』、『日本戦時産業統制論』、『燃料・動力経済読本』、『能と歌舞伎』、『農業教育パンフレツト 第8』、『爆笑掌中小説』、『白色人種を敵として : 戦はねばならぬ理由』、『芭蕉の研究』、『巴里滞在記』、『飛落及飛香落戦の研究』、『光りは東方より』、『肥後物語』、『ヒツトラー』、『秘密の花園』、『百貨店経営と小売業』、『フィリス氏の馬術』、『不穏思想の真相と其対策』、『北支経済読本』、『前田慶寧卿の勤王その他』、『万葉集新講 上巻』、『美濃と飛騨の旅』、『モルガン王国 : 弗資本の神々に就いて』、『山田長政と日暹国交』、『山田忍三選集』、『唯信鈔文意講義』、『唯信鈔文意講義 続篇』、『よしの髄 : 外遊漫想』、『洛北抄』、『蓮如上人』、『聯盟脱退緊急論』、『労働問題教程』、『ロシヤ文化史概論』、『和声学

*14:吉川弘文館『人物叢書』(卜部兼好大井憲太郎大原幽学尾崎行雄河上肇幸徳秋水国姓爺児島惟謙佐伯今毛人朱舜水高島秋帆富岡鉄斎花園天皇福地桜痴星亨松平春岳三浦梅園吉田東洋

*15tsvファイル参照。

*16:『安南志畧19卷』([1][2])、『河鍋暁斎画稿 自筆画』、『新樂府詞 不分卷

*17:『東西染織文

*18:『ボイコット論序説』、『學生生活と頭腦の保健』、『斷種に關する法律家の所見』、『星雲の彼方』、『満蒙鮮 : 歌ところところ』、『琅玕(補) : 駒井和愛博士記念集補遺』、『石館守三及協力者報文集』、『科学技術における人材養成』、『科学技術における国際協力』、『羅馬帝國沒落史觀』、『金屬電氣材料

*19:データセット記載の次のリンクはエラーになる。『2005年日本国際博覧会公式記録 : 愛・地球博』、『2005年日本国際博覧会公式記録写真集 : 愛・地球博 : Expo 2005 Aichi Japan』、『The 2005 World Exposition, Aichi, Japan official report : 愛・地球博』、『万博を創る』、『持続可能な社会をめざして : 「愛・地球博」の意義と成果』、『A model for a sustainable society : the significance and achievements of EXPO 2015 Aichi, Japan』、『愛・地球博催事実施記録集』、『愛・地球博環境アセスメントの歩みと成果 : 2005年日本国際博覧会環境影響評価の総括』、『愛・地球博オオタカとの共存をめざして』、『環境レポート : 2005年日本国際博覧会』、『Environmental report : EXPO 2015 Aichi, Japan』、『愛・地球博日々改善の記録』、『愛・地球博マンモス発掘・展示プロジェクト公式記録』、『愛・地球博回顧録 : 2005年日本国際博覧会

*20:データセット記載の次のリンクはエラーになる。『患者指導用講座 医研テープによる : 普及版 46』、『方言談話資料 1 (山形・群馬・長野) 』、『Instrumental music of Asia』、『肉声できく昭和の証言』(政治家編 1 戦前・戦中 1政治家編 1 戦前・戦中 1政治家編 2 戦前・戦中 2政治家編 2 戦前・戦中 2政治家編 3 戦前・戦中 3政治家編 3 戦前・戦中 3政治家編 4 戦後 1政治家編 5 戦後 2政治家編 6 戦後 3政治家編 7 戦後 4)、『基本文型による入門フランス語会話』(12

*21:サイトには「この書誌情報は平成29年1月5日時点のもの」と記載されているが、書誌情報tsvファイルのタイムスタンプは2016年12月19日(図書/図書館送信・館内限定は2017年1月4日)になっていた。

*22:1月10日に修正されたリストでの件数。1月5日に公開されたデータでは350,274件であった。

2017-01-04

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2016年12月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第31号。2017年になったが、今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)公開範囲の変動を追ってみた。

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2016年12月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2016年12月1日から2016年12月31日までに変更のあったレコードは48,833件であった*1

11月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは352,543件であったが、12月31日までの更新を適用したデータにおいては352,474件となっており、69件減少している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)11月末12月末
インターネット公開(許諾)96219620-1
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/013286732866-1
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01; 2015/11/1019190
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0921210
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/1042249422490
インターネット公開(保護期間満了)267763267696-67
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開503014502887-127
館内公開124139124335+196
(総計)9796969796960
(内、インターネット公開分合計)352543352474-69

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

12月末 総計
保護期間満了 図書館送信 館内公開
11月末 許諾 1*4 1
裁定
2012/03/01
1*5 1
保護期間満了 1*6 198*7 199
図書館送信 128*8 128
館内公開 4*9 4
総計 132 1 200 333

この表は、例えば、11月末時点では図書館送信であった図書で、12月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが128件あると読んでほしい。

図書館送信から保護期間満了へ

以前の記事で、幕末から明治期にかけての語学書がまとまって保護期間満了に変更されたことを紹介したが(その1その2)、2016年12月には以下の図書が図書館送信から保護期間満了に変更された。

  1. Vocabulaire française = Furansu tango hen』(『佛朗西単語篇』)
  2. Eibunten : Pineo-shi genban : Keiō Gijuku-dokuhon』(『ピネヲ氏原板英文典』)
  3. 『英文典直訳(格賢勃斯)』(巻上巻下)(『カッケンボス英文典直訳』)
  4. Takenobu’s Japanese-English dictionary = 武信和英大辭典』、『Takenobu’s Japanese-English dictionary = 武信和英大辭典

1.は、開成所『法朗西単語篇』を再構成したものか。書誌情報では「[s.n.]」(出版者不明)となっているが、見返しには「福田氏蔵版」とあり「老皀館」の印も押されているので、万屋兵四郎(福田敬業)によるものであろう。

2.と3.は、ともに明治初期に広く用いられたという英文法書。

4.は、後の研究社『新和英大辞典』へと連なる和英辞典。

その他、図書館送信から保護期間満了に変更された図書には『博物館圖畫并書籍館借覽規則等』という資料もある。書誌情報に採られている「博物館図画」「書籍館借覧規則」「角田川埋木記*10浪花謌」のみならず、官立学校教員の給料表やら「府県公私小学及生徒全員略表」「上等小学課業一覧表」「下等小学課業一覧表」など、いろいろな資料が合綴されている。

博物館圖畫并書籍館借覽規則等
博物館図画部分より、金のしゃちほこ
(博物館図画部分には、柏木政矩や服部雪斎、蜷川式胤、高嶋千載などの名前が見える。壬申検査関係の記録だろうか。)

帝国図書館の前身である「書籍館」開館に当たっての「書籍館書冊借覧規則」を見てみよう。

博物館圖畫并書籍館借覽規則等
「借覧人ハ貴賤ヲ論ゼズ毎日朝八字ヨリ夕四字迄ヲ限候事」

博物館圖畫并書籍館借覽規則等
「看書中発声誦読スルヲ禁ズ」
「開館来ル八月朔日」
「明治五年壬申六月 文部省 博物局」

博物館圖畫并書籍館借覽規則等
「天下ノ大ナル也著書随テ亦多ク今此館ニ備ル所固ヨリ遺漏ナキヲ免レス有志ノ輩何書ニ限ラス若献納シテ其闕ヲ補ヒ兼テ永世ノ不朽ヲ希フ者ハ東京居住ハ当局ヘ申出其他ハ各管轄ノ地方官庁ヘ可申出事」
「納本之品柄ニ応シ館中書籍借覧ノ許可票ヲ可相渡事」

閲覧は通常は有料だったが、納本した者には、納本の品柄に応じて閲覧許可票が発行されたようだ。「有志ノ輩」による納本はどの程度なされたのだろう。

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)11月末12月末
インターネット公開(許諾)880
インターネット公開(保護期間満了)71205712050
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開17223172230
館内公開440
(総計)88440884400
(内、インターネット公開分合計)71213712130

「著作権に関する情報」に変動は見られなかった。

『草々かしこ』?『まいらせ候 かしく』?

内田さんの御記事に関連して、文の家桜洲 著『草々かしこ』(1890年)。外題も目次も内題も『まいらせ候 かしく』と見えるが*11、国立国会図書館がこの書誌情報を『草々かしこ』としているのはどのような理由によるのだろうか。同様の表記の資料がNDLデジコレには4件あり、いずれも『草々かしこ』としているからには、何か別の根拠があるのだろうか。

今後のデジタル化予定

12月22日付けで国立国会図書館ウェブサイトの「デジタル化作業に伴う原資料の利用停止について」が更新され、以下の憲政資料がデジタル化作業対象に加わった。

利用を停止する資料(平成28年12月22日現在)

資料区分 デジタル化対象 対象冊数 利用停止期間(予定)
憲政資料 (8) 伊藤博文関係文書(その1)書類の部1〜452、勝海舟関係文書1 453点 平成29年1月23日〜平成29年3月末日(予定)

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization/unavailable.htmlより抜粋

デジタル化対象リストに挙げられた憲政資料については、「伊藤博文関係文書(その1)」、「勝海舟関係文書」を参照のこと。

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:『こども博覧会記念写真帖 : 皇孫御生誕記念

*5:『納税知識 : 加除自在

*6:『新作ユーモア全集 [第3巻]

*7:報告集、講演集等の集合著作物など。

*8:『Chinese paper money / by H.A. Ramsden』、『Corean coin charms and amulets. By H.A. Ramsden ..』、『Eibunten : Pineo-shi genban : Keiō Gijuku-dokuhon』、『Takenobu's Japanese-English dictionary = 武信和英大辭典』、『Takenobu's Japanese-English dictionary = 武信和英大辭典』、『Vocabulaire française = Furansu tango hen』、『一般者の自覚的体系』、『英文典直訳(格賢勃斯)』(巻上巻下)、『英烈遺墨帖 第1集』、『易學類篇』()、『音訓五経』(易經 乾易經 坤禮記 享禮記 利禮記 貞禮記 元春秋 完書経 天書経 地詩經 上詩經 下)、『観蓮小稿』、『基本和声学 前編』、『嚮導役勤務 大隊之部』、『慶応新選詩鈔』(巻1巻2巻3)、『五色染詩入紋句 : 唐詩流行 : 初編』、『西国立志編 : 原名・自助論』(第1冊第2冊第3冊第9冊第11冊)、『山陽文稿』、『種痘亀鑑』、『白雲日記 : 2巻』()、『新作ユーモア全集 [第9巻]』、『神道乃極意 : 救荒俚談』、『西籍概論 : 講本』()、『聖蹟圖志』、『西洋史記』(上古史 一上古史 二 三上古史 四上古史 五上古史 六)、『戦地急構保砦新論』(1234)、『煎茶小述』、『葬祭考』、『大全早字引節用集 : 増補再刻』、『大日本仏教全書』(第1巻 仏教書籍目録 第1第2巻 仏教書籍目録 第2第3巻 諸宗要義集第4巻 勝鬘経義疏(聖徳太子御撰) 他3部第5巻第6巻 仁王護国経疏(行信撰) 他10部第7巻 華厳孔目章抄(尊玄撰) 他3部第8巻第9巻 五教章通路記 巻第1至27(凝然述)第10巻第11巻 五教章纂釈 第1(湛睿撰)第12巻第13巻 華厳小部集第14巻 法華義疏(聖徳太子御撰) 他3部第15巻第18巻第19巻第20巻 法華開示抄 第2(貞慶撰) 他2部第21巻 法華三大部私記 第1第22巻 法華三大部私記 第223第24巻 天台法華宗義集(義真撰) 他62部)、『玉襷』(1之巻2之巻3之巻4之巻5之巻6之巻7之巻8之巻9之巻10之巻)、『竹外二十八字詩』(後編 上後編 下)、『智嚢補 上智部 4』、『忠孝類説 : 絅齋先生遺稿』、『哲学の根本問題 : 行為の世界』、『哲学の根本問題 : 弁証法的世界 続編』、『天地人三田論 : 無水岡田開闢法附録』、『宕陰存稿』()、『豊橋四時雑詞』、『肉食之説』、『博物館圖畫并書籍館借覽規則等』、『匏菴十種』(巻之1 鉛筆紀聞巻之2 暁窓追録)、『無水岡田開闢法』、『幽室隨筆. 己未東行前日記 : 松陰先生遺珠』、『養蠶試驗方御布告』、『林園月令』(二編 一二編 二二編 三二編 四二編 五二編 六二編 七二編 八)、『和声学 解答篇』、『和声学教科書

*9:『改正算法 地方大成』(巻之一 巻之二巻之三巻之四 巻之五)、『新律綱領

*10:「朝散大夫安芸守久世源広孝蔵書」の蔵書印。屋代弘賢著。「埋木攷」とも。

*11コマ番号3を見ると、編集者は「かしこ」ではなく「かしく」と読ませていることが分かる。

2016-12-01

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2016年11月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第30号。「3号雑誌」ならぬ30号まで続けたかと思うと感慨深いが、今回特に企画があるわけでもない。今月も粛々と国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2016年11月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2016年11月1日から2016年11月30日までに変更のあったレコードは21,954件であった*1

10月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは352,442件であったが、11月30日までの更新を適用したデータにおいては352,543件となっており、101件増加している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)10月末11月末
インターネット公開(許諾)961996212
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/013286832867-1
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01; 2015/11/1019190
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0921210
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/104227142249-22
インターネット公開(保護期間満了)267641267763+122
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開503115503014-101
館内公開1241391241390
(総計)9796969796960
(内、インターネット公開分合計)352442352543+101

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

11月末 総計
許諾 保護期間満了
10月末 裁定
2012/03/01
1*4 1
裁定
2015/11/10
22*5 22
図書館送信 2*6 99*7 101
総計 2 122 124

この表は、例えば、10月末時点では図書館送信であった図書で、11月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが99件あると読んでほしい。

少年文学 苐四編


北村紫山『維新三傑
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

博文館による「少年文学」シリーズの第4編

パブリックドメイン図書の増加

図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1965年に没し、2016年からパブリックドメインとなったものが含まれている。

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)の中から、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

小説家・詩人・翻訳家など

他に、志垣寛(教育評論家)、野辺地天馬(児童文学者)などの著作物も公開された。

美術家

他に、嶺田弘(挿絵画家)などの著作物も公開された。

音楽家

学者・宗教家など

他に、佐山済(国文学者)、武政太郎(教育心理学者)などの著作物も公開された。

また、今回インターネット公開された戸次貞雄(1965年没)による下掲の発禁資料の表紙には、「安寧禁止可然哉」のスタンプと、検閲官の書き込みが見られる。請求記号が「特501」で始まる接収返還本の1冊である。

皇礼典経妙法華経三宝経の内


皇礼典経妙法華経三宝経の内
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)10月末11月末
インターネット公開(許諾)880
インターネット公開(保護期間満了)7117371205+32
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開1725517223-32
館内公開440
(総計)88440884400
(内、インターネット公開分合計)7118171213+32

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる。

「著作権に関する情報」の変動 (10月末 → 11月末)件数
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(保護期間満了)32*8

保護期間満了に変更された『田米知佳画集』は、岡田為恭(冷泉為恭)の襖絵をコロタイプ印刷で複製したもの*9。NDLデジコレで、出版者「便利堂」ないしは「便利堂コロタイプ印刷所」で検索すると、コロタイプ印刷による美しい複製を他にも閲覧できる。

「災害対応力強化のためのデジタルアーカイブ」の全文検索機能

先々月の記事で取り上げたとおり、9月28日付けの「お知らせ」にて、「図書または雑誌として収録している官公庁刊行の資料約2,300点を著作権者のご協力によりインターネット公開しました」とのアナウンスがあった。

同日、国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(愛称:ひなぎく)のお知らせにて、ひなぎくの新システム公開により、NDLデジコレに収録されている一部資料について本文検索が可能となった旨、アナウンスがあった。この機能は「本文検索機能について」で詳しく紹介されている。

本文を検索できる資料は、国立国会図書館東日本大震災アーカイブから検索できる国立国会図書館デジタルコレクションのコンテンツのうち、著作権者からテキストデータの作成とそのテキストデータを検索に利用することについての許諾が得られたものです。具体的には、震災・防災関係の論文や国・自治体のパンフレット、1960〜1980年代の都道府県の消防計画等、約2,000タイトルです。一部の資料は、テキストデータのスニペット表示(検索キーワードを含む数行を表示したもの)があります。

http://kn.ndl.go.jp/static/textsearch

インターネット公開について著作権者から許諾を得られ、9月28日付けでインターネット公開に変更された旨アナウンスのあった約2,300点の資料に対し、約2,000タイトルについてテキストデータ作成と検索利用への許諾も得ることができたものと思われる(点数とタイトル数で数え方が異なっているため、全て一致しているのか一部分なのかは分からない)。

約2,000タイトルの具体的な内訳は公表されていないが、先月の記事で共有した非公式リスト(インターネット公開対象となった防災関係等資料2,309件)が参考になるだろう。

国立国会図書館によるデジタル化資料の全文検索機能については、長い年月をかけて多くの課題(テキスト化の技術的側面に加え、関係者協議による合意形成等)を乗り越え、ついに機能提供が実現したことを祝したい*10

災害対応力強化に資する資料の全文検索機能について、国立国会図書館はあまり大きく広報していないようだが、公益性の高い内容であり、注目と活用が進むことを願う。

今後のデジタル化予定

11月22日付けで国立国会図書館ウェブサイトの「デジタル化作業に伴う原資料の利用停止について」が更新され、以下の古典籍資料がデジタル化作業対象に加わった。

利用を停止する資料(平成28年11月22日現在)

資料区分 デジタル化対象 対象冊数 利用停止期間(予定)
古典籍 (7) 請求記号が特1000-1〜特1001-4で始まるものの一部等 39点(Excel: 31KB)
約420冊
平成28年12月22日〜平成29年3月末日(予定)

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization/unavailable.htmlより抜粋

デジタル化対象リストに挙げられた古典籍資料には、大槻文彦著『東京須覧具』(須覧具=すらんぐ)が含まれている。公開が楽しみな資料の一つだ。

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:『日本大蔵経 第1巻

*5:『音画漢語両引便覧』、『開化掌中早引』、『外史訳語』()、『懐中漢語字引大全』、『漢語作文字引大全 : 万民宝典』、『漢語字引集 : 附・諸証文雛形』、『漢語新画引大全』、『漢語新字引』、『漢語続貂』、『近時必携熟語便覧』、『御布告字引 : 傍訓註解 初編』、『御布令新聞漢語必用文明いろは字引』、『自由熟字在 : 画引早引』、『小学字典 : 熟字音訓』、『初学必携大全漢語字書』、『新撰いろは字引大全 : 漢語両通』、『増補漢語字解大全』、『大全数字引 : 以呂波分』、『必携熟字集』()、『布令必要普通漢語解 : 掌中両引

*6:『國民常識吾等が普選』、『日本と其使命

*7:『Catalogue of the Nanki Bunko』、『Catalogue of the Nanki Bunko』、『青葉の少女は唄ふ』、『天日の子ら : 詩集』、『一寸法師』、『英語第二読本講話 下』、『英語発達史』、『エドガア・アラン・ポウ』、『黄金假面』、『神の救ひ』、『神の救ひ』、『カラマーゾフの世界』、『鑑刀必携』、『紀藩士著述目録』、『吸血鬼』、『近世邦楽年表』(常磐津 富本清元之部(明治45)江戸長唄附大薩摩淨瑠璃の部常盤津・富本・清元の部義太夫節之部)、『近代日本文学大系』(第14巻第18巻第19巻第21巻第23巻第25巻)、『近代日本文学大系』(第13巻 (十返舎一九集)第16巻 (柳亭種彦集)第17巻 (狂文俳文集 再版))、『草に祈る』、『組曲六つの舞踊曲』、『蜘蛛男』、『原子物理学 昭和12年版』、『現代日本文学全集』(第14篇 (泉鏡花集)第15篇 (国木田独歩集)第16篇 (島崎藤村集)第17篇 (田山花袋集)第21篇 (正宗白鳥集)第24篇 (谷崎潤一郎集)第31篇 (菊池寛集)第42篇)、『交声曲海道東征 : 管絃楽総譜』、『高等物理学講話原子物理学』、『高等物理学講話力学』、『皇礼典経妙法華経三宝経の内』、『国姓爺 芝虎の巻』、『古文真宝後集詳解』、『最近の文学と綴り方教育』、『最新英語音声学』、『三十九号室の女 : 長篇探偵小説』、『三十九号室の女 : 長篇探偵小説』、『実習指導ペン画の描き方』、『支那革命外史』、『支那革命外史』、『支那革命外史』、『支那革命外史 : 普及版』、『銃後』、『少年文学 苐四編』、『証明 : 戯曲 [4]』、『女流日記』、『世界百傑伝』(巻1巻2巻4巻6巻8巻12)、『寂寥の眼 : 歌集』、『戦闘機 : 詩集』、『大学の留守 : 詩集』、『大砲の秋』、『為恭逸品集』、『田米知佳画集』、『低学年に於ける遊戯化教育』、『東京暮色』、『独楽吟』、『ナポレオン』、『南葵文庫附属御大礼奉祝紀念館大風琴』、『南山進流声明教典 音譜篇』、『日・英・馬来語会話辞典』、『俳句文芸遠近』、『白髮鬼』、『白髪鬼』、『働くものから見るものへ』、『母は強し』、『春の別れ』、『標準語研究』、『文芸的雑談』、『変態殺人篇』、『真賢木』、『魔術師』、『魔術師』、『ムーン女史小伝』、『盲獣』、『木版画集』、『山田耕作童謡百曲集 : 略符附 第1巻』、『闇の力』、『』、『ラテンの曲げ大意』、『乱歩傑作選集 第9巻 (盲獣)』、『レーニンを見た話 : 他四篇

*8:『田米知佳画集』、『欽定四庫全書提要114卷補遺1卷附解題1卷書名索引1卷文溯閣四庫全書提要與總目異同表1卷聚珍版本提要與四庫提要異同表1卷』([1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15][16][17][18][19][20][21][22][23][24][25][26][27][28][29][30][31]

*9:一部「原色版」の図版があるが、そちらはコロタイプ印刷ではないだろう。

*10:なお、全文テキスト化については、平成21年の著作権法改正および附帯決議を踏まえ、アクセシビリティを確保するため、平成22年度の全文テキスト化実証実験や、平成25年度のOCRによるテキスト化データに基づく音声配信実験、平成27年度の日本点字図書館との共同実験(クラウドソーシングにより作成されたテキスト化データの視覚障害者等への提供)等、さまざまな取り組みがなされてきている。

2016-11-01

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2016年10月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第29号。今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2016年10月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2016年10月1日から2016年10月31日までに変更のあったレコードは31,470件であった*1

9月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは351,015件であったが、10月31日までの更新を適用したデータにおいては352,442件となっており、1,427件増加している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)9月末10月末
インターネット公開(許諾)80339619+1586
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/013388832868-1020
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01; 2015/11/103619-17
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0921210
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/104498442271-2713
インターネット公開(保護期間満了)264050267641+3591
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開503380503115-265
館内公開125305124139-1166
(総計)979700979696-4*4
(内、インターネット公開分合計)351015352442+1427

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

10月末 総計
許諾 裁定
2012/03/01
裁定
2015/11/10
保護期間満了 館内公開
9月末 許諾 2*5 14*6 17*7 33
裁定
2012/03/01
65*8 949*9 12*10 1026
裁定
2012/03/01;
2015/11/10
16*11 1*12 17
裁定
2015/11/10
3*13 2715*14 12*15 2730
保護期間満了 8*16 4*17 1*18 161*19 174
図書館送信 177*20 86*21 263
館内公開 1366*22 1366
総計 1619 6 17 3765 202 5609

この表は、例えば、9月末時点では図書館送信であった図書で、10月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが86件あると読んでほしい。

今月は公開範囲の変動が多かったので、便利のため、リストを作成して共有する。

この表の他、図書4件(図書館送信2件*23、館内公開2件*24)について、10月16日付けで資料種別が「図書」から「政府刊行物」「国立国会図書館刊行物」や「政府刊行物」「国立国会図書館刊行物」「立法情報」に変更され、ここでの集計対象に含まれなくなったことにより、「図書」としての図書館送信の件数や館内公開の件数が減少している(図書館送信:-263-2 = -265件、館内公開:-1366+202-2 = -1,166件)。

パブリックドメイン図書の増加

図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1965年に没し、2016年からパブリックドメインとなったものが含まれている。

勧進帳 : 歌舞伎十八番の内


勧進帳 : 歌舞伎十八番の内
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)の中から、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

小説家・詩人・翻訳家など

他に、志垣寛(教育評論家)などの著作物も公開された。

美術家

  • 杉浦非水(グラフィックデザイナー)

他に、西沢笛畝(日本画家)などの著作物も公開された。

音楽家・舞台芸術家

上に挙げた「歌舞伎十八番」1件は、謄写版による歌舞伎脚本・演出資料である。以前の記事で取り上げた同様の体裁を持つ3件(5件)と同じく、著者標目には疑問が残る。

他に、演芸家として、4代目邑井貞吉(講談師)などの著作物が許諾から保護期間満了に変更されている。

学者・宗教家など

他に、赤司繁太郎(自由基督教)、安藤尭雄(教育学者)、高橋正雄(金光教教監)などの著作物も公開された。

政治家・官僚・軍人・実業家など

他に、内藤民治(ジャーナリスト)などの著作物も公開された。

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)9月末10月末
インターネット公開(許諾)78+1
インターネット公開(保護期間満了)7111071173+63
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開1731917255-64
館内公開440
(総計)88440884400
(内、インターネット公開分合計)7111771181+64

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる。

「著作権に関する情報」の変動 (9月末 → 10月末)件数
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(許諾)1*25
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(保護期間満了)63*26

河鍋暁斎『元祿日本錦下圖』などが保護期間満了に変更されている。

「災害対応力強化のためのデジタルアーカイブ」の一部インターネット公開

先月の記事で取り上げたとおり、9月28日付けの「お知らせ」にて、「図書または雑誌として収録している官公庁刊行の資料約2,300点を著作権者のご協力によりインターネット公開しました」とのアナウンスがあった。

対象資料リストの公式提供はなかったものの、先月の記事では「災害対応力強化のためのデジタルアーカイブ」のうち官公庁刊行資料の一部が、館内公開からインターネット公開(許諾)に変更されたものと推測した。

その後、10月3日付けで国立国会図書館サーチに書誌情報変更が反映されたことにより対象資料を確認できたので、便利のため、インターネット公開対象となった防災関係等資料2,309件のリストを作成して共有する。

  • 10月3日付けでインターネット公開(許諾)に変更された資料(図書・雑誌等)2,309件の一覧(tsvファイル)

今後のデジタル化予定

10月3日付けで国立国会図書館ウェブサイトの「デジタル化作業に伴う原資料の利用停止について」が更新され、以下のカセットテープ、ソノシートがデジタル化作業対象に加わった。

利用を停止する資料(平成28年10月3日現在)

資料区分 デジタル化対象 対象冊数 利用停止期間(予定)
カセットテープ (5) 請求記号がYL31で始まるカセットテープ 約50件(約350巻) 平成28年10月3日〜平成29年3月末日(予定)
ソノシート (6) 請求記号がYMF、YMG、YMHで始まるソノシート 約160件(約500枚)

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization/unavailable.htmlより抜粋

これらは、先月の記事で取り上げた入札公告に対応する作業と思われる。

デジタル化対象の請求記号は、昨年度のデジタル化対象と同一になっている(昨年の記事参照)。

また、11月1日付けの以下の更新では、和図書の対象冊数が約430冊から約480冊に増加している。

利用を停止する資料(平成28年11月1日現在)

資料区分 デジタル化対象 対象冊数 利用停止期間(予定)
和図書 (1) 東京本館所蔵の和図書

  • 昭和62年までに整理された請求記号が AZ-1351〜AZ-1391で始まるものの一部
  • 請求記号がY994で始まるものの一部
約480冊 平成28年9月13日〜平成29年4月末日(予定)

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization/unavailable.htmlより抜粋

一般競争入札公告にみる電子化予定

国立国会図書館の一般競争入札公告を見ると、デジタル化に関わる次の1件が掲載されている。

一般競争入札の公告

通番 区分 件名 公告日 入札日
5 東京本館 日本占領関係資料の16mmマイクロフィルム資料のデジタル化 1式(PDF: 131KB) 2016年10月7日 2016年11月22日

http://www.ndl.go.jp/jp/supply/nyuusatsu/ippan/index.htmlより抜粋

通番5からは、日本占領関係資料について、引き続き、約150,000コマ(予定)のデジタル化が進められることが分かる。

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:資料4件について、資料種別が「図書」から「政府刊行物」「国立国会図書館刊行物」や「政府刊行物」「国立国会図書館刊行物」「立法情報」に変更され、「図書」の集計対象に含まれなくなったことによる減少。

*5:『中等教育代数学教科書』(

*6:『家を斉ふるの道』、『ウェリントン言行録』、『金太郎』、『こどものくに』、『産婆学独習書 第2巻 (正規妊娠)』、『四題蹄筌』、『じゃんけんぽん』、『上水協議会議事録 : 付・各市実験報告,各市統計表 第7回』、『女性の疑問 第1編』、『鈴川源十郎・煙草屋喜八 : 大岡政談』、『たのしいゆうえんち』、『ニャンコちゃん』、『不老長寿の科学的研究』、『無弦弓

*7:『東京帝国大学地震研究所彙報』(第1号第2号第3号第4号第5号第6号第7号 第1冊第7号 第2冊第7号 第3冊第8号 第1冊第8号 第2冊第8号 第3冊第8号 第4冊第9号 第1冊第9号 第2冊第9号 第3冊第9号 第4冊

*8:『渥美郡史 正編』、『アフリカ土人芸術』、『アメリカ土人芸術』、『一徳会名古屋支部第百回記念講演録』、『印度支那諸民族に関する民族学的研究の現状』、『お月さまに昇った話 : パラオ島童話集』、『会計学上の諸問題』、『海国男児福村中佐 : 活劇講譚』、『海国読本』、『化学計算問題解義 : 受験参考』、『輝く陸軍将校生徒』([本編]別巻 陸軍豫科仕官學校陸軍幼年學校受験入校の手引)、『家庭踊の踊り方』、『簡単なる水力応用の製材工場』、『郷土教育年鑑』、『軍人と政治』、『現代経済学全集 第2巻』、『工業力学』、『濠洲及南洋土人の芸術』、『高等化学問題集』、『国語学習法』、『国勢調査 : 建国的大事業』、『国有財産法詳論』、『これからの処女の為めに 上巻』、『最近の支那と満鮮』、『最新写真製版術』、『材料強弱学』、『しほさゐ : 歌集』、『下関二千年史』、『自由民権・憲法発布』、『商業会議所法』、『商業簿記講義案』、『新編栽培各論教科書』、『新編栽培汎論教科書』、『新編蚕業教科書』、『新編土壌学教科書』、『新編肥料学教科書』、『新編養畜教科書』、『生とその影 : 仏蘭西箴言集』、『青島二年』、『大南洋の話』、『大日本蚕糸会新潟支会高等秋蚕講習会講演集』、『侠芸者 前編』、『畜産組合法要論』、『超絶せる生涯』、『直現芸術論』、『デモクラシーと帝国の前途』、『蕩児か天才か』、『同情の力』、『藤村少年読本』(尋 1の巻尋 2の巻)、『童話童謡及音楽舞踊』、『鳥羽村誌』、『日本と和蘭』、『日本の外交』、『日本文学大系 : 校註 第3巻』、『後の女警部』、『ビザンチン文化と建築』、『婦人世間道場』、『普選より新しき政治へ』、『文検中等教員・高等教員国語科独学受験法』、『別置和漢書解題』、『保健教育』、『星と其観測』、『臨牀新薬大観

*9:tsvファイル参照。

*10:『[大阪市]社会部報告』(第206号 紐育に於けるセツルメント第217号 大阪市第5回勞働統計實地調査概要第234号 米國に於けるスラムと其の對策第242号 紐育市の住宅問題)、『大塩平八郎』、『改正森林法要義』、『科学と方法』、『家庭電気普及会主催東京家庭電気講習会講演集 第2囘』、『絹糸染色法講本』、『土佐日記』、『明暗近代色 : ペンのジプシーとカメラのルンペン』、『私の直観科教育

*11:『衛生新報』、『音画漢語両引便覧』、『改正女四書』(女誡内訓 上内訓 下女論語 上女論語 下女孝経 上女孝経 下)、『化学真理』、『古文真宝校本 : 増評補註 後集 乾』、『作文砕錦 : 3巻』、『商人之世界』、『成文軌範』()、『兵語仏学自修誌 第11-15号

*12:『数学浅問

*13:『実験簡易強健術』、『実践家事教授資料』、『社寺法令類纂

*14:tsvファイル参照。

*15:『義士のゆかり』、『国母論』、『実用捺染法』、『戦時布教材料集』、『大家常用因縁集 : 説教演説』、『忠愛論』、『仏教演説外護篇』(中巻下巻)、『仏教演説集 : 内地雑居準備』、『仏教文学書 第1輯』、『碧巌集抄』、『六波羅密

*16:『軍馬物語』、『鉱物探査法と地下戦線』、『国文典表解』、『市立名古屋図書館講演集 第9』、『[名古屋]市立名古屋図書館講演集 第9回』、『仏蘭西語講座 : 夏期 初等科』、『百合子 前編』、『ラヂオフランス語講座 : 資料

*17:『近代劇大系』(第1巻 北欧篇 1第2巻 北欧篇 2第3巻 北欧篇 3)、『理髪衛生学

*18:『[修文館楽譜] 新曲胡蝶

*19:報告集、講演集等の集合著作物など。

*20:tsvファイル参照。

*21:『Bibliography of oriental and primitive music』、『Catalogue of the Nanki Music Library part 1 (Musicology)』、『Catalogue of the Nanki music library, musical scores II』、『Catalogue of the Nanki Musical Library』、『Catalogue of the Nanki Musical Library. Books on music. 1』、『Hakubi pocket dictionary of musical terms』、『Nichieido's New dictionary of musical terms = 最新音樂辭典』、『Works of Beethoven. (Beethoveniana)』、『天の羽衣 : 俗諦極楽問答』、『十六夜、更級、紫式部日記』、『衞生化學』、『欧山米水行』、『大山元帥』、『改正賃金統制令に就いて』、『科属検索日本植物誌』、『勧進帳 : 歌舞伎十八番の内』、『教育思想精華選 第7』、『教育学概論』、『郷土主義学校経営の実際案』、『劇芸術小論集』、『現代小説全集』、『元祿日本錦下圖』、『興亜運動の新展開』、『濠洲に於ける鉱業の概要』、『濠洲の資源と植民問題』、『洪水物語 上』、『高等小学新理科書解説 高 2』、『皇農 : 戦時農村の新建設理念』、『国体宣揚と重臣ブロック』、『国民を基礎とする政治機構改革に関する私見』、『国民学校経営原論』、『国民学校の決戦体制』、『こころの声』、『古事記神代巻』、『戸籍法 1』、『古代社会 社会科大学系(1)上』、『仕合せへの道 : 他力信心と自力更生』、『自然療法』、『実際的取扱を示せる新主義図画教授細案』、『銃後の保健と職業病』、『純正基督教』、『声明教典 : 南山進流 解説編』、『証明 : 戯曲』([3][4][完])、『将来の教育学』、『新撰筆算例題』、『新定小學校體操解説及教程』、『神道論』、『新編乃木将軍』、『新令現行貸主借主心得』()、『生産基力と相撲道 : 同胞の相互錬成に関する源本的考察』、『生産主義作業学校の施設と経営』、『青年学校の新経営』、『世界貿易並に日本貿易の概観と我国戦時貿易の特殊性』、『戦時体制下に於ける貿易組合の使命と貿易組合機構改革論』、『造形教育教材論』、『俗曲ピアノオルガン楽譜 : 合奏用ヴァイオリン楽譜附』(第1編 春雨第2編 かつぽれ第3編 野崎村)、『大日本地方政典 上巻』、『知識人の為の頭脳強健法』、『地方的手工教材』、『提要解剖學 : 中等教育參考 : 組織學併説』、『適応自在化学実験室』、『鉄筋混凝土工学』、『天皇機関説撃滅 : 一木・美濃部・岡田学説の研究』、『東西新秩序の進展と日ソ米の激接線』、『』、『なぎ : 歌集』、『『肉弾』後三十年 : 日露戦役の想出』、『日本行政法原論』、『日本精神問答』、『日本人形大類聚』、『稗と国策』、『東三河道中記 : 豊橋市及其附近案内』、『兵庫県社会事業要覧』、『武道と禅』、『分村計画叢書 第10輯 (集合開拓団と分村)』、『保険学』(1第1分冊)、『民事法規』(上巻下巻)、『山田耕作童謡百曲集 2』、『若き女性の醫學

*22:tsvファイル参照。

*23:『各国原子力機関発行資料目録 : 米国を除く 第2巻』、『毛詩 巻第1

*24:『ヨーロッパにおける住宅問題 国調立資料 ; B 第93』、『米国における公益事業委員会の概観 国調立資料 ; B 第60

*25:『伊豆八景 : 新作木版画

*26:『元祿日本錦下圖』、『周易補義 6巻』([5][6])、『全唐詩12函900卷目録12卷』([1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15][16][17][18][19][20][21][22][23][24][25][26][27][28][29][30][31][32][33][34][35][36][37][38][39][40][41][42][43][44][45][46][47][48][49][50][51][52][53][54][55][56][57][58][59][60]

2016-10-02

国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2016年9月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第28号。今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2016年9月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2016年9月1日から2016年9月30日までに変更のあったレコードは34,971件であった*1

8月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは350,870件であったが、9月30日までの更新を適用したデータにおいては351,015件となっており、145件増加している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)8月末9月末
インターネット公開(許諾)80118033+22
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/013390033888-12
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01; 2015/11/1036360
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/0921210
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10330
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/104498544984-1
インターネット公開(保護期間満了)263914264050+136
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開503533503380-153
館内公開125297125305+8
(総計)9797009797000
(内、インターネット公開分合計)350870351015+145

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

9月末 総計
許諾 保護期間満了 館内公開
8月末 裁定
2012/03/01
3*4 4*5 5*6 12
裁定
2015/11/10
1*7 1
図書館送信 19*8 131*9 3*10 153
総計 22 136 8 166

この表は、例えば、8月末時点では図書館送信であった図書で、9月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが131件あると読んでほしい。

パブリックドメイン図書の増加

図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1965年に没し、2016年からパブリックドメインとなったものが含まれている。

非水一般応用図案集


非水一般応用図案集
(Source: 国立国会図書館デジタルコレクション)

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)の中から、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

小説家・詩人・翻訳家など

他に、小山勝清(小説家)などの著作物も公開された。

美術家

音楽家

学者・宗教家など

他に、赤司繁太郎(自由基督教)などの著作物も公開された。

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights)8月末9月末
インターネット公開(許諾)07+7
インターネット公開(保護期間満了)71110711100
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開1732617319-7
館内公開440
(総計)88440884400
(内、インターネット公開分合計)7111071117+7

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる。

「著作権に関する情報」の変動 (8月末 → 9月末)件数
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(許諾)7*11

伊東深水(1972年没)の版画(風景画と美人画)7点が許諾に基づいてインターネット公開された。

今後のデジタル化予定

9月28日付けの「お知らせ」にて、「図書または雑誌として収録している官公庁刊行の資料約2,300点を著作権者のご協力によりインターネット公開しました」とのアナウンスがあった。

対象資料リストの提供はなかったが、「災害対応力強化のためのデジタルアーカイブ」のうち官公庁刊行資料の一部が、館内公開からインターネット公開(許諾)に変更されたものと思われる*12。公開範囲の変更後、OAI-PMHで取得できる書誌情報に変更が取り込まれるまでにはタイムラグがあるため、9月30日までの更新にはこの公開範囲変更は反映されていなかった。具体的な対象資料リスト(非公式版)は次回記事で取り上げることになるだろう。

一般競争入札公告にみる電子化予定

国立国会図書館の一般競争入札公告を見ると、デジタル化に関わる次の2件が掲載されている。

一般競争入札の公告

通番 区分 件名 公告日 入札日
1 東京本館 カセットテープ音声・画像の原資料からの電子化 1式(PDF: 132KB) 2016年8月5日 2016年9月30日
2 東京本館 ソノシート音声の原資料からの電子化 1式(PDF: 131KB) 2016年8月5日 2016年9月30日

http://www.ndl.go.jp/jp/supply/nyuusatsu/ippan/index.htmlより抜粋

これらの納入期限は平成29年3月17日となっている。今のところ、「デジタル化作業に伴う原資料の利用停止について」は平成28年8月23日現在の情報のままだが、今後これらの資料に関する情報が追加されるだろう。

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:『愚人漫筆』、『中等教育代数学教科書』(

*5:『工場衛生資料』(第1輯 工場と結核(常岡良三) 工場衛第2輯 労働の本態・機械設備と保健設備第10輯 健康保険法ト医療問題(石原修第16輯 工場衛生講習会に就て(川淵洽)(巻次が中途半端に途切れているが書誌情報のママ)

*6:『教育者としての母 : 続両親教育』、『史学上より見たる我が国の現状』、『真実の教育』、『青年心理の特徴と其教育』、『両親教育

*7:『大日本帝国憲法 : 振仮名付

*8:『一茶春秋』、『解析幾何学 : 理論応用』、『最小自乗法及統計』、『しぐれ唄』、『[深水画集]』([1][2][3][4][5][6][7])、『図表及ビ図計算』、『図表及ビ図計算 訂正版』、『微分積分学 続編』、『夕雲』、『有限解析諸論』(上巻下巻)、『ゆく春 続

*9:『愛知県紳士録』、『あつもの』、『イエスの日常生活』、『いしずゑ : 歌集』、『厳島詣』、『』、『ウヰンダミーヤ夫人の扇』、『浦上玉堂』、『街樹』、『海北独語』、『華術 奥級之巻』、『簡易作曲法』、『擬宝珠』、『恐怖時代』、『金と銀』、『銀の匙』、『近世和声学講話』、『近代劇大系 第16巻』、『芸術一家言』、『芸術教育論』、『現代小説全集』、『講習会講義録 第13囘』、『古代の遺蹟遺物』、『今日の太平洋問題』、『作曲者の言葉』、『支那の酒』、『市民の敵 : 創作』、『朱唇秘抄 : 恋愛警句集』、『潤一郎喜劇集』、『少年団と青年団』、『松葉脚本集』、『白珊瑚』、『新撰谷崎潤一郎集』、『酔茗詩集』、『数学発展の跡をたづねて』、『裾野』、『精神生活』、『青年に訴ふ』、『生命の第四原理』、『世界文芸全集 第9編 基督と反基督』、『[箏曲楽譜]』(おもひで・紅梅秋風曲)、『増訂史記評林』(巻1巻2,3巻4巻5巻6巻8,9巻10-12巻13,14第12冊(巻15-16)巻17,18巻19,20巻21,22第16冊(巻23-24)巻25,26巻27巻28第21冊(巻31-32)巻33-35巻36-38巻39第25冊(巻40-41)巻42,43巻44-46巻47-49巻50-55巻56-60巻61-65巻66-68第33冊(巻69-70)巻71-74巻75-78巻79-81巻82-85第38冊(巻86-88)第39冊(巻89-92)巻93-96第41冊(巻97-101)第42冊(巻102-105)巻106-109巻110,111巻112-116巻117巻118-121巻122-124巻125-128第50冊(巻129-130))、『大正七変人 : 脱線小説』、『大将夫人乃木静子』、『大戦後の欧米教育』、『大日本名家肖像集』、『太陽の子』、『多紀氏の事蹟』、『橘媛 替手』、『単純生活の秘訣』、『小さな王国』、『チエーホフ戯曲全集』(上巻下巻)、『地方補習教育の革新』、『長興山随筆』、『著作権法概論』、『提婆達多 : 小説』、『哲学の概念』、『鉄筋混凝土工学』、『東京大観』、『ドン底生活』、『ドン底の闇から』、『長靴の国』、『なぐさめ 第5輯』、『なゝ姫 : 少女物語』、『女人神聖』、『野路の曲』、『呪はれた戯曲』、『パーヴェル一世』、『白鳥 : 外二篇』、『花守と二十八宿 : 詩集』、『非水一般応用図案集』、『人としての武藤元帥』、『泌尿器科学 : 附・男子生殖器機能障碍』(上巻下巻)、『悲恋の曲 : クロイツェル・ソナタ』、『天鵞絨の夢』、『二人の稚児』、『米国絹業団と日本の生糸並に三社合併問題』、『山田耕作歌曲集 露風之巻』、『病める薔薇』、『弥生集』、『論理学ノート』、『私の観た現代の大作曲者

*10:著作権保護期間内である著作者が共著者に挙げられている図説など。

*11:『[深水画集]』([1][2][3][4][5][6][7]

*12:例えば、「2016年6月のNDLデジコレ追加資料」で取り上げた『三河地方震災状況記録 : 昭和20年1月13日』や『伊勢湾台風による災害の概況とその対策』などは、NDLデジコレで閲覧するとインターネット公開(許諾)に変更されていることが確認できる。