「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(6/7分:島田洋一の巻)(追記・訂正あり)

■島田のツィート(2015年9/21〜11/1)

 中国だけはNo2の参加、すなわち中国は日韓より格上の国家という枠組を認めたこの「首脳」会談は開くこと自体が誤り*1だろう。

 「韓国は朴大統領、日本は安倍首相なのに、中国は習*2主席じゃなくてナンバー2・李*3首相とはどういう事だ!、中国は格上だとでも言うのか!」と怒る島田です。とは言え、「李首相が出席」ということは安倍も事前に分かっていたわけで、そこまでいうなら安倍批判すべきでしょうが「そこまではいけない」安倍信者の島田です。
 なんだかんだ言ってもウヨ連中は、公然たる安倍批判は何故かできないという「いつもの滑稽な風景」です。

キャメロンの媚中は度を増すばかりのようだ。少なくとも彼が首相の間、イギリスは信用できない

昨今の「中英友好報道」についてのアンチ中国・島田らしい感想です。「キャメロンが首相を辞めても」保守党から後継首相出現なら状況は変わらないでしょう。保守党内に有力な反キャメロンというかアンチ中国の政治家もいないようです。それどころか「キャメロン内閣副首相・財務相のオズボーン氏」が保守党の次期首相最有力候補と言われる状況です。
 いや仮に「労働党が政権奪還しても」島田が期待するような「反中国」という形での英中関係の激変はないんじゃないか。
 つうか「アンチ左翼」島田にとって「仮に労働党が保守党に比べて反中国だとしても」左翼政党である労働党に期待することはおそらくないのでしょうが。

(ボーガス注:中国)共産党の統制力低下に繋がるなら、ほとんどの揉め事は望ましい。
@【経済裏読み】まさに中国版“豊田商事事件”…レアメタル市場破綻「金返せ」の大合唱、政府“お墨付き”に激怒
http://www.sankei.com/west/news/151021/wst1510210001-n1.html

 おいおいです。島田にとって「もめ事で苦しんでる人」への同情の念は何もないようです。

 いまだ国連幻想に囚われた意見だ。役人はそれをポストと予算に結びつけている。
@【日本の解き方】ユネスコ分担金凍結は要注意 中国が影響力を強める恐れ 人的貢献などが得策 - ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151022/dms1510220830007-n1.htm

夕刊フジの記事は高橋洋一という「元窃盗犯のネトウヨ」の寝言です。島田と違い「分担金停止」なんてバカ言わないだけマシですが「南京事件の遺産登録に対して、何か対抗措置は必要だ」というのだから高橋もバカです。
ユネスコ分担金停止なんてバカが安倍政権ですらできるとは思えませんがそれはさておき。本当に日本がそんなバカをやったら、他のユネスコ加盟国(もちろん中国を含む)が「日本の無法には負けられない」という形で当然、予算維持に動くでしょう。

 (ボーガス注:岡田代表がよしこが批判するような発言を)言った言わないではなく、世界中で日本だけが集団的自衛権を行使すべきでないという岡田の発想が根本的に間違っているのだ。
@岡田代表vs櫻井氏、かみ合わぬ応酬の原因は「あいまい」民主党見解? 集団的自衛権「必要」発言論争
http://www.sankei.com/politics/news/151018/plt1510180025-n1.html

おいおいです。
よしこ「岡田代表はAと発言した、問題発言だ」
岡田氏「Aなんて言ってない。事実誤認だ」
というやりとりの最中に

言った言わないではなく、世界中で日本だけが集団的自衛権を行使すべきでない*4という岡田の発想が根本的に間違っているのだ

などと言い出す島田は
1)「よしこを正攻法ではかばえない、岡田氏の方が正しいと思ってる」ので話のすり替えを始めたバカか
2)論争点を無視して自分の言いたいことだけ言い出すバカか
どっちにしろバカです。島田が「このよしこ・岡田論争」でやるべき事は「よしこ氏の主張はこういう意味で正しい」という「まともなよしこ擁護」でしょう。
 それをやる気がなく「集団的自衛権は今の日本に必要だ、反対派は間違ってる」とだけ言いたいのなら「よしこと岡田氏の論争」なんか取り上げる必要はどこにもない。

「確かに南京で非戦闘員*5殺害とか略奪行為があったことは否定できないが、(犠牲者の)人数にはいろんな議論*6がある」(菅)。この議論では駄目だ。
@<菅官房長官ユネスコ分担金「停止・削減を含め検討」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151012-00000038-mai-pol

 南京で残虐行為があったことを認めながらも「中国の申請した資料が適切か分からない」「だからユネスコ分担金について支払い停止や削減を検討する」と「『何故申請が不適切と考えるのか』の根拠なし」でユネスコや中国に言いがかりをつける安倍や菅も酷いバカですが、安倍や菅ですら建前では一応認めざるを得ない「南京での残虐行為」を「なかったと言え(島田)」という島田は安倍、菅以上のバカです。

 大衆迎合家パックネ氏がどう動くかは韓国メディアの風向き次第。この問題はほおかむりで終わるだろう。
@韓国軍の性的暴力訴え大統領に謝罪要求 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151016/k10010271961000.html

仮にも島田が「巣くう会副会長」として人権派ぶるなら
1)ベトナムの女性たちの主張は正当か
2)正当であるならば韓国政府はいかに対応すべきか
3)日本政府や国際社会はこの問題にどう対応すべきか
などといったことを「人権擁護、人道主義の観点から」語るべきでしょうが「朴クネ氏への悪口」で終わらせてしまうのだから、いつもながらどうしようもない男です。

 まず、ろくに日本語もできない「日本研究者」が説教めいたことを言う厚顔に驚く。
@【緯度経度】“反日”女性米学者の「歴史」声明は政治活動 朴槿恵政権に助言も 韓国では「平和賞」受賞 
http://www.sankei.com/world/news/151017/wor1510170007-n1.html

 言ってる意味がわかりません。
 先ず第一に「慰安婦が違法かどうか」「安倍政権の慰安婦への態度が適切かどうか」なんてことは別に日本語の理解能力とは全く関係ない。日本語の理解能力があろうがなかろうが「慰安婦は違法」「安倍政権の態度は異常」なんてことは誰の眼にも明白です。
 大体この島田の理屈では「朝鮮語(韓国語)ができない朝鮮素人」「中国ができない中国素人」「ロシア語ができないロシア素人」などは、いかなる形でアレ「韓国、北朝鮮」「中国」「ロシア」などを批判してはいけないのか。実際問題産経紙上などで「韓国、北朝鮮、中国、ロシア」を非難するウヨ連中が「全員、その国の言葉も使えるその国の専門家か?」と言ったらそんなことないでしょう。
 第二に「島田が紹介する」産経の記事のどこにも「ダデン氏を含む声明に賛同した日本研究者」が日本語ができないなんてことは書いてありません。島田が何を根拠にこういう事を言うのか分かりません。
 第三にですがそれならば「自称北朝鮮研究家の島田」は朝鮮語(韓国語)ができるのか?(とてもそうは思えませんが。島田は明らかに韓国語資料なんか使ってないでしょう)。まあ、「××研究者」を自認するなら「××語ができた方がいい」でしょう。また「××語ができる研究者の方がまともな研究が多い」でしょうが、必ずしもそれは「必要不可欠、必須の能力ではない」んじゃないですかね(まあ、できるという場合のレベルがどのレベルかという問題もありますが)。

 日本は歴史認識の怪しい*7村上春樹氏を推すのをやめ、『私の娘を百ウォンで売りました』*8の脱北詩人チャン・ジンソン氏あたりを強く推すべきだ。

 「はあ?」ですね。島田の言う「日本」とは具体的に何のことなのか?。もちろん「日本政府」が村上氏に限らず特定の作家をおしてるという事実はありません。川端(1968年)や大江(1994年)といった過去の日本人ノーベル文学賞受賞者にしても別に「日本政府のプッシュ」のおかげではないでしょう。
 「日本人の村上ファン」は授賞を強く望んでるでしょうが。
 なお、日本人のノーベル文学賞候補についてウィキペ「ノーベル文学賞」から関連記述を引用しておきます。

ノーベル文学賞(ウィキペ参照)
賀川豊彦が1947年*9、1948年*10の2度候補に挙がっている。
・2009年、朝日新聞ノーベル財団に情報公開請求した結果、賀川の後は1958年*11谷崎潤一郎西脇順三郎が候補となったことが確認された。
・谷崎と西脇は1960年〜1962年にも候補者となったことが、2013年に読売新聞によるスウェーデン・アカデミーへの情報公開請求の結果として確認された。また、読売新聞の情報公開請求では1968年に受賞した川端康成が、1961年*12と1962年*13に候補者となっていたことも明らかになった。
・2014年1月3日、三島由紀夫が1963年*14ノーベル文学賞の有力候補6人の中に入っていたことが公式発表された。
・2015年1月、共同通信社の資料公開請求により、1964年*15は谷崎・川端・西脇・三島の4人がノミネートされ、そのうち谷崎は最終選考6人の中に含まれていたことが明らかになった。
・読売新聞は2012年3月にノーベル委員会のペール・ベストベリー委員長に取材し、「安部公房は急死*16しなければ、ノーベル文学賞を受けていたでしょう。」「井上靖が、非常に真剣に討論されていた」といったコメントを得たことを報じた。

 ということで選考者側の情報公開から間違いなく候補になったと判明したのが「賀川豊彦谷崎潤一郎西脇順三郎三島由紀夫」、関係者証言なので今ひとつ信憑性に欠けるのが「安部公房井上靖」のわけです。それ以外の「候補者報道」は「最近の村上春樹氏」も含めて「憶測」に過ぎず明確な根拠はありません。
 なお、今回の受賞者はマスコミ報道に寄れば

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151008/k10010263661000.html
 社会主義体制に抑圧された人々の声を通して旧ソビエトの実態を描いてきたベラルーシの女性作家、スベトラーナ・アレクシェービッチ*17

チェルノブイリ原発事故や戦史をテーマにしてきたスベトラーナ・アレクシエービッチ氏

なの*18で反共の島田は大喜びするかと思ったのにノーコメントで意外です。ああ、でも「チェルノブイリ原発事故をテーマにしてきたスベトラーナ・アレクシエービッチ氏(毎日新聞)」だからたとえ「旧ソ連批判派」でも島田にとっては評価できないのか。

【追記】

こういう発言を聞くと、この人がノーベル文学賞でよかったと思う。
■産経「ロシアは闇の時代を迎えた」ノーベル文学賞作家、独で会見
http://www.sankei.com/world/news/151010/wor1510100054-n1.html

 受賞対象になったのはもちろん「文学作品」のわけですが、そこに触れずに「ロシア批判万々歳」て辺りが島田らしいばかばかしさです。
 それはともかく、産経が紹介するアレクシエービッチ氏の発言を見てみましょう。

 ウクライナ危機をめぐり欧米に経済制裁を科され苦しんでいても、人々はプーチン政権を支持しているとの見方を示した。

そうなる理由としては
1)ポストプーチンの明るい展望が見えない(国内の反プーチン派に魅力がない)
2)ロシア人の多くは「プーチンに批判的な民主派すら」クリミア併合を支持しており、クリミア併合を理由とした欧米制裁に対し「欧米の言いがかり」と認識してる
3)ソ連崩壊後、民主化が進展しなかったことから「プーチンが倒れても何がどうなるわけでもない」というあきらめがある
4)欧米が「エジプト・シシ軍事政権」など都合のいい独裁的政権は容認しているため「欧米のプーチン批判に偽善を感じてる」
といったところでしょうか。

ベラルーシで11日に行われる大統領選については「ルカシェンコ*19が勝利するのは間違いない。番狂わせはない」と予測。

 なお、現職ルカシェンコを「独裁的」と批判する立場がアレクシエービッチ氏です。

 人権抑圧で有名なムガベの受賞は漫画的なまでにこの賞にふさわしい。村山が同点も大いに笑わせる。
■産経『中国、孔子平和賞ジンバブエ大統領*20 最終選考に残った村山元首相「健康上の理由で授賞式に参加できない」と固辞』
http://www.sankei.com/world/news/151010/wor1510100035-n1.html

 村山氏は「平和賞最有力候補」とまでは言いませんが、村山談話の功績によって「何らかの平和賞を授与されてもおかしくない」と俺個人は思いますけどね。また「ノーベル平和賞の相対化」と言う意味で色々な平和賞ができること自体は悪いことではない。ノーベル賞はどうしても「欧米目線」のわけです。「リビア空爆に反対した功績でのプーチン・ロシア大統領(2011年)」など、過去のさまざまな孔子平和賞授賞も、今回のムガベ孔子平和賞授賞も「欧米のプーチンムガベらへの批判に対するカウンター」という要素はあるでしょう。
 ただ孔子平和賞てのは「劉暁波ノーベル平和賞受賞(2010年)に反発してできたらしい」と言われる曰く付きの賞です。しかも今回、村山氏と同点が「国内外から批判が少なくないムガベ」です。ちょっと村山氏がもらっても日中友好に役立つよりは、「むしろアンチ中国の攻撃ネタにしかならない」気がしますね。村山氏の辞退はそう言う意味で当然でしょう。とは言え隣国相手にそう言う事言うと角が立つから「健康不安」のわけです。
 まあ個人的には「ムガベが好きなわけでも何でもない」ですが「ムガベ、アサド(シリア大統領)、金正恩北朝鮮国防第一委員長)など特定の独裁者のみやり玉に挙げる」欧米のやり口には偽善を感じます。たとえば「エジプトのシシ軍事政権」などは事実上、欧米は黙認してるわけです。
 さて島田が紹介する産経記事ですが、ムガベ*21大統領、村山氏以外では

日本の福田康夫元首相のほか、国連の潘基文事務総長、韓国の朴槿恵大統領、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ

が候補者だったそうで、興味深いですね。俺的には「中国の福田氏評価」が興味深い。
 安倍と同じ派閥で「小泉政権幹部として小泉首相を支えた」と言う意味では共通点があるのに安倍と福田氏の違いは何だろうと思いますね。
 なお、ウィキペディアムガベ」によれば

 中国の軍事支援を受けジンバブエ・アフリカ民族解放軍(ZANLA)を結成し、イアン・スミス*22率いるローデシア*23政府軍と武装闘争に突入した。

ということでムガベと中国は歴史的つながりがあるわけです。
 またムガベ

政権獲得直後のムガベはスミス元首相ら白人旧政権指導者に対し努めて寛容な態度で臨んだ。白人社会との融和政策は「アフリカでの黒人による国家建設のモデル」と称賛され、1988年には第2回アフリカ賞を授与された。当初は白人の協力も得て順調に経済運営を行い、教育や医療に資金を充てたことで低い乳児死亡率とアフリカ最高の識字率を達成し、「ジンバブエの奇跡」として絶賛された。1994年にはイギリスのジョン・メージャー*24政権下でKCB(バス勲章)を授与*25された(ウィキペ「ムガベ」参照)。

ということで実は「過去においては欧米においてもかなり評価されていた」事に注意が必要でしょう。

こうなることは始めから分かっており、「補助金」を認めた知事の責任だ。
@神奈川の朝鮮学校補助金問題、保護者向け文書に「返金」記さず 知事が求めたのに…県会常任委で批判
http://www.sankei.com/life/news/151002/lif1510020018-n1.html

ばかばかしい。「何ら問題のない行為」を因縁つけて批判する方が気が狂ってるのであって「自民党もここまで極右化したか」と思うとげんなりしますね。

無難な内容。もう少し稲田さんらしさを出した方がよかったのではないか。
@自民・稲田政調会長「真のチャンピオンは倒れても立ち上がる人」 米シンクタンクで講演(全文)
http://www.sankei.com/politics/news/151001/plt1510010031-n1.html

 「稲田さんらしさ」、つまり「極右歴史捏造主義(南京事件否定論河野談話否定論、大東亜戦争アジア解放戦争論ハルノート陰謀論など)」なんか出したら米国のメディアや政治家などに非難されるだけでしょうし、場合によっては稲田の行く先々で「稲田批判デモ隊の嵐」になるでしょう。さすがの稲田もそんな蛮勇はなかったわけです。それにしても稲田だと「米国メディアにびびってんじゃねえよ」などとは罵倒しないんだからまあ、島田も本当にお仲間ウヨには大甘ですね。

小人物かつ執拗。昨日、櫻井氏が岡田というのは本当に細かい男だと言っていたが、その通りだ。
@民主党櫻井よしこ氏に再質問状(全文) 「貴殿の回答は何ら説得力がない」
http://www.sankei.com/politics/news/150930/plt1509300028-n1.html

 やれやれです。よしこの反論とやらに納得がいかなければ民主党が批判するのは当然でしょう。自分らがしつこく批判するのは「正義」で他人が自分らをしつこく批判すると「執念深い」つうのは全く理屈に合いません。
 もちろん「民主党の再批判は支持しない、よしこが正しい」と島田が思うのは勝手ですが、ここでの島田の物言いはそういうもんじゃないですからね。

民主党はよほど櫻井よしこ氏の影響力を恐れているのか*26。愚かな集団にしても神経質な反応だ。
@民主党が櫻井氏に送付した抗議の質問状全文
http://www.sankei.com/politics/news/150930/plt1509300019-n1.html

 やれやれです。なら「よしこなんて小物相手できるか」として民主党がよしこを無視したら島田は何というかといったら「よしこ氏の言い分を事実上認めたのだ、だから正式に抗議できないのだ」と言うのでしょうから本当にふざけた人間です。
 抗議すれば「俺達の正論が無視できないのだ」。無視すれば「俺達の正論に抗議できないのだ」。
 とにかく「俺達は正論だ」と言う結論は不動のわけです。だったら、「抗議されようと櫻井氏の主張は正しいと思う(島田)」と言えばいいだけで、抗議しただけで「民主党びびってる!(島田)」などと悪口雑言するなんて何を考えてるのか。しかも自民党の抗議には「自民党びびってる!」などとは島田は勿論言わないわけです。
 島田はどうしようもないバカでクズです。
 まあ、それはともかく、よしこの発言が「事実誤認かどうかはともかく」、よしこと民主党の応答で「民主党の政治スタンス」が伺えることは俺にとっていいことです。
 以下はあくまでも俺の理解*27ですが、まず第一によしこと民主党の「現時点での」応答でよしこが「岡田代表集団的自衛権容認論だったのに絶対反対になったのは変節だ」と言う指摘に対し民主党は「安倍法案に反対しただけで絶対反対とはいってない、だから変節ではない」と応答しています。
 この点「ならばどういう国際政治状況で、どういう法案なら賛成する余地があるのか」つう疑問がありますね。結局「国民世論の不支持に乗っかった方が有利だという党利党略じゃないのか」というよしこの指摘を全否定するには至ってないと思います。「俺は安倍法案に反対しただけだ」では「集団的自衛権には絶対反対(つうか認める意義がない)」と思ってる俺のような人間には「民主党は信用できねえな」という思いしかないですね。
 第二によしこは「共産党志位委員長の反安保法連立構想に岡田代表は乗ろうとしているがそれは自社さ連立のような野合ではないのか」と指摘しています。
 これについては「自社さ連立は野合ではない」「共産党と仮に反安保連立内閣をくんだところでそれは野合ではない(少なくとも連立が今後の話し合いでどうなるかがわからないと、現時点では野合とは言えない)」という反論も考えられますが、民主党のした反論は「今のところ選挙協力しか考えてない(選挙協力も議論の段階でまだ固まってない)」と言う代物です。
 まあ、よしこにとっては「選挙協力レベルでも野合」でしょう。いずれにせよここからは「民主党は前回の連立で社民党が連立離脱したこと」から「自分に都合のいい選挙協力で単独内閣」という事を考えてるのではないかと伺えます。
 俺からすれば「ドンだけ自分の都合しか考えてないんだ?」ということで民主党に怒り心頭であり、「共産党(あるいは共産以外の社民、生活と言ったミニ政党)」は「民主党と下手に協力しない方がいいんじゃね?」と言う気すらします。まあ、志位氏の「反安保連立構想」がどこまで本気かは知りません*28がこれでは連立どころか、選挙協力すら成立するか疑問だと思いますね。「民主党だけ美味しい眼を見る」つうのは選挙協力とは言わないでしょう。
 「とにかく安倍政権打倒、そのために最大野党に票を集めよう」という立場はわからないでもないですが、俺は「そういう態度が民主党内閣の失敗をうんだ」「ただ政権交代するだけでは意味がない」「そう言う考えの人々が民主党を離れて共産党に票を投じ共産党はささやかながら躍進した、これはいいことだった」と思いますのでこういう事を書くわけです。

 共産党と、岡田*29民主がエース扱いする辻元清美*30とどこが違うのか。
@民主・岡田代表「共産との連立あり得ない」 選挙協力は「話し合い進める」 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/news/150929/plt1509290029-n1.html

 普通に考えて違うでしょう。なお、辻元氏は共産党と違って一応「民主党に入って仲間扱いはされている」ものの、岡田代表ら主流派(党内右派)のメンバーとはとても言えない「党内左派」である点には注意が必要でしょう。

ところで、船田元*31の処分はどうなったのか。

 いつまで「長谷部恭男*32早稲田大教授を参考人に呼んだ一件で船田を処分しろ」なんて馬鹿な事を言えば気が済むんでしょうか。もはや島田を「以前から船田氏に敵意を抱いていたんじゃないか、長谷部教授云々は後付けの屁理屈じゃないか」と疑わざるを得ないですね。

櫻井よしこ*33が明後日*34朝9時のNHK日曜討論に出るそう。NHKもどういう風の吹き回しか。後の3人はよく分からない大学教員という。

 よしこを賛成派代表で呼ぶとは籾井NHKも正気じゃありませんね。
 なお、残りの三人はNHKサイト(http://www4.nhk.or.jp/touron/x/2015-09-27/21/971/1543188/)に寄れば小熊英二*35慶應義塾大教授、中野晃一*36上智大教授、待鳥聡史*37・京都大教授だそうです。
 ググったところ小熊氏と中野氏は安保法批判派、待鳥氏のスタンスはよく分かりませんが、今の籾井NHKが「4人のコメンテーター」で政府批判派を3人もそろえるとも思えませんので賛成派でしょう。とはいえ待鳥氏が「それなりにまともな御仁」なら「よしこがパートナーじゃなあ」とさすがに困惑してるでしょう(引き受けない方が良かったんじゃないか)。まあ、よしこにふさわしいパートナーと言えば「島田洋一辺り」でしょうが「よしこと島田」ではあまりにレベルが低すぎてボコボコにされる危険性が高いから待鳥氏なんでしょう。ただ「よしこが共演者でも引き受ける人」では所詮その程度の人なのかも知れません。

台湾を訪問した櫻井よしこ国基研理事長に関する「台北タイムズ」の記事です。
http://www.taipeitimes.com/News/front/archives/2015/09/20/2003628127

よしこを招くだの、よしこを記事で好意的に取り上げるだの、「台湾の反中国極右」といっていいでしょう。少なくともそんなものが「台湾主流」でないことだけは確かでしょう。

税金を使ったこの俗物の愚行はどこまでエスカレートするのか。
@時事ドットコム:沖縄知事、国連で演説=過重な基地負担訴え−ジュネーブ
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201509/2015092100138&g=pol

 やれやれですね。翁長知事にこのような悪口雑言を吐いたところで何がどうなるものでもないのですが。

「安倍を叩っ斬ってやる」の山口二郎*38じゃあるまいし、とんでもない話だ。
@アグネス・チャンさん*39に殺害予告*40 「アグネス御殿は血まみれに」 脅迫容疑で捜査・警視庁
http://www.sankei.com/affairs/news/150921/afr1509210006-n1.html

 山口氏の発言は「『破れ傘刀舟悪人狩り』と言う時代劇で『手前ら、人間じゃねえ、叩き斬ってやる』という主人公・叶刀舟(萬屋錦之介)の決めぜりふがあるがそのくらいの怒りを私は安倍総理に感じている」「もちろんテロなど許されるわけもないから、合法的な手段で安倍を倒そう、今日の安保法制批判デモもその一環です」という意味であってもちろん「暴力で安倍を殺す」と言う意味ではないのに島田もデマ中傷も大概にしたらどうなんでしょうか。
 どう見ても島田は「アグネス氏脅迫者」に怒りを感じてるのではなく「アグネス氏脅迫事件を山口氏への誹謗中傷のダシに使ってる」だけでしょう。山口氏は勿論、アグネス氏に対しても失礼です。そして島田が脅迫者の脅迫理由「児童ポルノ」について何も言わないのも興味深いところです。
 島田もさすがに児童ポルノ容認派ではないでしょうが、一方で「児童ポルノなど断罪されて当たり前だろう!」「何が児童ポルノを認めろ、だ!」と脅迫者を批判する程度の興味関心もないのでしょう。


■丸腰の黒人少年を白人警官が射殺?(月刊正論2015年11月号)
http://island3.exblog.jp/25047877/
 島田や産経が「黒人差別撤廃運動」を「左翼の言いがかり」呼ばわりし、現実の黒人差別を免罪する立場であることがよく分かる文章です。
 なぜ「黒人に批判される白人でもない」「島田や産経がそうなるのか」と言ったら理由の一つは「黒人差別撤廃運動は、政府や社会への異議申し立てであることが多いから」でしょう(他にも島田ら日本ウヨが、共和党タカ派など『黒人差別撤廃に冷淡な連中』とずぶずぶだからと言う理由もあるでしょうが)。
 要するに「左翼でなくても」、フェミニズム女性差別反対運動)でも人種差別反対運動でも環境保護運動でも、何でも、とにかく「異議申し立て」を「外国での異議申し立て」であっても、敵視する困った人間が島田や産経のわけです。
 島田や産経が「劉暁波」のような「異議申し立て」を持ち上げるのは単に「反中国に使えるから」であって基本的に劉のような「異議申し立てする人」は島田や産経にとって迷惑な存在でしかないでしょう。


■解党して交付金返納―汚沢一郎、民主党にも適用せよ
http://island3.exblog.jp/25008434/
 党を壊しても「政党交付金を返さなかった」というなら「維新の会が割れてできた次世代の党」もそれに見事に該当するのですが「石原、平沼の次世代の党にも適用せよ」「石原、平沼が自ら返納しないなら、検察なり税務署が動くべきだろう」などと言わない辺りはさすが「石原、平沼に考えが近い」島田です。
 「小沢の解党(例:新生党解散による新進党結党)は汚いが、石原や平沼の分党(維新の会離党による次世代の党結党)はきれい」とでも強弁する気でしょうか。「解党してできたカネを国庫に返金しないで、自分の懐に交付金を入れた」という意味でやってることは全く同じなのですが。当然ながら「小沢新党も次世代もどっちの行為もOK」か「どっちもダメ(例えば共産の立場はこれ)」以外にまともな回答はありません。島田のような回答はご都合主義でしかありません。
 なお、「分党なんか認めない、解党だ」と橋下が吠えてるのは「分党より解党の方が橋下にとって有利(そもそも松野維新側が分党なんか認めないから解党を叫んで嫌がらせしてやる、頭の足りない橋下支持者は「カネにきれいな橋下さん」と誤解するかも知れない)」と言う党利党略に過ぎないでしょう。「解党が筋」なら「次世代と維新」に分裂したときに解党して国庫に返納すべきでしたが、橋下がしたのは分党による交付金分け取りでした。

参考
【小沢の行為】
赤旗
■『小沢氏関連政治団体、繰越金が20億円、結党・解党のたび膨らむ』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-01-01/2010010123_01_1.html
■『きょうの潮流』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-12-07/2010120701_06_0.html
■『問題化した“小沢マネー”、総額なんと83億円、証人喚問で説明必要』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-01-01/2011010123_01_0.html
■『小沢マネー 底なし、解党のたび大もうけ、09年総選挙時の原資にも』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-02-01/2011020115_01_1.html
■『旧新生党マネー1億円 小沢元代表支部へ流れる、公金私物化、迂回献金の疑い、収支報告書で判明』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-25/2011112515_01_1.html

【石原、平沼の行為】
赤旗
■『維新分裂で(ボーガス注:石原・平沼の次世代と橋下・松井の維新の)二つの「新党」、「既得権打破」掲げたが 政党助成金を分け取り』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-08-02/2014080202_01_1.html
東洋経済オンライン
■『「分党」が相次ぐ野党、その理由はカネの配分』
http://toyokeizai.net/articles/-/40366


野田佳彦*41にはサングラスでうろつく*42前にすべきことがある
http://island3.exblog.jp/24995265/
 「何で野田元総理は安保法反対デモの応援に来なかったんだ、本心では賛成だからか」と言う批判に対し

 民主党岡田克也代表は14日、神戸市での講演で、同党の野田佳彦前首相がサングラスに帽子姿で顔を隠し、安全保障関連法に反対するデモを「お忍び」で視察していたと明らかにした。野田氏から直接聞いた話として披露した。

そうです。でもデモ参加者からすれば「何故応援じゃないんだ、何故サングラスでお忍び視察なんだ、民主党の党方針は安保法反対だろ?」「そもそも本当にそんな事したのか、ウソじゃないのか」と野田氏や岡田氏への不快感、不信感が増すだけじゃないですかね。島田とは違う意味で俺は野田氏や岡田氏に疑問を感じますね。


岡田克也を無恥と批判する長島昭久*43議員はいつ立ち上がるのか
http://island3.exblog.jp/24993485/
 大臣経験者でもない、大して政治力も、国民的人気も、知名度もない長島が「反岡田執行部」で立ち上がるわけがないでしょう。せいぜい、「今やってるように」ぐだぐだ「執行部の方針には失望した」と愚痴るのが関の山です。「安倍の安保法賛成派」長島としては長島に考えが近いと言われる野田元首相、細野政策調査会長、前原*44元代表辺りに立ち上がって欲しいところでしょう。そうすればそれに長島も参加できる。しかし、まあそれも「当面はない」でしょう。しかし「長島よ、たちあがれ(島田)」とは「民主党に内紛が起こって欲しい」のか、「民主党に島田好みのウヨ政党になって欲しい」のかはともかく、今の安倍によほど不満があるんですかね。「今のママじゃ自民は危ない、ナントカしないと」と。しかしそこで島田が名前を挙げるのが「小物の長島」というのも滑稽な話です。


北朝鮮はどう動くか―東京連続集会87 案内
http://island3.exblog.jp/24986497/

 飯塚耕一郎*45さん、横田拓也さん*46ジュネーブでの活動は、沖縄の知事翁長(これほどカツラが不誠実を感じさせる男もない*47)の税金浪費パフォーマンス*48に妨害された感があった

 要するに「翁長知事の演説の方がメディアに注目された」ということでしょう。でもそれは知事のせいではなく「無内容な演説しかしない家族会のバカ共」の自業自得です。別に翁長知事が演説しようとすまいと今時「完全に風化した拉致」に興味があるメディアも少ないでしょう。
 つうか「飯塚らのジュネーブでの演説」を紹介するのに、全く関係ない翁長知事演説への悪口を始める島田も相当のバカです。こんな男が「巣くう会副会長」では拉致が解決しないのも当然でしょう。


■岸田外相の「憲法改正を考えない」発言
http://island3.exblog.jp/24967015/
 島田とは違う意味で岸田氏には呆れますね。
1)「ほとんど総ての憲法学者が九条違反だ」という法の制定に賛同しておきながら
2)そして「改憲派であることを隠そうともしない安倍の部下(安倍内閣外相)」でありながら
護憲派ぶられても「はあ?」としか言いようがないですね。こんな発言を世間が信用すると本気で思ってるんでしょうか。安倍が彼を更迭しない時点で眉唾でしょう。安倍は彼を「明文改憲に反対する人間だなどとは少しも思ってない」わけです。実際そうでしょうけど。いやそれどころか安倍の心の中では「ライバルではなく子分」扱いでしょう。「池田*49、大平*50、鈴木*51、宮沢*52」と歴代首相を生み出してきた保守本流宏池会のボスの地位も随分と軽くなったもんです。
 なお、島田が「岸田は改憲に反対するなんてふざけてる」というなら「岸田氏の大臣更迭」を主張すべきでしょうが「留任ほぼ確実」というマスコミ報道のために「安倍信者の島田」にはそういえない辺りが実に無様です。


■「米中」をめぐる国基研ろんだんの論争
http://island3.exblog.jp/24964522/

 冨山泰氏の「今週の直言」に富坂聡氏が注文を付け、冨山、湯浅博*53両氏が反論を加えるなど「国基研ろんだん」で論争が起こっています。
http://jinf.jp/feedback

1)富山の書いた雑文をまず富坂が「日本ウヨは米中対立ばかり強調するが米中関係は協調路線が基本だと書いた富山氏には同感だ。米国にとって国益上、中国と全面対決する選択肢は存在しない。細部では異論もあるが、大筋では富山氏に同感だ」とまず富坂が富山を褒めます(詳しくはhttp://jinf.jp/feedback/archives/17166参照)。
2)ところが、皮肉なことにこの富坂の褒め言葉は富山にとってむしろ不快だったようです。

http://jinf.jp/feedback/archives/17201
 米中の利害調整は長続きしない。

と富山は書き「富山は富坂が批判する『米中対立ばかり強調するウヨの一人』」であることを鮮明にします。「富坂さんは俺を誤解してる」「俺は米中協調を富坂さんほど評価してない」「もちろん俺は米中関係は協調路線が基本だと思ってない」という富山です。
3)そして富山同様「米中関係は対立関係が基本」と見なす湯浅も
■私は富坂氏ほど党機関紙を信用しない
http://jinf.jp/feedback/archives/17215
ととんでもない事を言い出すわけです。富坂の主張の是非はともかく富坂は「党機関紙(人民日報のこと)」だけを根拠に話をしてるわけではないし、そもそもウヨの富坂が「人民日報だけに基づいて話をするわけもない」のですが。
 それに富坂の言ってることは

http://jinf.jp/feedback/archives/17166
・『人民日報』は米中がAIIBで「国際金融の枠組みの重要な貢献者となるとの見方で一致した」とも報じた。
(ボーガス注:しかしこの事実を日本ウヨがことさらに無視するのはいかがなものだろうか)

と言うだけの話です。こんなことで人民日報もさすがに嘘は書かないでしょうし、富坂も「人民日報の記事が大筋では正しい事」を他のソースで確認してるでしょう。
 この程度の事で

http://jinf.jp/feedback/archives/17215
■私は富坂氏ほど党機関紙を信用しない

と言い出す湯浅は端的に言ってバカです。湯浅は富坂の指摘を事実と認めながらも「米国のAIIB加盟などの具体策はでなかった」とし、「米国のリップサービスに過ぎない、人民日報の記事や、富坂氏は過大評価のしすぎ」としますが、「リップサービスでアレ何でアレ」、米国が「建前の世界ではAIIBを否定できなかった」「国内外のAIIB消極派に配慮し、オバマ政権から具体策はでなかったが、将来のAIIBへの協力(米国のAIIB参加を含む)の余地を否定しなかった」というのは重要でしょう。むしろ湯浅らウヨの方が「過小評価」です。
 この一件でわかったことは「国家基本問題研究所は米中対立を声高に叫ぶ連中の集まり」で「米中はそこまで敵対関係じゃない。そう言う理解をすると日米関係、日中関係について大きな間違いを犯す」とする富坂を「中国びいきと決めつけるトンデモの集まり」ということでしょう。富坂も正直「国家基本問題研究所とのつきあい」については「俺は一応ウヨの一員だが、俺を中国びいき扱いするような変な連中とこのままつきあってもいいものか」と思ってるかも知れません。
 なお、島田が「論争が起こっています」としか書かず「それについて島田がどう思うか」書かないのが興味深い。おそらく島田も湯浅同様「富坂は中国びいき」とでも思ってるのでしょうが「ウヨ仲間である上に、口達者な富坂」にうかつに批判を加えたら厄介なことになるとでも思って富坂批判はしないのでしょう。

【追記】

湯浅博氏(産経新聞特別記者)の批判に富坂聡氏(中国問題専門家*54)が応えている。国基研ろんだんで。

 また例によって島田は自分の考えを言いません。
 さて富坂がhttp://jinf.jp/feedback/archives/17236で何を言ってるかというと
1)私が人民日報記事を紹介したのは、「裏をとって信用できると思ったから」であり、無条件で人民日報を信用しているわけではない。私が人民日報記事を盲信してるかのような湯浅氏の主張は事実誤認であり私に対し失礼だ。むしろ湯浅氏らの方こそ「所詮人民日報」と根拠レスで無視、否定してるのではないか
2)そもそも「紹介イコール記事内容支持」では必ずしもない。「中国の見方を紹介する」というのは「たとえその主張や認識に問題がある」としてもそれ自体意味のあることだと私は思ってる(問題がある場合はそれについて指摘する必要があるが)。
「中国の主張を知らずしてどうして中国認識や中国外交ができるのか?」
という「全くもって正論」です。
 富坂の指摘がなかなか面白いので他にも一部紹介しておきます。

 昨年11月に北京で行われたAPECはどうでしょうか。日本の新聞はやはり横並びでAPEC報道のほとんどを日中首脳会談に費やしました。一方の中国は日中首脳会談以外にも膨大な情報を発信しました。むしろ日中首脳会談のために割いた紙面はほとんどなかったという状況です。
 アメリカは別格としてもインドネシアとロシアがその主役だったからです。インドネシアの優遇は日本人からすれば意外かもしれませんが、APECを「一帯一路」を具体化する場と位置づけたかった中国にとっては当たり前のことでしょう。
 しかし日本で「一帯一路」が認知されるようになるのはAPECから半年後の今春。AIIBが話題になってからのことでした。テレビのニュース番組で「実はAIIBの裏にはこれがあります」と「一帯一路」がフリップに出されるのを見たときは、ため息の出る思いでした。ちなみに「一帯一路」が最初に出されたのはAPECからさらに一年以上前の2013年9月。APECでも膨大な言及がありましたが、これほど大切な情報が日本人の耳に届いていないのはなぜなのでしょうか。

 「人民日報に注目してれば『一帯一路(ワンベルト・ワンロード)』にかける中国の思いが分かったろうに」と日本メディアの感覚の鈍さを嘆く富坂です。

 私自身、今回の訪米ではこの「新大国関係」という言葉の意味が、従来私が考えていたような「アジアにおける中国のリーダーシップをアメリカが一定程度認める」といったものではないかもしれない(注:中国にとってもっと大きな意義があるかも知れない)と、考えの修正を迫られています。中国がいうように「違うイデオロギー、違う歴史、違う政治制度の大国同士が協力関係を模索する実験」といった視点から見てゆくべきなのかもしれません。

 「新大国関係は意外と重要な概念かも知れない」という富坂です。

【さらに追記:2015年10/18】
■続・富坂氏ほど党機関紙を信用しない 湯浅博(国基研企画委員)
http://jinf.jp/feedback/archives/17381
 「湯浅はアホか」という感想しかないですね。
 俺の理解では既に富坂は

1)私がAIIBについての人民日報記事を紹介したのは、「裏をとって信用できると思ったから」であり、無条件で人民日報を信用しているわけではない。私が人民日報記事を盲信してるかのような湯浅氏の主張は事実誤認であり私に対し失礼だ。むしろ湯浅氏らの方こそ「所詮人民日報」と根拠レスで無視、否定してるのではないか
2)そもそも「紹介イコール記事内容支持」では必ずしもない。「中国の見方を紹介する」というのは「たとえその主張や認識に問題がある」としてもそれ自体意味のあることだと私は思ってる(問題がある場合はそれについて指摘する必要があるが)。
「中国の主張を知らずしてどうして中国認識や中国外交ができるのか?」

と湯浅に反論しています。湯浅が富永に「さらに反論」するならこの富永の反論にかみ合った形ですべきでしょう。
 ところが湯浅は「習近平指導部は近年『法の支配』と言うことを強調してるが、たとえば劉暁波の投獄は『法の支配』に合致するのか(湯浅は合致しないと思っている)→だから俺、湯浅は中国の機関紙・人民日報なんか信用しない」とまるきりとんちんかんですから唖然です。
 そもそも富坂は「自分はケースバイケースで人民日報を評価している、AIIBについてはおおむね正しい記事だと評価した」と言ってるのですから、湯浅のように「劉暁波がどうのこうの」言うのは「湯浅がバカで富坂の主張が理解できない」か、そうでなければ故意に話をすり替えてるかでしかありません。
 というか、この湯浅の主張は

湯浅氏らの方こそ「所詮人民日報」と根拠レスで無視、否定してるのではないか(それでいいのか。もちろん私、富永はいいとは思わない)

という富坂の湯浅批判の正当性を改めて証明してしまっています。
 富坂も「自称反論が何の反論にもなってない湯浅の酷さ」には心底呆れてることでしょう。
なお、湯浅の

私見によれば、中国共産党機関紙は伝えたいことだけを書くが、商業新聞は記者の問題意識、可能な限り事実を伝えることによって構成される。もちろん、記者の力量、事実の発掘不足があるから、一様ではない。それでも、私は富坂氏が評価する政党機関紙よりも、右左で喧嘩しながら競争する日本の商業新聞をわずかながら信用している。

には何の根拠もありません。産経のどこが「事実を伝えてるのか」を考えるだけでも話は明白です。
 人民日報より産経の方こそ「伝えたいことだけを書く」、しかも伝えたいことが「明らかなデマであること(例:南京事件否定論)」が多い犯罪的メディアです。

【さらに追記:2015年10/22】
■富坂、冨山、湯浅論争に思う 島田洋一福井県立大学教授)
http://jinf.jp/feedback/archives/17464
 論争なんてもんはどこにも存在せず、富坂の文章「日本ウヨの中国評論は結論ありきでワンパターンなものが多い」に「カチンと来た」「結論ありきでワンパターンな」富山や湯浅が因縁つけてるだけです。
 特に酷いのが湯浅で「俺は人民日報なんか全く信用しない、政党のプロパガンダ新聞じゃないか」「人民日報を評価してるらしい富坂はおかしい」と公言するから呆れますね。
 富坂も指摘してることですが、先ず第一に、仮にもプロの新聞記者が「内容を確かめずに」書き手が誰かだけで「あいつの書くことだから信用しない」公言なんてまともじゃない。
 第二に「仮に事実でない記事だとしても」、相手は「中国政権与党の機関紙」です。「中国が何を考えてるか知る」と言う意味では大いに分析する必要があるわけで「信用しないから俺は読まない、分析しない、読者にも紹介しない」では、仮にもプロの記者がお話になりません。
 しかし湯浅よりもっと酷いのが島田で「湯浅の言うとおりだ、同様の理由で俺は日本共産党赤旗もほとんど読んでない」と公言するんだから「はあ?」ですね。
 まあ、本当に読んでないかは疑問です。単に「共産党なんてミニ野党じゃねえか、相手できるか」と小バカにしてるだけかも知れない。ただ「本当に読んでない」のなら島田はバカです。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と言う意味でウヨの島田にとって「敵の一つ・日本共産党」が何を考えてるか知ることは重要でしょう。


■バランスを欠く21世紀懇のE. H.カー引用
http://island3.exblog.jp/24974331/
 日中戦争、太平洋戦争を「日本の侵略戦争」と見なすのは「国際的共通認識」であり何も「E.H.カー*55の独自見解」でないのに「島田は何を言ってるんだ?」ですね。「カーは左派だ(島田)」て別に右派だってまともな人間は「日本のした戦争は侵略じゃない」なんて馬鹿な事は言いません。


■歴史戦と外務省、自民党、安倍政権
http://island3.exblog.jp/24960285/

 ある時、役人が私*56に愚痴を言ったことがある。「外務省はダメだと(注:阿比留氏らウヨは)いわれるが仕方がない。だって外務省は日本社会の縮図なのだから」と。どういう意味か問うと、「入省試験に信条・思想調査はない。日本社会と同じだけの(割合で)共産党員などが入ってくるんだよ」とのことだった。

本当に外務省に「共産党支持者がいるのか」知りませんが、いたとして何だという話です。

入省試験に信条・思想調査はない

のは当たり前でしょう。そんな事を公然とやって「思想を理由に合否を決めたら」思想差別という無法行為になりますから。民間企業だってそんな事はダメですが公共性が求められる役所はなおさらダメです。「安倍総理なら採用時の思想差別すらやってくれる」ととんでもない事を阿比留や島田は考えてるのかも知れませんがせいぜい安倍にできることを「安倍にとって使い勝手のいい安倍言いなりの官僚を偉くする」程度の事でしょう。それだって「安倍のいいなりに河野談話否定論なんぞかましたら」外交関係が破壊されますから、「安倍に調子を合わせる、言いなりになる」と言っても役人の方も限界があるわけです(まあ、官僚の反対以前に欧米政府や経済界など各方面から「戦前賛美なんて馬鹿なまねは辞めろ」「中韓との外交関係をこれ以上破壊するな」と安倍に対して批判が出るでしょうが)。
 まあ、そもそも島田や阿比留の場合「問題にしてる」のは「共産党支持かどうか*57」ではなく「南京事件否定論河野談話否定論を支持するか」「島田らのような中国敵視に同調するか」であり、そういう態度でなければ「共産党シンパ呼ばわりする」という馬鹿げた話なので論外ですが。島田や阿比留の非常識ぶりにはいつもながら呆れます。


■完全に失われた「民主党内保守派」への信頼
http://island3.exblog.jp/24957647/
 失われたも何も「そもそも信頼してたのかよ」ですよね。自民党信者がよく虚言が言えるもんです。
 民主党だって「勝手に言ってろよ」としか思わないでしょう。

慰安婦問題で、日本の保守派は韓国の保守派に対する信頼を完全に失った。

 バカバカしいですね。島田には「日韓併合正当化発言」で藤尾正行*58文相を中曽根*59首相が更迭したこと*60、その更迭理由の一つは「韓国・全斗煥政権の抗議だったこと」をどう思うのか聞きたいもんです。

・藤尾文部大臣更迭問題で、日本の保守派は「韓国の全斗煥政権」及び「日本の中曽根政権」に対する信頼を完全に失った。

とか言うのか。
 日本による韓国に対する植民地支配や戦争犯罪を正当化すれば「右派の全斗煥政権すら抗議する」のであって、「そうした正当化を容認する韓国人(つまり島田や櫻井よしことつきあって恥じない韓国人)」なんて「超少数派」です。そういう超少数派が何考えてるか知りませんが「反北朝鮮のための日本ウヨとの野合」でしょうか。まあ、理由が何であれ下劣な行為であることにかわりはありませんが。


櫻井よしこ氏に岡田民主党が執拗なハラスメント
http://island3.exblog.jp/24957586/
 やれやれです。民主党がやってることは「よしこの民主党批判への反論及び再質問」 に過ぎません。反論のどこがハラスメントなのか。よしこ本人ですら「ハラスメントだ」なんて言ってないんですけどね。民主党など支持しない、むしろ批判的な俺ですが島田の物言いがあまりにも無茶苦茶なので民主党を擁護せざるを得ません。

 さて櫻井氏は、「再度の回答は不必要*61だと考えます」との回答を送ったわけだが、民主党はどうするつもりか。訴訟でも起こすのか。「10月2日までに書面でご回答願います」と大きく出た*62以上、何もしないでは馬鹿な上にプライドもない*63ということになる。

 島田は言ってることが支離滅裂ですね。「民主党による、よしこへの反論及び再質問」をハラスメントと言いながら民主党によしこ相手の訴訟をけしかけるとはどういう神経をしてるんでしょうか。
 本当に訴訟を起こしたら*64、「ハラスメント」と言って非難する気でしょうに「訴訟をしないのはバカでプライドがない証拠」呼ばわりですからヤクザの因縁とほとんど変わりません。
 民主党が期限を切ったのは「質問の仕方として当然」でしょう。別に「期限をつけたから、期限までにまともな回答がなければ訴訟をしないと行けない」とかそう言う話ではない。
 質問の期限をつけることによって「櫻井氏からは期限までにまともな回答がありませんでした。もはや櫻井氏にはまともな議論をする意思や能力がないものとみなし、今後この件については櫻井氏とやりとりはしません。櫻井氏の過去の言い分とそれに対する我が党の反論を見比べて国民の皆様が判断いただければと思います。もちろん我が党は我が党の主張の方が正しいと思っていますが」などという対応が可能になるわけです。つうかたぶんそう言う対応で終わるでしょうし、それで問題ないでしょう。いちいちこんなことで訴訟を起こすほど民主党も暇じゃないでしょう。


岡田克也氏の「変節」と細野豪志*65の無責任、軟弱
http://island3.exblog.jp/24947988/
 島田曰く「岡田も細野も安倍首相が提出したような安保法制には以前は賛成だったはずだ」「それなのに国民の反対世論を前に寝返りやがって、この大衆迎合主義者が」「奴らが反対しなければあんなに法案批判運動も盛り上がらなかったろうに、安倍首相も苦労しなかったろうに」だそうです。
 「全く自分に都合のいいことしか考えてないのか」と島田には呆れます。そしてこういう事言う島田にとっては本当は安倍は「大事な存在では実はない」のでしょう。「島田好みのウヨ政治家(例:稲田政務調査会長)である限り」安倍が今すぐ退陣し、ポスト安倍自民党内からでてもいっこうに構わないし、仮に民主党が「島田の望むような右派政党」になれば民主党支持でいっこうに構わない。
 その場合の「右派民主党の担い手」として一時は「岡田氏や細野氏にある程度期待していた」のでしょう。島田が珍しく呼び捨てにしないで「岡田氏、細野氏」と敬称をつけてるのもそういうことじゃないか。しかしその期待は裏切られ恨み節になるわけです。


■「トランプ現象」を生んだ移民国家の亀裂
http://island3.exblog.jp/24947823/

 いよいよ失速などと米主流メディアは日々書き立てるが、トランプになぜ支持が集まり、容易に失速しないか真面目に見据えねばならない。

 島田のような「極右で反中国」「外国人差別者」「排外主義者」にとって「類友のトランプ」に一定の支持があることは魅力なんでしょう。
 ただ「俺の願望込み」ではありますがトランプのようなゲスはいずれ失速していくでしょう。「民主党との大統領選挙本選で負ける」以前に共和党大統領予備選挙で負けるでしょう。
 何故トランプが一定程度支持されるか。それは島田も指摘していますが第一は「移民問題」でしょう。
 移民で失業や犯罪が助長されてる*66と認識する過激派保守系白人(いわゆるティーパーティーがこれに当たるのでしょう)にとってトランプは魅力的でしょう。しかしそれは裏を返せば「ヒスパニック系」など移民にとってはトランプは魅力がないと言う事です。そして当然ながら共和党大統領選予備選挙でも、大統領本選挙でも「ヒスパニック系など」を切り捨てて勝てるかといったらとても勝てないでしょう。
 島田が「トランプと違って移民に寛容」と評価するジェブ・ブッシュフロリダ州知事*67)などは要するに「過激派保守系白人の票だけでは勝てない」と認識しているわけです。 
 第二に「既存政治家への飽き、不信」でしょう。「黒人若手政治家オバマの大統領就任」と同じ話です。ただ「幅広い支持を集めた」オバマと違い「過激派保守系白人にしか有力な基盤を持たないトランプ」ではいずれ失速は避けられないでしょう。トランプに一定の支持があることは問題ですが、彼を「共和党候補にしないだけの良識はある」とアメリカを信じたいところです。


朴槿恵氏の「笑顔」と外務省のサボタージュ
http://island3.exblog.jp/24943733/

 韓国政府が慰安婦に関する虚偽の国際宣伝をやめるかどうかがポイントだ。

 もちろん虚偽ではないし、虚偽ではない以上、やめるわけもないでしょう。
■産経『【歴史戦】韓国、小中学校と高校で「慰安婦教育」を実施すると発表、来年から全国で実施へ』
http://www.sankei.com/politics/news/150922/plt1509220020-n1.html
■産経『【国連総会】朴槿恵大統領、慰安婦問題の解決迫る「性暴力は時期、場所問わず人道に反す」』
http://www.sankei.com/world/news/150929/wor1509290013-n1.html
などでもそれは明白です。

安保法制が片付いた今、(注:河野談話撤回に)もはや取り組まぬ言い訳は成り立たない。

 島田が「安倍が河野談話を撤回しないこと」を「もっと大事な安保法制があるから仕方がない」と自己欺瞞していたことがよく分かります。
 しかし「安保法制は終わった!、河野談話を撤回しろ!、安倍」とは島田は言えず、結局「新・アベノミクス三本の矢があるから仕方ない」「憲法改正が(以下略)」と新しい言い訳をするんじゃないか。
 それとも「もう安倍には期待しない、ポスト安倍として稲田政務調査会長を応援しよう!」とでも言い出すんですかね。


山本太郎*68小沢一郎*69転落の軌跡
http://island3.exblog.jp/24938029/

 保守の理念を掲げて自由党を結成した頃の小沢*70には、期待した人々も多かった。恥ずかしながら、私もその1人である。西村眞悟*71自由党に加わっていたこと*72もその理由だが、小沢自身に対する「大物」幻想*73もあった。

 びっくりですね。常日頃散々小沢氏を悪口雑言している男が「昔は期待してたのに」だそうです。何があったんでしょうか?。「小沢が俺の期待通りだったら良かったのに」と今の安倍に不満でも感じてるんでしょうか?

小沢の果てしない転落の軌跡

 「西松建設疑惑による民主党幹事長引責辞任&党内反主流派への転落後の小沢氏」あるいは「民主党離党以降のミニ政党幹部&選挙での敗北続きの小沢氏」はともかくそれ以前は「転落の軌跡」とは言わないでしょう。そしていかに政治力が弱体化しようとも自分と同類のウヨ政治家に対しては「自民党大臣経験者からミニ政党幹部に転落した平沼*74や石原*75の転落の軌跡」「政治スキャンダルや失言で国会議員を落選した西村眞悟の転落の軌跡」「大臣経験者でありながら飲酒問題で選挙に落選し失意のウチに病死した中川昭一*76の転落の軌跡」などとは絶対に言わないのが島田です。


■看過できない沖縄県知事プロパガンダ外交
http://island3.exblog.jp/24927074/
 バカバカしい。何がどうプロパガンダなのか。

 沖縄には、翁長*77県政に怒りと嘔吐を抑えがたく感じている健全な県民も多数いる。国基研評議員の渕辺美紀ビジネスランド社長や下の記事にある我那覇真子(がなはまさこ)さん*78などその代表例だ。

 やれやれです。国基研評議員(渕辺氏)や幸福実現党員(我那覇氏)なんてウヨが「沖縄保守代表」として国連でとんちんかんな事言っても笑いものになるだけでしょう。

 こうした良識派*79を後押しし、沖縄政治の正常化を図るためにも、翁長県政が続く限り、北朝鮮同様、「沖縄は未来を描くことができない」と感じさせる措置を、安倍政権ははっきり講じていく必要がある。

 やれやれです。補助金カットなどで締め上げろとでも言うんでしょうか。翁長知事が対決姿勢を強めるだけでしょう。そして翁長知事の国連での日本政府批判が真実だと証明してるようなもんです。
 むしろ「元は同じ自民党じゃないですか」などといって翁長氏を補助金で抱き込もうとするかと思っていたんですが、今のところ逆方向に動いてるのが安倍政権のようです。

 日本政府を代表して、ジュネーブ国際機関日本政府代表部の嘉治美佐子*80大使が、政府側の答弁権*81を行使し、「日本政府は、沖縄の基地負担軽減に最大限取り組んでいる。普天間基地辺野古への移設は、アメリカ軍の抑止力の維持と、危険性の除去を実現する、唯一の解決策だ。日本政府は、おととし、仲井真*82前知事から埋め立ての承認を得て、関係法令に基づき移設を進めている。沖縄県には、引き続き説明をしながら理解を得ていきたい」と述べ、翁長知事の演説に反論しました。

 島田が日本政府公式見解である「ジュネーブ国際機関日本政府代表部の嘉治美佐子大使」の発言に全く触れないのは実に不可思議です。もしかして「翁長を批判したのはいいが、まだ甘い。嘉治は渕辺氏や我那覇氏の翁長批判を見習え」とでも思ってるんでしょうか。


■元慶応大憲法教員小林節*83らの「安保法制」違憲訴訟について
http://island3.exblog.jp/24919404/
 慶應大名誉教授とかかず「元教員(元教授ですらない)」などという奇妙な言葉を使う辺りに島田の小林氏への悪意が感じ取れます。

小林は6月22日の衆議院特別委員会で次のように語っている。
「我々は大学というところで伸び伸びと育ててもらっている人間で、利害は知らない。条文の客観的意味について神学論争を伝える立場にいる。字面に拘泥するのが我々の仕事で、それが現実の政治家の必要とぶつかったら、それはそちらが調整*84してほしい。我々に決定権があるとはさらさら思わない」

 これは全く正論でしょう。
「我々、学者は『政治的配慮などは原則できるだけ排除して公正中立な立場から』この法律の解釈はこれしかないという解釈をいつもしているつもりだ。政府の『こう解釈してくれないか』という要望に応じたらそれはまともな学者ではなく御用学者ではないか」
「従来の法解釈で支障が生じるなら基本は『法改正』ではないのか。憲法の場合は憲法改正だが。それを『国民投票過半数の賛成が得られるか分からない』といって解釈改憲集団的自衛権を認めるなどという無法をやるのは民主主義否定ではないか」
「そもそも国民世論で過半数が得られないような行為をすべきなのか」
 全くその通りだと思いますね。
 大体、島田のような事(憲法を時代に合わせて解釈して何が悪い、集団的自衛権を認めて何が悪い)を言う奴が一方では「地方参政権を外国人に認めることは違憲だ」などというのだから全くご都合主義です。

学問の意味をはき違えている点で愚かさの告白

 やれやれですね。島田にとっての学問って何なんでしょうか。「お気に入りの政治家のためには詭弁で奉仕する」つうのが島田の学問なのか。
 まともな学者というのは「実行できているかどうかはともかく*85」、政治的見解と学問的見解はわけて活動しようとしてると思いますけどね。

 後半は愚かなりに殊勝な発言とも読める。
 ところが実際には、小林は安倍首相など「現実の政治家」に対し幼稚な非難を投げ掛け続けている。
 言うことがおかしい上に、言うことと行動が乖離しており、もはやこれほど低劣な男を評すべき日本語はない。

「はあ?」ですね。「我々に決定権があるとはさらさら思わない」というのは「法改正(憲法の場合は憲法改正)という正式な手続きをふんだ場合、『法学者としてそれを法的にOKとかダメとか決定する権限があるとは思わない』と言う意味」でしょう。裏返せば
1)解釈改憲などという無法な行為は憲法学者として批判する、違憲訴訟などで批判を行う
2)法改正など正式な手続きをふんだ場合も「国益に反する」などという批判をする事はあり得るが、それは法学者としての学問的批判ではなく「一市民としての政治判断だ」ということ
でしょう。
 そう考えれば、小林氏の「違憲訴訟を検討している」と言う態度は何らおかしくないわけです。
 島田が「決定権がないと思うなら決まったことに文句言うな」という無茶苦茶な理解で因縁つけてるだけです。まあ、島田もさすがに自分の主張が因縁だとは理解してるでしょうが。結局「裁判の検討(小林氏)」に因縁つけるのは「裁判をおこされた時の状況」がどうなるかわからないからでしょう。裁判で違憲判決が出て負けるかも知れない。あるいは、裁判を機に安倍批判が盛り上がって支持率が下がるかもしれない。安倍が裁判に片がつくまで安保法の発動を避けるかも知れない。そうした事態が島田は嫌だからこそ因縁をつけるわけです。

週刊新潮』2015年9月17日号
民主党よ、安保法制で神学論争するな」(櫻井よしこ
「現行法制の大きな空白のひとつが、平時か有事か不明なグレーゾーンです。一例が97年2月3日に発生した鹿児島県下甑島(しもこしきじま)事件です」
 島に中国人密航者20人が上陸、住民が警察に通報し、青年団消防団も参加して捜索したが、中国人は逃走した。一夜明けた4日、同島の分屯基地所属の航空自衛隊員30名が捜索に参加した。野外訓練の名目で、武器携行は認められなかった。

・いくら密航者相手でもさすがに武器を携行したらまずいでしょうよ。大体自衛官が武器を携行しないといけないほどやばい連中が密航者なら民間人である青年団消防団に捜索依頼すること自体おかしいでしょう。青年団消防団のメンバーが密航者に殺されかねません。だからといって「防衛用に猟銃や木刀など武器を携行しても構いません(行政当局)」なんて指示を出したら「一般市民による密航者殺害」という異常事態が起きかねません。つうか密航者がそんなにやばかったら一般市民は捜索に参加させないでしょう。
 要するに「武器携行の必要なんかなかった」ということでしょう。
自衛官が密航者を銃器で殺害するようなことになったら「正当防衛だった」と言い訳しても中国の抗議で政治的大問題になると思いますけどね。
 つまりこれは「法的制約」というよりは「政治的配慮」でしょうよ。

 中国の公船が尖閣周辺のわが国の領海に侵入し始めたのは、民主党政権のときだが、潜水艦はそのずっと前から領海侵犯をしている。04年11月10日、中国の漢級原子力潜水艦沖縄県石垣島多良間島の間の日本の領海を侵犯した。小泉純一郎首相は戦後2度目の海上警備行動*86を発令した。自衛隊は空と海から追跡し、ソナーを投げ込み浮上するよう警告し続けた。が、潜水艦はこのときもひたすら逃げ、一度も浮上せず、山東省青島の港まで逃げ切った。
 他国なら明確に武力行使で捕えるケースだが、わが国は追いかけるだけだ。

 「よしこはアホか」としか言いようがないですね。
 「他国なら武力行使でとらえる」と強弁するよしこですが、まあ法的に可能でも「政治的配慮で」そういうことはしないでしょう。
 日本がそういうことしないのも「法的制約があるから*87」ではなく「政治的配慮」です。今回の法制定で仮に「制約がなくなった」としても安倍には武力行使なんかできはしない*88でしょう(すべきでもないですが)。
 マジでそう言うことが理解できないのだとしたらよしこらウヨはバカですし「理解した上でデマを飛ばしてる」のだとしても「別の意味でバカ」です。

 中国の軍事的脅威に対するには日本一国の力では不十分で、日米安保条約を機能させなければならない。西元氏*89がかつての苦い経験を語った。
「21年前の94年3月、防衛庁朝鮮半島有事に関する日米政軍セミナーが開かれました。米軍側は統合参謀本部、太平洋軍事司令部、在日米軍司令部、日本側は内局と統合幕僚会議が参加しました」
金正日の下で北朝鮮が『ソウルを火の海にする』と挑発し、IAEA国際原子力機関)からも脱退するなど、緊迫する朝鮮半島情勢への対処が主題でした。米軍が自衛隊に後方支援を要請し、詳細な時系列展開計画を提出したのです」

 おいおいです。
 第一に「中国の脅威」云々と言いながら、持ち出す話が「北朝鮮の脅威(朝鮮半島有事)」というよしこに「おいおい」です。これは素直に考えれば「米国は北朝鮮と事を構える意思はあっても、中国と事を構える意思はない」つうことじゃないんですかね。
 第二にアメリカの日本への態度と、それに対して「苦い経験」云々と言う西元氏に対して「おいおい」です。「第二次朝鮮戦争の後方支援(集団的自衛権)」なんて日本の国防じゃないでしょう。
 つうか米国が当時そう言う要請をしたこと自体理解に苦しみますね。北朝鮮から開戦なんてありえないでしょう。連中の「ソウルを火の海」なんてのはハッタリでしかない。本当にそんな事をしたら韓国軍や在韓米軍の反撃で国が滅びてしまう。
 一方、韓国軍や在韓米軍から開戦をするのも無茶でしょう。もちろん「勝利はできる」でしょうが「北朝鮮の反撃」で何人死ぬか分かったもんじゃありません。また、韓国軍や在韓米軍から開戦をするのは明らかな「北朝鮮の主権侵害」という国際法違反行為でしょう。それにしてもこんな発言を紹介するなんて「北朝鮮有事で安保法を発動する」と言ってるのも等しい言動ですがよしこや島田はこれが「安保法制反対派への反論」になると思ってるんでしょうか。
 むしろ「米軍の起こす戦争に何故日本が協力しなければ行けない」と批判を産むだけだと思うのですが。

*1:習主席の出席でも島田は賛成しないでしょうに良くこういう事が言える。

*2:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て現在、国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*3:中国共産主義青年団共青団)中央書記処第一書記、河南省党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て首相

*4:集団的自衛権≒軍事同盟」ですので全ての国が「集団的自衛権を実際問題として、行使できるわけではありません」。憲法上、「集団的自衛権は認めない」とする日本のような国が少ない(あるいは存在しない)のは事実でしょうが。

*5:なお「戦闘員」、つまり軍人でも捕虜の殺害は違法行為です。南京であった違法行為として捕虜殺害に菅が触れない辺りやはり汚い算段をしてるのでしょう。

*6:少なくともまともな研究者は万単位の虐殺は認めています。そこで「数万と10数万と数10万じゃ違う(菅)」などと事もあろうに加害者側が言い出すのは正気じゃないでしょう。大体、ユネスコ登録においては「数の問題」なんか議論の対象になってません。そして万単位の虐殺なら充分「ユネスコ登録されるべき歴史的事件」でしょう。

*7:島田の言う「歴史認識が怪しい」とは無論「戦前日本を批判している」ということ。なお、文学賞は「政治的理由で選ばれる賞ではない」ですが、「極右に授賞して文学賞のイメージが壊れても困る」ので島田の主張とは逆に「島田のような極右歴史認識」を村上氏が表明すれば「それだけ授賞の可能性は遠のく」でしょう(村上氏に授賞の可能性があるのかどうかや、村上氏が授賞を強く望んでるかどうかはひとまずおきます)。過去の日本人受賞者(川端、大江)にしたって極右ではないわけです。まあ、授賞の可能性に関係なく極右的歴史認識なんか普通の人間はしませんが。

*8:邦訳は「2008年、晩聲社」。チャンの他の著書としては『平壌を飛び出した宮廷詩人』(2012年、晩聲社)、『金王朝「御用詩人」の告白:わが謀略の日々』(2013年、文藝春秋社)

*9:このときの受賞者はフランスのジッド。

*10:このときの受賞者は英国のエリオット。

*11:このときの受賞者はソ連パステルナーク。

*12:このときの受賞者はユーゴスラビアのアンドリッチ。

*13:このときの受賞者は米国のスタインベック

*14:このときの受賞者はギリシャのセフィリス。

*15:このときの受賞者はフランスのサルトル。ただし受賞辞退。

*16:1993年に死去。享年68歳。

*17:著書『ボタン穴から見た戦争:白ロシアの子供たちの証言』(2000年、群像社)、『死に魅入られた人びと:ソ連崩壊と自殺者の記録』(2005年、群像社)、『戦争は女の顔をしていない』(2008年、群像社)、『チェルノブイリの祈り:未来の物語』(2010年、岩波現代文庫)など。ただし表記は「アレクシエービッチ」(岩波)、「アレクシエーヴィチ」(群像社)と出版社によって異なる。

*18:NHKと毎日の報道のポイントの違いが興味深い。今のNHKでは「ソ連批判」には触れられても「チェルノブイリ事故」には触れづらいんでしょうか?。また「アレクシェービッチ(NHK)」「アレクシエービッチ(毎日)」と微妙に表記が違っています。まあ、『ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い』という冗談があるように、外国の人名、地名表記では良くあることですが。

*19:1994年から2015年の現在に至るまでベラルーシ大統領

*20:追記:ただしムガベも受賞を辞退しました

*21:初代ジンバブエ首相(1980〜1987年)を経て、1987年から現在(2015年)に至るまで大統領の地位にある(建国後、35年間、権力の中枢にいると言う事)。「91歳」と高齢のため、「ポストムガベ」がどうなるかが注目ポイントでしょう。

*22:南ローデシア植民地政府首相を経てローデシア首相

*23:英国の植民地だった南ローデシアが1965年に独立を宣言。当時の白人政権(イアン・スミス政権)は南ア同様のアパルトヘイト政策をとり国際的に批判された。またムガベら黒人活動家による反政府運動が発生。1980年に黒人指導者カナーン・バナナ(後にムガベにより失脚させられる、2003年に死去)を大統領に、ムガベを首相とするジンバブエ共和国が建国された。

*24:サッチャー政権外相、財務相を経て首相

*25:ただし2008年に労働党のブラウン首相(ブレア政権で財務相)によってムガベへのKCBは剥奪された。

*26:「よしこはともかく」むしろこんな事を言って抗議自体を貶める島田の方が「抗議にびびってる」のではないのか。

*27:事実誤認という指摘があれば当然修正します

*28:党内外の「連立を求める声」に対応してるだけでそれほど本気ではないかも知れません。

*29:民主党幹事長(鳩山代表時代)、鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行政刷新担当相、民主党代表代行(海江田代表時代)を経て民主党代表。

*30:社会民主党政策審議会長、国会対策委員長鳩山内閣国交副大臣菅内閣首相補佐官(災害ボランティア活動担当)などを経て現在、民主党政策審議会長代理

*31:宮沢内閣で経済企画庁長官。現在、自民党憲法改正推進本部本部長

*32:著書『憲法と平和を問いなおす』(2004年、ちくま新書)、『憲法とは何か』(2006年、岩波新書)など

*33:国家基本問題研究所理事長と言うプロ右翼活動家。著書『GHQ作成の情報操作書「真相箱」の呪縛を解く:戦後日本人の歴史観はこうして歪められた』(2002年、小学館文庫)、『気高く、強く、美しくあれ:日本の復活は憲法改正からはじまる』(2006年、小学館)、『アジアの試練、チベット解放は成るか』(編著、2008年、文藝春秋)、『私は金正日との闘いを止めない:米中の宥和政策にも負けない』(編著、2008年、文藝春秋)、『日本よ、「戦略力」を高めよ:「憲法九条」「国連至上主義」の呪縛を解く』(編著、2009年、文藝春秋)、『異形の大国・中国:彼らに心を許してはならない』(2010年、新潮文庫) 、『民主党政権では日本が持たない:国民を欺いた「政権交代」』(2010年、PHP研究所)、『日本とインド、いま結ばれる民主主義国家:中国「封じ込め」は可能か』(編著、2012年、文藝春秋)などトンデモ右翼本多数。

*34:2015年9/27のこと

*35:著書『単一民族神話の起源:「日本人」の自画像の系譜』(1995年、新曜社)、『「日本人」の境界:沖縄・アイヌ・台湾・朝鮮 植民地支配から復帰運動まで』(1998年、新曜社)、『〈民主〉と〈愛国〉:戦後日本のナショナリズムと公共性』(2002年、新曜社)、『市民と武装アメリカ合衆国における戦争と銃規制』(2004年、慶應義塾大学出版会)、『1968(上)(下):若者たちの叛乱とその背景』(2009年、新曜社)、『生きて帰ってきた男:ある日本兵の戦争と戦後』(2015年、岩波新書)など

*36:著書『戦後日本の国家保守主義:内務・自治官僚の軌跡』(2013年、岩波書店)、『右傾化する日本政治』(2015年、岩波新書)など。中野氏のスタンスについては■沖縄タイムス『【憲法特集】平和な社会 9条が要に(中野上智大教授)』(http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=114104)参照

*37:アメリカ政治研究が専門。著書『財政再建と民主主義:アメリ連邦議会の予算編成改革分析』(2003年、有斐閣)、『<代表>と<統治>のアメリカ政治』(2009年、講談社選書メチエ)など

*38:個人サイト(http://yamaguchijiro.com/)。著書『政治改革』(1993年、岩波新書)、『日本政治の課題:新・政治改革論』(1997年、岩波新書)、『イギリスの政治・日本の政治』(1998年、ちくま新書)、『日本政治・再生の条件』(2001年、岩波新書)、『戦後政治の崩壊:デモクラシーはどこへゆくか』(2004年、岩波新書)、『ブレア時代のイギリス』(2005年、岩波新書)、『政権交代論』(2009年、岩波新書)、『政権交代とは何だったのか』(2012年、岩波新書)、『いまを生きるための政治学』(2013年、岩波現代全書)など

*39:歌手。日本ユニセフ協会大使などとして慈善活動にも従事している。

*40:本気で殺傷する気なら黙ってやるでしょうからアグネス氏やその周辺が恐怖を感じることを喜ぶ愉快犯でしょうが全く下劣な行為であり、犯人の早急な逮捕を強く希望します。

*41:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相

*42:視察を「うろつく」とネガティブに表現する辺りが島田らしい。

*43:鳩山、菅内閣防衛大臣政務官、野田内閣防衛副大臣を歴任

*44:鳩山内閣国交相菅内閣外相、野田内閣国家戦略担当相など歴任

*45:家族会代表・飯塚繁雄拉致被害者田口八重子氏の兄)の養子、田口八重子氏の実施

*46:拉致被害者横田めぐみ氏の弟

*47:意味不明ですね。翁長氏がかつらをしてるか知りませんが、していたとしても余計なお世話です。皆が中曽根やゴルバチョフのような禿頭でいなければいけない理由もないわけです。

*48:むしろ巣くう会や家族会連中のジュネーブ行きの方が「税金浪費パフォーマンス」でしょう。

*49:吉田、石橋内閣蔵相、岸内閣通産相などを経て首相

*50:池田内閣官房長官自民党政務調査会長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*51:佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(大平総裁時代)などを経て首相

*52:池田、佐藤内閣経済企画庁長官、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相。

*53:現役の産経記者でありながら、国家基本問題研究所企画委員というトンデモさん。

*54:確かに中国問題専門家ではあるのですが、島田が「拓殖大学教授」と書かない理由は何でしょうか?

*55:著書『ロシア革命レーニンからスターリンへ、1917〜1929年』(2000年、岩波現代文庫)、『コミンテルンとスペイン内戦』(2010年、岩波モダンクラシックス)など

*56:阿比留のこと

*57:もちろん支持政党を採用や昇進の判定に使うことは「右翼政治団体」「左翼政治団体」のような「職員に一定の政治性が求められるケース」でない限り「一般の企業や役所」ではダメでしょう。またそういう「職員に一定の政治性が求められるケース」においても「採用や昇進における政治的判断が何でもかんでも許容されるわけではない」でしょう。

*58:青嵐会メンバーという極右。鈴木内閣労働相、自民党政務調査会長(中曽根総裁時代)、中曽根内閣文相を歴任。

*59:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*60:通常、こういう場合、自分から引責辞任ですが、藤尾が「絶対に辞任しない」と居直ったため、中曽根が首相権限で更迭しました。なお、中曽根の藤尾更迭は本来ウヨにとって容認できることではないでしょうが、非難するウヨは皆無に近いです(いないわけではないが超少数派)。

*61:ちなみに島田の政敵(?)がこの対応なら「回答拒否で逃げた卑怯者呼ばわり」でしょう。

*62:別に大きくないでしょう。質問に期限をつけるのは当たり前でしょう。

*63:後述するように「もはや回答する気はない」として話を打ち切ったのはよしこの方ですから「後は国民の判断にゆだねたい」ということで民主党が何もしないことも一つの判断です。別に訴訟を起こさないと「バカ」だの「プライドがない」だのいう話ではない。

*64:たぶん起こさないでしょうが

*65:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)などを経て現在、民主党調査会長

*66:実際そうかは疑問だと思いますが

*67:ジョージ・H・W・ブッシュ大統領の息子、ジョージ・W・ブッシュ大統領の弟

*68:生活の党と山本太郎となかまたち」共同代表。

*69:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党代表、自由党代表、民主党幹事長(鳩山代表時代)、「国民の生活が第一」代表などを経て「生活の党と山本太郎となかまたち」共同代表。

*70:つうことは「あくまでも自由党時代の小沢氏」に期待していたのであって「民主党時代」「民主党離党以降の時代(国民の生活が第一未来の党→生活の党)」に期待していないのはもちろん、「自民党幹事長時代」「新生党時代(細川、羽田政権時代)」「新進党時代」も期待してなかったんでしょうか。

*71:民社党新進党自由党民主党改革クラブたちあがれ日本→太陽の党→日本維新の会→次世代の党。小渕内閣で防衛政務次官に就任するが「核武装暴言」で引責辞任。2014年衆院選挙で落選。著書『誰が国を滅ぼすのか:靖国憲法、謝罪外交』(2001年、徳間書店)、『中国の恫喝に屈しない国』(2010年、WAC)、『支那討つべし:西村眞悟が「歴史に学ぶ」』(2014年、K&Kプレス)などトンデモウヨ本多数

*72:他には小沢自由党が当初、自自連立という形で小渕政権に参加していたことがあるのでしょう。

*73:自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首という要職を歴任すれば大物視されるのは当然であり、別に幻想とも思いませんが。

*74:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相を歴任

*75:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事を歴任

*76:小渕内閣農水相小泉内閣経産相麻生内閣財務相を歴任

*77:那覇市議、沖縄県議、那覇市長などを経て沖縄県知事

*78:ググったところ幸福実現党所属だそうです。

*79:幸福実現党(我那覇氏)を良識派呼ばわりですか?

*80:著書『国際社会で働く:国連の現場から見える世界』(2014年、NTT出版

*81:要するに翁長知事への反論権です。

*82:沖縄県副知事(大田知事時代)、沖縄電力社長、会長などを経て沖縄県知事

*83:著書『白熱講義!日本国憲法改正』(2013年、ベスト新書)、『白熱講義!集団的自衛権』(2014年、ベスト新書)、『憲法改正の覚悟はあるか:主権者のための「日本国憲法」改正特別講座』(2015年、ベストセラーズ)など

*84:つまり「法改正(憲法の場合は憲法改正ですが)すればいいじゃないか」ということです。

*85:こういうことは「実行しよう」と思えば簡単に実行できるものではないので。

*86:1度目は1999年(平成11年)の「能登半島沖不審船事件」(当時は小渕内閣

*87:無知なので法的制約があるのか知りませんが

*88:そして相手が安倍なら「何故武力行使しない」とは安倍に甘い、よしこらウヨ連中は言わないでしょう。

*89:元防衛官僚。中部方面総監、陸上幕僚長統合幕僚会議議長、防衛大臣補佐官(北川俊美大臣時代)など歴任。