「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(8/14分:荒木和博の巻)&北朝鮮・韓国ニュースほか(追記・訂正あり)

 荒木への批判以外にも北朝鮮、韓国関係中心で色々書いています。
■朝鮮新報『「日朝友好千葉県の会」結成総会』
http://chosonsinbo.com/jp/2018/09/26-12/

 朝日国交正常化に向けて大きな役割を果たした久野忠治さん、高句麗壁画を世界遺産登録に結びつけた平山郁夫さん*1朝鮮学校の子どもたちの通学定期券学割適用に奔走した清水澄子*2さんらの活動を紹介。

 ちなみにこの中で名前が出てくる久野氏は次のような方です。昔の自民党はこういう幅の広さがありました。

久野忠治(1910〜1998年:ウィキペ参照)
 父親が設立した土建業「久野組」を引き継ぎ社長に就任。1949年、第24回衆議院議員総選挙に旧愛知2区で立候補し当選する(当選同期に池田勇人*3首相、前尾繁三郎*4衆院議長など)。以後当選14回。アジア諸地域、特に北朝鮮との関係改善に尽力し、1972年には初めて訪朝議員団長として北朝鮮入りし、平壌で日朝共同声明に調印した。同年、第2次田中角栄*5内閣で郵政大臣に就任。1990年に政界を引退。1991年の春の叙勲で勲一等旭日大綬章を受章。1998年10月25日、脳梗塞により死去。享年88歳。


■朝日『朝鮮学校生の北朝鮮土産、大半を返還 関空税関で押収』
https://www.asahi.com/articles/ASL9K4JQLL9KPIHB00J.html
 「押収についてきちんとわびたのか」など、いろいろと言いたいことはありますが、世論の批判によって「すべてではなく大半に過ぎない」としても返還されたことはひとまずそれなりに喜びたい。全く返還されないのよりはずっとましですから。


■朝日『兵庫)朝鮮学校補助、県が大幅減 支援者から危ぶむ声』
https://www.asahi.com/articles/ASL8Z4JTVL8ZPIHB00P.html

 2014年度に、補助金の一部(8分の1)を「教育充実分」と規定。①国際的な学校評価団体の認証を受けている②主要5教科で日本の検定教科書を使う――のいずれかの条件を満たす学校だけに支出することにした。
 この結果、県内に12校あった外国人学校のうち、朝鮮学校6校が減額の対象となった。
 17年度はこの教育充実分を全体の2割に拡大。さらに今年度は、これを5割に引き上げ、②の条件を「主要科目で日本の検定教科書を使い、教員の3分の2以上が日本の教員免許を持つ」と改めた。
 6朝鮮学校への今年度の支出は、昨年度の約7300万円から約4600万円に減り、生徒1人当たりの補助額は他の外国人学校の半分に落ち込む見通しになったという。

 無茶苦茶な条件としか言い様がないですね。ウヨの言う「北朝鮮との関係ガー」を表向きの理由にすることにはさすがに躊躇したようですが、誰が考えても実質はそれでしょう。
 「民族学校において何で日本の検定教科書利用なんか義務づけるのか?。なんで日本の教員免許がないといけないのか?。しかも今までそんなことは言ってなかったのに何で突然方針が変わるのか」といわれてもまともな回答はおそらくできない。
 こうした兵庫県批判記事を書いた朝日の問題意識をまずはたたえたいと思います。そして兵庫県に対し朝日同様の怒りの念を表明したいと思います。とはいえ削減と言うだけ、現状においては「支給ゼロの大阪や東京、埼玉などよりはマシ」ですが。


■朝日『韓国と北朝鮮、国会議員交流で合意 年内実現で調整』
https://www.asahi.com/articles/ASL9W63XTL9WUHBI048.html
 月並みな感想で恐縮ですがこうしたことで緊張緩和がどんどん進んでほしい、そう思います。
 まあ議員交流と言っても日本で言えば「社民、共産」に当たる左派や「立憲民主」に当たるリベラル保守(韓国だと「共に民主党」、正義党?)であって「自民」にあたる極右系(韓国だと自由韓国党正しい未来党、民主平和党?)は参加しないのでしょうが。


櫻井よしこ八百万の神という神道の宗教観は多様性重視に向かう国際社会の手本に』
https://yoshiko-sakurai.jp/2018/09/29/7652
 「よく言うぜ、でまかせを、与太を(呆)。恥を知れよ」ですね。明治以前の「国家神道成立前の」伝統的神道はそういうものかもしれない(神道の知識がないのでそうだとも、そうでないとも断言しません)
 ただし「戦前日本に国家神道以外の宗教(有名どころではPLや創価学会など)への弾圧をもたらした」戦前国家神道はおよそそんな立派なものではなくその真逆です。
 そして今の神社本庁や「よしこら極右連中」はその国家神道を美化してるのだから話になりません。


■朝日『北朝鮮の非核化「2年先でも、3年先でも」 トランプ氏』
https://www.asahi.com/articles/ASL9W2D3CL9WUHBI00N.html

 北朝鮮の非核化について「2年かかろうが、3年かかろうが、5カ月かかろうが構わない。核実験もロケット発射実験もないのだから」とも語り、長期化を容認する姿勢を改めて示した。

 まあ、本当にそれだけの長期化を覚悟してくれるのなら当面、戦争などにならないという意味で大変いいことです。


■国基研『米中貿易戦争というより覇権戦争』太田文雄(元防衛庁情報本部長)
https://jinf.jp/feedback/archives/23507

 テレビの論調を聞いていると、「貿易戦争は双方の為にならない」といった、足して二で割ったような評論が多いが、中国の軍事力増大と覇権主義に危機感を募らせている日本としては、米国の政策を積極的に支援すべきではないか。
 「中国が混乱して難民が出るようになるのも困る」といった主張は、まさに杞憂に過ぎないと思う。

 おいおいですね。難民云々以前に、トランプのせいで中国経済が混乱したらほぼ確実に日本経済もダメージを受けるでしょうに。


金正恩を鶴橋に
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/09/news282730927-1.html
 まあ馬鹿馬鹿しいですね。本当に荒木の言うように「金正恩の母親が大阪・鶴橋*6出身の在日」か知りませんが、今のところ、彼は鶴橋訪問どころか訪日する予定もないわけです。

 祖父高ギョンテクが働いていた陸軍省大阪被服廠管理工場である廣田縫工所の跡でも見てくるとか。陸上幕僚長あたりがエスコートして「お祖父様は大東亜戦争*7遂行のために本当に協力して下さいました」とか持ち上げたら喜ぶかも知れません。

 まあ、悪口のつもりなんでしょうが馬鹿馬鹿しいですね。そもそも荒木のこうした説が正しいかどうか自体も疑問符がつきますが。

 日本で盛大に祝うのも良いかも知れません。無事に帰れるかどうかは別として。

 おいおいですね。仮にも国家元首が訪日して無事に帰れなかったら、それこそ大問題ですがそういう認識は荒木にはないようです。もしかして荒木自らウヨ仲間に「金正恩襲撃」でも教唆する気でしょうか?(もちろん皮肉のつもり)

氏名:小谷幸夫
失踪の状況:
 大学4年の夏休み、北海道の実家へ帰省の途中、山形県の飯豊本山に登山した模様だが消息を絶つ。一ノ木登山連絡所で登山者名簿に記録し、山小屋に泊まった。翌朝たまたま同宿した4名とともに出発するが、飯豊本山あたりからガスがかかり4人は引き返し、本人のみが御西岳に向かった。その後消息不明。

 登山して失踪したら、普通に考えて「滑落などによる死去だが死体が発見されない」でしょう。まあ4人が引き返したのに1人で山に向かったのが失敗だったんでしょうね。北朝鮮拉致扱いとは笑えない冗談です。


■訓練
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/09/news282630926-e.html

 昨年北朝鮮がミサイルを乱射したとき一部の自治体で避難訓練とかやりましたが、いつの間にか止めてしまいました。

 「なぜやめたのか」と言い出す荒木ですが、そもそも「実用性のない訓練」ですからねえ。
 日本めがけて仮に北朝鮮がミサイル攻撃するとして当然ながら事前予告なんかしないでしょう。で発射すると確か発射から10分程度で到着する。10分程度で「北朝鮮が日本のどこを狙ったか、着実に予測し、その場所の住民に避難勧告し、その場所の住民がパニックに陥ることなく適切に避難できるか」。
 まず無理でしょう。「北朝鮮のミサイル発射」に比べたら「かなり早い段階で気象予想から」一定の被害が予想される大雨被害すら、避難は必ずしもうまくいかず犠牲が出ています。
 そのように実用性がない上に「南北首脳会談、米朝首脳会談」で緊張緩和しているのだからなおさらやる理由がない。

 避難訓練もせず、シェルターも作らずに大して役に立たない何千億円のイージスアショアで守ろうとするのは愚の骨頂だと思うのですが。

 荒木がイージスアショアを非難するのがすごく意外ですが、非難自体には同感です。ミサイル防衛システムならすでにPAC3があります。
 そもそもイージスアショアにいくら金をかけたって「100発100中」なんてことはありえないわけです。だったらそんなことに金をかけるより「朝鮮半島の緊張緩和」に金をかけるべきでしょう。
 なお避難訓練が馬鹿げてることについてはすでに指摘しました。シェルターも馬鹿げていますね。全国民が収容可能なシェルターなんてつくりようがないし、そんなもんに金をかけるのも愚の骨頂でしょう。


毎日新聞拉致問題:「めぐみちゃん」心の支え 横田滋さん入院生活』【堀智行】
https://mainichi.jp/articles/20180924/k00/00m/040/098000c
 いくら中学生時代に拉致されたとはいえ生きていれば50代の「娘や孫娘がいる女性」を「ちゃん」はないだろうと俺的には思います。まあそれ以前に「小学生ならともかく中学生でちゃん付け」つうのも結構違和感を感じますが。

 滋さんは体調を崩し4月に入院した。入院生活で硬くなった体もリハビリで少しずつほぐれ、体を起こして新聞を読めるようにもなった。最近は立ち上がる練習もしている。

 「え、じゃー最近までずっとベッドに寝たきりだったの?」て話です。「体を起こし新聞が読めるようになった」「立ち上がる練習もしてる」というのはどう見ても尋常ではありません。

 早紀江さんが「めぐみちゃんが帰って来てお話するまで頑張るんですよ」と声をかけると「頑張る」と答え、しっかりとうなずくという。

 元々雄弁な人ではないですが、この「頑張る」はたぶん無口とか言うことではなくて「体調不良でそれぐらいしか言えない」んでしょう。


■産経『「安倍首相のメッセージ、金正恩委員長に伝えた」日韓首脳会談で文在寅大統領が報告』
https://www.sankei.com/politics/news/180926/plt1809260002-n1.html
 安倍に頼まれれば文在寅氏は「伝書鳩」くらいのことはやるでしょう。断っても恨まれるだけでメリットがないし、引き受けても「特に何らかの成果を求められてない」のだからデメリットもありません。
 これがもっと実質的なことを頼まれたら、場合によっては「それは我が国ではなく、日本政府がやるべきことじゃないんですか?」と文氏も困り、その結果、依頼を断ることもありうるでしょうが。とはいえ安倍も「実質的なこと」を頼む度胸などないでしょう。
 一方実質的なことを金大中大統領に頼み拉致被害者5人帰国の成果を上げたのが小泉首相です。
 以前も紹介しましたがid:Bill_McCrearyさん記事(https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/ed1f4450aca4ce95eda2971599610539)で紹介された産経記事

 林東源*8は、小泉からのメッセージも金正日に伝える。「拉致問題に進展があれば、国民を説得して関係改善を進める意思がある」との趣旨だったという。
 林は「日本人拉致は『過去に過激な盲動分子がやったことだ』という程度に認め、遺憾の意を表し、早期の帰還措置を取るのがよい」という「金大中の考え」を伝えて説得したとも回顧録で主張している。

というのがそれです。小泉氏がその事実を認めるかどうか*9はともかく「過激な盲動分子」なんて話を日本政府に無断で韓国政府がやるわけもない。
 森喜朗氏は首相時代に「拉致被害者は第三国で発見したことにしたらどうか」なんて言ってますし、どう見てもこの韓国政府の話は「日本政府の同意の上の話」でしょう。しかしこうしたことを安倍が「小泉首相が金大統領に依頼したように」、文大統領に依頼することはないでしょう。家族会も感謝するなら小泉氏や金大中氏に感謝すべきなのですが「安倍に感謝する」つうのだから呆れます。
 しかし産経は「金大中はろくでもない奴だ」という考えでこうした記事を書いたのでしょうが、これは「拉致被害者が帰ることが最優先でそのためなら真相解明はあえてうやむやにしてもいい」という価値観にたつなら批判するようなことでは全くありません。むしろ褒めるべきことです。
 「拉致被害者が帰ってこなくてもいい、絶対に末端の暴走なんて北朝鮮のいいわけは認めない」という産経的・反北朝鮮価値観にたって初めて「金大統領を批判すること」になるわけですが、俺はそういう価値観ではないので、金大統領にはむしろ感謝します。


■大森勝久ブログ『米両院議員は反米のトランプ大統領の弾劾を行い、正義を実現しなければならない』
https://ameblo.jp/omorikatsuhisa/entry-12407481246.html

 7月16日にヘルシンキで米露首脳会談は行われた。米民主党は首脳会談を開催すること自体を批判していたが、トランプ氏は耳をかすわけはなく首脳会談を行った。

 もちろんこんなことは「ヘルシンキのあるフィンランド」の了解なしにはできないことでしょう。フィンランドの思惑が気になるところです。

 私は獄中者(死刑確定囚)のため、インターネットが使えない。

 「死刑囚だから」なのか、「囚人は軽い罰でもそうなのか」気になるところです。個人的には「そんなん認めてもええやん」と思いますが。

 民主党のチャック・シューマー上院院内総務は「恥ずべき真似」「無思慮で危険で弱腰の行動」と呼んだ。オバマ前大統領の下でCIA長官だったジョン・ブレナン氏は、「トランプ氏は国家反逆罪に値する」と非難した。
 共和党上院軍事委員会委員長のジョン・マケイン議員は、「恥ずべき振る舞いだ」「独裁者の前でこれほどみっともない真似をして、自分を貶めた大統領は今までにいなかった」「トランプ大統領の能天気ぶり、エゴイズム、同等でないものを同等だと言う勘違い、独裁者への共感。こうしたものがどれほどの危害をもたらしているのか、計算するのは難しい。しかもヘルシンキの首脳会談が悲劇的な過ちだったのは明らかだ」と書いた。

 ここまで各方面から批判され、決して「盤石な政権基盤とは言えない」ながらもなんとか政権維持していく様には「なんとかならないのか」という思いを感じます。

 大衆に支持されていることが指導者とその政治の正しさの証明だということであれば、私たちはヒトラーを批判できなくなる。

 「トランプを米国民は支持してる」という居直りに対する大森氏の批判です。「他はともかく」ここについてはもちろん議論の余地なく正論です。

 近衛文麿首相はソ連を祖国と考える共産主義者

 「敗戦後の共産革命」を恐れ、近衛上奏文を提出し、そこにおいて「東条英機*10武藤章*11ら陸軍統制派は統制経済を主張するから隠れ共産党かもしれない」という趣旨の文を書いた近衛にとってこれほど心外な評価もないでしょう。まあ近衛の「統制派共産党論」も大森氏の「近衛共産党論」なみの与太ですが。

彼の周りには(「昭和研究会」)、共産主義者がブレーンとして多く結集していた。

 「多く」なんて事実はないですね。共産主義者と言えるのはゾルゲ事件の尾崎秀実だけでしょう(もちろん彼はその事実を隠していましたが)。
 一方、ウィキペ「昭和研究会」によれば

賀屋興宣*12
・唐沢俊樹*13

のような右派もメンバーにはいるわけです。


■朝日『「北朝鮮のミサイルゼロは総理の外交成果」自民・菅原氏』
https://www.asahi.com/articles/ASL9T56R9L9TUTFK00S.html
 呆れて二の句が継げませんね。誰が考えてもミサイル発射ゼロは「文在寅大統領やトランプ大統領」と「金正恩委員長の首脳会談」、つまり南北&米朝首脳会談の成果でしょう。
 もちろんこれらの首脳会談は「文政権とトランプ政権の成果」であり安倍など何一つ関係ありません。


■産経『菅義偉官房長官朝鮮戦争終結宣言は「半島の平和、安全に資するものでなければならない」』
https://www.sankei.com/politics/news/180925/plt1809250012-n1.html
 むしろ「終戦宣言で体制保障の意思をアメリカが示さない状態」で「北朝鮮が非核化してくれる」と思える菅の神経が理解不能です。
 俺が北朝鮮政府なら「本当なら終戦協定と米朝国交正常化、米韓安保条約廃止に米朝不可侵条約ぐらい要求したいが、ひとまず終戦宣言にとどめてるんじゃねえか」「米国の一存でできるし現状の追認でしかないだろうが」「その程度のこともできない奴に本当に体制保障の意思なんかあるのか。非核化する気になんかなるか!」と思いますね。


■国基研『北方領土とクリミアのバーター論』名越健郎*14拓殖大学海外事情研究所教授)
https://jinf.jp/feedback/archives/23503

 日本が登場し、ロシアとウクライナの両国関係の仲介役を務めることも不可能ではない。
 クリミアを合法的に確保できれば、ロシアの北方4島への執着は薄れ、領土バーターに乗り気になるかもしれない。

 そんなことをする考え自体安倍政権にはないでしょうが、仮にあったとしてもそれを実現するには「ロシアからもウクライナからも一定の信頼を得る」「その上でクリミア併合をウクライナに飲ませる*15」「クリミア併合をバーターに北方領土返還をロシアに飲ませる」という難題が待っています。
 そんなことをする能力は安倍にはないでしょうし、そんなことを実現する能力があるなら「日朝交渉でとっくの昔に拉致は解決してる」でしょう。正直、名越や国基研が本気でこんなことを言ってるとは思えません。
 「なんとかして安倍のロシア外交を擁護したいが現状を擁護することはできない」という考えからひねり出された詭弁に過ぎないでしょう。


■あってはならないこと
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/09/news282530925-d.html

 「あってはならないことだから、なかったことにしよう」というのは洋の東西を問わず、様々な局面で出てきます。

「巣くう会の自己紹介ですか?」と聞きたくなります。
 巣くう会ほど「あってはならないことだから、なかったことにしよう」つう団体もないでしょう。
 まず

1)荒木
「特定失踪者に拉致でない人間がいるなどあってはならないことだ。」

「山形で発見された特定失踪者・山本美保さんの遺体は断じて美保さんではない。腐乱して肉眼で確認ができずDNA鑑定による確認だから、山梨県警の鑑定結果ねつ造だと言ってしまおう」

つうのがありますね。俺の記憶ではたぶん美保さんが「一番最初に特定失踪者の嘘がばれた話」です。
 そのため、荒木も必死に詭弁で遺体発見を否定しようとしたのですが、その後「足立区女性教師殺人事件(特定失踪者が国内で殺害されていたことが疑いの余地なく判明)」だの「死体どころか生存の形で特定失踪者が出現(それも一人ではなく複数)」となると荒木もさすがに「特定失踪者に明らかなデマがあること」は否定できなくなります。
 その代わり「でも他の認定が間違ってるとは言い切れない」という無茶苦茶ないいわけを始めますが。
 そしていったん始めた美保さんのデマを今更否定できず、ずっと続けるわけです。

2)巣くう会
「我々巣くう会と家族会は一心同体であり、家族会から巣くう会批判が出るなどあってはならないことだ」

「巣くう会批判を始めた蓮池透を家族会から除名した上でやつを裏切り者として罵倒しよう。奴さえいなくなれば、家族会と巣くう会は一心同体という設定を維持できる」

 まあ、こんなことをやったことが「家族会と巣くう会の評判」を大いに落とし、拉致を風化させたわけですが「あってはならないこと」を否定するためにそうしたわけです。

3)巣くう会
「偉大な安倍総理モリカケなどという不正に手を染めていたなどあってはならないことだ」

「あれは一部の野党やマスコミの言いがかりだ」

 まあ、こんなことをやったことが「家族会と巣くう会の評判」を大いに落とし、(以下略)

4)巣くう会
「会員制月刊誌『選択』に横田一家の安倍批判なる記事が載ったそうだが、そんなことはあってはならないことだ」

巣くう会
「選択の記事は嘘ですよね。ねえ横田さん(明らかに恫喝)」
横田奥さん
「もちろんです。私たちは安倍総理の悪口なんか言いません(といいながらなぜか選択に抗議せず)」

 もちろん横田奥さんが選択に抗議せず、かつそれを巣くう会が容認してる時点で「嘘記事」なんてことはありえません。
 巣くう会としては「横田一家を屈服させ、今後も巣くう会の精神的奴隷にすればそれでいい」から奥さんが「泣きを入れれば」それでいいわけです。別に選択記事が撤回されなくても困らない。
 巣くう会としてはたとえ「会員制(公称では会員3万人)で市販されておらず知名度や社会的影響力の小さい選択」であっても「横田夫妻の裏切り」は容認できず恫喝*16して泣きを入れさせずにいられない。
 ただし「下手にこの件を騒ぐと」、世間的には無名雑誌の選択がかえって有名になって逆効果、選択から「絶対に撤回しない。名誉毀損訴訟を起こしたければ起こせばいい」なんて言われたら目も当てられないでしょう。だから「横田夫妻に泣きを入れさせるだけ」で終わりになるわけです。

5)巣くう会
横田めぐみさんや有本恵子さんが死んでるかもしれないと言うことは、そんなことはあってはならないことだ」」

 「そうした主張をする田原総一朗氏や和田春樹氏を個人攻撃」

 まあ、他にも巣くう会の「あってはならないことだから、なかったことにしよう」はあると思いますが思いつかないのでここでやめます。
 なお、巣くう会とはちょっと離れますが

ホロコースト否定論
関東大震災での朝鮮人虐殺否定論
南京事件否定論
河野談話否定論
・沖縄「集団自決」日本軍強要否定論*17
張作霖暗殺コミンテルン陰謀論

なども

・「ドイツ人が戦争犯罪をおこしたなどあってはならないことだから、なかったことにしよう」
・「日本人が戦争犯罪を(以下略)」

つう話の訳です。


■「力ずくでも拉致解決」覚悟なき安倍総理河野洋平と大差なし
https://ironna.jp/article/10763
 まあ「自衛隊で奪還」なんてことは河野氏(村山、小渕、森*18内閣外相)に限らず

・橋本内閣の池田外相、小渕外相
小渕内閣の高村外相
・第一次安倍内閣の麻生外相
・第二次、第三次安倍内閣の岸田外相(現・政調会長

など歴代外相は誰一人として言っていないのですが、「河野談話否定論の歴史修正主義極右」荒木が河野氏をあげつらうのはやはり「河野談話効果」でしょうね(まあ高村、麻生、岸田の場合、下手に批判すると自民党批判になるというのもあるかもしれませんが。とはいえ今や安倍に悪口雑言だからそれは関係ないですかね?)。
 しかし「安倍総理河野洋平と大差なし」呼ばわりですか。未だに巣くう会や家族会は安倍万歳なのに荒木もずいぶんと悪口したもんです。とはいえ「そうした安倍への悪口三昧で突き進むか」といったらたぶん腰砕けでしょうが。
 なお、たぶん荒木の言う「大差なし」は自衛隊云々だけでなく「河野談話を否定したがってること」は見え透いてるが、欧米や中韓の批判が怖くて「公然とは河野談話否定をさすがに安倍ができないこと」もあるでしょう。

河野外相はこう言った。
「外務省が表に出て第一線で当たるのに大事なことが二つある。一つは力ずくではダメ、話し合いでやらなければいけない、ということ。(中略)もう一つは国交がない。話し合いの場がない、ということ。どうやって話し合いで解決するか。一生懸命どうやれば話し合いができるか考えている」

 全く正論ですよねえ。話し合い以外にどうやって解決の道があるのか。金丸*19訪朝による第18富士山丸船長解放も、小泉*20訪朝による蓮池氏ら拉致被害者帰国もすべて話し合いの成果です。
 ワームビア君が解放されたのだって話し合いの成果です。過去にはカーター*21クリントン*22の訪朝による「身柄拘束米国人の解放」もありました。
 制裁で何か解決するのか。ましてや軍事力行使なんて論外でしょう。

私は19年前、河野洋平外相の「力ずくで取り返せない」という言葉に、反論もしなかった。

 当時の荒木は「そんな反論をしても相手にしてもらえない」と思うだけの常識がありました。
 その背景には「当時の自民党河野氏を外相にする程度にはまともだった」という事実がありました。
 今や「極右安倍政権の存在」もあって、その程度の常識すら荒木は喪失したわけです。


金正恩のタブー
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/09/news282430923-9.html

李英和・関西大教授の論文「金正恩最大のタブー『母は在日朝鮮人』」は非常に興味深い内容でした。
・母親高容姫(論文では「高英姫」となっていますが、私は「高容姫」の方が正しいと思います)が在日で、父親高ギョンテクは戦前陸軍管理下の軍需工場勤務という「日帝協力者」だった、そのため金正恩は母親のことを表に出すことができないという話です。 
 北朝鮮では在日は差別の対象です。その子供であり、なおかつ李論文に書かれているように祖父が「日帝協力者」であれば救いようがありません。かくて自分の誕生日すら明らかにできないのです。
・攻撃は最大の防御です。北朝鮮のような閉鎖された独裁国家は私たちに想像できないような弱点があります。その弱点をもっと力一杯叩きましょう。
・ネットで拡散できる方はこの「月刊Hanada」11月号の李英和論文をぜひ広げて下さい。

 実際、荒木らの主張が事実かどうか知りませんが、まあ李といい、荒木といい、くだらないですね。その「タブーとやら」を騒ぎ立てることに何の意味があるのか。


■家族懇談会と新ホームページ
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/09/news282330921-c.html

 報道関係者の方の取材は最初から最後まで可能ですのでよろしくお願いします。なお、恐縮ですが一般の方及び工作員の方の参加はできませんのでご了承下さい。

 工作員云々というくだらない冗談が馬鹿馬鹿しい。まあ、工作員云々はともかく一般の方はこんなもんに関わり合いになる気ないでしょう。マスコミ記者だってどれほどの人間が取材に来るかどうか。


■産経『「一帯一路」に北朝鮮組み入れ 中国遼寧省が計画、日韓も』
https://www.sankei.com/world/news/180924/wor1809240016-n1.html
 こうした遼寧省の計画について中央政府がどう考えているのかが気になるところです。


■産経【千葉「正論」懇話会】「朝鮮半島は統一により韓国が消滅する」 国際政治学者・藤井厳喜氏の講演要旨
https://www.sankei.com/column/news/180920/clm1809200008-n1.html

 文氏は親北朝鮮派であり、本格的な反米主義者だ。

 馬鹿馬鹿しい。太陽政策のどこが「親北朝鮮」で「反米主義」なのか。
 まあ

世界恐慌2.0が中国とユーロから始まった』(2016年、徳間書店
『国境ある経済の復活:世界貿易戦争で敗北する中国とドイツ』(2018年、徳間書店

などという題名からして「馬鹿げてる」本の著者・藤井に常識があるとは思っていませんが。

 連邦制になると、経済的には別体制のままだが、外交と軍事は一体になる。ということは北朝鮮が優位のままになるということだ。

 意味がわかりませんね。何がどう優位なのか。いやそもそも連邦制になるとEUのように「経済は一体化し、軍事と外交は別」ではないのか。

 そうすると韓国の経済はますます悪くなり、日本に経済難民が来る。

 これまた意味不明です。


北朝鮮非核化「2つの盲点」と誤解——トランプ氏も認めている「平和構築」先行(岡田充*23共同通信客員論説委員
https://www.businessinsider.jp/post-175431
 トランプ政権の思惑が何であれ、また「米朝首脳会談で米国側に失敗があった、修正したい」と思おうが、「米朝首脳合意では非核化前の平和構築先行」、つまり「平和構築=北朝鮮の体制保障」「最低限、非核化前に終戦宣言くらいはすること」が規定されてるのだから「終戦宣言なしでの非核化なんかできない。米国のほうが約束を破ってる。まずは終戦宣言くらいしろ」という北朝鮮の主張は「終戦宣言すれば非核化するかどうかはともかく*24」、その限りにおいては正論だ、そもそも事情はともかくいったんした合意を反故にするようなことをして米国は落としどころをどう考えてるのかとする岡田氏です。
 この「非核化に先行して体制保障」が岡田氏の言う盲点の一つです。まあ、実際には黒井文太郎のようなウヨが故意に無視し、「非核化をとっととやれ」と放言してるにすぎないのですが。
 二つの目の岡田氏の言う盲点とは「合意内容は北朝鮮の非核化ではなく朝鮮半島の非核化」だということです。つまり「韓国も非核化する必要がある」。
 この「朝鮮半島の非核化」が意味する「韓国の非核化」の意味は米朝双方の思惑から「明確化することができず」必ずしも明確ではありません。
 狭くとらえれば「韓国が将来にわたって核保有しないことを条約で定める」「米国が韓国に核を持ち込まないことを条約で定める」程度でしょうか?。広くとらえれば「いわゆる核の傘自体が問題→在韓米軍撤退や韓米安保廃棄」かもしれません。
 いずれにせよ「今、韓国は核は持ってない。米国も韓国の基地に核を持ち込んでない」で済む話ではないでしょう。最低限「そうした現状を今後も続けることを6か国(米中ロ日・南北朝鮮)の条約で制度化する」程度のことをしないと北朝鮮も納得しないでしょう。
 つまりは米朝合意とは「米国もいろいろとすることがある」わけで、一方的に北朝鮮に要求する代物ではないわけです。

 「核保有」を事実上容認する「奇妙な平和」は、少なくとも昨年の戦争の危機よりましである。

 小生もそう思いますね。戦争をされるくらいなら「戦争しない核保有北朝鮮」のほうがましです。そういう意味では俺は「非核化してほしい」ですが何が何でも非核化とは思っていません。


■産経【南北首脳会談】事実上の“南北終戦宣言” 米韓同盟関係に影響も
https://www.sankei.com/world/news/180919/wor1809190027-n1.html
 大変いいことだと思いますね。この調子で緊張緩和を着実に進めてほしい。まずは米国に終戦宣言してほしいですね。


■国基研「中国の対外戦略からみた『一帯一路』と日本」 三船恵美*25駒澤大学教授
https://jinf.jp/news/archives/23467

 教授はまず、わが国から「一帯一路」を分析する前提として、Panda Hugger(親中派)でもDragon Slayer(嫌中派)でもなく、事実に立脚して分析する必要があるとした。

 おいおいですね。「言ってることは一般論としては間違いではない」でしょうが、明らかな嫌中派で、「南京事件否定論」のようなデマまで流す国基研に出向く人間がそういうこと言っても「あんたも国基研の同類の嫌中派じゃねえの?」「つうか国基研にそんなこと言っても意味ねえだろ?」ということで今ひとつ説得力がないですね。
 とにかく一帯一路については「参加の仕方はともかく」日本も参加して金儲けするという「選択肢しかない」でしょう。まあすでに安倍はその方向にかじを切っていますが。

 孔子学院を例にとり学術交流などの名目で宣伝活動をし、自国に都合の良い環境を作っているとした。

 「何だかなあ?」ですね。基本的に中国に限らず、「宣伝」は「自己アピール」「自分に都合のよい環境作り」でしょう。こういう三船氏の物言いこそが典型的な嫌中派ではないのか。

 日本企業は技術ごと買収されるという危機意識を持つべしと警鐘を鳴らした。

 「何だかなあ?」ですね。いや、中国企業に限らず「どこの企業でも企業買収を仕掛けてくる可能性はある」のになんで中国だけ敵視しますかね?
 大体すでにシャープが台湾企業・鴻海精密工業の、日産自動車がフランス企業・ルノーの傘下になるなど今や、外資の日本企業買収は珍しくないのに何を言ってるんでしょうか?。こういう三船氏の物言いこそが典型的な嫌中派ではないのか。


■国基研『プーチン氏は本当に法学士なのか』木村汎*26
https://jinf.jp/weekly/archives/23463
 むしろ橋下や稲田に「彼らは本当に弁護士なのか」といいたくなりますがそれはさておき。
 こんなどうでもいい悪口なんか何で記事タイトルにしますかね。

 平和条約で国境線を画定するという国際法の常識を無視することすらもくろんでいる。

 いやそれ別に「常識じゃない」と思いますけどねえ。
 確かプーチンは領土問題棚上げの口実に「日中平和友好条約では尖閣問題は棚上げにされた。だから平和条約では必ずしも領土確定の必要はない」といってたと思いますが、それは木村にはどう理解されるのか。俺の理解ではプーチンの「平和条約締結に領土問題解決は必ずしも必要ない」という指摘それ自体は正しいでしょう。
 問題は単に「そうすることが政治的に適切かどうか(我々日本人にとってはもちろん日本の国益上ですが)」つう「政治判断の話」でしかありません。こんなことを言う木村の方こそ「彼は本当に大学教授なのか。ただの反ロシアの右翼活動家ではないのか」ですよねえ。


■またも南北首脳会談
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/09/news282030918-9.html
 アンチ北朝鮮の荒木がこうした融和の動きを嫌うのはよくわかります。
 ただ韓国はもちろん、我々日本だって「朝鮮半島で戦争が起こることが望ましいか」といったらそんなことはないわけです。経済的ダメージや人命損失(仮に日本攻撃がなくても韓国攻撃があれば当然ながらビジネスや観光で日本人が韓国にいますので日本人の犠牲が出るでしょう)の恐れを考えたら緊張緩和しか道はない。別に金大中盧武鉉文在寅といった北朝鮮シンパでも何でもない。戦争という「最悪の事態を回避しようとしているだけ」のわけです。


■産経【柔道】世界柔道で南北チーム結成 IJF理事会で反対なく
https://www.sankei.com/sports/news/180918/spo1809180002-n1.html
 こうしたことの積み重ねで南北関係が改善することを強く期待したい。

 国籍を持たない難民選手が居住国の柔道連盟の承諾を得られれば、その国の代表としてIJF主催の国際大会出場が可能となる方針も固めた。

 実際問題、よほどの強豪選手でないとそうした出場は難しいと思いますが大変いいことです。


■ちきゅう座『東京都知事は、熊谷市の爪の垢を煎じて飲むべし』(澤藤統一郎)
http://chikyuza.net/archives/87553
 まあ言わなくてもわかるかもしれませんが別に熊谷市長は革新ではなくそれどころか自民党系です。
 つうか、あの石原ですら「本心はともかく」前例踏襲で「関東大震災下の虐殺」による「朝鮮人犠牲者への追悼の言葉」を送っていたわけで、いかに小池がひどいかと言うことです。


■TBS『日本メディア初取材、北朝鮮の金メダルアパート』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3473952.html

・JNNは日本メディアとしては初めて金メダリストらの自宅を訪れ、その暮らしぶり取材しました。井上波記者の報告です。
北朝鮮では国際大会で優秀な成績を収めた選手たちは、様々な恩恵を受けられます。
 平壌ピョンヤン)市内の一等地にあるアパート。実は金メダリストだけが住んでいる、いわば“金メダルアパート”なんです。
 リム・ジョンシムさん(25)とウンシムさん(22)の姉妹は、ともに重量挙げの選手です。
 「私が取った2つの金メダルです。これがロンドンでリオデジャネイロ」(姉のジョンシムさん)
 姉のジョンシムさんは、女子75キロ級に出場したリオ・オリンピックで、圧倒的な強さでロンドンに続く2連覇を達成しました。200平米以上あるこのアパートだけでなく、テレビや冷蔵庫、家具から食器まで、家の中にあるものはほとんど国から贈られたものだといいます。
金正恩キム・ジョンウン)党委員長は国威発揚の手段としてスポーツに力を入れてます。
・妹のウンシムさんは、先月のアジア大会などで数多くの金メダルを獲得していますが、オリンピックではまだ無冠。姉妹の今の目標はただひとつです。
 「2人の目標は、もちろん東京オリンピックで金メダルを取ることです」(姉のジョンシムさん)

 救う会や家族会だと「北朝鮮のイメージ戦略に踊らされてる」などと悪口するのでしょうが、北朝鮮の思惑と関係なくこうした取材は意味があると思います。何も北朝鮮非難だけが取材じゃないでしょう。


■フジテレビ『北朝鮮平壌ルポ① 消えた?反米ムード 経済発展の鍵は…?』FNN北京支局・岩月謙幸
https://www.fnn.jp/posts/00363330HDK

 今回、小学校などの教員を育成する大学が公開されたのだが、そこで紹介されたものの1つが、小学生への英語の授業の練習だったのだ。しかも学生の話す英語は非常に流暢。もちろん、成績優秀な生徒が実演したのであろうが、北朝鮮では以前より小学校から英語は必須科目だという。

 もちろん「必須科目という建前だとしても」、それがどれほど実現してるかはわかりません。いずれにせよ大事なことは岩月氏も指摘してるように「我々はいたずらに米国を敵視する気はない」という政治的アピールですね。


■産経【めぐみへの手紙】元気な姿で再会するため お父さん、頑張っています
https://www.sankei.com/world/news/180917/wor1809170005-n1.html
 いい加減「生きてるかわからない、生きてる保証などは何もない娘との面会」希望より「明らかに生きてる孫娘やひ孫娘」ともっとあったらどうなんですかね?

 お父さんは当初、点滴で栄養を補っていましたが、限界があり、「胃瘻(いろう)」にすることになりました。胃瘻は管を通して胃に直接、栄養を入れる処置です。口から食べ物や飲み物を取ることができなくなるのは、あまりにもかわいそうで、家族としては胃瘻にさせたくはありませんでしたが、迷った末に決めました。

 胃瘻てのは石原伸晃が「エイリアンみたい」といって「確かに見た感じ、そう見えるかもしれないが病人への配慮が足りない」「あんたは病人を侮辱したいのか。口から栄養がとれなくなったら、胃瘻するくらいなら潔く死ねといいたいのか」「親の慎太郎も暴言がひどいが子どももか」などと非難されたやつですね。まあよほど体調を崩してないとやらない行為であり相当に体調がやばいですね。
 横田奥さんは、こうした情報によって「滋さんかわいそう」と世間の同情を集めたいのでしょうが俺は「蓮池透氏の家族会からの不当除名」「田中均氏の外務省退職」「朝鮮学校無償化除外」などの無法に加担したこの夫婦に何一つ同情しません。つうかぶっちゃけ俺が同情したところで何もどうにもなりませんし。俺が同情したところで拉致が解決するわけでも、滋氏の体調がよくなるわけでもありません。俺が同情したところで胃瘻をやめて口から栄養がとれるわけでもない。正直「こんな状態になる前に孫にもっと会えばよかったのに、あほやなあ」「むしろ滋さんがこうなったのはあんたら家族のせいと違うのか、横田奥さん!」としか思わない。

 何よりも、私たちが襲われた拉致という非道な出来事と、41年間の地獄の苦しみをもう二度と、誰にも味わってほしくないのです。

 北朝鮮がまた拉致をやるかという意味では、小泉訪朝以降はそれはあり得ないので安心してください。
 そうではなく「子どもが犯罪に巻き込まれて行方不明になる」という意味でしたら今後もあり得るでしょうが、その場合、北朝鮮とは関係のない話です。

 北朝鮮は、被害者の命を政治や外交の取引材料に使う残酷な行為を今すぐやめるべきです。

 といったところで何もどうにもなりません。
 「はい、わかりました、やめます」で済むならとっくの昔に話は解決しています。もちろん北朝鮮の行為は問題でしょう。しかし「問題だ」といってもどうにもならないならそんなことは言うだけ無駄です。
 つうか、ここで横田奥さんがやってる「夫は胃瘻なんです」も立派(?)に「今すぐやめるべき」「夫の命を政治利用する残酷な行為」だと思いますが、そういう認識がないんですかね?。滋氏もこんな「不人情な輩」が奥さんで全く不幸せですね。


櫻井よしこ「支離滅裂に映る細川元首相のインタビュー 闇雲な政権批判はメディアの真価にあらず」
https://yoshiko-sakurai.jp/2018/09/15/7636

 雑誌「選択」があらぬ方向に迷走中だ。

 むしろよしこの方が「あらぬ方向に迷走中」と思いますが。「選択」は「定期購読(会員向け販売)のみの雑誌」で一般書店にはおいていません。しかも公称部数3万部です(週刊文春の公称61万部、週刊新潮の公称42万部、週刊現代講談社)の公称39万部、月刊文春の公称37万部、週刊ポスト小学館)の公称36万部*27などに比べ、そんなに多くない)。そんな「社会的影響力の低い代物」にまでケチをつけるなんてどれほど「小心者」なのか。
 ほとんどの人間は「選択」なんてその存在すら知りません。むしろよしこのこの記事で知った人も多いでしょう。

 (ボーガス注:月刊「選択」)9月号の細川護煕元首相の巻頭インタビューはどう読んでも支離滅裂だった。氏は安倍晋三首相は「無私の心がない」(中略)と批判した。

 「モリカケなんかやらかす男」に無私の心なんかないでしょうねえ。まあそれ以前の話だと思いますが。もちろんそんな安倍を詭弁で擁護するよしこらウヨにも無私の心などないでしょう。

 細川氏はまた、安倍首相が拉致問題解決を「自分の時代の成果」にしたがっていると論難した

 今のところ拉致問題解決(5人の拉致被害者帰国)は「小泉首相福田官房長官」の成果であって安倍の成果では全くありません。

 細川氏を含めて歴代首相の中で安倍首相ほど拉致解決に向けて力を尽くし続けている政治家はいないと断言できる。

 誰が考えても歴代首相で尽力してるのは「拉致被害者帰国」という成果を出した小泉総理であり、次に「首相在任中の訪朝を検討していた」といわれる福田首相でしょう。
 なお「拉致被害者家族会ができたのは1997年で細川氏が首相になったずっと後じゃん?」と思いましたがよしこ的には「橋本敦質問による梶山自治相・国家公安委員長、宇野外相(竹下内閣)発言以降」は「政府が北朝鮮拉致疑惑の存在を公式に認めた以上」、すべての首相に「拉致解決の責任がある」ようです。
 まあ実際にはよしこがそう思ってる、つうよりは拉致をネタに細川氏の首相時代の言動に因縁つけるにはそうせざるを得ないつうだけの話でしょうが。
 つまりはよしこの認識だと現在の首相、外相である「安倍首相、河野外相」はもちろん

・宇野内閣の宇野首相、三塚博*28外相
・海部内閣の中山太郎*29外相
・宮沢内閣の渡辺ミッチー*30外相、武藤嘉文*31外相
・橋本内閣の橋本首相、池田行彦*32外相
・小渕*33内閣の小渕首相、高村正彦*34外相
小泉内閣の川口*35外相、町村*36外相
・第1次安倍内閣の安倍首相、麻生*37外相
福田内閣高村正彦外相
麻生内閣麻生首相中曽根弘文*38外相
・菅*39内閣の松本剛明*40外相

などにも責任が生じるわけです(なお、ここではよしこが批判に躊躇しそうな自民党関係のメンツ*41のみ上げ、民主党政権の外相は「後に自民入りした松本剛明氏以外」はあげていません。)。

 1988年、梶山答弁で北朝鮮が日本国民を拉致していると国会で明らかにされたにも拘わらず、細川氏も関心を示したことなどなかったではないか。

 やれやれですね。当時、答弁した宇野*42外相(竹下*43内閣)が首相になったら、拉致問題解決に動いたか、当時答弁した梶山*44自治相・国家公安委員長(竹下内閣)が、自民党幹事長(宮沢*45総裁時代)や海部*46内閣法相、橋本*47内閣官房長官になったら拉致解決に動いたかと言ったら動いてないのですが?。細川氏だけ非難するなど言いがかりも甚だしい。

 (ボーガス注:月刊「選択」)9月号の99ページには横田滋氏を病院に見舞った首相への批判記事がある。滋氏の容態悪化で、横田家は首相の見舞いを「断りたかった」が「仕方なく受け入れた」と書いている。(ボーガス注:よしこの?)取材に妻の早紀江さんが語った。
「ご多忙の中、総理は主人の手を握って、政府も頑張っていますから、待っていて下さいと励まして下さった。主人は笑顔を見せました。総理のお見舞いを仕方なく受け入れたとか嫌がったなど、絶対にありません。私も拓也も哲也も本当に総理には感謝していると、雑誌の方にはっきりとお伝え下さい」

 いやいや普通に考えて早紀江が不満を口にしないのに雑誌「選択」が飛ばし記事を書くとはおよそ信じられない話です。相手は首相という最高権力者です。そんなリスキーな行為は普通しない(菅首相を首相在任中に誹謗しまくった産経のようなレアケースはありますが)。
 かつ、よしこの紹介する早紀江の発言も極めて不可思議です。
 何が「雑誌の方にはっきりとお伝え下さい」なのか。よしこにそんなことを頼むまでもなく、選択の安倍批判記事「横田一家が安倍を批判していた」が事実に反するなら、早紀江が「私はこんなことは言ってない。ほかの家族もこんなことは言ってない」と直接、「自分からはっきりと選択に自分の考えを伝え」選択に抗議すればいいでしょう。あるいは抗議の記者会見を開くとか。
 よしこを伝書鳩にする必要はどこにもない。
 結局、この「断りたかったが仕方なく受け入れた」は事実なのでしょう(何が仕方ないのか、なぜそこまで早紀江とその子どもたちが安倍にこびるのかさっぱりわかりませんが)。事実だから早紀江は「雑誌の方にはっきりとお伝え下さい」なんて、腰の引けた、弱腰の変な態度をとる。
 おそらく早紀江は「軽い気持ちで安倍への不満を周囲(ただし救う会、家族会は除く)に口にした」がそれが雑誌記事になり、救う会や家族会に「安倍総理に失礼だ」と非難されて「そんなこといってない」と強弁してるのでしょう(そこまで安倍や救う会、家族会にへいこらする理由がわかりませんが。かつそこまでへいこらするのに安倍への悪口を放言するのも訳がわかりません。雑誌記事になるというのはどう見てもかなり早紀江が放言してるとみるべきでしょう)。
 しかし「そんなことはいってる」がゆえにさすがに早紀江も「選択に私が自ら抗議する、そして記事の撤回を求める」という厳しい態度がとれないわけです。もちろんよしこも救う会も家族会も「早紀江のそうした安倍への態度」はよーくわかってるでしょう。本心では選択が飛ばし記事を書いたとは全く思ってない。
 もはや早紀江と救う会、家族会の間にはおそらく何の信頼関係もない。にもかかわらずお互い腐れ縁を続けてるのだから、どちらもどうしようもない馬鹿です。


■産経『拉致被害者救出を訴える仙台市職員2748人の署名、市長が家族会に託す』
https://www.sankei.com/world/news/180914/wor1809140023-n1.html

 仙台市が職員有志に呼びかけた北朝鮮による拉致被害者の救出を訴える署名簿に職員の約2割に当たる2748人が署名

 まあやはり全員署名つうわけにはいかないのでしょう。強制なんかしたら問題ですしね。

 増元前事務局長は産経新聞の取材に対し、「郡*48市長は以前、民主党政権拉致問題担当の政務官をしていた経験もあり、関心を強く持っていただいたと思う。政令指定都市の仙台から全国の各市町村などにこの動きが広がれば、国民世論がわき上がる可能性があると思っている」と期待を込めた。

 「さんざん民主党に悪口して、仙台市長選でも郡現市長ではなく自民党候補を応援してたのは誰なのかな?、安倍信者の増元さん(皮肉)」といいたくなりますね。つうか「市職員であって市民ではない」し、まあこんなことでは国民世論なんか湧き上がらないでしょう。そもそももはや「国民世論がどうとかいう問題ではなく、外務省の外交技術の問題」でしょうが。


■解決
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/09/news281830914-1.html

 石破*49元幹事長は日朝に双方の連絡事務所を設置すべきと言っていました。そして「(交渉を)少しずつ積み重ねて、その先に拉致問題の解決がある」とのことでした。そうやっていたら本人も家族も皆死んでしまうという、当たり前のことは全く念頭にないようでした。

 おいおいですね。交渉以外にどんな現実的解決の道があるのか。自衛隊で取り返すなんてことは現実的に無理なわけです。制裁しても意味がないことは今更言うまでもないでしょう。
 ならば「少しずつ交渉するが、時間もないのでハイペースで交渉を進める」しかないでしょう。
 荒木が本気で拉致解決を希望するなら石破を支持して当然です。というか本気で拉致を解決したいわけではないからこそ荒木は石破を非難するわけですが。
 というか小泉*50訪朝直後にどんどん交渉を進めてれば「時間がない」なんてこともなかったわけです。
 「小泉訪朝(2002年9月)」から16年も無駄に時間を空費したのは誰のせいなのか。その間に金正日は病死し、金正恩に世代交代しました。韓国も当時は金大中政権でしたが、盧武鉉李明博*51朴槿恵を経てて今は文在寅*52政権です。
 「制裁すれば北朝鮮がすぐに屈服して拉致被害者を返す」と放言した荒木ら救う会のせいです(もちろんそれにのった家族会もはっきり言って馬鹿ですが)。そのくせして未だに交渉に反対する。そしてそんな荒木を家族会が支持する。あまりにも馬鹿馬鹿しくて頭痛しかしません。
 さて「小泉訪朝の2002年」から「今2018年」までの期間が16年というのが「どれほどの長い時間か」というのを実感するためにいろいろ駄文を書いてみましょう。
 まず2002年のニュースですが「ブッシュjr*53が国際的批判を無視し、2002年3月にイラク戦争を開始」します。イラク戦争イラクはもちろんですが、それ以外にも「シリア内戦」などほかにも影響が波及し、現在に及ぶ「中東での泥沼戦争」がこうして生まれます。そのことは「ブッシュ批判&オバマ政権誕生」をもたらしますが、当初はブッシュも「フセイン打倒」を「成功だ」と喜び上機嫌でした。
 なお、ブッシュがイラクとともに北朝鮮を「悪の枢軸呼ばわり」し、イラクを政権転覆したことは北朝鮮の危機感を深めたでしょう。当然ながらそうしたことも小泉訪朝の背景の一つではあるでしょう。
 フランス大統領選決選投票に極右政治家ルペン(今のルペン女史の父親)が進出します。
 「社会党VSシラク*54」ではなく「ルペンVSシラク」という異常事態は世界に衝撃を与えました。
 しかし今や「ルペン女史」がマクロン*55と決選投票しても、2002年当時ほどの衝撃はないということで「ヨーロッパの排外主義」は現在さらに深刻化しています。
 「プーチン*56大統領が就任2年目」です。この時点では誰も「2000年から現在」まで18年ものプーチン長期政権などさすがに誰も予想してなかったでしょう。
 ドイツはまだシュレーダー*57社民党政権(1998〜2005年)で、「2005年から現在まで」13年ものメルケル*58長期政権は姿を現していません。英国もまだブレア労働党政権(1997〜2007年)でした。
 中国は2002年当時はまだ江沢民*59政権(1989年6月〜2002年11月まで党総書記、1989年11月〜2003年3月まで国家主席)であり、習近平*60政権での「AIIBや一帯一路」はこの時点では影も形もありません。まあそれ以前に「ポスト胡錦濤*61」が誰かさえわかりませんでしたが。
 次に「2002年生まれの人間」をウィキペディアで見てみます。
 棋士藤井聡太(2002年7月9日生まれ)がいます。2002年当時は「赤ん坊」の彼が「話題のプロ棋士になるとは誰も思っていなかった」わけです。
 次に小生は団塊ジュニア(1970年代後半生まれ)なので今がアラフォー(40代前半)、小泉訪朝当時はまだ20代です。
 で、「小生にとって身近な感じがする」小生のような団塊ジュニア(1970年代後半生まれ)をウィキペディアから拾っていくと

米倉涼子(女優、1975年8月1日生まれ)
滝藤賢一(俳優、1976年11月2日生まれ)
香取慎吾(俳優、1977年1月31日生まれ)
小泉孝太郎(俳優、1978年7月10日生まれ)
国仲涼子(女優、1979年6月9日生まれ)

なんかがいますね(1975年は後半とは言えないかもしれませんが、まあご容赦ください)。まあ例は何でもいいのですが俺的に「16年の時間の長さを感じられそうな人」にしました。
 で一人ずつ見ていきますが今や様々なテレビドラマで主役や準主役を務めることも珍しくなくなった米倉も2002年時点は女優としてはそこまで売れてません。私見では米倉が売れるきっかけはテレビ朝日ドラマ「黒革の手帳」(2004年)での主演でしょうね。
 ウィキペディア黒革の手帳」によれば「当初は深田恭子(1982年11月2日生まれ)が主役に予定されていた」のが米倉に役が回ってきたわけで実に幸運だったと言えるでしょう。
 「黒革の手帳松本清張原作)」があたったことでその後、テレ朝で「清張原作、米倉主演」で「けものみち」(2006年)、「わるいやつら」(2007年)を演じ、これらもそこそこの視聴率をとったことで米倉の女優としての地位が確立します。
 次に滝藤。ウィキペディア滝藤賢一」によれば彼は仲代達矢無名塾出身だそうですが

・2013年、TBS日曜劇場『半沢直樹』で主人公・半沢(堺雅人*62)と同期の銀行員・近藤直弼役を演じ、知名度を高める。
・2014年4月のテレビ東京深夜ドラマ『俺のダンディズム』でテレビドラマ初主演。CMも、2014年3月4日からオンエアされたロッテガム「Fit's LINK」が初の単独CM出演となる。

ということで、まあ、2002年当時の滝藤なんて完全に無名俳優です。
 次に香取。SMAPも解散しましたが、2002年当時はそんなことは誰も予想しておらず、2002年前後は

・2000年、慎吾ママ名義の「慎吾ママのおはロック」がミリオンヒットとなり、慎吾ママの「おっはー」が流行語大賞を受賞。
・2001年10月、テレビ朝日の情報・教養バラエティ番組『SmaSTATION!!』がスタートし、司会を務める。
・2004年、NHK大河ドラマ新選組!』で主役・近藤勇を演じる。
・2005年8月、日本テレビ24時間テレビ 「愛は地球を救う」』で、同じSMAPのメンバー草磲剛ともにメインパーソナリティーを務める。
・2006年、フジテレビドラマ『西遊記』で主人公・孫悟空を演じる

などジャニーズタレントとして活躍していたわけです。解散後はやはりジャニーズの圧力でもあるのかテレビ出演が減った気がしますが。
 次に小泉。今や「元首相の息子」と呼ばれることも少なくなり、まあ俳優としてそれなりの力をつけ一定の評価をされてるとは思います。ただし2002年当時は「親の七光りで芸能界デビューしたけどいずれ消えるだろ」程度の扱いでした。言うまでもなくそういう人間は過去にいくらでもいるわけです。
 小生も、彼が、推理能力はあるが人付き合いに難があり「生活安全課なんでも相談室」という閑職に飛ばされた、とぼけた刑事役「小早川冬彦」を主演するテレビ東京のドラマシリーズ『警視庁ゼロ係:生活安全課なんでも相談室』シリーズ*63を楽しく見させていただいています。もはや彼をどう評価するにせよ「親の七光りだから俳優をやっている」というレベルは完全に脱したかと思います。

・『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜』(2016年1月15日〜2月26日)
・『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜 SECOND SEASON』(2017年7月21日〜9月15日)
・『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜 THIRD SEASON』(2018年7月20日〜9月14日)

とこのシリーズはすでに三作作られていますから彼も俳優として独り立ちしたと言えるのでしょう。
 芸能界というのは「人気がすべて」であって親の七光りだけでどうにかなる世界じゃありませんので。
 まあ「祖父・岸*64元首相や親・安倍*65元外相の七光りで安倍*66が首相をやってける日本政界」も相当おかしいですが。
 最後に国仲。彼女も「今はベテラン」なのでしょうが、2002年当時は2001年上半期のNHK朝ドラ「ちゅらさん」が大ヒットしたばかりで「まだ若手」と言っていいのでしょう。なお、失礼ながら彼女も「ちゅらさん」が代表作になってしまい、それ以降、今ひとつそれを超えられない気がします。

 二人に共通することですが、どちらも「解決」というのを現在の政府認定者の残り12人にせいぜいプラスアルファ程度としか思っていないのではないかということです。特定失踪者については言葉のニュアンスからも念頭に置いていることはほとんど感じられませんでした。聞いている方もあまりそういう問題意識はなかったようですが。

 そりゃ特定失踪者なんて念頭に置かないのは当然でしょう。「国内で生存が確認された特定失踪者が複数いる」のに何を言ってるんだって話です。
 しかもウィキペディア「足立区女性教師殺人事件」を見ればわかりますが「通常の殺人事件」を「北朝鮮拉致だ」と放言した前科も荒木たち救う会にはあります。荒木はふざけんな、て話です。しかし、こうした事実を知りながらも、特定失踪者なんか支持する馬鹿(特定失踪者家族を含む)には本当にうんざりします。

■足立区女性教師殺人事件 (ウィキペディア参照)
 1978年(昭和53年)8月、東京都で女性教師が失踪したが、後に殺害事件と判明した事件である。
 未解決事件となっていたが、公訴時効成立後の2004年(平成16年)、真犯人の男性が女性教師の殺害を自供した。
■事件の概要
 1978年8月14日、東京都足立区の区立中川小学校で当時29歳の女性教師が失踪した。女性教師の最後の目撃者は小学校で警備員をしていた男性Wであり、女性教師が最後に目撃されたのは同日であった。
 警察も事件として捜査していたものの女性を発見できずにいた。
 女性教師の失踪から10年後の1987年の大韓航空機爆破事件において、北朝鮮工作員金賢姫日本語教師李恩恵*67」が女性教師と似ていると特定失踪者問題調査会が主張したことで、女性は北朝鮮による日本人拉致問題の被害者であるとして、女性教師の家族は「救う会北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)」に参加した。
 しかし、事件から26年後の2004年8月21日、女性教師の最後の目撃者である元警備員の男性Wが警視庁綾瀬警察署に出頭して殺害を自首、事件の全容が判明した。Wは自首の動機は良心の呵責ではなく、遺体を隠匿していた元の自宅が道路拡張のための土地区画整理の対象となり、家が取り壊される予定だったので、事件が発覚すると思ったからと述べた。またWは、「高齢の夫婦二人暮しで移転できない」として、警察への出頭直前まで強硬に立退きを拒んでいた。
 女性教師は失踪当日にWによって殺害された。事件発覚を恐れたWの手により、女性教師の遺体はコンクリート詰めにされ、公訴時効成立までWの自宅に隠されることとなった。犯行の詳細については、Wの一方的な証言しかないが、それによれば、校内で肩がぶつかったことから口論となり、騒がれたので逆上して殺害したということである。遺族は被害者について「人と争うことのない穏やかな人だった」として、この供述の信憑性を否定しており、真相は不明である。殺人罪の公訴時効(現在は殺人罪については時効が廃止されたが、この当時は15年)が成立していたため、Wを殺人罪で起訴することができなかった。
 遺族は元警備員の男性Wに対して民事訴訟を起こした。2006年9月26日、東京地方裁判所はWの行為を「殺人」(1978年が消滅時効の起算点)と「遺体の隠匿」(2004年が消滅時効の起算点)に分けて検討した上で、「殺人」については民事上でも「1978年の起算点から」26年が経過し、20年の消滅時効が成立しているとし賠償を認めなかった。しかし、女性教師の遺体を頻繁に移動させていた「遺体の隠匿」については20年の消滅時効は成立しないとして、Wの責任を認定して330万円の賠償を命じた判決を言い渡した。
 これに対し、東京高等裁判所は2008年1月31日、上記地裁判決を破棄し、Wによって「遺体の隠匿」され続けたために「殺人」が判明しない中で「殺人時期」の1978年を基点として20年の消滅時効を認めることが「著しく正義・公平の理念に反する」場合など一定の条件下においては消滅時効の効果は排除される*68として、「殺人」と「遺体の隠匿」を一連の行為と認定したことで、「殺人」についてもWの責任を認め、約4255万円の支払いを命じる判決*69を言い渡した。2009年4月28日、最高裁判所は、Wの上告を退け、判決が確定した。

 なお、Wの自首動機の一つが「時効成立」であることを考えれば時効廃止がよかったのかは疑問符がつくかと思います。


■電話の謎
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/09/news281730912-d.html

 特定失踪者で電話に係わる仕事の人が多いのは前から注目されています。これがどういう意味を持つのか現時点では分かりません。

 特定失踪者など「拉致ではそもそもない」ので馬鹿馬鹿しいことこの上ないですが、仮に「百歩譲って拉致」であり「もう百歩譲って、電話関係の仕事云々が偶然ではなく、何らかの必然」だとしても、荒木ですら「わかりません」では何の意味も有りません。かつわかることが「拉致解決に必要か」といったら必要ないわけです。

 だとするとターゲットに選定されたのは市川さんの周辺にそういう人間がいた可能性があり、一つには職場の中だったのかも知れません。今の情報通信労連は違いますが、前身の全電通であれば昔なら労働組合の中にそのような動きをした人間がいた可能性はあります。

 おいおいですね。全電通に対して失礼すぎでしょう。まあ小生も労組には全く無知なノンポリですが、荒木がこう言うってことは「全電通=旧社会党系」「情報通信労連=旧民社党系」でしょうか。


■建国70年
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/09/70-news28153099.html

 今の韓国の政権は北朝鮮の傀儡(かいらい)政権のようなもの

 太陽政策をしてるだけで傀儡呼ばわりとは馬鹿馬鹿しくて二の句が継げませんね。


■国基研『安倍3選でも難しい日露平和条約』名越健郎*70
https://jinf.jp/feedback/archives/23415
 相手が「ウヨ世界のプリンス」安倍だから「難しい」としてるのであって実際は「無理だ」と思ってるでしょうね。というか、「あの国基研」ですらこの件では「手放しで安倍万歳」じゃないわけです。


■国基研『誤って伝えられた米大統領の「真珠湾」発言』榊原智
https://jinf.jp/weekly/archives/23404

 トランプ氏が言いたかったことはこうであろう。
 《かつて日本は、真珠湾まで殴り込みにきたほどの軍事強国だったではないか。日本は今、北朝鮮や中国の脅威に直面しているが、なぜ昔のように毅然とした姿勢で立ち向かわないのか。防衛費はもっと増やしたほうがいいのではないか。》

としてトランプと安倍をかばう榊原ですが、彼が「これがトランプの真意だ」と主張するまともな根拠は何ら提出されません。「安倍政権周辺筋(具体的な名前は言えない?)から産経が取材したらそうした証言が得られた」なんてのはまともな根拠とは言えない。
 安倍政権に限らず「政権に不利な情報が出れば」通常必死に否定するでしょう。
 「ロシアゲートなど言いがかりだ(トランプ)」「我が国は元スパイ暗殺未遂などやってない、英国政府の発表は間違いだ(プーチン)」などが一例としてあげることができます。
 しかしそれは「客観的な第三者の主張ではない」のだから動かぬ証拠がない限り鵜呑みにはできません。
 つうか仮に榊原のような文脈だとしてそこで「リメンバー・パールハーバー」なんて普通言わないでしょう。「言うまでもないことですが」やはり詭弁と見なすべきでしょうね。


■9月5日で予備自衛官任期満了退官です
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/09/95-1cf7.html

 ちょうど「『その後』を考える集い6」の日に予備自衛官の任期満了退職になります。残念ながら迷彩で北朝鮮に乗り込む夢は実現できずに終わりそうです。

 そもそも自衛隊が乗り込むことなんかあるわけもないし、仮に乗り込むとしても予備自衛官なんかにお声がかかることもありません。戦前日本だって基本「日中戦争が泥沼化するまでは」、一般国民に徴兵なんかかけずにプロ軍人だけで戦争してたわけです。
 荒木の発言は冗談にしても非常識ですがそれはさておき。
 荒木のくだらない冗談には「私戦予備罪で日本警察に逮捕されることや、北朝鮮の反撃で死ぬことを恐れなければ、あなた方救う会が私的に、ランボー的に北朝鮮に軍事攻撃でも何でも仕掛けていいのですよ?」と冗談で応答しておきます。


■時間がない
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/09/news28103092-47.html
 「時間がない」といいながら小泉訪朝(2002年)から15年間も時間を無駄に空費したことに対する反省がない荒木ら救う会も相当のバカでありクズです。

 秋田県男鹿市日本維新の会拉致問題対策本部の役員である高木かおり参院議員・串田誠一衆院議員と漂着船の視察

 さすがに自民党公明党なんぞはこんなん相手にしてくれないんでしょうねえ。
 「維新なんて与党でも最大野党(今は立民です)でもねえ泡沫じゃねえか、畜生!。大阪方面しか政治力ない政党じゃねえか!」という荒木の嘆きを感じますね。
 なお、ウィキペ「高木佳保里」によれば

 2011年、堺市議会議員選挙に自民党公認で出馬し、初当選。堺市議時代は、所属する自民党大阪府連や竹山修身堺市長に歩調を合わせ、大阪維新の会が主張する大阪都構想への反対運動に取り組んでいた。
 2016年2月5日、自民党に離党届を提出。同年5月、これまでの反維新・反大阪都構想の立場を転換し、おおさか維新の会が第24回参議院議員通常選挙を見据えて実施していた、浅田均に次ぐ2人目の大阪府選挙区(定数4)の候補者公募に応募。

というのだからまるきり政治信念のない詐欺師も同然です。これでも当選させる大阪の維新支持者もふざけていますが。


■リメンバー・パールハーバー
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/08/news280830830-b.html

当時の米大統領ルーズベルトは攻撃を知っていながら、第二次大戦に参戦するためにハワイを見殺しにして日本に攻撃させた

 もちろんこれは完全な陰謀論でそんな事実はありません。「真珠湾攻撃はだまし討ちだ」という批判に対し「いやだましたのはルーズベルトの方だ」と一部の日本バカウヨがデマ飛ばしてるに過ぎません。
 そもそも本当に「攻撃を知っていながら」なんてことが事実ならそれこそそうした歴史的事実が証拠付きで残るわけですが、そんな証拠はどこにもありません。
 大体「むしろ真珠湾攻撃を仕掛けてきた日本を待ち構えて完膚なきまでにたたき再起不能にした」方が参戦しやすいし、日本も早期に降伏せざるを得なくなるわけです。

「リメンバー・パールハーバー」などと言われる原因を作った外務省は、今からでも良いですから当時のワシントンの日本大使館がしでかした不手際について、国家に取り返しのつかない過ちを犯したと認めるべきではないでしょうか

 これについては別記事でも触れましたが、「当時の外務省が駐米大使館に責任転嫁したに過ぎない」「だまし討ちと言われたくなければ、駐日米国大使館に日本外務省が宣戦布告するという簡単な方法があったのに外務省はそれをやらなかった」「外務省は陸海軍の圧力もあり、『宣戦布告をできる限り遅らせ』、その結果、あまりにも時間がタイトすぎて大使館がすぐには宣戦布告を米国政府に通知できなかった。むしろ非難されるべきは大使館職員ではなく外務省」「むしろ外務省はだまし討ち(宣戦布告前の軍事攻撃)になってもかまわないと考えていた疑いすらある」というのが今の通説的見解かと思います。

 米朝首脳会談の5日前にこんなことを言われて安倍総理はどう思ったのでしょう。それでもまさか今になって「トランプなんて信用できないいかさま不動産屋だ」とは言えないでしょう

 トランプに向かって「信用できないいかさま不動産屋」呼ばわりとはよほど米朝合意や「その後の米韓合同軍事演習当面中止」が気にくわなかったのでしょう。

 現実問題として、安倍さんがトランプを操っているかのような幻想を振りまいていたらどこに連れて行かれるか分かりません。イージスアショアとか水陸両用車とか、役にも立たないのにやたら高い兵器を買わされておしまいです。

 安倍が荒木が期待するほどには北朝鮮問題で右翼的でないことに憤懣がたまってるようで、櫻井よしこ島田洋一に比べたらかなり安倍に向かって悪口しています。
 とはいえ所詮「自民党産経新聞など安倍万歳のウヨ連中が全員、俺の敵に回ろうと俺は安倍を許さない」とまでは言えないあたり、荒木も腰が引けていますが。

*1:日本画家。東京芸術大学元学長。ユネスコ親善大使として、「高句麗前期の都城と古墳」と「高句麗古墳群」の世界遺産登録に寄与した功績で韓国政府より修交勲章興仁章(2等級)を受章している(ウィキペ「平山郁夫」参照)。

*2:田中寿美子参院議員(社会党)の秘書などを経て社民党参院議員。社民党副党首、「I(アイ)女性会議」(社民党系の女性団体、旧称・日本女性会議)常任顧問、「日朝国交正常化を求める連絡会」共同代表など歴任

*3:宏池会初代会長。吉田内閣通産相、蔵相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相などを経て首相

*4:宏池会第二代会長。岸内閣通産相自民党幹事長(池田総裁時代)、総務会長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣法相、衆院議長など歴任

*5:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*6:コリアンタウンがあることで知られる。

*7:今時「大東亜戦争(ウヨしか使わない死語)」ですか?。荒木も全く非常識な男です。

*8:金大中氏の側近。金大中政権で大統領外交安保首席秘書官、統一部長官、国家情報院院長など歴任

*9:多分、家族会の反発を危惧して認めないのでしょうが。

*10:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、第2次、第3次近衛内閣陸軍大臣などを経て首相。戦後、戦犯として死刑判決。後に昭和殉難者として靖国合祀

*11:支那方面軍参謀副長、北支那方面軍参謀副長、陸軍省軍務局長、近衛師団長、第14方面軍(フィリピン)参謀長など歴任。戦後、戦犯として死刑判決。後に昭和殉難者として靖国合祀

*12:第1次近衛、東条内閣蔵相。戦後、戦犯として終身刑判決を受けるが逆コースによって仮釈放された上、公職追放も解除され政界に復帰。池田内閣法相、自民党政調会長(池田総裁時代)など歴任

*13:戦前、東条内閣内務次官。戦後公職追放されるが後に解除され政界復帰。岸内閣で法相

*14:著書『独裁者プーチン』(2012年、文春新書)など

*15:そもそもそんなことをしようとしたら「日本はロシアに島を返せというくせに我が国にはクリミアを放棄しろというのか」というウクライナの反発は避けられないでしょう。従って仮にそれをするとしたら「クリミアにかわる」何らかのお土産をウクライナにロシアなり日本なりが出す必要があるでしょう。

*16:とはいえ「家族会から除名されたいのか」「巣くう会に攻撃されたいのか」であっても「どうぞどうぞ、それをやれば評判を落とすのはあなたたちですよ」ですむ話だと思うんですけどね。よほど家族会や巣くう会にちやほやされてきたことが「ある種の脳内麻薬化してる」「巣くう会や家族会の依存症になってる」んでしょうか?

*17:沖縄「集団自決」軍強要否定論者と沖縄米軍基地支持者がかぶってる(例:産経)のは決して偶然ではないでしょう。彼らは明らかに沖縄県民を馬鹿にしています。

*18:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*19:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*20:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*21:ジョージア州知事を経て大統領。2002年ノーベル平和賞受賞者

*22:アーカンソー州知事を経て大統領

*23:著書『中国と台湾:対立と共存の両岸関係』(2003年、講談社現代新書)、『尖閣諸島問題』(2012年、蒼蒼社)など

*24:というのも体制保障が具体的に何を意味するのかは、米朝双方の思惑から「明確化することができず」必ずしも明確ではないからです。ただし最低限「終戦宣言くらいはしないと話にならない」でしょう。

*25:著書『中国外交戦略』(2016年、講談社選書メチエ)、『米中露パワーシフトと日本』(2017年、勁草書房

*26:著書『プーチン主義とは何か』(2000年、角川oneテーマ21)、『新版・日露国境交渉史』(2005年、角川選書)、『現代ロシア国家論:プーチン型外交とは何か』(2009年、中公叢書)、『プーチンとロシア人』(2018年、産経新聞出版)など

*27:これらの公称部数はhttps://www.j-magazine.or.jp/magdata.htmlで確認できます。

*28:中曽根内閣運輸相、竹下内閣通産相、宇野内閣外相、自民党政調会長(海部、宮沢総裁時代)、幹事長(河野総裁時代)、橋本内閣蔵相など歴任

*29:鈴木内閣沖縄開発庁長官、海部内閣外相など歴任

*30:福田内閣厚生相、大平内閣農水相、鈴木内閣蔵相、中曽根内閣通産相自民党政調会長(中曽根、竹下総裁時代)、宮沢内閣副総理・外相を歴任

*31:大平内閣農水相、海部内閣通産相、宮沢内閣外相、橋本内閣総務庁長官など歴任

*32:池田勇人元首相の義理の息子。宇野内閣総務庁長官、海部内閣防衛庁長官、橋本内閣外相、自民党政調会長(小渕総裁時代)、総務会長(小渕、森総裁時代)など歴任

*33:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相を経て首相

*34:村山内閣経済企画庁長官、小渕内閣外相、森内閣法相、第一次安倍内閣防衛相、福田内閣外相などを経て現在自民党副総裁

*35:森、小泉内閣環境相小泉内閣外相を歴任

*36:橋本内閣文相、森内閣文科相、小泉、第1次安倍内閣外相、福田内閣官房長官衆院議長など歴任

*37:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第1次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相。現在、第二〜第四次安倍内閣副総理・財務相

*38:中曽根元首相の息子。小渕、森内閣文相(科技庁長官兼務)、麻生内閣外相、自民党参院議員会長など歴任

*39:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相を経て首相

*40:民主党政調会長(小沢代表時代)、菅内閣外相など歴任。現在は自民に入党。

*41:ただし海部首相(三木派出身)、宮沢首相、小泉首相福田康夫首相、河野外相(村山、小渕、森内閣)、田中外相(小泉内閣、後に自民を離党し民主党に移籍)など「よしこのような極右に批判的」「安倍現政権に批判的」「後に民主党に入党(田中真紀子氏)」など、よしこが批判に躊躇しないであろう人間は除きました。

*42:田中内閣防衛庁長官自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相を経て首相

*43:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相

*44:竹下内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(宮沢総裁時代)、海部内閣法相、橋本内閣官房長官など歴任

*45:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相。

*46:福田、中曽根内閣文相を経て首相

*47:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相

*48:野田内閣内閣府大臣政務官公務員制度改革拉致問題担当、税と社会保障一体改革担当など)などを経て仙台市

*49:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*50:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*51:ソウル市長を経て大統領

*52:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*53:テキサス州知事を経て大統領

*54:首相、パリ市長などを経て大統領

*55:オランド政権経済相を経て大統領

*56:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相を経て大統領

*57:ニーダーザクセン州首相を経てドイツ首相

*58:コール政権環境相キリスト教民主同盟 (CDU) 幹事長などを経て首相

*59:電子工業大臣、上海市長・党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*60:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*61:共青団中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*62:1973年10月14日生まれだそうなので堺の方が滝藤より若干年上です。

*63:完全に設定がテレ朝『相棒』の二番煎じですが、それをあまり意識させない程度には面白いかと思います。

*64:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*65:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党総務会長(中曽根総裁時代)、幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*66:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*67:現在では田口八重子氏と考えられている。

*68:消滅時効が成立しない」のではなく、「消滅時効は成立するがそれをWが主張することは『著しく正義・公平の理念に反する』ので主張できない」ということでしょうか?

*69:判決の是非(結論の是非や結論を導き出した論理展開の是非)はともかく「形式的に消滅時効を適用はしないこの判決」は、「殺人者を裁判所が免罪するのか!」つうマスコミ報道や世論が確実に影響してるでしょうね(まあ地裁判決だって「死体隠匿には賠償を認めたこと」でそうした世論に一定の配慮はしているのですが)。id:Bill_McCrearyさん記事『どういう了見で、毎日新聞はこんな記事を書くのか』https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/6377b0414b1b1f3a63ef652ef74fd2bf毎日新聞批判が該当する一例かと思います。

*70:著書『独裁者プーチン』(2012年、文春新書)など