腕と身体を一体化して、身体と繋がった腕を使う、空の手を無くすには、どうすれば良いのだろうか? 腕が身体と一体化すると、腕は軽くなる。無駄な筋力を使わずに済むので、柔らかい動きが実現し、相手も力とか重みを感じない。自分も相手の抵抗を感じないので、筋力を使わず相手を動かせる。これが太極拳で求めるべきものだ。とよく言われ、悩んだものである。 外観的な姿勢/形/経路に注意を払う事で、腕と身体の一体化を感じるには、起勢で腕を上げる時の動作が適しているように思う。腕を上げる時は誰もが、首筋を伸ばし肩を下げる事に注意しながら動作しているはずだ。この時、①肩を下げるのに合わせて肩甲骨も一緒に下げる②肩と肩甲骨…